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『僕の妹は「大阪おかん」』BD発売記念イベントをレポート!

阿澄佳奈さん&白石涼子さん出演『僕の妹は「大阪おかん」』BD発売記念イベントをレポート!

 2013年4月20日(土)、アキバ☆ソフマップ1号店にてショートアニメ『僕の妹は「大阪おかん」』Blu-ray発売記念の特典お渡し会が開催された。出演者は、妹・浪花役の阿澄佳奈さんと兄・京介役の白石涼子さん。今回は収録当時の思い出や裏話が語られたイベントの様子をレポートする。イベント終了後に阿澄さん&白石さんへの特別インタビューを行ったので、そちらも注目してほしい!

 イベントは阿澄さんによる浪花のキメ台詞「でんがなまんがなー!」でスタート! まずは作品についてのトークが行われ、『僕の妹は「大阪おかん」』というタイトルは紆余曲折を経て決まったことが語られた。現在のタイトルに変わったとき、白石さんは「乗っかったな(笑)」と某作品を思い浮かべながら思ったそうだ。

 浪花の兄・京介の話題になると、「普通の人ですよね(笑)」「これといって(特徴が)……」など、なかなかドライな評価を降す2人に会場は大爆笑。また、"おかんのような妹"である浪花について、白石さんは「個性が強くて引っ張られていく感じでしたね。付いていくので精一杯」と語った。


 大阪弁を喋る浪花だが、じつは彼女を演じる阿澄さんは関西出身ではないため、方言独特のイントネーションにかなり苦労したという。当時はスタッフから指導を受けつつ、奈良出身の白石さんがスタジオ内でワンポイントアドバイスを行ったそうだ。この話題は特別インタビューでも触れているので、そちらもチェックしてほしい。

 実際に本編を見ながらトークを繰り広げる"生オーディオコメンタリー"のコーナーでは、第4話『大阪おかんだけど愛さえあれば関係ないよねっ』が上映された。この回は多くの男子学生が浪花に告白するという内容で、他の回と比べて登場人物が多い。じつはそれらのキャラクターはすべて井口裕香さんが担当しており、エンディングのキャスト欄はまさに"井口無双"状態。本作はセリフや音楽を先行して収録し、その内容に合わせて絵やCGを作成する"プレスコアリング"という手法で制作されていたため、キャラクターの喋り方や雰囲気などは完全に井口さん任せだったことが明かされた。

 続いて、Blu-rayの映像特典として収録されている『うちのお兄ちゃんは「東京ルール」』を特別に上映。この話は浪花と京介の立ち位置を入れ替えて、京介が東京人の"あるある"を紹介するというもの。ぜひBlu-rayを購入して、地名の略称や電車の種類など、阿澄さん&白石さんも思わず共感した内容を確認してほしい。

 その後、サイン入りBlu-rayジャケットが貰える大抽選会が行われ、トークショーは無事終了。最後にノンテロップ&ノンぼかしエンディングを流しながら、本編のEDで歌われている浪花の歌を阿澄さんが生で披露した。「兄損(アニソン)」と題されたイベントオリジナル歌詞は下記のとおり。京介、ナイスツッコミ!

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兄損(アニソン) 歌:浪花(阿澄佳奈)

大阪おかんのイベント
こんな来てもらってメッチャうれしいわ
おもろいことも言えるけど
そこはお兄ちゃんに任せるわ

「ムチャぶりかよー!」(京介[白石涼子])
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 トークショー後は、阿澄さん&白石さんによる「『ヤマノススメ』とコラボしたイベント限定ブロマイド」と「あめちゃん(飴)」の手渡し会を実施。2人はそれらの特典を配りつつ、積極的にファンとの交流を図っていた。

 さらに、イベント後、阿澄さんと白石さんにインタビューする機会を得たので、以下にご紹介しよう。

──イベントを終えての感想をお聞かせください
浪花役・阿澄佳奈さん(以下、阿澄):和やかな雰囲気で、みんな温かくて嬉しかったです。こうしてBlu-rayが出たタイミングに、みんなで作品のお話ができてよかったですね。会場の皆さんから色々な地方の話が聞けたりして面白かったです。

京介役・白石涼子さん(以下、白石):出来たてほやほやのBlu-rayをお客さんと一緒に楽しめた特別感たっぷりのイベントだったなと思います。とても楽しかったですし、すごく緩かったなと(笑)。

──収録時の印象的なエピソードはありますか?
阿澄:私は初挑戦である大阪弁をどうしたら本場っぽく聞こえるのか、そこがひたすら大変でした(笑)。でも、とても勉強になりましたね。新たなチャレンジをさせていただけて嬉しかったです。

白石:複数役を担当した井口裕香ちゃんが、あらゆる無茶ぶりにも屈さずあれこれ役を考えてきて、おちゃらけたり恥ずかしがったりせずにクールにやってのけるのが格好良かったです。でも、思いもしない面白キャラが出て来たときは、笑いを堪えるのに必死でした(笑)。本当にお疲れさまでした(笑)。

──アフレコ中には白石さんが阿澄さんに大阪弁のアドバイスをしていたそうですが、具体的にはどのような感じでしたか?
白石:やっぱり当日のことなので、すんなり出てこなかったよね。

阿澄:なかなか……、頭では分かりつつも声に出してみるとイントネーションがちょっと違ったりするんですよ。

白石:思いもしない所でイントネーションが上がったり下がったりするのは、関西弁を分からない人は「なんで?」と思うらしく、「ここは自分が考えているよりも、思いっきり下げた方がそれっぽく聞こえるよ」とかアドバイスしましたね。ただ、スタッフさんと意見が食い違っても困るので、ちょっと戸惑いつつでしたけど(笑)。

──阿澄さんの大阪弁を聞いてみて、いかがでしたか?
白石:すごく可愛かったし、ちょっと違っていても、それはそれで可愛い! 可愛いは正義ですよね。でも、ビックリしたのは、特典映像の『うちのお兄ちゃんは「東京ルール」』を収録した時に、関西弁がすごく上手くなっていたんです。
阿澄:よかった(笑)。
白石:関西の人はぜひ「東京ルール」を聞いてみてください。
阿澄:特典映像は別の日に収録して、事前に関西の方が喋っているセリフの音声を聞きながら練習ができたんですよ。
白石:私も以前、広島弁のキャラを演じたことがあって、その時は広島の人に電話で直接教えてもらいました。
阿澄:セリフ量にもよるけど、本当に難しいですね。その土地に生まれ直したいと思いました。

──イベントでも披露していましたが、EDで流れる浪花の鼻歌はいかがでしたか?
阿澄:本編の内容によって歌詞が毎回変わるのが面白いなと思いました。スタッフさんから「お風呂でなにげなく口ずさんでいる感覚で」と言われたので、毎回力を抜いてのんびり歌う感じで。

白石:そういえば、浪花の歌にツッコミを入れている京介は毎回どこで聞いているんでしょうね?(笑) 京介が段々怪しくなってきた……。

阿澄:でもまさか、イベント中に皆さんの前で披露できるとは思わなかったので、ちょっと恥ずかしながら、ゆるっとやらせてもらいました。

──特に印象に残っている歌詞はありますか?
阿澄:最終回の「らららら~」ですね。あれは面白かったです。最後に一言だけ「おいなりさん」って言うんですよね(笑)。
(スタッフ曰く、最後の言葉は「最終回」と「おいなりさん」で悩んだが、キャラクターに「最終回」と言わせるのもどうかと思って「おいなりさん」にした、とのこと)

──Blu-rayの特典CD『そのまんま!「おかんCD」』について教えてください
阿澄:プレスコアリングで収録したこともあり、実際は少し長めに収録してたんです。本編はそこから少しカットしているんですね。そのノンカットバージョンが全部入っています。あと、チャプター分けもされているので、浪花の歌だけを連続して聴くこともできますよ。

白石:より深く掘り下げられているというか、プラスアルファが楽しめる感じですね。京介や浪花がどんな風に動くのかを想像しながら聞いてもらいたいです。あとは、佳奈ちゃんの歌ですかね!

阿澄:本編と比べて、セリフのどこが変わったのか見つけるのもきっと楽しいと思います。(浪花の)歌はどういうタイミングで聴くのがいいですかね?

白石:お風呂じゃない?

阿澄:あ、お風呂だ! お風呂で浪花が歌ってくれているという感じで、一緒に口ずさんでみてください!

──本作を通して、方言以外で学んだことはありますか?
白石:じつは1枚の絵を渡され、「京介はこんな顔です」と言われただけで演じていたんです。プレスコアリングでは、自分の声で動きを作らなきゃいけないんだなと、すごく勉強になりましたね。自分の演技に合わせて絵を作ってくれると思うと、やりがいがあるなと思いました。ちなみに、私がそう演じたからなのか、京介は結構クールなキャラクターに仕上がったと思います。

──性格や口調など詳細な設定はなかったんですか?
白石:ないです。「よくいるラノベの主人公っぽく」とだけ言われて(笑)。もうちょっと男の子っぽく演じようと思っていたら、「もっと中性的でいいよ」と言われたので、可愛く仕上がりました(笑)。

阿澄:本当に地域によって色々なルールがあるし、大阪のなかでも違うということを、本編を見てくれた方の感想などで知りました。「あるある」という人がいたかと思えば、「これはない」と同じ地域の方から帰って来たりとか、そういう新しい発見があって楽しかったです。環境や住んでいる場所によって、このような話はもっと生まれるんだろうなと思いました。

──最後に一言メッセージをお願いします
白石:1話1話は短いですが、内容がすごく盛り込まれていて、色々な大阪のルールが楽しめますのでぜひ見て欲しいなと思います。見ていてププっと笑ったり、冷静に突っ込んじゃうのは、私が関西人だからかもしれませんが、色々な地域の人に見てもらいたいですね。

阿澄:面白い距離感の兄弟が再会するところから物語は始まるのですが、お互いの文化の違いに戸惑いつつも、慣れ親しんでいく過程が面白いです。本当に短い話ではありますが、あっという間に過ぎて行きつつ、何かが残る作品になっていると思います。個人的にはやっぱり関西弁に初挑戦ということで、広い心で受け止めていただければ嬉しいです(笑)。先ほど、褒めて頂けたので言いますが、特典映像では若干成長していると思うので、ぜひそちらも注目してみてください! よろしくお願いします。

【製品情報】
僕の妹は「大阪おかん」Blu-ray(特典CD付)
発売日:2013年4月19日(金)
価格:4,935円(税込)
品番:TBR23068D
POS:4988104075680
仕様:カラー/本編41分(12話収録)+特典37分/1層(BD25G)/16:9 1080i High Definition/音声:日本語リニアPCM2.0chステレオ
描き下ろしジャケットイラスト:大島美和(『バカとテストと召喚獣』キャラクタ―デザイン・総作画監督、『GJ部』キャラクターデザイン)

【Blu-ray特典映像】
・「阿澄佳奈さん戸惑いの大阪クイズ」を含めたロングインタビュー!
・次回作!?待望の「うちのおにいちゃんは東京ルール」第1話
・ノンテロップ&ノンぼかしエンディング
・TVCM

【特典CD】
そのまんま!「おかんCD」(本編音声ノーカットバージョン)

>>テレビアニメ『僕の妹は「大阪おかん」』公式サイト

(C)2012『僕の妹は「大阪おかん」』製作委員会
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