
【TGS2011】PS Vita『サワリ・マ・クール』をさわった!
日本中の最新ゲームが集まる東京ゲームショウ2011が、2011年9月15日~18日の期間で開催中だ。そんな今年のゲームショウの目玉のひとつ、ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパン(SCEJ)の新携帯ゲーム機“プレイステーションVita(以下、PS Vita)”を引き続きチェック!
今回紹介するのは『サワリ・マ・クール』。前回の『GRAVITY DAZE』がもっともPS Vitaの性能を引き出した、新しい楽しさを体験できるソフトだとすれば、『サワリ・マ・クール』は、PS Vitaの様々な機能を一番わかりやすく体験できるソフトだ。
●4つのミニゲームで新機能を一通り体験できる。
試遊に参加した人は、全員基本体験ソフトの「ウェルカムパーク」で、タッチパネルの操作などの基本を体験できる。その上で『サワリ・マ・クール』で体験できるのは、PS Vitaの機能を活かした4つのミニゲーム。
「ボッツを撃て!」は、本体そのものを動かして照準をつけ、画面の中の敵を撃つミニゲーム。シンプルなのだが、ゲーム画面の背景が、PS Vita背面のカメラがリアルタイムに映している映像。なので敵を撃っているのだけど、画面の向こうのコンパニオンや並んでいるお客さんを撃ってるみたいでちょっと楽しい。敵は時々、画面が見えにくくなる緑色のねばねばを吹き付けてくるので、その時は画面を指先でさっと払うと汚れがとれる!
「重力レース」はシンプルなアクションゲームで、キャラクターの動く向きや落ちる角度を、本体の傾きを感知するジャイロ機能で調整するゲームだ。
「たたいて! デビアンツ」はもぐらたたきゲーム。9つの窓から出てきた敵をタッチするのだが、顔がこちらを向いて出てきたら、表のタッチパネル。後ろ向きで出てきたら、裏のタッチパネルをタッチする必要がある。さわるのが表か裏か、またさわってはいけないキャラクターが出てきたりの判断を一緒にしていると、シンプルなゲームなのに、今までにないこんがらがり方をする。
「ころがせ! デビアンツ」は、背面のタッチパネルをぐいっと押すと、画面の中の地面が、その強さ、その形に盛り上がる。すると斜面ができてボールが転がるので、障害物や敵をかわしたりしながら、アイテムや、ゴールを目指してボールを転がす。そんな非常にシンプルなゲームだが、「背面を動かす自分の指」は見えていないので、意外に思い通りにいかない。そして今までのタッチパネルの弱点でもある「さわっている部分は自分の指で隠れて見えない」という要素がないのがよくわかるゲームだ。
どのゲームもすごくシンプルなミニゲームで、PS Vitaの機能を体験することに特化しているゲームなので、「PS Vitaは機能がある?」をまず知りたい人、特に背面タッチパネルを使ってみたい人にはこちらもオススメかもしれない。あくまで参考だが、ビジネスデー2日目では60分待ち表示で、45分ほどで試遊することができた。(取材・文:中里キリ)
東京ゲームショウ公式
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