NEWシングル『暁のバタフライ』発売!織田かおりさんインタビュー

織田かおりさんがPSP用ゲーム『AMNESIA』の新作OP曲『暁のバタフライ』を4月24日に発売! 収録3曲すべて『AMNESIA』の話題シングルを語る!!

 アニメやゲームのテーマ曲を担当するほか、FictionJunctionやSound Horizonの歌姫としてもおなじみの織田かおりさんのNEWシングル『暁のバタフライ』が2013年4月24日(水)発売! 4月18日(木)発売のPSP用ソフト『AMNESIA CROWD』のOP曲で、カップリングの『君と愛になる』はED曲、『記憶(きみ)のシルエット』はアプリ版OP曲と『AMNESIA』尽くしの1枚です!

●ミステリアスだけどライブ映えする『暁のバタフライ』

――1stアルバムから約2カ月でNEWシングルリリースとなりました。

織田かおりさん(以下、織田):実はアルバムと同時に制作をしていて、昨年末には完成していたので、やっとお届けできるという感じです。しかもアルバムの前に表題曲『暁のバタフライ』の歌録りをしたので、レコーディング期間の始まりの曲でもあって。作詞のrinoさんも来てくれたので気合が入りました。そしてワンマンライブも決まっていたので、ライブに負けない音源にしなくちゃという気持ちも強かったです。

――『暁のバタフライ』は4月18日発売のPSP用ソフト『AMNESIA CROWD』のOP曲ですが、初めて聴いた時の印象は?

織田:まず、前作『AMNESIA LATER』のOP曲『始まりの記憶』がゆったりした曲だったことに驚いていたんです。なので私が思い描く作品のOP曲のイメージそのもので、ライブ映えもしそうな曲だなと思いました。

 また“愛しさは何故だろう ミステリーのように舞い”の詞みたいに、詞もメロディもミステリアスな雰囲気が漂っていたことに、『AMNESIA』らしさを感じました。テレビアニメで、キャラ達の謎めいた部分にも触れていた後だったので、この曲が出るのはいいタイミングかなとも思いました。作詞は『AMNESIA』を知り尽くしたrinoさんで、毎回詞をいただくと驚かされるのと同時に素敵だなと思わせてくれます。

――今作は詞の主人公が“君はいま何を見つめてるの”や“惹かれ合う奇跡は何処にあるのだろう”と戸惑いながらも、“どこまでも 君を求めてく”、“闇を切り開いてみせる”と力強さがみなぎっていて。

織田:『AMNESIA LATER』のアナザーストーリーということなので、また新たにいろいろな展開をしていくところがやっぱり楽しみですね。rinoさんと詞について細かく話したわけではないけど、主人公が強くなったかなと感じました。信念や確信みたいなものが見えていて。

――“記憶”や“メモリー”という言葉も散りばめれられていますね。

織田:『AMNESIA』は主人公が失った記憶を探す物語であり、このシングルの収録された3曲全部の詞の中に入っている、欠かせないキーワードです。あと“謎めく日々(ストーリー)を越えて 解きたい欠片(パズル)”というフレーズの通り、ミステリーやサスペンスに満ちた『AMNESIA』の世界をプレイしながら、この曲の詞の意味も読み解いてほしいです。


●伸びやかさとミステリアス感を意識。休符部分にもこだわり

――お気に入りのフレーズを教えてください。

織田:この曲のBメロが変拍子になっていて、「来たーっ!」と思いました(笑)。4拍子と3拍子を交互に歌うんですけど、最近こういった楽曲を歌っていなかったのでワクワクしちゃいました。Bメロからサビへの畳み掛けるスピード感につながっていく大切なブロックでもあり、この後のサビで自分の声がパワフルに伸びていくこと、熱さを出せるかを意識しつつ、Aメロから続くミステリアス感も残すというのが難しくて。気を使いながらレコーディングしました。

――かなり細かい部分のニュアンスまでこだわられていたんですね。

織田:歌っていない部分のリズムを出してあげないと、ああいうメロディ感の楽曲が活きないので。今回『記憶(きみ)のシルエット』を作曲してくださったMANYOさんの楽曲で、以前、「休符も歌う」ということを教わりました。それがこの曲やアルバム制作にも活きています。「記憶(きみ)のシルエット」も含めて、3曲共、空気や余韻を歌うように心がけました。歌っていない部分でさっきまで聴いていた歌詞をかみしめて、次のフレーズに準備ができるようにと。

――なるほど! 歌声が聴こえない部分も含めて、織田さんの歌なんですね。

織田:既にイベントなどで歌っていますが、サビの疾走感ではみんなで熱くなれて気持ちいいです。今後、私の代表曲になっていくと思うので、大切に歌っていきたいです。

●「君と愛になる」は主人公と彼の幸せあふれる曲。ウェディングソングにもおすすめ!

――2曲目に収録の『君と愛になる』は『AMNESIA CROWD』のED曲で、優しいミディアムバラードですね。

織田:サビの“永遠(とわ)に愛する事をいま誓うよ”や“二人という未来生まれてく”などすごく幸福感いっぱいで、ウエディングソングにも聴こえるくらい。早く誰かの結婚式で歌ってあげたいです(笑)。

――確かに! “目覚めた記憶あたたかい”など作品の世界観に寄り添いながらも、“重ねた涙 愛に続いていたんだね”はいろいろ乗り越えたカップルの言葉にも見えますね。

織田:そうですね(笑)。私、歌い出しから感動しちゃって。rinoさんの言葉はわかりやすくて、意志や芯が強めに出てくるけど、暑苦しくなくて、むしろ納得させられるんですよね。そこが大好きで。だからこそ、自分の声色でしっかり聴かせないといけないなと、思わされる部分がいっぱいあって。歌い出しの部分は「こうしたいな」といろいろ試してみたけど、最終的に良かったのは頭を真っ白にして歌ったテイクでした。

――好きなフレーズ、聴きどころは?

織田:一番最後のサビかな。1コーラスのサビを受けて、最後で改めて気持ちを確かめ合うみたいな。サビのバックのフェイクもrinoさんから「ここに入れて」と指定はあったけど、もっとやりたくなっちゃって。私が思うままに、自由にやってみたら後日、「素敵に歌ってくれてありがとう」というメールをいただいて良かったと思いました。

――そしてゲームのEDでこの曲が流れてきたら、主人公も彼とまた幸せになれて良かったと安心するのでは?

織田:これでひと安心です(笑)。でも好きな人とこんなに想い合えるなんて、女性にとって理想ですよね。ゲームをプレイしていなくても、ラブソングとしてうっとりしていただけたら嬉しいです。

――織田さんのファンの方にとって、結婚式で流したい曲になったかも。

織田:そうですね。以前、私のライブ会場で知り合って、結婚された方がいて、結婚式でも流してくださって。私も幸せな二人のために、この曲を生で歌いたいです。


●『記憶(きみ)のシルエット』は1作目の世界観に再び戻れるライブチューン

――3曲目の『記憶(きみ)のシルエット』は入りのピアノの音色からアッパーなイントロ、サウンドになる意表を付くアレンジで驚きました。

織田:その裏切ってくる感じがMANYOさんっぽいですね(笑)。MANYOさんから楽曲をいただく時はほとんど生楽器で録音してくださっていて。また『AMNESIA』の1作目のアプリ版のOP曲ということで、3作目から1作目に戻る流れもいいかなと。声の伸びに一番気を付けた曲でしたね。サビのところとか。「私の声ってこういう風に伸びるんだ」と自分の声の幅にも改めて気付かされました。

――歌詞も “見知らぬ想い出に 目覚める未来たち”や“取り戻したい時間”など、失った記憶を探す物語のスタートが描かれています。

織田:タイトルも“記憶(きみ)のシルエット”だし、“新たな世界生まれる”や“始まりへと鼓動を抱きしめたら煌く物語(ストーリー)”もわくわく感を感じさせて、ゲームのOPテーマらしいですね。あとこの曲もそうですが、意志が明確に見える、愛の歌が『AMNESIA』の曲には多いですね。1stアルバムに収録した時に気付かされたし、「始まりの記憶」と出会わなければ、他の作品のテーマ曲を歌うこともなかったかもしれないし、アルバムにたどり着けなかったかもしれない。だから『AMNESIA』はすごく大事な作品です。

――ちなみに好きなフレーズは?

織田:シンプルなんだけど、声の素材をそのまま出せると思えたのがAメロとサビで。MANYOさんの曲って難しいんです。普通の曲はキーの高低を調節できるけど、MANYOさんの曲はどっちにも変えられない、フルの状態でしか歌えないようになっていて。下げたら下が出ないし、上げたら上が出ないし。私の声を最大限に活かしてくださったことで、自分の今がわかって。「低い声がこんなふうに響かせられるようになったのか」とか、サビでは「伸びやかに自分の気持ちを出せるようになったのか」とか。また成長できた気がします。

●全編トンネルで撮影したアダルトな織田さんが見られるミュージッククリップにも注目!

――『暁のバタフライ』のミュージッククリップは落ち着いた衣装と表情ですね。

織田:ミステリアスにしようと思って、衣装もシックで、髪もちょっと重い感じにして。メイクも久々にガッツリ入れて。FictionJunctionの『stone cold』以来かもしれないです。



――撮影は全編、トンネルの中だったとか。

織田:最初に暗いところや閉所は大丈夫?って聞かれました(笑)。『AMNESIA CROWD』で主人公が彼や記憶を追い求めていくのと同じように、私も答えを求めて、手を伸ばして、希望の光が見えるところまで歩いていく、ストーリー仕立ての映像になっています。ジャケットでもトンネルの奥に光が見える写真になっていて、連動していて。

 映像の中で蝶が舞うCGもあります。Sound Horizonの映像を作っているクルーなので、ご存知の方はらしいと思うかも(笑)。撮影時間も早くて、非常用のトンネルでしたが、使用できる時間がタイトだったのに4時間くらいで撮り終わりました。

――5月25日には発売記念イベントがありますね。

織田:『PLACE』の時は、アットホームなイベントにしたくて、特製の缶バッチを作ったり、お渡し会でも一人ひとりとお話ししてお見送りさせていただきました。やっぱり直接、感想やお話を聞くことができる貴重な機会なので、今回のイベントでも身近に感じていただけるイベントにしたいと思っています。


●今後も幅広く展開していく、織田かおりワークス

――シングル以外の今後の予定を。

織田:まず4月3日にリリースされた『MANYO WORKS BEST!!』に、MANYOさんと初めてご一緒した、霜月はるかさんとAnnabelさんとのトリプルボーカル曲『君の跡形 ~Whites nen zai, rin o eclef~』ほか3曲が収録されています。MANYOさんがどれだけ素晴らしく、かつ難しい楽曲を作られる方なのかを確かめてください(笑)。そしてMANYOさんワールドを彩る、素敵な歌姫の皆さんの歌を楽しんでください。

 2つ目は5月11日に東京国際フォーラム ホールAで行われる『Kaji Fes.2013』に参加します。なんと私の誕生日! 最高のバースデーで今からワクワクです。

 3つ目は私、アナザーユニオンというバンド活動もしていますが、こちらではものすごいロッカーです(笑)。ソロアルバムにもフィードバックできることが多かったし、オリジナルの曲を作って歌えるのが魅力です。次回は7月14日、渋谷のClub ASIAで開催しますので、また違う織田かおりの歌を聴きに来てください。

――では最後にメッセージをお願いします。

織田:今回収録した3曲で私のいろいろな表現ができて、アルバムと同じくらい、ベストシングルになったという手応えを感じました。ライブ直後のリリースということもあり、今後につながる1枚になりました。このシングルにはDVDも付いていて、「暁のバタフライ」のミュージッククリップ、『AMNESIA CROWD』と『アムネシア for iOS&Android』のOP映像も収録されています。

 ゲームのOPはすごくいいカット割りになっています。それぞれの映像と合わせて曲の世界観を楽しんでいただければと思います。2013年は皆さんとお会いできるチャンスが多いので楽しいです。ぜひ会いに来てくださいね!


◆「暁のバタフライ」/織田かおり
発売日:2013年4月24日(水)
価格:CD+DVD 1,890円(税込)
発売:ティームエンタテインメント

<『暁のバタフライ』発売記念イベント>
5月25日(日)神奈川・アニメイト横浜店
15:30開場、16:00開演
アニメイト池袋本店、渋谷店、横浜店、新宿店にてご予約またはご購入の方に先着で参加券を配布。イベントの詳細は下記URLへ
http://www.animate.co.jp/event/event_e20130525oda/

<セカンドソロライブ “暁のバタフライ”開催決定!!>
2013年9月1日(日)六本木morph-tokyo
15:30 開場/16:00 開演/ 女子限定ライブ *女性のみ入場可
18:30 開場/19:00 開演/ 男子限定ライブ *男性のみ入場可
【料金】前売 3,000円(税込) / 当日 3,500円(税込)
スタンディング(整理番号付/ ドリンク代別途¥600/ 要公的証明書)
【お問い合わせ】morph-tokyo 03-5414-2684


>>「暁のバタフライ」特設サイト
>>織田かおり公式ブログ

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