アリス十番・藤崎麻美 VS スチームガールズ・亀田怜央奈

アリス十番・藤崎麻美 VS スチームガールズ・亀田怜央奈 ~センター落城!? その心境をバトる!?~

 長年、アリス十番の顔としてセンターを張ってきた藤崎麻美。かつてはアリス十番のメンバーとして活動。謹慎期間を経て、スチームガールズのセンターとして復活を果たした亀田怜央奈。不動のセンターと思われていた2人が、共に昨年を持ってセンターの位置から下げられた。2人が今、どんな気持ちでいるのか?!ここにお伝えしよう。

左から、アリス十番・藤崎麻美、スチームガールズ・亀田怜央奈。

左から、アリス十番・藤崎麻美、スチームガールズ・亀田怜央奈。

■ ズッとやっていけるほどセンターは甘い場所じゃないというのはわかっていたこと

――二人とも、ユニット誕生以来ズーッとセンターの位置を守ってきました。その2人が、まさかのセンター落ち。お互い「わたしがこのユニットを中心になって引っ張ってく」という強い意志のもと、活動していましたよね。

亀田:スチームガールズは10月下旬からのスタートだから、わたしがセンターに居たのは2ヶ月チョイだったんですけど。でも、「わたしがスチームガールズを真ん中で引っ張らなきゃ!!」という気持ちは、かなりありました。リアルな話をしちゃうと、その意気込みが強かったからこそ、毎回のライブごとの人気投票の結果を聴くたびに、自分の票数と他のメンバーの票数を比べながら、「わたしがスチームガールズのセンターなのに、これじゃ…」というプレッシャーもすごくありました。

――麻美さんも、アリス十番のセンターは長いよね。

藤崎:1年半くらい?!

――やはり、「わたしがアリス十番の顔だ」という気持ちは強かった?!

藤崎:もともと、自分から「センターをやりたい」と言って始めたわけじゃなかったんですけど。でも、一人だけピンクの仮面をつけてたり、まわりから見ても目立っちゃうだろうし。だから、「自分が一番ちゃんとして、みんなが真似るような存在になるようにしないと」、と思ってはやってきました。

亀田:わたしも、もともとアリス十番のメンバーだったんで、その姿をズーッと見てました。

――当時の麻美さんを、怜央奈さんはどんな風に見てました?!

亀田:自分がアリス十番にいた頃からセンターに立ちたい気持ちはあったけど、「もう絶対に叶わないんだろうな」というのが心のどっかにあって。本当は目指さなきゃいけないんですけど、ズッと麻たんの姿を後ろから見ながら、何処かあきらめてた部分もありました。でも、スチームガールズというアリス十番の対抗ユニットのセンターとして立つことになったとき、すごく嬉しかったんですけど。麻たんの立ち位置と比べられることになるわけで。「アリス十番のセンターはすごいけど、スチームガールズのセンターは微妙だね」みたいに思われるのがすごく嫌だったから、アリス十番のライブのときは、いっつも上からステージを観てました。

――やはり、"アリス十番のセンター"という存在は大きいんだ。

藤崎:自分のことを、他の人がどう見てるのかはわからないんですけど。センターにいた頃も、今も、自分に出来る限りのことを何時もやっているので…。パワフルに、激しく…。

――でも、不動のセンターと思われてた位置から外れるのって、本音としてはどうなの?!

藤崎:結成当初は、センターになれる器を持ってる人がまだみんなの中にはいなかったので、「わたしがやらなきゃ!!」とは思ってたんですけど。でも昨年頃から、みんなも力を付けてきて、人気のある子もどんどん増えてきて。そういう風になっていく中、「わたしじゃなくてもセンターが出来る子が出てきてる」とは思ってた。

 真ん中に居られるというのは嬉しいことなんだけど。でも、今のように、「一歩下がって気持ちをちょっと楽に出来るのもいいかな?!」っていうのもあります。

――アリス十番のセンター=アリスプロジェクトのセンターみたいな存在でもあるからなぁ。

藤崎:です。アリス十番はアリスプロジェクトの看板ユニットでもあるので。だから今回外れたのだって、「いづれはそうなる」と思っていたことだったし。みんなもがんばっているよう、ズッとやっていけるほどアリス十番のセンターは甘い場所じゃないというのはわかっていたので。

――そこは冷静に受け止めてたんですね。

藤崎:はい。

■ 自分的には、今はちょっとスチームガールズのセンターを貸してるだけで、絶対にまた取り戻す気でいるんで

<b>藤崎 麻美(アリス十番)</b><br>1989/11/09/150cm

藤崎 麻美(アリス十番)
1989/11/09/150cm

――さっきも話に出てましたが。怜央奈さんは「自分がスチームガールズを引っ張らなきゃ」という気持ちを強く持っていたんだよね。

亀田:はい。実際にメンバーの中での活動キャリアは一番にありますし、ダンスの振り付けも担当してますし。ただ、7ヶ月間活動を休止していたことが自分の中ではすごくおっきなことで。その間に、どんどん後輩の子たちが出てくるようになって、人気もついてきて…。やっぱ、その期間のブランク差という悔しさはすごくあったことでした。

 ただ、スチームガールズを始めることになったときから、「わたしがスチームガールズを背負ってやってく」と自分で決めていたことなので。今はセンター落ちしちゃったけど、自分的には、今はちょっとスチームガールズのセンターを貸してるだけで、絶対にまた取り戻す気でいるんです。だから今のポジションは、わたしにとってはレンタルされた場。自分の本当の居場所は今の場所じゃないと思ってるんで。

――確かに最初の2ヶ月間は、怜央奈さんが中心軸となってスチームガールズを引っ張り続けてましたもんね。

亀田:「わたしが引っ張らないと」という意識はありました。

――その成果は、短期間の中、しっかり芽吹き始めています。

亀田:少しだけど、「ユニットとして成長できてるんじゃないかな?!」というのは、自分でも実感はしています。

――アリス十番にとって、スチームガールズの存在ってどうなの?!

藤崎:みんなけっこう歌もダンスも上手くなってるし。それに、強敵の怜央がいるんで。アリス十番もちょっと前には、気持ち弛んでた時期があったんですけど。スチームガールズという強いライバルが出来たことで、「絶対に負けない」ってみんなも思えるようになったし。「絶対に上へ行くぞ!!」っていう負けない意識も、みんなホントに強くなったと思う。

――たまに、動員面で負けてしまうこともあるけど。でも、まだまだ簡単には越えられない壁って存在だ。

藤崎:そうなんです。やっぱ長くやってきたので、簡単には越えられないです。まだまだ若い者には(笑)。

<b>亀田 伶央奈(スチームガールズ)</b><br>1993/10/18/160cm

亀田 伶央奈(スチームガールズ)
1993/10/18/160cm

■ アリス十番もスチームガールズも、誰にもセンターになれるチャンスがあるわけで。みんな、これからどんどん伸し上がっていくんじゃないかって怖いです



――やはり"若さ"は驚異ですか?!

藤崎:そうなんですよねぇ。でも、やっぱアイドルは見た目には若いほうがいいのかな(笑)。アリス十番にも10代はいるんですけど。

亀田:今は19歳ですけど、わたし、16歳のときからアリスプロジェクトにいるんで。

――そうか、2人はアリスプロジェクトの歴史を背負ってるんだ。

藤崎:そうです。

亀田:最初は、お客さんが3人しかいなかったこともありました。

――お互いに、成長を見続けているわけだ。

亀田:いやー、もう最初に見たときから、麻たんはズッと変わらぬ憧れの先輩です。スチームガールズのメンバーはステージに立って間もない子も多いんですけど。わたし一人だけは元アリス十番というのがあるから、他のメンバー以上にアリス十番に対して「負けないぞ!!」っていう気持ちが大きいですし、負けたくないです。

藤崎:最初はあんまし踊りも出来なかったけど、今じゃ、スチームガールズで一番上手いし。その怜央がセンターになってやっぱ嬉しかったというのれあるんですけど。でも、すごい驚異的な存在だから、今でも「負けれない!!っ」と思ってる。

――アリス十番にとってスチームガールズの存在は、やはり驚異ですか?!

藤崎:驚異ですけど。でも、もっと怜央にはがんばってもらって、またセンターに戻って欲しいと思ってる。

――やはり、スチームガールズのセンターは亀田怜央奈しかいないと。

藤崎:そうですね。やっぱ、一番引っ張っていける存在だと思っているので。

――じゃあ、怜央奈さんがセンターを外れるという話を聴いたとき、かなりの驚きだったんじゃない?!

藤崎:なんかちょっとショックというか。でも。。。

亀田:この世界は、つねにサバイバルですから。

藤崎:そうなんです。アリス十番もスチームガールズも、誰にもセンターになれるチャンスがあるわけで。みんな、これからどんどん伸し上がっていくんじゃないかって、怖いです。

――麻美さん自身は、センターに復帰する意欲はどうなの?!

藤崎:まぁ、みなさんに求められれば…ですけど。ちょっと長くセンターをがんばったから、今はちょっと休憩してみようかな…。

――センターじゃない場からの眺めって、また見え方が違うんじゃない??

藤崎:今まで真ん中からワーッと見てたけど、少し下がったら、今まであんまり見えていなかったところまで見えたり。今のセンターの立花さんのステージングを見ながら、「こういう感じなんだ」「センターの動きはこうしたら?!」みたいな意見も言ったり。今はセンターをサポートしつつ、立花さんにがんばって欲しいなと思っています。

――亀田さんは、相変わらずユニット全体を見据えているんですよね。

亀田:今は、何時もと違った見方でいい時期なのかな?!というのはあります。

――そんなお2人に、最後にバトルなエールを交わしあってもらいましょうか??

亀田:今はまだアリス十番のほうがぜんぜん格好いいんだけど、何時かはスチームガールズが上に行ってやりたいなと思っています。麻たんに対しても、いつか麻たんに「怜央奈ってすごいな」って思わせたいです。

藤崎:怜央はちょっと小生意気なところがあるけど。でも、一番がんばってきたと思う。謹慎期間が長くても、ズッと努力を続けてきたのも偉いと思う。だから早くセンターに戻って欲しい。

 スチームガールズはダンスも揃ってるから、みんながもっと力を付けたら、アッと言う間に追い越されてしまうと思うので、アリス十番も長年積み重ねてきたものを出しながら、もっともっとパワフルにがんばっていくし。早く怜央がセンターに戻って、完璧なスチームガールズになってアリス十番にかかってくるのを待ってます。

亀田:はいっ!!

PHOTO:植田信/TEXT:長澤智典

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