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『戦国無双 Chronicle 3』完成発表会の模様をレポート!

草尾毅さん、竹本英史さん、松風雅也さんが登場した『戦国無双 Chronicle 3』完成発表会&囲み取材の模様をレポート!

 11月7日に行われた「『戦国無双 Chronicle 3』完成発表会+??」。『戦国無双』シリーズプロデューサーである鯉沼久史さんをはじめ、キャラクターの声を演じた草尾毅さん、竹本英史さん、松風雅也さんもステージに登壇した。今回は発表会でのキャストトークの内容と、その後に行われたインタビューの模様をお伝えしていこう。

■急な生アテレコに出演者は全員ドキドキ!

▲左から松風さん、竹本さん、草尾さん

▲左から松風さん、竹本さん、草尾さん

 今回のイベントでは『戦国無双』にまつわる数々の新情報が発表された。その中でもキャストの方々がまず盛り上がったのが、スマホアプリ『戦国無双シュート』に登場するキャラクターで人気投票を行い、人気上位のキャラクターの声優の方を招いて年明けに都内でイベントを行うというTwitterキャンペーンの発表。この発表の際に普段も本作を遊んでいて、このイベントの出番の直前まで本作プレイしていたという竹本さんは、自身が演じた石田三成に投票するのかと思いきや、「僕はChronicleシリーズの女主人公のビジュアルが好きなんですけど、投票する事は可能でしょうか?」という質問をぶつけられて苦い表情を浮かべた鯉沼プロデューサーだったが「大丈夫にしましょう!」と快諾。その一部始終に松風さんは「凄い!鯉沼さんの一言でできるんですね!」と驚いていた様子だった。

 続いて『戦国無双』シリーズ10周年を記念したコンサートが発表され、シリーズでも人気のBGMを和楽器やエレキギターの生演奏で聴くことができるイベントとなっている。なんと、このイベントにも草尾さん、竹本さん、松風さんが応援として駆けつけると発表されたのだが、司会者に「和楽器のコンサートなんでしょ? 応援って僕らは何をすれば……」と言う竹本さんに続き、松風さんも「今から練習するんですか!?」とボケを入れた。最後に「じゃあ(楽器)何やる?」と草尾さんも乗り、会場の笑いを誘っていた。

 サプライズ発表として『戦国無双』のTVアニメシリーズとしての展開が発表。今年の3月に放送された「戦国無双SP ~真田の章~」には登場しなかった藤堂高虎も今回はしっかり登場するという事で、松風さんは喜びの声を上げていた。そして、アニメ化に対する意気込みとして、草尾さんは「3月の「戦国無双SP ~真田の章~」の時に、いつかTVシリーズとして出来たら良いですねと言っていたのがやっと実現しまして、また新たに身が引き締まる思いです。“『戦国無双』の真田幸村良いよな”って言われるように演じていきたいと思いますので、来年TVシリーズをご覧になっていただきたいなと思います」と語り、竹本さんは「待ちに待ったTVシリーズということで、若干緊張しています。ゲームとはチョット違う新しい三成を皆さんにお届けできると思うので、皆様も放送を楽しみにしていて下さい」とコメント。松風さんは「いやぁうれしいですね! ゲームと同様の豪華なキャスト陣で先輩たちに囲まれていますけど、下克上という言葉もあるので、年齢キャリア問わずに戦って勝てる相手には勝っていこうという意気込みで取り組んで、高虎良いねと言って頂けるように全力で演じていきたいと思います」とそれぞれ熱い思いを話した。

 アニメの発表も終わり、ここでまさかの生アフレコのコーナーへ。といっても、まだ声の収録が始まっていないのはもちろん、今回公開されたアニメーションも見るのが初という状態だったので、急なアテレコにかなり戸惑いを見せるキャストの三人。今回アテレコに使用されたカットには藤堂高虎が出ていないという事なので、松風さんは本来、小野大輔さんが演じている真田信之を急遽演じる事に。そして稲姫役には司会者の女性が、島左近役には鯉沼プロデューサーが演じるというまさかの展開に発展。映像が流れると、数分前に台本を観たにも関わらずキャストの三人は素晴らしいアテレコを披露。途中、稲姫と島左近のセリフに崩れる場面もあったが、なんとか終えることが出来た。終了後、竹本さんは「本番はちゃんとやろうって本当に思いました(笑)」とコメントを残した。

 そして最後はキャストと鯉沼プロデューサーからコメントが送られ発表会は幕を閉じた。

■キャストの三人が登場した囲み取材の模様をお届け!

 ──「Chronicle」シリーズの収録中での何かエピソードはありますか?

 真田幸村役・草尾毅さん(以下、草尾さん):ナンバリングタイトルとは違い、世界観は同じなんですけど、プレイして下さる方にとっては新作なので、同じキャラクターの同じセリフでも、なにかそこに新しい物を込められないかなという模索はしています。ナンバリングタイトルより幸村のセリフは少ないのですが、もしかしたらナンバリングタイトルより緊張しますね。

石田三成役・竹本英史さん(以下、竹本さん):「Chronicle」はナンバリングタイトルよりも歴史を題材に自由に遊べる作品なので、あり得ないような設定の中で石田三成だったらどう動くだろうか、というのがこのシリーズの醍醐味だと思っているので、役で遊んでみたりチャレンジしたりというのを「Chronicle」シリーズでは心掛けています。三成にはこういう面が有るんだと思って頂けるように収録しました。

藤堂高虎役・松風雅也さん(以下、松風さん):あまり史実に縛られないとうのがいい所なので、演じる私達はもちろん、制作のコーエーの方も自分たちのエッセンスを出せるということで、担当者の方が「今回こういうのがやりたくて、高虎の見せ場が多いんですよ!」と熱のこもった説明をしてくださるのが凄く好きで、それに答えるように今回も演じました。

──草尾さんに質問なのですが、1話だけのSP特番とTVシリーズの違いは何かありますか?

草尾さん:キャラクターの掘り下げ方や、シリーズ全体を通しての大きな流れなどが監督を始めスタッフの方が作ってくださるので、それを自分たちがどう解釈するのかというのが違いますね。1話だけだと、キャラクターの魅力を全部そこにつぎ込まなくてはいけないので、集中力がいります。それがTVシリーズだと1話から最終話に向けて軌道修正などもしつつ、より深いキャラクターになるような気がします。

──ゲームの収録とアニメの収録でなにか違いなどはありますか?

草尾さん:ゲームの収録は基本的に一人で行うことが多いんですけど、アニメの収録だと掛け合いが出来るので、相手のセリフを聞きながら演じることでリアリティだったり、感情的な部分でもより深く入り込めると思います。アクションに対しての微妙な息づかいなども確認しながら演じることが出来るので、またゲームと違った『戦国無双』の魅力を引き出せるのではないかと思います。

竹本さん:草尾さんのおっしゃる通りです。今年の三月にイベントをやらせて頂いた時に、ドラマもやりましたけど、ドラマも掛け合いじゃないですか。掛け合いでやるとゲームの時のように一人で収録している時には想像しきれない人間関係だったり、テンションなどが出てくるので、自分でも想像出来ないお芝居ができるのが掛け合いの魅力だと思います。なのでまたゲームとは違った掛け合いをお届けできるんじゃないかと思います。

松風さん:皆さん自分の役にプライドを持っていますし、背負うものも大きいじゃないですか。実在した人物だったりするので。ゲームでは別々で声を録っているので、掛け合いの際は相手の声のトーンに合わせての演技というのは出来ませんでした。アニメーションではそれが出てくるので、これは負けられないなと思っています。

──演じられてる役の悲しいシーンを演じた時に、私生活に影響することは有りますか?

竹本さん:『戦国無双』に関しては、僕は演じていると同時に1ユーザーでもあるので、三成の悲しい最期などはプレイして涙したりすることは有るんですけど、急にお風呂に入っていて「三成、最期死んじゃったなぁ」とかそういう事は無いですね(笑)。

草尾さん:どっかキャラクターの追体験だったり、一体化している部分もあるので、どんなキャラクターでも亡くなるシーンを演じた時は自分もどこか一回死んでしまう感覚があります。寿命が3日くらい縮まったかなとか思う時が有ります。

松風さん:私の演じるキャラクターは、本作では多分死なないと思うのですが、残された者の悲しさというのも表現できればいいなと思います。

──自分以外のキャラクターで演じてみたいキャラクターはいますか?

松風さん:他のキャラクターが濃すぎて考えられないですね。今日は偶然演じさせて貰ったんですけど、やはり歴史上の方を演じるのは反響が凄くて、前に高虎のご子息の方がTwitterをやられていたりして、そこで会話とかが出来てしまうのでリアルって凄いなと思いました。もう一役で精一杯ですね。

竹本さん:あえて一役挙げるとすれば、大塚明夫さんが演じられている本多忠勝ですかね。僕には絶対出来ないキャラクターだと思っているので、やれるならやってみたいっていう憧れがありますね。あんなに堂々とすべてのものを受け入れて、弾き返して、殴り倒して、あんなに力強くお芝居出来たら楽しいだろうなと思います。

草尾さん:僕も幸村以外っていうのは考えたことが無いですし、他のキャラクターはみんな濃すぎるので、やっぱり幸村一択ですね。逆に幸村以外はお断りします(笑)。

──最後にもう一度ゲーム、アニメに対しての意気込みをお願いします。

松風さん:もう完全に負けられない戦いだなと思います。私としてもとても良い意味でプレッシャーを感じていて、反響も大きいヒット作なのでその期待に答えられるように視力を尽くして必ず結果を出したいと思います。10周年もさらに盛り上がっていきますので、最後まで応援して頂ければと思います。

竹本さん:「Chronicle」シリーズはみなさんが思うように動かすことができる、史実とは違う世界なので、各キャラクターと沢山遊んでゲームを楽しんで下さい。そして本筋を追うであろうアニメの方が1月から始まりますので、本編の方も命を吹き込んで演じていきますので、“if”の世界も史実の世界も合わせて楽しんで頂ければといいなと思います。

草尾さん:2014年は『戦国無双』10周年のメモリアルイヤーだったわけですが、今年の後半最後にきて、2015年にコンサートが発表されたり、TVアニメがスタートしたりということで、来年は次の5年10年に繋がるまた新たなスタートに一年になると思います。この勢いに乗っかってみんなでこの『戦国無双』シリーズをビックなタイトルにしていきたいと思いますので、よろしくお願いします。

■作品情報
TVアニメ『戦国無双』
テレビ東京・テレビ大阪・テレビ愛知・BSジャパンにて
2015年1月放送スタート!

>>アニメ「戦国無双」公式HP
>>ゲーム「戦国無双」公式 HP

(C)コーエーテクモゲームス/アニメ戦国無双製作委員会
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