映画
『たまこラブストーリー』スタッフ舞台挨拶をレポート!

大ヒット御礼! 山田尚子監督を始めとする制作陣が登壇した『たまこラブストーリー』スタッフ舞台挨拶をレポート!

 2014年5月30日(金)、東京の新宿ピカデリーにて映画『たまこラブストーリー』のスタッフ舞台挨拶イベントが行われた。

 この映画は2013年に放送されたテレビアニメ『たまこまーけっと』の続編作品。テレビシリーズの1年後を舞台に、幼なじみである「北白川たまこ」と「大路もち蔵」の甘く切ない恋模様を描いている。

 ステージには監督の山田尚子さん、演出の小川太一さん、プロデューサーの瀬波里梨さんが登壇。公開から1ヵ月以上経った今だからこそ感じることや、本作を制作する上で苦労したエピソードなどを語ってくれた。

 拍手のうちに山田さんらが登壇し、それぞれに挨拶を済ませイベントが開始する。司会者がおもむろに上着を脱ぐと、うさぎ山商店街のモデルになった枡形商店街で販売されているというたまこのTシャツが露になり、それを指摘した山田さんの一声で場の空気が暖まった。

 そんな和やかな雰囲気の中、改めて出来上がった本作を見て思ったことは?と最初の質問が投げかけられる。

 「たまこともち蔵と、みどりとかんなと史織とあんこも、皆少しずつ成長して一歩を踏み出すというフィルムが作れたんじゃないかと思います。もち蔵が告白する川でのシーンで、パッと引きの絵になるところの見せ方が狙い通りに上手くいってるなと思いました。」と山田さん。

 それを受けて小川さんは「作った側として、どうしても客観的に見れないという思いがありましたが、今は徐々に“いい作品ができたな”と込み上げるものを感じている真っ最中です。」とコメント。

 瀬波さんは「出来上がる直前のものを何回も見ている時、やはり小川さんと同じく客観的に見れなくなってしまっている部分もありました。映画館では2回見ましたが、見る度に視点が変わって新しい発見があるので楽しめました。一切の記憶を消去して新鮮な気持ちで見たいなと思うこともあります(笑)。」と1人の視聴者として正直な心の内を明かした。


■ラブストーリーを映画で作ることになった経緯

 続いての質問は本作が成り立った経緯、なぜ“ラブストーリー”を映画で描いたのか?という少し踏み込んだ内容のもの。

 この質問に対し、真っ先に切り出したのは瀬波さん。「映画化の話よりも以前に、たまこを掘り下げて描きたいという話を監督としていました。監督の描きたいものもハッキリしていて、それを作るのならどんな形がいいかな、と考えた時に映画以外の選択肢はなかったです。いい青春映画になるんじゃないかなと思いました」と、プロデューサーとして本作に対する自信のほどを伺わせた。

 山田さんは「たまこと何か、というところで話を考えていました。たまことひなこさん、たまこと豆大、たまこと学校・恋愛といくつかの選択肢がある中で、やっぱりたまこが恋愛をする内容に行ってしまう。たまこを掘り下げる要素として、豆大ともち蔵は外したくなかったですね。等身大で、ちゃんと共感できるものが多くあるところを探しました」と回答。譲れないものを突き詰めた結果としての“ラブストーリー”だったことを打ち明けた。

 本作について、最も苦悩した様子が見えたのは小川さん。「ラブストーリーを作ると聞いて、正直身構えました。ド直球な内容だったので、結構不安なところもあって。僕自身、ラブストーリーは好きな方ですけど、近年は斜に構えた作品が多いのでちゃんと受け入れて貰えるか心配でした。ストレートに演出していいのかどうかという点でかなり悩みましたが、ここまできたら絶対直球の方がいいと覚悟を決めて演出させて頂きました」と、最後は腹をくくったというエピソードを語っていた。

 イベント終了の時間が迫ったところで瀬波さんが大の「みどり」好きであることが暴露され、彼女について語るには飲み明かさないといけないと発言したことや、山田さんがコンテを描く前に山に籠り、滝にうたれて修行をした(!)というエピソードが飛び出し会場は笑いの渦に巻き込まれた。

 こうして惜しまれつつもその幕を降ろしたスタッフ舞台挨拶。最後に登壇者からのコメントでレポートを締めさせていただく。

【瀬波里梨さん】
 本来の予定にはなかった、このようなスタッフだけの舞台挨拶ができたのも皆さんの応援による反響のおかげです。今ここに立てていることがとても嬉しいです。もうそろそろ(公開が)終わってしまうところもありますが、引き続いて『たまこラブストーリー』の応援をよろしくお願いします。

【小川太一さん】
 まさか僕がこんな場に立つことになるとは思っていませんでした。ここに立っていられるのも(映画を)見て下さった方々のおかげです。本当にありがとうございます。

【山田尚子さん】
 やっぱり公開初日は期待も不安もいっぱいありましたが、こうして予定にない挨拶をさせてもらえたということは、たまこたちの勇気が皆さんに届いた結果だと思います。『たまこラブストーリー』を世に送り出せて、幸せな作品に携わることができて本当に最高です。これからも大事な一本として、皆さんに愛される作品になればと思いますのでどうかよろしくお願いします。

 また、5月31日(土)より本作の大ヒットを記念した入場者プレゼント第4弾の配布も決定しているので、まだ見ていない人はぜひ劇場へ足を運び、スクリーンで甘酸っぱい青春の一時を堪能して欲しい。

◆映画『たまこラブストーリー』作品紹介
≪イントロダクション≫
恋とバトンと青春と----京都アニメーションが贈る、完全新作映画!
少女は、知らなかった。将来、当たり前のように家業をついで、
ずっとこの場所でこのままでいられるんじゃないかって、無意識のうちに感じていた。
そうであればいいと、願っていた。けれど、幼なじみも友達も、少しずつ変わっていく。
少しずつ、大人になっていく。家族がいて、商店街の人たちがいて、変わらないものと変わっていくもの。
高校3年生の春。そんなことを思いはじめた少女は--------恋をする。
北白川たまこは、知らなかった。それは、「宇宙の入り口」に立ったような感覚。
そして少女は、一歩を踏み出す。たまこ、むけました。

≪ストーリー≫
春。高校3年生に進級しても北白川たまこの頭の中は相変わらずおもちのことばかり。
春の夕暮れ、学校の帰り道。たまこやみどりたち仲良し4人組は進路の話をしていた。
みんな不安をかかえながらも将来のことをちゃんと考えている様子。
たまこも、何気なく、将来は家業を継ぐと答える。
同じ頃、たまことお向かいの家でずっと一緒に過ごしてきたもち蔵も、ある決心をしていた。
周りの色んなことが変わっていって、少しずつ、少しずつ、たまこの心は揺れ始める……。

◆「南の島のデラちゃん」同時上映決定!
TVシリーズ「たまこまーけっと」の影の主役(?)デラ・モチマッヅィ。
彼のその後がどうなったのか、ついに明かされる……!『たまこラブストーリー』同時上映の短編が決定!
うさぎ山商店街から南の島に戻ったデラ・モチマッヅィのその後の様子を描いた短編の上映が決定しました!
タイトルは、「南の島のデラちゃん」。王子やチョイとの、ほのぼのドタバタな日常が描かれます。

<STAFF>
監督:山田尚子
脚本:吉田玲子
キャラクターデザイン:堀口悠紀子
美術監督:田峰育子
色彩設計:竹田明代
撮影監督:山本 倫
設定:秋竹斉一
音響監督:鶴岡陽太
音楽:片岡知子
編集:重村建吾
アニメーション制作:京都アニメーション
製作:うさぎ山商店街
配給:松竹

<CAST>
●『たまこラブストーリー』
北白川たまこ:洲崎 綾
大路もち蔵:田丸篤志
常盤みどり:金子有希
牧野かんな:長妻樹里
朝霧史織:山下百合恵
北白川あんこ:日高里菜
北白川豆大:藤原啓治
北白川ひなこ:日笠陽子
北白川 福:西村知道
大路吾平:立木文彦
大路道子:雪野五月

●同時上映『南の島のデラちゃん』
デラ・モチマッヅィ:山崎たくみ
チョイ・モチマッヅィ:山岡ゆり
メチャ・モチマッヅィ:下野 紘

「たまこラブストーリー」大ヒット御礼 入場者プレゼント 配布決定

大ヒット御礼を記念して、入場者プレゼント第4弾が決定致しました。
山田尚子監督による初期イメージラフポストカード(全2種)となります。
数量限定にて劇場への来場者にプレゼントいたします。

【配布スケジュール】
5月31日~「山田尚子監督 初期イメージラフ ポストカード」(全2種)
配布予定劇場はこちら
※特典のポストカードはランダム配布となりますので選べません。
※特典は無くなり次第終了となります。
※イオンシネマ新潟南、広島バルト11、TOHOシネマズ光の森に関しては、5月31日より第2弾入場者プレゼントと合わせて配布となります。
※各劇場の公開日によって、配布開始日が異なりますので、ご注意ください。

>>『たまこラブストーリー』公式サイト
>>『たまこラブストーリー』公式ツイッター(@tamakolovestory)

(C)京都アニメーション/うさぎ山商店街
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