声優
『阪口大助の<週刊>声優のツボ』公録レポート

緑川光さん・置鮎龍太郎さんをゲストに迎えたバンダイチャンネルの公式ラジオ番組『阪口大助の<週刊>声優のツボ』公開収録レポ&パーソナリティインタビューもお届け

 アニメ動画配信サイト「バンダイチャンネル」にて毎週配信中の番組『阪口大助の声優のツボ』の公開収録が2月15日(土)、シダックスカルチャーホールにて開催! 出演はパーソナリティの阪口大助さんと大和田仁美さん、ゲストには緑川光さん、置鮎龍太郎さんが登場。公開収録の模様と、収録後の阪口さんと大和田さんへのインタビューを合わせてお届け!

●ゲストを交えてアニメを紹介! 初公録のゲストは緑川光さん

 『阪口大助の声優のツボ』は、バンダイチャンネルで1月24日より始まった番組。パーソナリティは声優界でも新旧アニメの知識に定評がある阪口大助さんと、昨年デビューしたばかりの新人声優の大和田仁美さん。番組には毎回、ゲスト声優を迎えて、バンダイチャンネルで配信中のアニメ作品の中で、ゲストが出演する名作や新作を、収録エピソードなどを交えながら紹介している。

 番組初となる公開収録で、阪口さんはさすがに落ち着いているが、大和田さんはステージと客席がこんなに近いと知らずにかなり緊張気味。収録前に最初のゲスト、緑川光さんが「寒っ」と言いながらステージに登場し、そのまますっとイスに座ったが収録が始まると、自己紹介からボケまくり、ステージを降りて客席を1周。驚くパーソナリティ2人とお客さん。この日の大雪の中、来てくれたお客さんへの感謝の気持ちを表したいというサービス精神が素晴らしい。またフードが動物の顔になっているパーカーに「かわいい!」の声も。

 阪口さんと緑川さんは長い付き合いということで、会話のキャッチボールが止まらない。「阪口さんとラジオをやるのが好き」という緑川さん。主にツッコミ役は阪口さんだが(笑)。大和田さんは緑川さんと初対面で、舞台上で自己紹介とごあいさつ。昨年4月にデビューしたての新人声優らしく初々しい。しかし、緑川さんにも容赦なくボケまくる。「毎回収録後は反省ばかり」と話す大和田さんに「ラジオは難しいですよ」とフォローする優しさも。

 阪口さんのオススメアニメを紹介する“大助のツボ”では阪口さんと緑川さんが共演した『バトルスピリッツ ソードアイズ』についてトーク。スタジオでカードバトルし合ったことや、会場に驚がくの声が起こった緑川さんの衝撃エピソードも! ゲストの出演作についてトークする“ゲストのツボ”では、『少女革命ウテナ』、『セイバーマリオネットJ』、『リトルバスターズ』など次々と代表作を取り上げる。『新機動戦機ガンダムW』では緑川さんと阪口さんは『ガンダム』フリーク同士のため、特に盛り上がる。語り合った今後の夢もフリークらしく。芝居にも話が及び、大和田さんも勉強になった様子。


●アニメ企画コーナーで暴走する緑川さん。『ふしぎ遊戯』紹介コーナーに場内大喜び!

 緑川さんがゲストのまま、2本目の収録へ。OPトークでいきなり「緑川光です。トイレになんか行きたくない!」と謎のあいさつ。2本目収録前に阪口さんが冗談で「トイレとか大丈夫ですか?」と聞いたら、「行きたくなったら行くから。パーソナリティが途中でいなくなるのはまずいけど、ゲストなら大丈夫でしょ?」と答えた緑川さん。すかさず「ゲストでもダメ!」という掛け合いがあったことをご説明しておきましょう(笑)。

 緑川さんのプライベートに迫り、リスナーから緑川さんへの質問メール「緑川さんが好きなモビルスーツは?」には阪口さんも会場も興味津々。緑川さんのマイブームの体力作りから三者三様の運動事情も明かされた。思わぬ『スラムダンク』ネタに爆笑。

 ゲストとリスナーがアニメ企画を考える“企画のツボ”。ちなみにこれまでゲストが出した案は、森田成一さんが高校の吹奏楽部が舞台でスポ魂的な要素も、桑島法子さんは吹奏楽部の課題曲は『ジブ●』作品のテーマ曲で、しゃべる猫もいて、自身が声を担当とのこと。「難しくない?」と言いながら、緑川さんが出した案に首をかしげる阪口さん。そこにいろいろなものが乗っかって……。大和田さんが「ファンタジーですか?」と尋ねると「俺周りは」。桑島法子さんについて熱く語る場面もあったりして。

 大和田さんが女子向けアニメを紹介する“仁美の女子アニのツボ”で取り上げるのは緑川さんも鬼宿として出演する『ふしぎ遊戯』。作品名を挙げた瞬間に会場から拍手。推しキャラを尋ねられた大和田さんが名前を挙げるとまた客席から声が。緑川さんの鬼宿トークも貴重。EDで「短い。話し足りない」と話す緑川さんは収録後もしばらくトークが止まらなかった。

●2人目のゲストは置鮎龍太郎さん。『氷菓』や『勇者』シリーズトークで盛り上がる

 2人目のゲストは置鮎龍太郎さん。場内アナウンスで「オチアユさんです」と紹介され、苦笑いしながら入場。収録に入り、大和田さんまで名前をかまれ、「くれぐれもちゃんと紹介してもらいたい」。「何だかかんだと長い付き合いになってしまいましたね」と話しかけた阪口さんに「EMUの話ですね」と置鮎さん。場内は大喜び。まさか『卒業M』の話を聞けるとは。そして阪口さんと置鮎さんがそろえば、やはり『ガンダム』。今、『ガンダムW』を見ているという大和田さんからの衝撃発言を受け、自虐ネタを話す置鮎さん。

 “大助のツボ”で紹介するのは阪口さんと置鮎さんが共演する『氷菓』。作品の印象や想いに加え、収録現場でのあるキャストとのマル秘エピソードも。流れから3人で『CLANNAD-クラナド-』でも盛り上がる。

 “ゲストのツボ”では今年20周年を迎えた『疾風!アイアンリーガー』や『神秘の世界 エルハザード』について、“プレイバック○○年”では『勇者特急マイトガイン』が放送された1993年を振り返った。勇者シリーズを演じる経緯には場内から「え~っ」の声の連続。阪口さんデビュー作の『機動戦士Vガンダム』もこの年。1本目収録後は置鮎さんが着用しているレインブーツトーク。客席に見せながら「見た目が釣り船の人みたいでしょ?」 去年の大雪の時に購入したとのこと。

●公開収録の模様は2月21日から配信スタート!

 置鮎さんゲストの2本目。置鮎さんのマイブームからスポーツ談義になり、熱く語り出す2人。時期的にピッタリの卒業ネタにも触れて、養成所時代の思い出も。“企画のツボ”で置鮎さんは、これまでの設定を聞いた後、「足りないものはアレでしょ!」。確かに納得。大和田さんはぽかーん状態。そこから独自アイデアを展開し、更にアニメ企画は混迷を極めたかも?(笑)

 “仁美の女子アニのツボ”では『桜蘭高校ホスト部』を紹介。置鮎さんのフォローを随所に受けながら、大和田さんが女子的にどんな見どころを挙げたのかは番組で! 1日で阪口さんと大和田さん、そして2人のゲストが4本に渡り、繰り広げたらディープで楽しいアニメトークを堪能できたお客さんは満足そうだった。

 なお、今回の収録の模様だが、緑川光さん出演の回は2月21日と28日、置鮎龍太郎さん出演回は3月7日と14日、毎週更新で、配信開始から1週間は無料配信、以降バックナンバーはバンダイチャンネル有料会員限定配信。また今後、隔月で公開収録が行われる予定とのこと。次回の収録日、ゲスト、参加方法などは番組HPでチェック!

●阪口大助さん・大和田仁美さんインタビュー

――お疲れ様でした! では公開収録を終えての感想をお聞かせください。

大和田仁美さん(以下、大和田):やあ~終わりました(笑)。すごく緊張したんですけど、お客さんの笑顔や拍手が温かかったし、心強く感じて、楽しかったです。隔月で公開収録できるということなので、次回も楽しみです。

阪口大助さん(以下、阪口):とりあえず無事に終わりました(笑)。この番組初の公開収録だったので、始める前はお客さんの反応はどうなんだろうと気になりましたが、見た限りは喜んでいただけたようなので安心しました。

――番組はまだ始まったばかりですが、ここまで番組をやってみての手応えは?

大和田:1回1回が精一杯で、「今を生きる」みたいな。

阪口:深いな。

大和田:阪口さんも、ゲストでいらっしゃる先輩方も、私が声優になる前に、アニメで声をお聴きしていた、すごい方ばかりで。お話しさせていただいても実感が湧かなくて、「私、ここにいてもいいのかな?」と。

阪口:それは緊張するよね。俺だったら耐えられないと思う。

大和田:毎回、「はじめまして」なので、今も微妙にしびれたりしてますけど(笑)。でも貴重な機会をいただけているので、阪口さんやゲストの皆さんから少しでも吸収できればいいなと思ってます。

阪口:頑張って! 大和田さんは10代や20代の人と同じ目線で新しい作品や往年の名作も新鮮に感じたまま伝えられると思うし、僕は自分が見ていた、出ていた作品の良さを若い人達に伝えながら、僕と同世代の方には共感していただける話もできると思うし。いいバランスかなと。ただ“仁美の女子アニのツボ”は僕もゲストも毎回ドキドキ(笑)。

大和田:すいません(汗)。バンダイチャンネル配信中のアニメから私が女子にオススメの作品を紹介するコーナーですが、いつも私がふわっとしててご心配をおかけして。

阪口:いいんだよ。それも味だから。僕が一押し作品を紹介する“大助のツボ”もありますので、そこも注目してください。

――アニメ作品についてトークする時、メーカー間の問題など難しい垣根があるケースが多いですが、バンダイチャンネルの膨大な作品数だからこそできる番組ですよね。

阪口:バンダイチャンネルの全作品を紹介しようとしたら何年かかるか、わかりませんね。新番組も続々増えてますから。

大和田:実は私、この番組をやるまで『ガンダム』シリーズのことを知らなくて。阪口さんのトークやゲストさんの出演作で『ガンダム』について触れることが多いので、見なきゃって。40話以上の作品ばかりなので、レンタルショップで借りるのは大変だけど、バンダイチャンネルなら気軽に見られて。他にも素敵な作品を知ることができるのもうれしくて。ただ回を重ねるごとに「これ、見なきゃ」という作品が増えていくのが悩みかも(笑)。私の会員レベルもどんどん上がって、今レベル17まで来ました。

阪口:来たね、来たね! パーソナリティとしてのレベルも上げていかなきゃね。

大和田:頑張ります!

――ゲストはこれまで森田成一さん、桑島法子さん、今回の緑川光さん、置鮎龍太郎さんと、阪口さんと同じ事務所で仲の良い方ばかりで楽しそうです。

阪口:森田君は年齢が近いし、法様は後輩だったけど、今回の緑川さんと置鮎さんは先輩なので、一応緊張しますよ!

大和田:そうなんですか? かなりトークの呼吸もピッタリでしたけど(笑)。

阪口:ゲストが出演した作品についてトークする“ゲストのツボ”や、ゲストが出演した作品をその年代と共に振り返る“プレイバック○○年”では貴重なお話が聞けるので、そこもこの番組のセールポイントです。

――ゲストやリスナーとアニメの企画を作っていく“企画のツボ”もおもしろいですね。

阪口:森田君が出してくれた吹奏楽部の設定からまさかここまでカオスになるとは。

大和田:どんなジャンルの作品になるんだろ?

阪口:もうごった煮状態だよね。

大和田:今回の緑川さんと置鮎さんの案はすごかったですけど(笑)、ぜひアニメ化してほしいですね。桑島さんは自分で猫役とCVの設定までされてますから。

阪口:この番組にも来てないし、企画のことも知らない稲田(徹)君の名前も挙がっているし。青二プロダクション完全バックアップ…してもらえるか、わからないけどバンダイチャンネルさん、ぜひ!

――改めてこの番組の魅力と見どころを紹介してください。

大和田:私のようにアニメ好きでも昔の名作を知らない人や、阪口さんやゲストの皆さんがしゃべられている話題について行けない、でもわかるようになりたいと思う人(笑)が、いろいろなアニメに知ったり、触れたりするきっかけになれる番組かなと。バンダイチャンネルというとまず『ガンダム』を思い浮かべる方も多いと思いますが、本当にいろいろなジャンルのアニメを網羅していて。女子向けの作品も多いですし、女子だけでなく、男性の方にも女子向けアニメの素晴らしさをお伝えできるようにしていけたらいいですね。番組コンセプトのように「あなたのアニメのツボをぎゅぎゅっと押しちゃいます!」。

阪口:始まったばかりですが今後も世代や性別問わず、いろいろな方に見ていただける作品をたくさん紹介していきたいです。僕も大和田さんも想像以上にふわふわした感じで、お送りしていますが、それくらい肩の力が抜けているほうがいいのかなと。まじめだったり、アカデミックなアニメ番組は他にあると思うので、僕ららしく(笑)。これから隔月で公開収録が行われるし、ゲストもこれから大御所の方をお呼びする予定もあって……。

大和田:わあ~、また緊張が~!

阪口:ゲストさんの生のトークと、大和田さんの緊張ぶりやふわふわぶりを(笑)、生で見に来てください!

――ありがとうございました!


■『阪口大助の声優のツボ』はバンダイチャンネルにて配信中!
毎週金曜日更新。配信開始から1週間は無料配信、以降バックナンバーはバンダイチャンネル有料会員限定配信。


>>『阪口大助の声優のツボ』配信ページ

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