『四畳半神話大系』BD＆DVD発売記念イベント「四畳半主義者の集い」開催！なんと全11話をオールナイトで一挙上映！浅沼晋太郎さんもゲストに登場！

　2010年8月25日、東京・シネセゾン渋谷にて、『四畳半神話大系』Blu-ray＆DVD第1巻の発売記念イベントが行われたよ！なんと「四畳半主義者の集い」と題した、シリーズ全11話のオールナイト上映会なんだ。

　本作は、森見登美彦氏原作のベストセラー小説をアニメ化したもので、2010年4月～7月までフジテレビ・ノイタミナ枠で放映。京都大学に通う三回生の「私」を主人公に、悪友の小津、自由人・樋口師匠、孤高の乙女・明石さんと個性的なキャラが登場。実りの少ないな大学生活を送っていた「私」は、迷い込んだ並行世界で、不毛と愚考の青春奇譚を展開することに。

　会場には大勢のファンが集まり、上映の合間にはゲストの湯浅政明監督、シリーズ構成・脚本の上田誠氏（ヨーロッパ企画）が登場。アニメができるまでの貴重なエピソードの数々が語られたよ。“原作の良さを活かす”というコンセプトの元、上田氏は、森見氏の個性的な原作と、自由奔放な発想力をもつ湯浅監督の“仲介役”として作業を展開。各話のシナリオは、上田氏の書いた台本に湯浅監督が補筆するかたちで作られたそうなんだ。そのため、最終話のクライマックス等、上田氏には予想外の仕上がりになることも多かったとか。なにせ監督は「下宿のアパートがロボットに変形して戦う話」なんてのを考えてたりもしたそうだよ。上田氏は「DVDで完成版を観て、ひっくり返りました。そういうところが随所にあります。僕が積み立てていったものを監督が崩すというか（笑）。でも、それによって計算が狂ったわけではなく、むしろ作品にいろいろな膨らみを与えたと思います」とコメントしてくれました。

　更に、「私」役の浅沼晋太郎さんもシークレット・ゲストとして登場！浅沼さんは十話で1人芝居を展開するなど、作品全体を通して膨大な台詞量をこなしているんだ。湯浅監督も「（浅沼さんのお芝居については）第一話や第二話ではどうなることかと思っていたけど、第十話あたりはもう安心してました」と太鼓判。小津や占い婆の声まで浅沼氏が一人で演じた十話のエピソードから、香織さん役を演じる際にテストを行った逸話なども披露されたよ。

　劇場の大スクリーンで観る『四畳半神話大系』は、映像・音響・台詞の妙といった全ての要素が増幅され、五感を震わす無類の体験。朝6時過ぎの最終話上映終了時には、客席からの大喝采で幕を閉じたのでした。

＜発売情報＞
BD＆DVD 四畳半神話大系【初回限定生産版】第1巻
発売中
価格：BD／5,040円（税込）、DVD／3,990円(税込)
発売元：アスミック／フジテレビ
※BD＆DVD第2巻は9月23日発売

>>『四畳半神話大系』公式HP