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『青の祓魔師』劇場版 初日舞台挨拶レポート

『青の祓魔師』劇場版 初日舞台挨拶レポート! 岡本信彦さん、釘宮理恵さん、木内秀信さん、高橋敦史監督に加え、原作者・加藤和恵さんも出席!!

 2012年12月28日(金)、池袋シネマサンシャインにて同日公開の映画、『青の祓魔師』劇場版の初日舞台挨拶が行われた。『青の祓魔師』は、累計発行部数900万部を誇るジャンプスクエアの人気コミック。2011年4月~10月にはテレビアニメ化もされ、さらに注目を集めた作品だ。

 『青の祓魔師』劇場版では、テレビシリーズで活躍した声優陣が再集結。さらに、新キャストを加えた超豪華な内容となっている。祓魔師を目指す主人公「奥村燐」を演じる岡本信彦さんはもちろん、劇場版初登場となる少年の悪魔「うさ麻呂」を釘宮理恵さん、悲しい過去をひきずる台湾出身の上一級祓魔師「リュウ・セイリュウ」を木内秀信さんと、名立たる声優陣が参加している。

 今回は、そんな『青の祓魔師』劇場版に出演した岡本信彦さん、釘宮理恵さん、木内秀信さん、さらに監督の高橋敦史さん、原作者である加藤和恵さんらが作品について熱く語った初日舞台挨拶の模様をお届けしていく。収録中に起きた裏話なども入っているので、ファンは逃さずにチェックしよう。


【『青の祓魔師』劇場版ストーリー】
 11年に一度の祝祭を前に湧く正十字学園町。その裏側で悪魔の侵入を防ぐために結界の張り替え作業が行われる中、「幽霊列車(ファントムトレイン)」が暴走する事件が発生。魔神(サタン)の血を引く奥村燐は双子の兄弟である雪男と対応任務にあたるが、その最中に少年の姿をした幼い悪魔と出会う――

 イベントが始まって岡本信彦さん、釘宮理恵さん、木内秀信さん、高橋敦史監督、加藤和恵さんの5人が登壇すると、各人が挨拶を終えた後に映画についての質疑応答が繰り広げられた。

――まずは、映画をご覧になった感想をお願いします。

岡本信彦さん(以下、岡本):いろんなシーンが見所になってくるんですけど、僕はやっぱりうさ麻呂とクロが共演するシーン。可愛いキャラクターが「とろとろ」と言うシーンは、現場でも生で聴けて幸せだなと感じました。心が温かくなるというか、癒しがありますよね。

――今回、あのシーンで燐の料理上手キャラが存分に発揮されていますね。

岡本:そうですね。あと印象に残っているのは、幽霊列車の動きが凄くてとても怖いなと思いました。

釘宮理恵さん(以下、釘宮):出演が決まったときから、プロデューサーさんたちに「今回は泣かせにいきます」と言われてちょっとプレッシャーに感じていたところもあったんです。この間、収録を終えて出来上がったものを家で見させていただいたんですが、「物凄い感動巨編で号泣!」という感じではないんですけど、それぞれのキャラクターが凄く丁寧に描かれていたんです。そこに自然とうさ麻呂として参加することができて本当に嬉しかったし、ありがたかったです。凄く良い絵本を読み終えたときのような後味があって、監督のセンスが素敵だなと思いました。

木内秀信さん(以下、木内):我ながら良い作品に恵まれてるなと思いました。絵も音楽も素敵ですし。ちなみに、僕は2回ほどマジ泣きしました。1度目は、うさ麻呂が線路を走って逃げていくシーン。アフレコテストの段階で泣いちゃって。あとは、幽霊列車にふたりで捕まるシーンでたまらなく感動して号泣してしまいました。

高橋敦史さん(以下、高橋):先ほど舞台に上がる前に「はっ」としたことなんですが、このお祭りの名前「ぴょんぴょん祭り」って言うんです。でも、キャスト方を含めてみなさんが知らなかったという。みなさんが今被っているお面は「ぴょんぴょん面」という名前に決まりましたので、ぜひこれから広めてください(笑)。

加藤和恵さん(以下、加藤):これだけのものを作っていただいて、素晴らしい経験をさせていただいているなと。

――今回、背景や町に物凄いこだわりが感じられたのですが、あの町がずっと映画の世界に存在し続けるのって物凄いことなんじゃないかなと思うのですが。

加藤:実は私、木村さんのファンなんですよ。漫画を立ち上げるときに木村さんの作品や資料なんかも見せてもらったりして。最初にそこから始まって今に至っているので、不思議な縁を感じますね。

――そんな中、12月27日(イベント日前日)に奥村兄弟が誕生日を迎えましたが、奥村燐さんから何かコメントをいただいてもよろしいでしょうか?

岡本:みんな、おいっす! 何歳になったか分からないけど、ありがとな!

――それぞれ、劇場版ならではのシーンや、ここを見て欲しいというところはありますか?

岡本:収録は1日だったんですけど、実は後半のことを覚えていなくて……。疲れすぎて記憶が飛んでるんですよね。最初から走ったり叫んだりしていたので、だんだん酸欠状態になってきて血糖値が上がってみたいな。もう無我夢中でやってたんですけど、冷静になって見返したときに思ったのは、今回の燐はただぶった斬るだけじゃなくて、うさ麻呂のことを説得しに行くっていうのがキーポイントになっているかなと。なかなか見られないお兄ちゃんらしさが見られて良かったなと思いました。パンフレットにも書いてあったんですけど、キャラクターのビジュアルを本編とは変えてらっしゃるんですよね?

高橋:テレビシリーズからちょうど1年後なので、成長した燐を見せられるように少し変えています。

岡本:でも、雪男も大人っぽく描かれているので、より雪男がお兄ちゃんっぽく見えるかなっていう部分もありますけどね(笑)。テレビシリーズの最終話で、燐が雪男に対してお兄ちゃんらしく接していた部分もあったんですけど、またさらに成長した燐が演じれて良かったなと思いました。

釘宮:私は野球のシーンが好きでしたね。うさ麻呂自体が既に可愛らしく描かれているんですけど、周りの方々がリアクションをしてくださることによって、よりうさ麻呂の心もほっこりしていくっていうところが凄く丁寧に描かれているように感じました。演じているときはいっぱいいっぱいだったんですけど、映像を見たときに「凄く大切に描いてくださって感激するな」と思いながら見ていました。

木内:やっぱり1番苦労したのは詠唱の部分です。台本で4行ほどある台詞をいただいていたんですけど、覚えるのが大変でした。詠唱の部分は全部ひらがなで書いてあるんですけど、発音を覚えるために当て字をやローマ字を書いて目で覚えたり、iPodに入れた詠唱の台詞をずっと聞き続けたり、工夫をしながら覚えていました。でも、1週間ずっと詠唱をエンドレスで聞いていたら自分が取り憑かれたような感じになっちゃって(笑)。完成したものを見たときは、「これ、自分で唱えたな」と込み上げるものがありました。

高橋:その努力を知らなかったので、今ちょっと感動しました。

――映画の中で初めて出した設定などはありますか?

加藤:作るときに監督と話をしたのですが、どんな話をしましたっけ?

高橋:例えば、「この人の物語をやりませんか?」と言ったときに「いや、それは今後、原作で明らかになるのでダメです」といったように、細かくご指導いただきました。まだまだ謎の多い世界なので、劇場版で見られるのは1ミリぐらいですね。

◆『青の祓魔師』劇場版
全国東宝系にて大ヒット上映中!!

【メインスタッフ】

原作:加藤和恵(集英社「ジャンプスクエア」連載)
監督:高橋敦史
脚本:吉田玲子
キャラクターデザイン:佐々木啓悟
美術監督:木村真二
色彩設計:安部なぎさ
音楽:澤野弘之
制作:A-1 Pictures
製作:「青の祓魔師」劇場版製作委員会
配給:東宝

【メインキャスト】
奥村 燐:岡本信彦
奥村 雪男:福山 潤
杜山 しえみ:花澤香菜
勝呂 竜士:中井和哉
志摩 廉造:遊佐浩二
三輪 子猫丸:梶 裕貴
神木 出雲:喜多村英梨
クロ:高垣彩陽
霧隠 シュラ:佐藤利奈
アーサー・オーギュスト・エンジェル:小野大輔
メフィスト・フェレス:神谷浩史
藤本 獅郎:藤原啓治
うさ麻呂:釘宮理恵
リュウ・セイリュウ:木内秀信


>>『青の祓魔師』劇場版公式サイト

(C)加藤和恵/集英社・「青の祓魔師」劇場版製作委員会
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