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先行上映イベント「となりのちはやを好きっていいなよ。」レポート

前野智昭さん、逢坂良太さん、潘めぐみさん登壇! 講談社3大少女まんがのOAD先行上映イベント「となりのちはやを好きっていいなよ。」レポート

 『デザート』連載の『となりの怪物くん』『好きっていいなよ。』、『BE・LOVE』連載の『ちはやふる』と、講談社が誇る3大少女まんがが、相次いでコミックス最新刊を発売! しかも、各作ともOAD付属の限定版も同時発売されるという。そこで、このOAD3作が一気に観られる先行上映会開催!

 合同イベント「となりのちはやを好きっていいなよ。」が、7月21日(日)、新宿シネマートにて行われた。ここでは、当日のレポートをお届けしよう。

▲前野智昭さん<br>(『好きっていいなよ。』竹村 海役)

▲前野智昭さん
(『好きっていいなよ。』竹村 海役)

●こだわりを見せた前野さん、3作全てに出演した逢坂さん、“恋の演技”を学んだ潘さん

 まずは、上映からスタート。『好きっていいなよ。』は、「誰かが」と題した原作者・葉月かなえ先生公認の物語を、『となりの怪物くん』は、ファンに大人気の“時代風”番外編「となりの極道くん」を、『ちはやふる』は、かるた部1年・花野 菫目線で描いたスピンオフをそれぞれ披露。どれも、ほぼオリジナルの新作ストーリーであるうえ、映画館という良環境で観られるとあって、食い入るようにスクリーンを見つめる観客の姿が印象的だった。

 各作30分弱、計1時間半ほどの上映が終わると、キャストによるトークショーへ。この日は、『好きっていいなよ。』から前野智昭さん(竹村 海役)、『となりの怪物くん』から逢坂良太さん(佐々原宗平役 ※OADでは佐々次郎役)、『ちはやふる』から潘めぐみさん(花野 菫役)が登壇。自身が演じるキャラについて紹介しあったほか、今回のOADの話に花を咲かせた。

 とくにOADの話題では、『好きっていいなよ。』で「実は、2日に分けて収録したんです」と前野さんが告白。OAD本編で、前野さん演じる海は大和との会話シーン、めぐみとの会話シーンの主に2場面に登場したのだが、“海と大和”“海とめぐみ”の微妙な距離感の違いを表現するためにも「気持ちをリセットしたかった」と、各シーンを別日で録ったのだという。ちなみに、本編を観た前野さん自身「意識したより結構変わってる」と思ったそう。演技に対する前野さんの並々ならぬこだわりが汲み取れたエピソードだった。

 また逢坂さんは、『となりの怪物くん』以外の2作品にも生徒役で出演していることを明かし、潘さんから「欲張りだなー」といじられる一幕も。また、「『好きっていいなよ。』と『となりの怪物くん』は同時期に収録していたんです。だから僕が『となりの怪物くん』から『好きっていいなよ。』に行ったみたいに、『好きっていいなよ。』からもキャスト来ないかなーと思ってたんですけど、結局無いままで……」と逢坂さんが残念そうに言うと、前野さんは「(『となりの怪物くん』の主役は)中の人も怪物くんみたいだからね!」とひと言。どんな現場だったのか気になっている様子だった。

 そして『ちはやふる』については、今作の主役が菫だったころから「こんなにアフレコでマイクの前に立っていたことはなかったんじゃないかなっていうくらい出番が多くて」と潘さん。また、『ちはやふる』には珍しく、かるたではなく“恋”に焦点が当たっていたことに関しても「女の子の切ない気持ちや一挙一動とかを、全編通して演じられるように心がけました」としみじみ。自身の成長の糧になったと熱く語った。

 トークが一段落すると、ここからはクイズのコーナー。各作品にまつわるクイズを1問ずつ出題していく。「佐々原宗平が所属する部活は?(『となりの怪物くん』より。正解は野球部)」という問題こそ、3人とも危なげなく正解したものの、「めいが飼っている猫の名前は?(『好きっていいなよ。』より)」は、前野さん以外絶句! 「白い」「ふわふわ」というヒントが与えられたが、逢坂さん「わたあめ」、潘さん「しらたま」とあえなく不正解に……! 正解は「マシュマロ」。前野さんは自身が出演する作品だけに、正解とともに、担当声優の名前を伏字で書き込むという余裕ぶりを見せ、場内を沸かせていた。

 『ちはやふる』にまつわる問題(OAD本編に触れてしまうので割愛)は、潘さんのみが正解。結果、同点だった前野さんが譲るかたちで潘さん優勝! 賞品の花火セットを手にご満悦の様子の潘さん。新宿のど真ん中にいるにも関わらず「じゃあ帰りにみんなで花火やっていきますかー?」とのほほんと言い放ち、「このへんじゃあできないよ!!」と総ツッコミを受け、笑いを巻き起こしていた。

 次いで行われたのは観客へのプレゼントコーナー。原作者のサイン色紙やキャスト陣の寄せ書きなどが多数プレゼントされた。とくに、ろびこ先生のサイン色紙には、ササヤンの顔が描かれていたことから、逢坂さんが「えっ! これ、僕にじゃないんですか?」と惜しむ場面も。それほど貴重なアイテム揃いだったということだろうか。

 イベントの最後は、各キャストのメッセージで締め。一様に「またアニメで演じる機会があれば」など、次期への期待を強く抱く言葉が並んだのが印象的だった。

 今回上映されたOADは、7月24日(水)発売の『好きっていいなよ。』11巻、8月12日(月)発売の『となりの怪物くん』12巻、9月13日(金)発売の『ちはやふる』22巻の限定版にそれぞれ付属される。ぜひ、チェックしてみてほしい。

>>テレビアニメ『好きっていいなよ。』公式サイト
>>テレビアニメ『となりの怪物くん』公式サイト
>>テレビアニメ『ちはやふる』公式サイト

(C)ろびこ・講談社/「となりの怪物くん」製作委員会
(c)末次由紀/講談社・VAP・NTV
(C)葉月かなえ・講談社/好きなよ。製作委員会
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