声優
福山潤さん、『ボイス スイッチ』収録後インタビュー

自分のことを、ようやく素直に話せるようになりました――アニメイトTV独占! 福山潤さん、アニマックス『ボイス スイッチ』収録後インタビュー

人気声優の“素顔”に迫ることが人気の、アニマックスで毎週日曜日の20時55分から放送されている番組『ボイス スイッチ』。この番組は人気声優を2週にわたって特集し、その素顔に迫る“インタビュー形式”のミニ番組です。1週目は“仕事”について聞く“ON”、2週目は“プライベート”を探る“OFF”をテーマにしてインタビューを行い、普段は顔の見えない声優の素顔に迫ります。

11月2日、9日のゲストは『コードギアス 反逆のルルーシュ』でルルーシュ・ランペルージ役や、『中二病でも恋がしたい!』で富樫勇太役を担当した福山潤さん! 収録では、声優になることになった経緯や、ご本人が“転機”として語った『コードギアス 反逆のルルーシュ』についてを、じっくりと語っていました。

アニメイトTVでは、そんな番組収録後にインタビュー!『ボイス スイッチ』に出演した感想はもちろん、収録時に盛りあがった話題について、より深くお話しを伺いました!

■ 終了から7年、今だから素直に語れる『コードギアス』

――収録お疲れ様でした。『ボイス スイッチ』の収録はいかがでしたか?

福山:インタビューをみなさんに映像でお届けするというのはあまりない機会なので、言葉を選ぶのが大変でした!

――今回、福山さんのお仕事や、プライベートのことをかなり深くまで掘り下げていた印象でした。その点についてはどんなお気持ちでしょうか?

福山:僕自身、これまでは、参加してきた作品や自分のことをじっくりと語るというのは、ちょっとした“照れ”があって、なかなか素直にお話することが難しかったんです。ただ、最近になってようやく「自分の中でやったことや、思ったことは素直に言ってもいいのかな?」と思えるようになり、今日は自分の言葉で、今までの自分、そして今後の自分を再確認することができた、とても有意義な時間になったと感じています。

――収録では『コードギアス』についてお話も多かったですね。

福山:あの作品は、本当に苦労しかしていないので、話すことが沢山あります(笑)。そして、作品がリアルタイムで放送されていた時期には「これは言わないほうがいい」と思うことがありましたが、放送終了からはや7年が経過し、あらためて話せること、素直に語れることが増えてきたと思っています。

 
■ シリアスでも、コメディでも、それぞれに面白さがあるんです

――今回は養成所に入るまでのエピソードも、かなり赤裸々に答えてらっしゃったのが驚きでした。

福山:理由としては完璧に“下心”でしたからね(笑)。でも、あのキッカケがなければ、僕はここにいることはありませんし、人生の岐路に選んだ選択肢になったのは事実です。

――ただ、その時の葛藤はすごい物だったのではないでしょうか?

福山:当時は「とにかく親元を離れて、東京に出たい!」という願望が強く、この業界で一生やっていくのかということは、まったく実感のないことだったんです。そしたら、運良く行ってしまったというかなんというか(笑)。もちろん、今の僕があるからこそ言えることばかりですけどね。

――放送を見た視聴者の中には、福山さんの意外な一面に驚く方もいると思いますよ(笑)。では、これまでたくさんのお仕事をされてきて、一番楽しかったお仕事を挙げるとすればなんですか?

福山:作品が違えば楽しみ方も違いますから、それはもう、いっぱいありますね。ただ、その中で挙げるとすれば、年に1回、朗読劇『私の頭の中の消しゴム』という物に参加させて頂いることです。

――朗読劇ですか。

福山:初めてプロダクションに入り、右も左もわからない時代に、朗読劇の発表会で永井一郎さんと坂井治さんに陣頭指揮をとって頂き、稽古をつけてもらったことがありました。その経験があるからこそ、自分らしさが引き出されたとも言えるので、朗読劇に携わることは、僕の中でとても価値が高いことなんです。加えて、この朗読劇では、声優ではない方とふたりきりで、約2時間ぶっ通しで劇を行なうので、参加するたびに、新しい発見がありますね。

――2時間も! それは大変そうですね。

福山:毎回、胃がねじ切れるような緊張とプレッシャーを味わっています(笑)。あと、アニメなどでは毎年同じ作品を担当することは基本的に無いので、経験を1年積んだ上で、もう一度同じ作品に参加できるのも楽しいところですね。

――確かに、そういった部分は舞台ならではの面白さですね。

福山:あっ、あと2年前に『イクシオンサーガ DT』というアニメに参加させて頂いた時には「こういうおバカな作品っていいな!」と思いました。難しいことをなにひとつ考えることなく、大手を振って「この作品にはなんの意味もありません! ただ笑ってもらえればそれでいいです!」と言える作品だったので(笑)。やはり、一度経験したことよりも、まだ経験したことのない物をやるほうが、新しい楽しみを発見できていいですね。

 
■ 新人声優さんとは“ひと味違う”演技をお楽しみに!

――いろいろな活動をされている福山さんですが、最近の活動の中で「これには注目!」という物を教えて頂けますか?

福山:特撮の『烈車戦隊トッキュウジャー』という作品に参加しているのですが、物語がついに佳境を迎えます。子ども向けの作品、それも悪側で参加させて頂いているうえに、キャストさんが揃って先輩ばかりで、毎度毎度“負けた”気持ちで帰るという珍しい経験をしているので、とても楽しいです(笑)。そして、秋の新番組『七つの大罪』では、キング役として参加しています。見た目が小さな男の子という役柄に久しく挑戦することになるので、見て頂くみなさんには、若手の声優さんとはまた違う、僕なりの演技を楽しんで頂ければ嬉しいです。

――冬の新アニメも始まりますし、これからも出演情報が続々と発表されそうですね。

福山:もちろん、このほかにもお話したいものはあります。「そんなのやるの!?」というのもありますので、そちらもご期待ください(笑)!

――新たな発表を期待しております! それでは、最後に読者ヘ向けたメッセージをお願いいたします。

福山:さまざまな方が、それぞれの立ち位置で自分のことや、お仕事について語ってきたこの番組に、自分が参加できたことを光栄に思います。まがりなりにも、新人とはいえないキャリアを積んできましたので、これまでアニメを楽しんで見てくれた方々が「こういう世代の人が、こんな気持で演じていたんだ」「ほかの声優さんはどんなことを考えているんだろう?」と思って頂けるインタビューになっていれば、とても嬉しいです! ぜひ、放送をご覧ください! 

――ありがとうございました!

 
収録で「声優に必要なことは、楽しむこと」と答えていた福山さん。収録後のインタビューでも、声優、役者としてお仕事をめいっぱい楽しんでいる様子が、言葉から滲み出ていました。番組の放送時には、そんな雰囲気を、ぜひみなさんにもご覧いただきたいです!

さて、福山さんに続く11月16日、23日のゲストは『ラブライブ!』で絢瀬絵里役を担当し、音楽ユニット『fripSide』のボーカルを務めていることでも有名な南條愛乃さん! アニメイトTVでは、南條さんの収録後インタビューも予定していますので、ぜひご期待ください!

>>アニマックス公式HP
>>ボイススイッチ公式サイト
>>ボイス スイッチ公式ツイッター

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