声優
「第八回声優アワード」授賞式より、受賞者のコメントを大公開

主演男優賞は梶裕貴さん、主演女優賞は佐藤利奈さんが受賞! 「第八回声優アワード」授賞式より、受賞者のコメントを大公開

 2014年3月1日(土)、文化放送メディアプラスホール(東京)において、「第八回声優アワード」授賞式が行われました。

 声優アワードは、その年度に“最も印象に残る”声優や作品を対象に、その業績を称える賞。2006年に創設され、日本音声製作者連盟、KADOKAWA、文化放送、小学館、小学館集英社プロダクション、アーイメージが、アニメ業界各社と協力し、声優地位の向上に寄与することを目的としています。第八回は、2012年12月1日(土)~2013年11月30日(土)に放送、上映、発売などされた出演作品が対象。

 今回「主演男優賞」は2年連続で梶裕貴さんが、「主演女優賞」は佐藤利奈さんが受賞。最多得票賞には、3年連続で神谷浩史さんが受賞し、他にも新人、中堅、ベテランが各賞を受賞しています。ここでは、受賞した方々のコメントを紹介しましょう!

●受賞者のコメントを大紹介!

■新人男優賞:石川界人さん
所属:プロ・フィット


 このたび、このような栄誉ある賞をいただきまして、大変、嬉しく思っております。ただ、未熟な僕が、このような賞をいただけると思っていなくて、ホントに驚きと感激で胸がいっぱいです。

 この賞は、僕一人がいただいたものではなくて、関わっていただいた人々、そして支えてくれた人々、みんなでいただいたものだと、ホントに思っております。その人たちに顔向けできるように、今後ともがんばって参ります。どうぞよろしくお願いいたします。


■新人男優賞:山下大輝さん
所属:アーツビジョン


 僕、素晴らしい賞をいただけると思っていなかったので、すごく今、びっくりしております。そして、この賞はですね、僕一人の力ではいただけることはできなかったと思っております。今、現在も支えて下さっている、大好きな先輩方、そしてスタッフの皆さん、そしてマネージャーさん、そして応援してくださっているファンの皆さんのおかげだと思っております。

 これからは、支えてくださっているステキな先輩方のような、ステキな役者になれるように、精一杯励んでまいりますので、どうぞ、よろしくお願いします。ありがとうございました。


■新人女優賞:内田真礼さんコメント
所属:アイムエンタープライズ


 本日は、新人女優賞をいただけたということで、本当に嬉しく思っております。作品と向き合っていく時にぶつかって、いつもそうなんですけども、キャラクターと向き合ってということを教えてくれたのは、たくさんの先輩でした。そんな先輩のようになれるように、私も来年もがんばっていきたいと思います。精一杯やっていきますので、よろしくお願いいたします。ありがとうございました」


■歌唱賞:宮野真守さん
所属:劇団ひまわり


 このたびは、このような栄えある賞をいただき、心より光栄に思います。ありがとうございます。私はまだ、歌い手としては、ホントに未熟で、この賞をいただけたのは、支えてくれるファンの皆様、スタッフ、そしてすばらしい楽曲を作ってくださっている、クリエイターの皆様の支えがあって、受賞できたと思っております。ホントに皆様に、感謝申し上げます。

 これからもですね、声優・宮野真守だからこそ歌える歌、声優・宮野真守だからこそできるパフォーマンスを目指して、精進して参りますので、何卒、これからもよろしくお願いいたします。今日は本当にありがとうございました。


■キッズファミリー賞:比嘉久美子さん
所属:81プロデュース


 ここに、あがるまでに、私の言葉で何か言えるかなって考えていたんですけれども……。ホントに作品に関わるたくさんの方の大切な想いがつながって、このステキな場所に私を運んでくださったなっていう、喜びと感謝の気持ちでいっぱいです。これからもたくさんの笑顔に会うために、皆さんの、そして私の大切な想いをつないでつないでいきたいなと思っています。今日は本当にありがとうございました。

■シナジー賞:ガールズ&パンツァー
代表登壇者:渕上 舞さん
所属:インクストゥエンター


 本日は、代表としてこの場に立たせていただいています。作品の制作に関わってくださった皆様、そして、物語の舞台となります、茨城県大洗町の皆様、そんな、みんなで作った、みんなで盛り上げた作品が、このようなすばらしい賞をいただくことができて、本当に嬉しく、そして誇りに思っております。本日はありがとうございました。


■富山敬賞:三木眞一郎さん
所属:81プロデュース


 声優を知ってですね、初めて覚えた方の名前のついている賞をいただくというのは、嬉しいやら照れくさいやらで複雑なんですけども(笑)。今自分が、こういったところに立てるのも、両親が生んで育ててくれたおかげで、愛する相方と、愛する息子が僕を支えてくれて、そんな僕の背中を応援してくださる皆さんが、諸先輩方が、背中をおして下さったからだと思います。いただいた賞に恥ないように、これからも精進していきたいと思います。どうもありがとうございました。


■高橋和枝賞:三石琴乃さん
所属:フリーランス


 ホントに光栄に思います。今まで出会ったキャラクターや、そのキャラクターを生み出してくれたスタッフや、それを愛してくれた、テレビの前で応援してくれた皆さんのおかげだと思っております。

 声優として、女性が長く続けるっていうのは、ホントに大変だなあって、先輩達をみてて思うんですけども。これからも先輩方を見習って、私なりにあがいて、さび付かないようにがんばって参りたいと思います。今日は、このトロフィーは、ダメママを影で支えてくれている主人と娘に、ささげたいと思います。どうもありがとうございました。


■功労賞:キートン山田さん
所属:リマックス


 僕はまだ、中堅でございましてね。いやホントに(笑)。人生まだまだ後半へ続く! っていうことなんですが……。あの、ある方から“とりあえず、もらえるものはもらっておけよ”って言われて、今日来ました。本日はありがとうございました!


■功労賞:納谷六朗さんコメント
所属:マウスプロモーション


 一番最近いただいた賞は、コルフコンペのブービー賞です(笑)。僕、今年で81になりますが、トロフィーを渡してくれたのが、81プロデュースの社長という、変な感じです(笑)。どうもありがとうごさいました。

■特別賞:アンパンマン
代表登壇者:戸田恵子さん
所属:ルックアップ


 今日はステキな賞をいただきましてありがとうございます。また今日、共に受賞された皆さんおめでとうございます。キートン山田さんが、中堅であるならば、私と中尾さんはまだまだ新人でございます(笑)。先は長いなと思っておりますけども、ご承知のように、昨年の10月、『アンパンマン』の生みの親である、やなせたかし先生が、さっとマントをつけて天国にパトロールに行ってしまいました。この喪失感たるや、とても大きくてですね、正直、しばらくやる気が出ませんでした。

 でもそうも言ってはいられないということで、あちこちイベントに参加しつつ、番組はこれまでどおりに続けておりますけども、たくさん子供たちと接しているところに、答えはちゃんとありました! 大人の事情を関係なくですね、子供たちはみんな、『アンパンマン』が大好きです。着ぐるみに突進してきてくれたり、自分の顔より大きなアンパンマンのリュックを背負っていたり、そんな姿を見て、先生が天国で笑っておられるんじゃないかなって。

 ホントに私達、大きな傘の中に入っていたんだなっていうことを気づかされました。私たち1人1人は、ホントに小さな傘しかさせないんですけども、声優チーム、スタッフとみんなで小さな傘をつなげてですね、先生のような大きな傘になるように、これからがんばっていきたいと思います。今日は本当にステキな賞をありがとうございました。


代表登壇者:中尾隆聖さん
所属:81プロデュース


 本日は本当に、ステキな賞をありがとうございます。25年間『アンパンマン』をやらせていただいております。これからも、やなせ先生の大切にしている想いというものを、番組を通して伝えていけたらいいなと思っております。これからもがんばっていきたいともいます。応援のほどよろしくお願いいたします。


■特別功労賞:内海賢二さん
所属:賢プロダクション
※代理登壇者は、内海さんの奥様であり、声優でもある野村道子さん


 去年から今年にかけて、名だたる声優の先輩たちが皆、旅立たれました。内海賢二もそうですけれども、どうも最近、あたしの夢にでてこないなと思っているんですが、それはきっと向こうが、賑やかしいからだと思っています。

 彼が大好きだった“ねえさん”、うちではそう呼んでいたんですけども、来宮良子さんと同じ賞をいただいて、ホントに大満足だと思います。本日はありがとうございいました。お礼を申し上げます。


■特別功労賞:来宮良子さん
所属:俳協
※代理登壇者は、俳協の田代利之理事長


 第二回の声優アワードで、(来宮さんは)功労賞をちょうだいしておりまして、そのとき私が本人に、賞をいただきましたよってご報告したんですが、その時に一言「私、なんにもしてないわよ?」っていう風に言っておりました。来宮らしいです。

 今日も改めて報告いたしますが、恥ずかしがっているんじゃないかと思います。昨年の11月25日を迎えるまで、およそ60年に渡る俳優人生、声優、ナレーターとして、活動してまいりました。ホントに長きに渡り、来宮を支えてくださいました、ファンの皆様に改めて御礼を申し上げます。ホントにありがとうございました。


■助演男優賞:細谷佳正さん
所属:マウスプロモーション


 本日は、このようなステキな賞をありがとうございます。受賞が決まった時にはですね、全然実感がわかなくって……。周りのスタッフの方が、“この仕事が始まった頃は、スケジュールが真っ白だったのに、とれてよかったね”って喜んでくれたのが、すごく印象的で嬉しかったなぁと思います。

 関係者の方々やスタッフの皆さん、そしてファンの皆さんが、喜んでくださるのが、僕個人としては、一番嬉しく思っております。実感はまだ、ちょっとしかないままなんですけども、今日一日は大いに喜んで、明日からまた通常通り仕事を楽しんで、頑張っていこうと思いますので、これからも応援よろしくお願いいたします。本日はありがとうございました。


■助演女優賞:石川由依さんコメント
所属:砂岡事務所


 今回はステキな賞をいただき、本当にありがとうございます。『進撃の巨人』をはじめとした、素晴らしい作品に出会わせていただき、そして声優の先輩方、共演者の方々に恵まれて、ホントに素晴らしい1年を過ごさせていただきました。

 ただ、あまりにも新しいことをたくさんやらせていただいたので、自分のことでいっぱいいっぱいで、中々振り返る余裕だとか、反省だとかをできずに、今まで突っ走ってきてしまったように思います。

 そんな中、このようなステキな賞をいただき、改めて皆さんに感謝を伝えるチャンスをいただいたように思います。支えて下さったスタッフの皆さん、キャストの皆さん、そして一番身近なところで見守っていてくれている家族、そして応援して下さるファンの皆さん、ホントにありがとうございました。

 これからも「助演女優賞」をいただいた身として、恥ずかしくないよう、大好きなお芝居で頑張っていきたいと思います。本日は、本当にありがとうございました。

■最多得票賞:神谷浩史さん
所属:青二プロダクション
※所属事務所スタッフがコメントを代読


 皆さんこんばんは。高いところから失礼します。神谷浩史です。この度は、第八回声優アワードにおいて、最多得票賞をいただき真にありがとうございます。本来であれば、授賞式に参加したかったのですが、スケジュールの都合が合わず、伺えず、大変申し訳ございません。昨年、一昨年に続き、この賞をいただけたことは大変光栄に思っております。

 作品に参加させていただき、一つ一つの台詞に真剣に向き合ってきた結果としてこのような形で評価いただいたことは、声優という誇りある仕事を続けていく上で、無上の励みとなります。これからも今までと変わらず、精一杯取り組んで参りますと共に、生涯現役を目指し、日々精進していこうと思っております。

 この1年間お世話になりました、作品を支えて下さっているスタッフや共演者の皆様方、我が青二プロダクションのスタッフ、そして作品を愛してくださる全ての方々に、この場を借りて、御礼を申し上げ、ご挨拶と代えさせていただきます。本日はありがとうございました。2014年3月1日 神谷浩史


■主演男優賞:梶 裕貴さん
所属:ヴィムス


 1年前、ここでこの賞をいただいた時は、“またこんな賞をいただくことは、なかなか難しいじゃないかな”と思っていたんですけども、日頃、支えてくださっている、ファンの皆様、そして、周りで一緒にお芝居を作っている共演者の方々、作品づくりを一緒にやらせていただいているスタッフの皆様、そういう方たちの支えがあって、この賞がいただけたのだと、感謝しています。本当にありがとございます。

 昨年1年は、ホントに改めて、ご縁というもの大きさと、大切さを知ることができた1年でございました。これからも1つ1つの作品、役、出会いを大切に、そして新しく出会う共演者の方、スタッフの方、応援してくださる皆さんとの出会い、全てを大切にして、1人の役者として、精進していきたいと思っております。魂を込めて、心臓をささげて、がんばっていきたいと思います。ホントに本日はありがとうございました。


■主演女優賞:佐藤利奈さんコメント
所属:俳協


 主演女優賞という、大変巣晴らしい賞をいただき、光栄に思います。正直なところ“主演”というお話を聞いて、私がいただいていいものかとずっと不安に思っていました。昨日の夜まで思っていました。昨日の夜、この賞が発表された生放送を聞きながら、うちのスタッフが電話をしてくれました。で、名前が呼ばれた瞬間に、“利奈さん名前が呼ばれましたよ、おめでとうございます”と事務所にいるスタッフ全員でお祝いをしてくれました。

 とても愛すべき家族のようなスタッフに恵まれ、と同時に、私はツイッターをやっているんですが、ツイッター上でも、たくさんの方が祝福のコメントをくださいました。“自分のことのように嬉しいです”“涙が出ます”というコメントを読んで、私自身も涙が出ました。ホントにこの主演女優賞という賞は、私一人がいただいたものではなく、私を支えて下さった皆さん、作品を支えて下さった、1枚1枚画を描いて下さった、全ての方のお力で、いただいたものだと思っています。本当にありがとうございます。

 この世界には、とてもすばらしい先輩方がたくさんいらっしゃいます。その背中は、果てしなく遠く、私なんてひよっこ、まだ卵にもなっていない状態だと思うんですが、とにかくそのすばらしい先輩方の背中を一生懸命おいかけて、真摯に初心を忘れず、そして周りの方々を大切にして、これからも一所懸命精進していきたいと思います。本日は、本当にありがとうございました。


■パーソナリティ賞
●パーソナリティ賞は授賞条件を満たす方が不在のため、該当者なし。

>>「声優アワード」公式サイト

[取材&文・小俣猛]

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