『非公認戦隊アキバレンジャーシーズン痛』制作発表記者会見レポ

『非公認戦隊アキバレンジャーシーズン痛』制作発表記者会見レポート! アキバレッド 役・和田正人さんをはじめ、葉加瀬 役の内田真礼さんも登壇!!

 2012年4~6月にかけて放送された特撮ヒーロー番組『非公認戦隊アキバレンジャー』。そして2013年4月より、『非公認戦隊アキバレンジャーシーズン痛』とタイトルもパワーアップして帰ってくる! そんな本作の放送開始に先駆け3月4日(月)、東京・秋葉原「パセラリゾーツAKIBAマルチエンターテインメント」において制作発表記者会見が行われた。

 発表会には、赤木信夫(アキバレッド)役・和田正人さんを筆頭に、石清水美月(アキバブルー)役・澤田汐音さん、横山優子(アキバイエロー)役・荻野可鈴さん、葉加瀬博世 役・内田真礼さん、三田こずこず役・愛川こずえさん、マルシーナ 役・穂花さん、監督・田﨑竜太さんらが登壇した。

 本稿では、制作発表記者会見の模様をレポートしよう。

●第2シーズンではパラレルな過去をおいた現在が物語の舞台!!

 キャスト陣からのコメントの前に、まずは『非公認戦隊アキバレンジャーシーズン痛』のプロデューサー・日笠淳さんによる作品の紹介からスタート。第1シーズンでは“現実と妄想のねじれ”が描かれたが、第2シーズンではその“ねじれ”が始まる前に敵を倒してしまった、という第1シーズンを想定し、そこから9ヶ月後というパラレルな過去をおいた現在を舞台に物語が展開していくそうだ。

 そして気になる新要素については、新しい楽曲はもちろん、新たなブルー(2代目アキバブルー)の登場についても挙げられた。加えて、アキバブルーおよびアキバイエローは若干フォルムの変更、レッドについては物語が数話進んだところで“超アキバレッド”としてフォルムが変わり登場することも明かされた。ちなみに超アキバレッド登場にあたっては、第1シーズンの変身アイテム「モエモエズキューーン」を上回る面白いギミックが用意されているようなので、こちらにも期待しよう。

 さらに第2シーズンでは、第1シーズン以上に過去のスーパー戦隊(公認様)との競演が増えてくるという。もちろんスーパー戦隊の登場シーンはすべて新撮された映像! その彼らが物語にどういった形で関わってくるのか、『アキバレンジャー』の公認様への愛が第1シーズンからどこまでヒートアップしているかというところも本作を楽しむ上でのポイントとなっているそうだ。

●最終目標は、日曜の朝日を浴びること!(和田さん)

 続いては、登壇者たちによる挨拶、そしてトークが展開!!

赤木信夫(アキバレッド) 役・和田正人さん(以下、和田):シーズン1は32歳、シーズン2は33歳。痛さが1つ増しました。アキバレッド、赤木信夫 役の和田正人です。始まらないんじゃないかと思っていたシーズン2が、思いのほかすんなり始まっちゃいました(笑)。僕たちもいつはじまるのかなというドキドキした中で、ずっと待っていたんですが、こうして無事にシーズン2として始められて非常に喜んでいます。

 そしてシーズン1より、面白いものが出来ていると核心していますが……本当に優しい気持ちでお願いします(笑)。1より2は面白くないと言う話はよく聞きますが、ちょっとだけ面白くないくらいで抑えておいていただければ……うれしいです!! 僕たちは最高のモノができていると思っているので! あと本気でバカやっているので、そのバカにみなさんも全力で付き合って頂けると最高に嬉しいです!!

石清水美月(アキバブルー)役・澤田汐音さん(以下、澤田):新アキバブルー、石清水美月 役の澤田汐音です。中学2年生の14歳です。1期のアキバブルーを演じた事務所の先輩である日南響子ちゃんの意思を受け継いで精一杯頑張りたいなと思います!

横山優子(アキバイエロー)役・荻野可鈴さん(以下、荻野):横山優子、そしてアキバイエローを演じさせていただきます荻野可鈴です。第2シーズンということなので第1シーズンの萌黄ゆめりあに負けないようにコスプレ力をもっともっと高めていけたらなと思っています。

和田正人さん

和田正人さん

澤田汐音さん

澤田汐音さん

荻野可鈴さん

荻野可鈴さん

葉加瀬博世 役・内田真礼さん(以下、内田):葉加瀬博世を演じさせていただきます内田真礼です。今回も「ひみつきち」がでてくるということで、またこずこずと一緒に3人(アキバレッド・ブルー・イエロー)を待つポジションとして頑張りたいと思っております。

三田こずこず 役・愛川こずえさん(以下、愛川):「ひみつきち」メイド、三田こずこず 役の愛川こずえです。前回も出演させていただいてたんですけど、今回は前回以上に出番とセリフが増えてプレッシャーもありますが、精一杯頑張っていきたいと思います!

マルシーナ役・穂花さん(以下、穂花):また、マルシーナ様が登場します。みなさん楽しみに映像を待っていてほしいなと思います。そして、先ほどから言われている新しい組織の名前(新次元頭脳改造 地下真帝国バロスw)ですが、私もまだ覚えきれていません(笑)。

内田真礼さん

内田真礼さん

愛川こずえさん

愛川こずえさん

監督・田﨑竜太さん(以下、田﨑):監督の中の人、田﨑です。シーズン2の楽しみ方については、先ほど日笠プロデューサーからかなり詳細に仰っていたので、もういいかなとは思いつつ。1期の放送から時間も経ち、1期の記憶も薄れ気味のところにシーズン2の第1話はおさらい編として、みなさんの記憶をリフレッシュするようなエピソードを用意しております。「『アキバレンジャー』あまり観てなかったなー、忘れちゃったな」という方は、シーズン2の第1話を観て記憶を取り戻して頂ければなと思います。

穂花さん

穂花さん

田﨑竜太さん

田﨑竜太さん

――シーズン2ということで、現在の心境いかがでしょうか?

和田:とにかく僕らの最終目標は、日曜の朝日を浴びるということですから……(会場から笑い声)、笑ってますけど本気ですからね!! 1期から非公認という立場から公認様を目指して頑張っていたわけですが、シーズン2というのも(1期の)撮影中から出来たらいいね、という気持ちでやってはいたんです。

 こういった形でまた2期をやらしていただけるというのは、この作品を一所懸命愛して作ってくれたスタッフのみなさん、そしてそこについていったキャストのみなさん、なによりもファンのみなさんの暖かい応援があったからこそだなと、心から実感します。

 今まで、自分の演じている役の姿を真似されることなんてなかったんですよ。不思議なもので僕が舞台をやるとあまり来てくれないのに、信夫になるとみんな集まってくれるという不思議な現象が起こっているんですけど(笑)。この歳で色々と新しい経験ができて、それすらも楽しんでいます。これからシーズン2ということで、「もっと痛く、もっと強く」のキャッチフレーズに負けないような作品ができてるなと実感します。

――今もお話にありましたが「もっと痛く、もっと強く」という今回のシーズン2ということですけども、みなさんの役どころはいかがでしょうか? マルシーナ様については組織名も変わっているようですが?

穂花:そうなんですよ。シーズン1でなんと、ステマ乙が滅びていて、私もやられてしまったという。そして、新しい組織にまた幹部として入るんですけど、なんと今回は「モヤモヤズキューーン」という新しい武器持って私も変身します!

――まだまだみなさんの気になる役どころがありますが、ひみつきちのみなさんさま的には?

内田:ひみつきち的には、いたってなにも変わらず。今までどおりな感じなんですけど、その暖かさがひみつきちにはないといけないかなと思っているので。とはいえ、マイナーチェンジはしているのです……! ひみつきち(戦隊カフェ)的には色々と変わっていたりとか、私たちも前とちょっと衣装が変わっていたり。

――こずこずさんも今日は新しい衣装のようですが?

愛川:前回は女性モノの過去の戦隊モノ衣装を着させてい頂いていたんですけど、今回は割と男性モノの洋服が多くて。その男性モノの衣装にエプロンをつける形でバージョンアップしております。ちなみに、このエプロンの提案は……ね!

和田:わたくしでございます! 衣装合わせのときにエプロンとか可愛いんじゃないかなと思って言ったら、採用されちゃいまして。男性モノだからですよね、袖のまくり具合も。

愛川:そうですね。あと、ジャケットがワンピースみたいになってたりするんですけど(笑)。そんなところがポイントになってたりします!

――そしてアキバレンジャーのお三方は、それぞれの役どころはいかがでしょうか?

和田:イエローなんかは、実はがらりと変わっているんですよ。

荻野:前回、白のところが黄色になって、黄色のところが白になってるんです。あと、スカートの柄なんかも少し違ったり、装飾品が付いたり。あと、カバンに足が付いてたり(笑)。といった感じに色々ありますが、これ以上は何も言いません(笑)。

――続いて澤田さんはいかがでしょう?

澤田:私の演じる石清水美月は、アイドルを目指しているけど、まだ売れていない、だけど元気で前向きな女の子です!

――1シーズンで若返ったという話も伺いましたが、和田さんいかがですか? 最初の頃は結構オジサン攻撃もありましたよね!

和田:相変わらずオジサンですよ(笑)。(澤田)汐音ちゃんなんかも、撮影に入って3日目くらいで僕のことをオジサンって言い出して、「この子は順応性があるなー」と思いながら演じていました(笑)。

 相変わらず若い人たちに囲まれた中で負けじと頑張っている部分はありますが、実は僕も結構マイナーチェンジしてるんですよ! 分かりやすいところで言うと手袋。前は黒い皮手袋に白の軍手をはめていたんですけど、今回は白手袋にグレーの手袋になっています。

 そして、ズボンにはポケットが付いて、靴も少し変わってるんです。さらに……(ジャケットを脱いで)ここ変えて誰が気付くんだという話なんですけどね!! と言う具合に色々とマイナーチェンジしてます。衣装でも作品を楽しんでいこうかなと思っています。

――いろいろとお話を伺った中で撮影中のエピソードもありましたが、マルシーナ様的にはいかがでしたか?

穂花:セクシーンシーンがかなり増えていて、自分でも「あれ!? ここでも入浴シーンが……」とか……結構頻繁にでてきます♪ 去年もかなり体張ってたなと思ったんですけど、今年始まってみたら「今年体張ってるな~」って思います(笑)。ただ、湯船は嬉しいことにスタジオなんです。なので、まだ風がない分、ぜんぜん暖かいです。

田﨑:僕らからすると、まさかのシーズン2で。本当にできるとは思っていなかったので、もろもろ準備できてません(笑)。本当に手袋変えるくらいしかできなくて(笑)。まぁ、そういったところも『アキバレンジャー』ファンには見ていただきたいなと思いつつ、なんで毎年(撮影の時)寒いのかと。こないだの撮影の時、岩の置物を荒野に置いていたんですけど、風でその岩が飛んでいくという。これを撮ったほうが面白いんじゃないかというくらい(笑)。

 また前回と同じく秋葉原にお邪魔することもあるんですが、なるべくみなさまのお邪魔にならないように、秋葉原の治安を乱さないようにやろうとしてます。ですので、ファンの方は秋葉原で見かけたときは、遠くから生暖かい目で見ていただいて、写真とか撮らないように、ひとつお願い致します(笑)。

――では最後に、この作品にかける意気込み、メッセージをいただければと思います。

和田:今回:新生アキバレンジャーということで、澤田汐音ちゃんが加わりまして、また新たにフレッシュなメンバーで挑んでおります。(汐音ちゃんは)14歳と、とても若いんですけど、動じない気持ちをすごく持っていまして、リテイクが入っても何回もチャレンジして、やる度に飲み込んでどんどん良くなっていくんです。なので、見ていてとても頼もしい仲間が増えたなと、すごく思っています。

 比べるものではないんですけど、1期とはまた違った新しい僕らのコンビネーションやいい味を見せられるのではないかなと。なので、そのほかマルシーナ様を含め、レギュラー陣のみなさん、本当に1期を超える気持ちで作品作りに取り組んでいますので、心から楽しんで、心から笑って、心からけなしてやってください(笑)。その方が僕たちきっともっともっと伸びると思うので! 僕はシーズン11くらいまで今から考えています。特撮界の水谷豊さんになろうと、そこを目指して頑張って行きたいと思います(笑)。

 でもその前に、とりあえずシーズン5くらいまで行けば、スーパー戦隊40周年に乗っかって、もしかするとその辺りで日曜の朝にやれるんじゃないかみたいな期待も勝手にしてますんで、お偉い方のみなさん、どうぞこれからも『アキバレンジャー』をよろしくお願い致します。頑張ります!!

●シーズン2の主題歌を歌うアーティストたちも登壇!

 さらに、ここで本作の主題歌を歌う、桃井はるこさん、山形ユキオさん、MoJoさんが登場! シーズン1から引き続き、今回も主題歌を担当することになった桃井さんはその喜びを語った。続けて、「2で絶対歌いたいなー、と思っていたら、お話が来たので痛いほど嬉しいです」と山形さん。MoJoさんについては、今回が初参加で資料を頂いたさんに「2」が「痛」とかいて「ツー」と読むことが印象的で、戦隊モノの楽曲を歌っている人たちの中で痛いヴォーカルと言えば僕のことかな、と思ったんだとか。

 また、シーズン2の主題歌の制作に携わった桃井さんは、クリスマスイヴとクリスマス、そしてお正月の三が日を費やして今回の楽曲を完成させたというエピソードも飛び出した。そのほか、シーズン1の主題歌をカラオケで多くの方に歌ってもらっていたことを聞いた桃井さんは、今回も歌ってもアツくなってもらいたいという想いから、あえて少し難しい曲にしようと思ったという。ただ歌いやすいのではなく、「これが歌えたらすごいぞ!」というところから、カッコイイ曲に仕上がったようだ。

桃井はるこさん

桃井はるこさん

 そしてトーク後には、和田さん、澤田さん、荻野さんが客席前に移動してフォトセッションも。終止笑いが絶えない中、発表会は終了。なお、『非公認戦隊アキバレンジャーシーズン痛』は4月5日(金)25:30~のBS朝日を皮切りに、サンテレビ、TOKYOMXにて放送がスタートする。この春、さらに痛く、強くなった『アキバレンジャー』をお見逃しなく!!

山形ユキオさん

山形ユキオさん

◆『非公認戦隊アキバレンジャーシーズン痛』

【放送情報】
BS朝日:2013年4月5日(金) 25:30スタート
サンテレビ:2013年4月8日(月) 23:30スタート
TOKYOMX:2013年4月8日(月) 25:00スタート

【STAFF】
原作:八手三郎
脚本:荒川稔久
監督:田﨑竜太、鈴村展弘
アクション監督:大橋明(AACスタント)
キャラクターデザイン:さとうけいいち
音楽:川井憲次
VFXスーパーバイズ:ツークン研究所
スーツアクター:和田三四郎、大島遥、藤田房代、前田浩
プロデュース:日笠淳、石川啓、望月卓(東映)
       矢田晃一(東映AG)

【CAST】
赤木信夫(アキバレッド):和田正人
石清水美月(アキバブルー):澤田汐音
横山優子(アキバイエロー):荻野可鈴
葉加瀬博世:内田真礼
三田こずこず:愛川こずえ
マルシーナ:穂花
ツー将軍:堀川りょう


>>『非公認戦隊アキバレンジャー』公式サイト

MoJoさん

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