『トータル・イクリプス』新ED曲歌うayamiさんインタビュー

アニメ『トータル・イクリプス』の新ED曲『Revise the World』が11月28日リリース! 歌うのは『バトルスピリッツ覇王』のフィーチャリングボーカルを担当したアニソンアーティスト・ayamiさん

 現在放送中のテレビアニメ『トータル・イクリプス』の新ED曲『Revise the World』が2012年11月28日(水)にリリース! 同曲を歌うのはRAMM feat.ayamiとして『バトルスピリッツ覇王』主題歌『Freedom』や『マブラヴ・オルタネイティヴ クロニクルズ 再誕』テーマ曲『Relayers』のフィーチャリング・ボーカリストを担当し、『トータル・イクリプス』ではリダ役として声優出演もしているayamiさん。このシングルでCDデビューとなる。

 そんなayamiさんに今の心境と「Revise the World」への想いをうかがった。

●『マブラヴ』シリーズでCDデビューするのは不思議な縁?

――CDデビューが決まった時の感想は?

ayamiさん(以下、ayami):決まった時はうれしかったです。私は以前、『トータル・イクリプス』以降のストーリーになっているPCゲーム『マブラヴ・オルタネイティヴ クロニクルズ 再誕』のテーマ曲『Relayers』を、RAMM feat.ayamiとして歌わせていただきました。それがきっかけで、さまざまなイベントやステージで歌わせていただいて素敵な経験をさせていただいて。そして個人名義でのCDデビュー曲が『マブラヴ』シリーズの『トータル・イクリプス』のED曲なのは縁を感じるし、ファンの皆さんへの感謝の気持ちを込めて精一杯歌いました。

――アニメの楽曲を歌うことについてはどう思われましたか?

ayami:歌詞の中の世界観からアニメのキャラクターの心情を思い浮かべることで、歌の表現の幅が広がった気がして、歌う機会をいただいて、とても感謝しています。



●『トータル・イクリピス』は様々な視点で楽しめる深い作品

――ayamiさんは既にソロ名義で『トータル・イクリプス』の挿入歌「Apocalypse of Destiny」を歌うほか、リダ・カナレス役を演じています。改めて『トータル・イクリプス』の印象は?

ayami:BETAという地球外生命体との戦闘を軸に、各国の兵器開発競争と絡み合う思惑や関わる人達との友情、恋愛などのヒューマンドラマといろいろな視点で楽しめる、深い作品だなと思いました。

――演じているリダ・カナレスの紹介と演じてみての感想は?

ayami:リダはスペイン人の新人オペレーターで、明るくて自由な女の子です。ヒロインの唯依によくちょっかいだしたり、人なつっこいキャラなので、いろいろなキャラと関わることができて楽しいです。

●「Revise the World」は壮大な世界観のバラード曲

――新ED曲であり、CDデビュー曲となる『Revise the World』ですが、作詞が畑亜貴さんということで、意味深な歌詞になっていますね。

ayami:まずタイトルが“世界の再生”という意味ですからね。でもタイトルや詞の世界観は壮大だけど、聴く人によっては身近な出来事として置き換えられたりして、深くて素晴らしい曲だと思います。

――“すべて焼き尽くして壊れた世界に”や“だけど忘れないで 願った世界が終わると知った後も”など悲劇的な未来を暗示しているような。

ayami:そうですね。だけど、この作品のキャラクターたちは成長したいという気持ちと、成長できない現実が混ざり合った中で、みんな迷っているけど、誰一人あきらめる人はいなくて。この曲もせつなかったし、つらいこともあるけど、サビの最後が“このまま笑顔は消えてしまうの?”と疑問形で終わっていることで、希望の光はどんなに細くても見えているのかなって。だからこそギュっと心をつかまれるし、大好きなフレーズです。

 『トータル・イクリプス』のキャラクターの気持ちや世界観を表した歌詞になっていますが、ご自身に重ね合わせたり……特に落ち込んでいる時にこそ聴いてほしいですね。宇宙や銀河を想像させるフレーズもあるので、夜空を眺めながら聴くといいかも。

――かなり難しい曲なのでレコーディングは苦戦したのでは?

ayami:最初に詞を読んだ時、意味を考えすぎてしまって、どういう気持ちで歌ったらいいのか、何度も頭の中で格闘しました。結局、シンプルに歌ったほうが伝わるのかなと。私自身も曲に支えてもらったり、いろいろ発見することが多くて。更に初めてのバラード曲がこんなに壮大で素敵な曲で。私にとって思い出深い曲になりました。

●MVはオーケストラをバックに歌う。一人演じるシーンにも注目!

――サウンドは胸を打つようなせつないメロディと、楽器数も多く、奏でる分厚い音が作品や曲のスケール感を表しています。そんな曲を表現できるayamiさんのポテンシャルのすごさも感じさせてくれました。

ayami:ありがとうございます。MVでは、立派なコンサートホールを借りて、実際にオーケストラとバンドの皆さんが演奏する中で、歌わせていただいて。生の楽器で、しかもあれだけの人数の演奏をバックに歌える機会なんて、そうそうないのですごく楽しかったし、曲を聴くと各楽器の音が鮮明に聴こえるようになりました。

――コンサートホールで歌っているシーンと、一人でたたずんで歌っているシーンがありますが、あのカットはどんなイメージなんですか?

ayami:“ふたつの心が重なる運命の刻”という詞にあるように二人の私がいて。ホールで歌っているカットは歌詞や歌の表現を表に出した感じですが、一人で歌っているシーンは真逆で内に内に入っていく、陰で無機質な感じです。撮影中に自分の曲を流していたら、合間に涙が止まらなくなってしまいました(笑)。

――青い涙を流すシーンもありましたね。

ayami:CGではなくて、青いインクをたらしてもらって涙を流すので、失敗するとまたメイクし直して撮らなきゃいけないのが大変で。現場も終始、温かい雰囲気でしたが、この時だけはピシっと引き締まりました。あのシーンが映像を見てくださる皆さんと目線が合う唯一の場面だったので、想いを目線に込めました。この映像から2面性を楽しんでいただけたら。

●カップリング曲の『Deep side distance』はロックな応援ソング

――カップリング曲の「Deep side distance」は対照的なロックチューンで。

ayami:アップテンポでカッコイイ曲ですね。この曲もまた難しくて、全力でぶつかって、悩んでいる時もこの曲を聴いて、曲の疾走感やひたむきな歌詞に支えられて歌いきることができました。夢を追いかける皆さんへの応援歌であり、自分自身のチアソングにもなりました。

――お気に入りのフレーズは?

ayami:2番のAメロの“歪んだ想い 願いはふきとばせ 純粋に燃えて そんな時確認したいね 生きてると君と私”の“生きてる”は人生を生きる、真っ直ぐに進むことなどいろいろな意味にとれるし、“君と私”の“君”も人やキャラに例えられるので、いいなと思いました。

――曲のアッパーなビート感や“戦う”などの詞など、『トータル・イクリプス』のバトルシーンにも合いそうですね。

ayami:この曲が流れてくれたらうれしいですね。「どんなシーンなんだろう?」とか想像したらまた楽しくなってきました(笑)。

――RAMM feat.ayamiでリリースした『Freedom』(テレビアニメ『バトルスピリッツ 覇王』OP曲)や『Relayers』がトランス系のエレクロニックな印象が強かったので、前回との印象の違いで驚かれる人も多いでしょうね。

ayami:オーケストラサウンドのバラード『Revise the World』、ギターなどバンドサウンドのロックチューン『Deep side distance』と生っぽいオケだったこともあって、ストレートにボーカルが伝わる楽曲で、より自分らしさを出せたと思います。

●今後もアニソンを歌うことで成長し続けたい

――リリース後の11月23日に『ANIMAX MUSIX 2012』への出演が決まっています。

ayami:昨年も出演させていただきましたが、今回はソロ名義での参加になるので、この1年で成長した姿や私らしさを見ていただきたいです。またその後、28日にも発売記念イベントがあって、『トータル・イクリプス』のOP曲を歌われている栗林みな実さんとのジョイントということで、楽しみにしています。

――ayamiさんの今後の目標を教えてください。

ayami:せっかくアニメの楽曲を歌わせていただいているので、キャラの心情とリンクした曲を今後も歌っていきたいです。またいろいろな曲と出会って、歌うことで成長をして、いろいろなayamiを見ていただけたらいいなと思っています。

――では皆さんへメッセージをお願いします。

ayami:『Revise the World』は私にとって記念すべき第1歩なので、たくさんの方に聴いてほしいです。『トータル・イクリプス』はこれから物語が佳境に入っていきます。このシングルをフルで聴いて見るとより楽しんでいただけると思います。私が演じるリダも見守ってください。

 そして曲を聴いて私に興味を持ってくださった方はブログやTwitter、そして文化放送さんでオンエア中の『Super a-hour』の中で、「ayamiのもう1通いってみよう」というラジオ番組をやっていますので、そちらも聴いてみてください。まだまだ駆け出しの私ですが、皆さんにもっと素敵な歌を届けられるように頑張ります!

――ありがとうございました!

◆『Revise the World』/ayami
発売日:2012年11月28日(水)
価格:

[トータル・イクリプス盤(CD+DVD)]<br>1890円(税込)

[トータル・イクリプス盤(CD+DVD)]
1890円(税込)

発売元:エイベックス・マーケティング
販売元:エイベックス・マーケティング

[アーティスト盤(CD+DVD)]<br>1890円(税込)

[アーティスト盤(CD+DVD)]
1890円(税込)

[通常盤]<br>1260円(税込)

[通常盤]
1260円(税込)

●発売記念イベント
2013年1月19日(土)15:00~
アニメイト福岡天神店

2013年1月20日(日)13:30~
アニメイト天王寺店

2013年1月20日(日)17:30~
アニメイト名古屋店


●『TE MEMORIAL NIGHT 2013 powered by MUV-LUV』
2013年2月11日(祝・月)17時開場 18時開演
日本武道館
出演:栗林みな実、GRANRODEO、美郷あき、ayami(予定)
チケット:6,800円(税込)
一般発売:1月12日(11月26日まで先行抽選予約受付中)


>>ayami公式サイト
>>ayami公式ブログ
>>テレビアニメ『トータル・イクリプス』公式サイト

(C)吉宗鋼紀・ixtl/テレビ東京/オルタネイティヴ第一計画
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