
『ストレンヂア -無皇刃譚-』公開から5年を記念して歴代名作上映!「ボンズオールナイトEX」イベントの盛況ぶりをレポ
2012年7月21日(土)、公開から5年が経過したアニメーション映画『ストレンヂア -無皇刃譚-』(2007年公開作品)を記念して、制作会社ボンズの作品を集めた上映イベント「ボンズオールナイトEX」がテアトル新宿にて開催された。
併映された作品は『劇場版 鋼の錬金術師 シャンバラを征く者』、『鋼の錬金術師 嘆きの丘の聖なる星』で、『ストレンヂア』をはじめいずれもアクション中心のラインナップ。6月23日(土)から発売開始となったチケットは週末中に完売し、朝6時過ぎまでの上映という長い鑑賞時間にも関わらず、立ち見客も入る大盛況となった。
当日、ロビーには劇場公開時に制作された、主人公・名無しの衣装や、飛丸という犬の大型ぬいぐるみも登場し、来場者たちに好評を得ていた。この日、冒頭にはトークショーが用意されており、ボンズの南雅彦社長、『ストレンヂア』の安藤真裕監督、『劇場版 鋼の錬金術師 シャンバラを征く者』の水島精二監督が登壇した。
この日の来場者のほとんどが既に作品を観ているリピーターという中、それぞれの作品が生まれた経緯や、秋には15周年を迎えるボンズという会社にとって各作品をどう考えるかなど、普段では聞けない内容が飛び出した。
安藤さんは「自分にとって『ストレンヂア』は初めて監督をした作品。やりきりました! それ以降アクション作品の依頼が一件も来ないので(笑)、やりきっておいて本当に良かった。個人的には作品を作り終えたところで自分の手を離れて観客のものになると思っているので、こうして5年経過しても上映をしてもらえることはとてもうれしい。」と語り、これから先も節目ごとに上映したいという意欲を語っていた。
水島さんは「安藤さんはテレビシリーズの『ハガレン』、劇場版とずっとお世話になった方。その頃からの印象は"任せて安心"な方でした」と語り、南氏は「『ハガレン』はテレビシリーズから劇場版へという流れで水島監督に劇場版を初めて作ってもらった。『シャンバラ』の成功があったから、『ストレンヂア』を作ることができた」とそれぞれの作品の関連性について話した。
そして、ボンズという会社についての印象を安藤、水島氏両氏は「力強さがあるし、自分より先輩の方々も活躍しているので、勉強になる」「自分自身、他のスタジオにはない緊張感を感じる。作画に統一感があって信頼できる」等と語り、南氏は「うちは若い会社だと思ってきたけれど、もう立ち上げから15年。時間が経つのは早いなぁ。」と感慨深い様子だった。
【上映作品】
『ストレンヂア -無皇刃譚-』 パイロットフィルム
『ストレンヂア -無皇刃譚-』(デカ音上映)
『劇場版 鋼の錬金術師 シャンバラを征く者』
『劇場版 鋼の錬金術師 嘆きの丘の聖なる星』
<CAST>
長瀬智也、知念侑李、竹中直人、山寺宏一、石塚運昇、宮野真守、坂本真綾、大塚明夫
<STAFF>
原作:BONES/監督:安藤真裕/脚本:髙山文彦/音楽:佐藤直紀/アニメーション制作:ボンズ/配給:松竹
>>『ストレンヂア -無皇刃譚-』公式HP
『ストレンヂア -無皇刃譚-』
廉価版ブルーレイ
2012年7月27日(金)発売
5040円(税込)
発売元:バンダイビジュアル






























