三上枝織さんがゲスト出演した声優生電話11月13日の回をレポート！

　スマートフォンで見られる声優バラエティー番組『声優生電話』。放送は毎週火曜日、20時からの生放送番組だ。司会はお笑い芸人「アメリカザリガニ」の柳原哲也さんと、声優の原紗友里さん。11月13日のゲストは『ゆるゆり』の赤座あかり役や、ニンテンドー3DS／PSPソフト『アンチェインブレイズエクシヴ』のヒルダ役を演じる三上枝織さんだ！　三上さんに直接電話で質問ができるとあって、番組にはたくさんの電話がかかっていたそうだ。その数は、過去最多といっても過言ではないほど！　それを知らされていた司会の柳原さんは、ひとりでも多くの視聴者に電話をつなげるために、冒頭からハイテンション＆ハイスピードで番組を進めた。

　番組が始まってゲストの三上さんが登場すると、原さんとハイタッチ。実は三上さんと原さんはプライベートでも仲がよく、頻繁に会っているのだとか。キャッキャウフフな光景は、視聴者にとってたまらない映像だったはず。

　オープニングトークがひと段落ついたら、さっそく視聴者からの質問に答える生電話のコーナーが始まった。今回電話がつながった視聴者は、ものすごい倍率から選ばれた幸運の持ち主。なのに、かなり高い確率で三上さんが知っている常連ファンとつながっていた。質問の内容は「寒い冬を過ごすには？」や「ピアノはなんの曲をひく？」、「この冬おすすめのファッションは？」など。なかでも三上節が炸裂したのは、「海外旅行に行くならどこ？」という質問。チョコレートが大好きな三上さんは、「ガーナでカカオを収穫してから、チョコの本場ベルギーに行ってチョコレートを作るツアー」という、とんでもない夢のプランを語っていた。ちなみに三上さんは番組内で「バレンタインデーは私の日です！」と語るくらい、チョコレートが大好きだそうです。

■またしても新コーナー「ろ～かるさんいらっしゃい！タイム」

　番組中盤のコーナーは、先週に続いて今週も新コーナー「ろ～かるさんいらっしゃい！タイム」。これは、ゲストの出身地のお勧めの品を紹介するコーナーとなっている。青森県出身の三上さんが幼い頃によく食べていたという、「津軽のいなりずし」がスタジオに運ばれてきた。津軽のいなりずしは油揚げの中に入っているご飯がもち米で作られていて、お米がピンク色なのが特徴。それを見た柳原さんは、「僕はおいなりさんが大好きなんですよ。寿司屋に行くと、シメはおいなりさんです。甘いからお寿司のデザートだと思ってる」と熱く語り、試食後も「美味い！　美味い！」を連呼していた。

■青森出身の三上さんが津軽弁を披露！

　試食タイムが終わると、番組が勝手に作った青森県のゆるきゃら「青森県太（あおもりけんた）クン」に三上さんが声をあてるコーナーが始まった。青森県太クンは「怒」と「笑」、「泣」の3種類のイラストが用意されており、出されたイラストの表情に会ったセリフを瞬時にあてる即興劇だ。イラストを出すのは原さん。三上さんは瞬時に津軽弁モードに切り替え、流暢な（？）津軽弁で演じていた。プロの声優さんの真骨頂を見られた瞬間でした！

■番組終了後に出演者の3名にインタビュー

　三上さんはまだまだ話し足りない様子だったが、1時間番組がウソのように短く感じられた声優生電話は終了。出演者の3人は放送が終わっても席を立たず、ポテトチップ談義に花を咲かせていた。柳原さんが「ほんまに仲がいいな。ふたりはケンカしないの？」という問いかけに対して、原さんは「ポテチの味で言い争ったことはありますね。私はのりしお派」と言うと、すかさず三上さんは「私はうすしお派！」と対抗。見かねた柳原さんは「そんな些細なこと、どっちでもええねん！（笑）」と、ツッコまずにはいられないようだった。

　そんな番組終了後までほのぼのとした3人に、放送終了後にインタビューしてきました。

──今日の放送は始まる前からUstreamに160人以上の人が待機していて、生電話の応募総数も過去最多レベルだったほど大盛況でした。

三上さん：いや〜、私のせいじゃないです。作品のファンがすごいんです。

原さん：さすが三上さんっ！

──そんな放送だったのですが、番組を終えた感想を柳原哲也さんにお聞きします。

柳原さん：はい、ものすっごいオモシロい！　三上さんは僕の大好物な感じの人ですね。ツッコんでも折れないのがいいです。ヘンに引いたりカッコつけたりもしない。オモシロかったのは、電話に出るたびにキャラを変えてくれたところ。なにをやっとんねん……と（笑）。急にお姉さんになったりアナウンサーみたいになったり、それを横で見ていて楽しかったです。ほんと、飽きない方ですね。

三上さん：ありがとうございます！

柳原さん：僕が言うのもアレですが、出てこられる方ってのはちゃんと仕事をされて、きちんと結果を出してきている方なので、みなさん話はオモシロいんですけれどもマジメな部分もあります。三上さんもそうでした。こんだけ球を打てるんだったら、「また絶対に来い！」と言いたいです。できれば年内にもう一度来てくれと。

原さん：おお！　いいですね。

柳原さん：だってですよ、あんだけ電話がかかってくるってことは視聴者も待ってるわけですよ。ただ、金田朋子とだけは一緒に来ないで！

一同：爆笑

三上さん：えーっ、私すごく金田朋子さん好きなんです。

柳原さん：いーや、そんなことないです！

──そう言えば金田朋子さんも「もう一度来たい」とおっしゃってましたよね？

柳原さん：アイツは来ないでいいんですよ。金田は誰かがドタキャンしたときに呼んだらいいんですよ。電話一本かけて「来い！」と。それでいいんです（笑）。

──では原紗友里さんに伺います。三上枝織さんとはとても仲がよいとのことでしたが。

原さん：そうですね、割りとしょっちゅう会ってますからね！(笑)

三上さん：しょっちゅう会います。ワンクールに一度は会ってます！

──普段の原さんはホワイトボードに議事録を書いているときは静かなのに、今日は書きながらツッコんでましたよね？

原さん：普段はあまり言わないんですけど、今日は耐えかねて（笑）。ついポロっと出てしまいました！

──その「ポロッと」に柳原哲也さんも「上手い返しや」と褒める一面があったりしました。

柳原さん：ほんまにね、原ちゃんはツッコミ気質！　僕も原ちゃんもね、気持ちがくすんでるんですよ。

原さん：あはは！

──では三上枝織さん、そんなふたりのツッコミMCの番組に出演された感想をお聞かせください。

三上さん：そうですね～、おふたりともツッコミ気質で……。

柳原さん：いや、いま僕が言ったことを総括しなくてええねん（笑）。

原さん：（笑）。

三上さん：じゃあ、えーと、ほんと、自由にやらせていただきました。いつもストッパーをかけることもあるんです。

原さん：えっ!?

三上さん：あるよ～！　これはマジメにやらなきゃいけないってときは、自由度をきかせずにやってます。だけど今日はツッコんでくれるおふたりがいたので。ゲストって、いいですね～！

──三上さんは『ゆるゆり』のイベントでは司会進行担当ですからね。

柳原さん：はぁ～!?

三上さん：はい。私がマトメるイベントもあるんです。

柳原さん：ウソでしょ？

三上さん：ホントです！　だけど今日は、フリ～ダ～ム♪　って感じで。

柳原さん：原ちゃんが今日の三上さんのことを「元気だった。ハシャいでた」って言うんですよ。でも僕はお会いするのは初めてだったから、今日の放送のフリーダムな状態が、普段の三上枝織さんなのかと思ってました。

三上さん：自由な私が活きるような番組の……って、ププッ（笑）。なんか私、上から目線でものを言ってるみたいになってますね！　ほんとにありがとうございます！

柳原さん：一上、二上、三上、四上で、今日は「五上」くらいやろ？

原さん：「三上」以上になってましたね（笑）。

──今日の視聴者からの生電話で、印象に残った質問はありますか？　電話の受け答えもスムーズだったように感じられましたが。

柳原さん：でも、恋愛系の質問はうまくないですよ！

三上さん：あぁ……。

──「旧友の女性を好きになってしまったが、相手に自分が男であることを気づかせるには？」という高校生からの質問ですね。

柳原さん：三上さん、恋愛してないやろ！

三上さん：えーっ!?

原さん：ハハハハハ！

柳原さん：じゃあちゃんと恋愛してるの？　でも、まだ若いもんなー。

三上さん：いやぁ……してないです（笑）。実は恋愛系の質問が来たらどうしようって思ってたんですよ。このお仕事の前に野中藍さんのVTRを見せていただいたんですが、野中さんには恋愛の質問が来てたんです。でも私には絶対に来ないだろうな〜って思ったら来ちゃいましたね（笑）。

柳原さん：その恋愛相談の質問に対して「海にドライブすればいい」って、ワケわかりませんでしたけどね。相手は免許を持ってない高校生ですよ！

──だけど質問にはマジメに接して、視聴者には「シチュエーションで自分が男であることを気づかせる」という、いい答えを出せたんじゃないかと思いますが？

三上さん：よく周りから「男を男として意識したほうがいい」と言われるので、その教訓を活かして！

柳原さん：あ～、なるほど。

三上さん：（原さんの手を触りながら）女子ばっかりにキャッキャしていちゃいけないよと、周囲から言われるんですよ！

柳原さん：やっぱね、大人として異性を見るのも大事ね。仕事相手とかではなくて、恋愛対象として人を見るのも大切です……と言われてるんですよ。

──インタビューまでマトメてくださって、ありがとうございました！（笑）