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3年ぶりに水樹奈々さんによるライブが西武ドームで開幕!

3年ぶりに水樹奈々さんによるライブが西武ドームで開幕! 最後には誰もが驚愕するビッグサプライズが!【8月4日公演レポ】

 「NANA MIZUKI LIVE CIRCUS 2013」は、2013年7月7日、水樹奈々さんの出身地である愛媛県・愛媛県武道館を皮切りに、全国8都市11公演で開催!

 今回レポートをお届けする西武ドーム公演はその折り返し地点にあたり、水樹さんにとっては2010年「LIVE GAMES 2010 RED STAGE&BLUE STAGE」以来、3年ぶりに西武ドームに戻ってきたことになる。本稿では、8月4日公演の模様を中心にお伝えしよう。


●2日間で5万6千人が西武ドームに集結! 誰もが予想外のサプライズに興奮は頂点へ!!

 西武ドームは今公演において6、7公演目にあたり、水樹さんの名前にちなんだ“奈々(七)回目”ということもあって3日(土)にはシークレットゲストとして日笠陽子さんが登場し、多くのファンを驚かせたのは記憶に新しい。

 高い歌唱力を持つ2人の歌姫が、現在放送中のTVアニメ『戦姫絶唱シンフォギアG』の劇中歌『不死鳥のフランメ』をマリア×風鳴 翼(CV:日笠陽子×水樹奈々)になりきって絶唱した。ちなみに、筆者は当日に取材ではなく“ナナイズム”に染まった一信者としてライブに参戦していたため、聞けるとは思っていなかった楽曲に、矢吹丈が燃え尽きるほど熱く真っ白に燃え尽きてしまった。

●水樹サーカスは開幕から観客たちを虜に!

 今回の公演ではライブ恒例となっていたオープニングムービーではなく、「CIRCUS」というライブタイトルに相応しく、ピエロによるジャグリングの演出からスタート。巧みな技術に見とれるなか、ステージでは『Gimmick Game』のイントロが流れだし、中央の巨大回転球体から水樹さんが登場。

 その途端、ドーム内に集ったオーディエンスは一気にチーム水樹の一員へスイッチオン! 水樹さんは会場と一体化するように、雰囲気がガラリと異なるディスコナンバー『Lovely Fruit』、手拍子で盛り上げる『ミラクル☆フライト』を熱唱。会場を照らすサイリウムも眩いオレンジからピンク、そしてブルーと水樹サーカスの演出に程よいアレンジを加え、さながらサーカス団員であるかのような一体感に包まれていた。

 最初のMCでは気温の話になり、これまで開催された水樹さんの西武ドームは灼熱になることが多く、健やかな風が流れこむ当日は「今日は涼しい風も吹いてきて、心地よい汗がかけそうな絶好の西武ドーム日和です!」と会場を盛り上げながら、「みんなの心をひとつにして、LIVE CIRCUS Trick7開幕!」とライブの開演を高らかに宣言! 応援ソングの定番『Dear Dream』、アッパーチューンな『FEARLESS HERO』を2曲続けて歌い上げた。

●音楽戦隊チェリボセブンが待望の復活!?

 幕間に流れるショートムービーでは、水樹さん率いるバンドチーム・Cherry Boysによる音楽戦隊チェリボセブン改めチェリボセブンGが登場。その映像にはなんと! 水樹さんの所属するシグマ・セブンの大先輩、飯塚昭三さんが出演。声のみならず、自ら悪の首領として演技を披露!

 その姿に会場内では大歓声が起こり、さらにナレーションは『戦姫絶唱シンフォギアG』で共演中の石川英郎さんが務めているという非常に豪華な仕上がりに。当日、西武ドームには石川さんも参戦していたらしく、みんなで「ありがとう!」とお礼を言う場面も。

 ステージには再び水樹さんが登場し、『Get my drift?』や『水中の青空』などグルーヴィな曲からしっとりとしたバラード曲を披露。とくに、『水中の青空』は「LIVE MUSEUM 2007」以来のラインナップだったが、しっとりとした曲調が水樹さんのビブラートとマッチして会場に心地よさを運んでいるかのようだった。

 アクロバット集団「Gロケッツ」と水樹さんのバックダンサーチーム・TEAM YO-DAのパフォーマンスが終わるとアリーナ席後方のサブステージから水樹さんが、アラビアンな衣装に着替え、シワ感などを絶妙に再現した約2.5mの象「ナンボ」に乗って登場。オーディエンスと一体になって『POWER GATE』をパワフルに歌い上げる。

 『Happy☆Go-Round』では会場中がサイリウムからタオルに持ち替え、一緒に踊りながらライブ独特の空気に酔いしれた。そして続く曲はなんと10年ぶり! 3rdアルバム「DREAM SKIPPER」に収録されたR&Bテイストの『keep your hands in the air』を披露し、『Late Summer Tale』、『Crescent Child』を熱唱したのち一旦ブレイク。

●後半戦は激アツ曲満載で西武ドームの熱気は急上昇!

 2つ目のショートムービーはサーカスらしいポップな感じかと思いきや、そこから一転して水樹さんVSジョーカーの激闘に。舞台は映像からステージに移り、水柱、火柱、CGを盛り込んだ両者による殺陣が繰り広げられ、怒涛のライブ後半戦がスタート。

 後半戦は、疾走感溢れるハードロックなナンバー『Naked Soldier』、シンフォニックなアッパーチューン『Synchrogazer』で一気に加速。周囲の陽も落ち、ドーム内に光るサイリウムも一層輝きを増しながら、ファンたちも素晴らしいパフォーマンスを披露してくれる水樹さんへ躊躇なく大声援を送る様子が印象的だった。

 ここからは西武ドームの熱気を軽く上回るほどの激アツナンバー3連続。攻勢的な楽曲からトップバッターを飾るのは『LINKAGE』。オーディエンスのテンションも十分上がりきったところで、間髪入れず水樹さんの代名詞ともいえる『ETERNAL BLAZE』に。おなじみのイントロが流れた瞬間、ドーム内は一瞬にして「UO(ウルトラオレンジ)色」に包まれ、水柱や火柱が舞う演出でファンのボルテージも最高潮!

 熱い声援にはこれまでに培った抜群の歌唱力で返す水樹さんらしく、見事な熱唱を見せてくれた。これで収まるはずもなくシンフォニックサウンド全開の新曲『Vitalization』でオーディエンスのバイタルを躍動させながら、絶唱するかの如く会場を“ナナイズム”に染め上げる。

 水樹さんが言うように、楽しい時間はあっという間に過ぎるというのは本当で、次が最後の曲に。「楽しくて楽しくて、もっともっともっと歌っていたい気持ちでいっぱいなんだけど、次の曲にその想いを込めて歌いたいなって思います。今日はLIVE CIRCUS7公演目。改めてツアーでみんなの笑顔に触れるたびに、もっと頑張らなきゃ! って気持ちでいっぱいになります。」と想いを告げ、「大切な人のことを思い浮かべながら聞いてください。私は、みんなのことを想いながら歌います」とファンに届けられたのは『愛の星』。温かみのある優しいバラードに加え、シンプルながら伝わりやすい詩、そこに水樹さんの柔らかながら壮大な歌唱力が加わり、改めて多くのファンの心を釘付けにしたことだろう。

●アンコールならぬ「奈々コール」でお出迎え

 鳴り止まない“奈々コール”を受けた水樹さんは再びステージへ帰還! 前日のスタジアムユニフォームとは異なり、ライブTシャツ姿で登場した水樹さんはトランステイスト溢れる『Astrogation』を熱唱。ファンはUOのサイリウムで感謝の意志を示すかのように盛大な声援を送った。

 熱気が一瞬にして極限まで高まった会場では、水樹さんが「アンコール恒例のアレちゃっちゃっていいっすか!」と“シャッス!”の挨拶を28000人のファンと交わしながら、水樹さんが初めて作ったという『SUPER GENERATION』へ。光る巨大フロート車でアリーナ外周を周りながらファンたちの笑顔と声援を確かめるように、水樹さんも負けじと笑顔全開で大切な楽曲を歌い上げた。

 そんな勢いをそのままに、ガーリーな『Love Brick』が流れると会場ではサイリウムの色が一転、ピンクに代わって水樹さんとファンによるコールアンドレスポンスで大盛り上がり。ステージを走り回る水樹さんを見て、終盤ながらにこれだけ激しく歌い、動きまわっているにも関わらず、音程やペースを乱さないパフォーマンス力の高さに改めて驚愕させられた人も少なくないはずだ。


●意外なまでのビッグサプライズ! やはり西武ドーム公演は何かが違う!?

 ステージをあとにした水樹さんだったが、ライブ終了のアナウンスが流れず、会場では再び熱い“奈々コール”が巻き起こる。もちろん、筆者を含む“ナナイズム”に染まった猛者たちは“あの曲”を歌っていないことに気づいていたはず。その曲とは、前日は16曲目に歌ったはずの『Preserved Roses』。T.M.Revolutionとのコラボで話題となった楽曲だ。

 しばらくすると、ステージには「みんなありがとう!歌い足りなくてまた戻ってきちゃった」と水樹さんの姿が! どよめきを隠せないファンたちに、「最後はみんなにこれをプレゼントだ!」と水樹さんが声を掲げると『Preserved Roses』のイントロが流れだし、ステージ中央にはある人物のシルエットが……。なんと! そこからT.M.Revolution西川貴教さんがサプライズゲストとして登場!

 これには会場でこの日一番の大歓声が巻き起こり、瞬間気温が世界最高を記録したのではと思うくらい灼熱の如くヒートアップ。前日の日笠さん登場からまさかの2日連続サプライズに戸惑いを隠せないファンたちも多かったはずだが、熱く、そして激しく歌い上げる水樹さんと西川さんへ精一杯エールを送った。取材席でメモしながら楽曲を聞いていた筆者も正直、自前のUOのサイリウムを振りたかったのは言うまでもない!

 歌を終えると西川さんから「皆様、本日はお招きいただきまして誠にありがとうございます!」と挨拶があり、水樹さんからは今回のサプライズステージがリハーサルなしのぶっつけ本番だという衝撃的発言が。それもそのはず、息が抜群に合った素晴らしいパフォーマンスの両者を見たら会場中の誰もが驚きを隠せない様子だった。

 西川さんから「『Preserved Roses』では、ふたりで新たな革命を起こそうということでやらせていただいたんですけれども、このたび……」とあったあと、第二弾コラボレーション曲の制作が電撃発表! 西川さん側のチームに参加した水樹さんだったが、第二弾は水樹さん側のチームに西川さんが参加する形に。曲のタイトルや新たな情報は続報に期待したいところだ。

 熱気も少しずつ落ち着きはじめ、ライブも終わりを迎えたかと思うと……、それはまだ時期尚早というもの! サービス精神旺盛な水樹さんがここで何もしないわけがないのである。会場に集まってくれたファンたちへお礼に周る水樹さん、そこにバックミュージックとして流れる『Happy☆Go-Round』。

 余韻に浸るファンたちが掛け声を水樹さんへ送っていると、プチサプライズかのように突然歌ってくれたのだ。水樹さんのライブではよくあることだが、これはファンにとっては思いもよらぬ1曲として嬉しいことこのうえないもの。このような小さなパフォーマンスも大事にしているからこそ、水樹さんのライブは毎回高い人気を誇り、多くのファンが集う理由でもあるのだと改めて再認識できる。

 そして最後は、これまたライブの恒例行事。水樹さんの「これからも水樹奈々に!」に対し、ファンたちが「かかってこーい!」という掛け声で約3時間半に渡る西武ドーム怒涛の公演2日目は幕を閉じた。毎回、さまざまな演出で楽しませてくれる水樹さんのライブだが、今年の西武ドームは両日のシークレットゲストの参戦もあり、会場に集ったファンたちにとっては猛暑なぞ軽く吹き飛ばすほど、大歓喜の2日間になったはずだ。


◆アニメロミックス presents NANA MIZUKI LIVE CIRCUS 2013 supported by JOYSOUND Calbee
開催日:2013年8月3日(土)、4日(日)
場所:埼玉・西武ドーム

/////8月4日 SET LIST/////
01 Gimmick Game
02 Lovely Fruit
03 ミラクル☆フライト
-MC-
04 Dear Dream
05 FEARLESS HERO
-Cherry Boysコーナー-
06 Get my drift?
07 UNBREAKABLE
-MC-
08 水中の青空
09 STAR ROAD
-Gロケッツパフォーマンス & TEAM YO-DAコーナー-
10 POWER GATE
11 Happy☆Go-Round!
-MC-
12 keep your hands in the air
13 Late Summer Tale
14 Crescent Child
-SHORT MOVIE & アクション-
15 Naked Soldier
16 Synchrogazer
-MC-
17 LINKAGE
18 ETERNAL BLAZE
19 Vitalization
-MC-
20 愛の星
【ENCORE】
21 Astrogation
-MC-
22 SUPER GENERATION
23 Love Brick
【W/ENCORE】
24 Preserved Roses ※シークレットゲスト:T.M.Revolution


>>水樹奈々 公式サイト NANAPARTY

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