声優
「テイルズ オブ フェスティバル 2014」2日目レポート

歴代キャラクター達による人気投票結果がスキット形式で発表! 最新作の情報も盛りだくさんの「テイルズ オブ フェスティバル 2014」2日目の模様をレポート

 2014年5月31日と6月1日の2日間、神奈川・横浜アリーナにて、バンダイナムコゲームスの人気RPG『テイルズ オブ』シリーズのファンイベント・『テイルズ オブ フェスティバル 2014』が開催された。

 シリーズ最新作『テイルズ オブ ゼスティリア』などの新作情報から、スペシャル生スキットによる人気投票の結果発表、ライブなど盛りだくさんのイベント2日目の模様を、1日目に発表された情報もあわせてお届けする。
 なお、出演メンバーは以下のとおりだ。

<出演声優陣>
・鳥海浩輔さん(『テイルズ オブ ヴェスペリア』ユーリ・ローウェル役)
・緑川光さん(『テイルズ オブ デスティニー』リオン・マグナス役)
・小西克幸さん(『テイルズ オブ シンフォニア』ロイド・アーヴィング役)
・鈴木千尋さん(『テイルズ オブ ジ アビス』ルーク・フォン・ファブレ役)
・森永理科さん(『テイルズ オブ ヴェスペリア』リタ・モルディオ役)
・櫻井孝宏さん(『テイルズ オブ グレイセス』アスベル・ラント役)
・柚木涼香さん(『テイルズ オブ デスティニー2』リアラ役)
・竹本英史さん(『テイルズ オブ ヴェスペリア』レイヴン役)
・近藤隆さん(『テイルズ オブ エクシリア2』ルドガー・ウィル・クルスニク役)
・杉田智和さん(『テイルズ オブ エクシリア2』アルヴィン役)
・置鮎龍太郎さん(『テイルズ オブ エクシリア2』ガイアス役)

●人気投票は波乱の連続!1位はまさかのあのキャラクターに

 ステージが始まると、本日の司会を務める小野坂昌也さん(『テイルズ オブ シンフォニア』ゼロス・ワイルダー役)と、名塚佳織さん(『テイルズ オブ イノセンス』アンジュ・セレーナ役)が登壇。カメラに近寄ってポーズをとるなど、小野坂さんがサービスをする度に会場からは大歓声が上がるも、「キャーキャーいってもらえるのは今だけ」と自嘲的なコメントで会場の爆笑を誘っていた。

 続いて、お待ちかねのシリーズ主要キャスト陣が総登場。

 出演声優陣が出揃ったところで、公式ポータルサイト『テイルズチャンネル+』で実施されていた人気投票の結果発表を、キャラクター達の掛け合いによって行うスペシャル生スキットが実演された。
 テイフェスに初参加となる近藤さん演じるルドガーの紹介では、緊張のあまり台詞ではなく行動を選択するトリガーが画面に出現するという、『テイルズ オブ エクリシア2』本編のゲームシステムを再現するという子ネタも挟まれ、会場は大爆笑。

 ルークのお馴染みの台詞「俺は悪くねぇー!」の大合唱では、今回も会場が1つとなり見事な掛け合いが完成していた。なお、過去の投票で何度も一位を獲得したユーリとリオンの2人は、殿堂入りということで投票の対象外となっており、リポーターのような形で進行の手助けを担当することに。

 投票結果は、まず30位から20位が発表された。会場にいたキャラクターからは大勢のヒロインキャラに混じってガイアスがランクイン。「こういうものは慣れていないが、入賞できたのは皆のおかげだ。ありがとう」と、いかにもガイアスらしい爽やかなコメントでファンを沸かせていた。残念ながら本日会場に来ることができなかったキャラクターには、エステルならリタ、シェリアならアスベルといった関係性の深いキャラによるお祝いの言葉が送られていた。

 次は順当に20位から10位の発表……かと思いきや、何故かいきなり1位から20位が発表されるというなにやら雲行きの怪しい展開に。会場がざわつく中、発表された順位ではなんとゼロスが1位の座に輝き、これには他のメンバーが即座に猛抗議。
 よくよく画面をみてみると、順位の部分が何者かの手によって修正された痕跡があり、疑われたアルヴィンが「俺は悪くねぇ!」とルークの代名詞を使って抗弁するなど、てんやわんやの騒ぎになってしまう。

 そんな時、事前にユーリが開場前に仕掛けていたという監視カメラの映像から、密かに忍び込んだゼロスが順位表の10の桁を塗りつぶして消していたことが判明。1位になって女の子にモテモテになりたかったのが動機のようだが、アルヴィンに迷惑をかけてしまったのは申し訳なく思っていたそうで、素直に謝罪してそれをアルヴィンも受け入れるという、元・裏切り者同士の作品を超えた友情が芽生えるという面白い一幕も見られた。

 アルヴィン、リアラ、リタ、そしてゼロスらが改めて受賞の喜びを語った後は、すっかり信用をなくしてしまったゼロスに代わってレイヴンがアンジュの手伝いを担当することに。

 ようやく10位から順番に1位までの発表が行われるも、ここでも再びハプニングが発生。10位のクラトスこそ順当に発表されたものの、何故か9位のロイドは「魔神剣が得意そうな人」、8位のエミルは「怒ったら恐そうな人」、7位のフレンは「料理音痴な人」にそれぞれランキングが変更されており、もはや何の発表をしているのか分からない状態になってしまう。

 キャラクター達が再びゼロスを怪しむ中、続いて発表された6位のレイヴンのランキングが「世界一かっこいい大人の男」だったことですぐに犯人が判明。鳴らない口笛をふいてバレバレの演技で誤魔化そうとするレイヴンをリオンが成敗しようとするも、なんと愛剣・シャルティエはロッカーに置いてきてしまったという。しかしここで、「リオン、我を使え!」と置鮎さん演じるディムロスが登場し、リオンに力を貸すという『デスティニー』ファンにはたまらない展開に!

 ところがディムロスはリオンの手は借りず、なんと自力歩行でレイヴンに近づくと即座に斬り捨てるというシュールな光景が繰り広げられる。これを受けたレイヴンは、時代劇のやられ役のような派手なリアクションで階段を転がってステージの下まで落下。これに何かと共通点の多いゼロス、そして何故かロイドもレイヴンを救うべく手をさしのべに向かい、2人も一緒に斬られて下に落ちていくという見事なトリオ芸を披露し、この日一番の爆笑を巻き起こしていた。

 その後は気を取り直して、正常なランキングでの5位から1位の順位が発表される。ジューダスが5位にランクインしたり、1位候補筆頭と思われていたアスベルがまさかの4位に転落し、「3位を守れなかった!」と絶叫するという波乱もありつつ、見事1位に輝いたのはなんとルドガー! 惜しくも2位に甘んじたルークは「なんで俺が1位じゃねーんだ!」と悔しがりつつも、投票してくれたファンに来年も応援してくれることを照れながらに頼むという、いかにもルークらしい“ツンデレ”な一面も見せ、客席を大いに沸かせていた。

 最後はルドガーが素直な喜びを口にしたところで、いきなりアンジュの様子が一変、なんと杉田さんが演じた、アンジェの前世の姿であるオリフィエルに身体を乗っ取られてしまい、ルドガーに試練を与えるというイベント(?)が発生!(この時、杉田さんと名塚さんは同時に喋っていたのだが発言の度に「せーの」とタイミングを合わせる様子が非常に微笑ましかった)。

 試練では『レジェンディア』のワルター、『アビス』のアッシュ、『ヴェスペリア』のシュヴァーン、『グレイセス』のヴィクトリアら、出演キャスト陣が演じた歴代の敵キャラクター達が同時に出現し、ルドガーへと襲いかかる。
 だがそこにユーリとリオンが助太刀に加わり、人気投票を制した3名よる夢の共闘であっという間に敵を退けると、最後に立ち塞がった『エクシリア2』のヴィクトルには、ルドガーが“骸殻(がいかく)”の力を発動して対抗し、見事試練を突破することに成功した。戦闘ではキャスト陣によってゲーム中でもおなじみの技名の数々が読み上げられ、生で聞く迫力の演技に客席の誰もが圧倒されていた様子だった。

●予想外の投票結果にはキャスト陣も驚愕!?

 スペシャルスキットの後は、キャラクターではなくキャストとしてのトークという形で人気投票の結果を振り返ることに。前回から大きく順位を上げたリアラ役の柚木さんは、いきなりの人気急上昇に「これ仕込みじゃないんですか!?」と戸惑いつつも、「来年は福山(潤)くんも連れてくるから!」と巧みにファンの心をつく発言で場も盛り上げ、来年のランク入りにも意欲を覗かせた。

 初登場にして1位を獲得した快挙を成し遂げたルドガー役の近藤さんは「僕自身もビックリしてますが、やっぱり一番新しい作品だから皆の印象に一番残っていたのではないかと思います」と冷静に結果を分析するも、「1位とったからルドガーはもう殿堂入りで」という小野坂さんのライバルを減らそうという企みには、「さすがにもうちょっと皆と楽しませてくださいよ!」と大慌てで反論するという光景も。

 なお、小野坂さんはアスベルの1位を予想していたらしく、本来このネタを櫻井さんに振るつもりだったのだとか。来年、アスベルは4位を守ることができるのか、そしてルドガーは無事投票に参加できるのか、要注目となりそうだ。

 また、サブランキングとして、“ギャップが魅力的なキャラ”と、“マスコットキャラ”の投票結果も発表。“ギャップが魅力的なキャラ”では、ガイアスが『テイルズ オブ エクシリア2』にかけて見せた、本人は真面目なのに天然ボケな一面が評価され4位にランクイン。“マスコットキャラ”ではラピードが3年連続1位となる圧倒的な人気を今年も見せ、キャスト陣から「来年こそラピード(石井真さん)も呼んで欲しい」と共演を熱望されるという一幕も見られた。

●気になるシリーズ最新作の情報が続々と明らかに!

  『テイルズ オブ フェスティバル』の魅力のひとつが最新情報コーナーだ。前日となる1日目ではPlayStation(R)3用ソフト『テイルズ オブ ゼスティリア』に関する発表が行われ、新キャラクターである津田健次郎さん演じるザビーダの登場や、人と天族が一体化して戦う新システム“神依(かむい)”にチャットシステムが初公開。

 くわえてSuperflyがテーマソングを担当することも明かされ、本作でもオープニングムービーを手がけているufotable制作によるスペシャルアニメ番組『テイルズ オブ ゼスティリア ~導師の夜明け~』の放送も決定した。また、コトブキヤとアルターの共同制作により、早くもスレイとアリーシャのフィギュアが登場するなど、発売はまだ先ながら、ファンを大いに喜ばせる情報が満載だった。

 2日目のステージでは、10月23日発売予定のニンテンドー3DS用ソフト『テイルズ オブ ザ ワールド レーヴ ユナイティア』の情報が主に紹介された。バンダイナムコスタジオの馬場英雄プロデューサーと、本作の制作プロデューサーを務める山田茉弥氏が登壇し、最新のプロモーション映像が公開。
 人気投票で1位を獲得したルドガーとユリウスの2人はオールスター作品に初参戦となるが、これは山田プロデューサーが馬場プロデューサーに直々にお願いして実現にこぎつけたものだという。「テイルズ オブ」シリーズのキャラクターが2つの陣営に分かれて戦うことになるという、シリーズの例にない展開を迎えることもあり、シナリオ面ではかなり大変だったと苦労も語ってくれた。

 また、初回封入特典である3種類の中の1種がランダムで封入される描き下ろしイラストカードの絵柄が、テイルズチャンネル+での投票結果によって決まることも明らかに。投票は6月16日まで行われていたようだが、激しい戦いに勝ち残った3人のキャラクターは果たして誰なのか、実際にその目で確かめて欲しい。早期予約者限定キャンペーンとして、人気キャラクターが大勢登場する追加マップが遊べるシリアルコードが入手できるのもあり、早めの予約が必要になりそうだ。

 さらに小西さんと鳥海さんのお二人の手で、App StoreやGoogle Play™で配信中のスマートフォンアプリ『テイルズ オブ アスタリア』と『テイルズ オブ リンク』の紹介が行われ、『テイルズ オブ フェスティバル 2014』の開催を記念したイベント&キャンペーンの実施も決定。自身もプライベートで『テイルズ オブ リンク』と『テイルズ オブ アスタリア』の両作をプレイしているという小西さんは「僕を見つけたら是非誘ってください。あと、ロイドのカード欲しいです。どんどん☆5を作ってください」とコメントし、ファンと開発陣に熱いアピールをすることを欠かさなかった。

●KOKIAのライブから、いよいよステージはグランドフィナーレへ

 楽しかったステージもいよいよ大詰め。ここからは『テイルズ オブ イノセンス』の楽曲を担当した、『テイフェス』初参戦となるKOKIAさんによるライブがスタート。『テイルズ オブ イノセンス』、『Follow the Nightingale』と『テイルズ オブ イノセンスR』『NewDay, NewLife』の両オープニングテーマで客席を魅了。

 「ようやく来ることができて本当に嬉しいです。皆さんが私の曲を聴いて元気にしてくださっているのと同じように、私も皆さんの手紙や言葉から力をもらって歌詞を書いています」と感謝の気持ちを告げ、オリジナル楽曲『愛と平和と音楽と』と『infinity』の2曲を心を込めて歌い上げる。締めくくりには『テイルズオブイノセンス』からエンディングテーマ『say goodbye & good day』をしっとりと歌い上げ、その美しい歌声を横浜アリーナ中に響かせた。

 ここで小野坂さんと名塚さんが登壇し、『テイルズ オブ』シリーズのイベントではすっかり恒例となる、終演時間が近づいたことに気づく「あーっ!」のくだりの後、再びキャスト陣が全員集合。それぞれにゲーム中のキャラクターの衣装を再現したブレスレットや台詞が書かれたTシャツを着用していたのだが、ロイドのグッズがなかったという小西さんは、なんと手作りのTシャツを披露。

 表にロイド、裏側にコレットのデフォルメされた手書きのイラストが描かれたもので、客席から「かわいい!」の嵐が巻き起こるほど大好評の様子だった。ただし、バンダイナムコゲームスのスタッフに商品化の希望をした時には、残念ながら心ない返事しか返ってこなかったという……。たくさんの要望が届けば、正式な製品化もありえるかも!?

 最後はそこにKOKIAさんも加わり、1人1人本日の感想とファンへメッセージを送り、キャラクターの台詞が飛び出す度に大歓声が上がるなど、締めくくりまで盛り上がりの絶えないイベントは幕を閉じた。


>>テイルズチャンネル+

(C)いのまたむつみ (C)藤島康介 (C)BANDAI NAMCO Games Inc.
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