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「あの夏で待ってる感謝祭@東京」イベントレポ

難題クイズコーナーにタジタジ! 島﨑信長さん、戸松遥さんらメインキャストが総出演した「あの夏で待ってる感謝祭@東京」イベントレポート

 高校生たちの恋愛模様を描いた切ないストーリーや細部まで表現された各キャラクターたちの描写で、今もなおファンの心に焼き付いて離れないひと夏の思い出を残したアニメ『あの夏で待ってる』。そんな本作のイベント「あの夏で待ってる感謝祭@東京」が2014年10月26日(日)・ラフォーレミュージアム六本木で、満を持して開催された。

 イベントにはメインキャストやOP曲などを歌ったアーティストが出演し、トークショーや朗読劇、ライブを行った。本稿ではイベントの夜の部をレポートする。なお、11月27日(木)には、『OVA あの夏で待ってる 特別編』も発売となるので併せてチェックを!!

【出演者】
・島﨑信長さん(霧島海人役)
・戸松遥さん(貴月イチカ役)
・石原夏織さん(谷川柑菜役)
・荻原秀樹さん(石垣哲朗役)
・阿澄佳奈さん(北原美桜役)
・田村ゆかりさん(山乃檸檬役)
・日高里菜さん(りのん役)
・Rayさん
・やなぎなぎさん

●思い出のシーンを振り返る

 印象深いアニメシーンを使ったPVが流れると、いよいよイベントが開幕。さらに、今回の司会を務める島﨑さんが登壇し、「みなさん今日は盛り上がっていきましょう!」と会場に挨拶を贈る。

 そして、島﨑さんの呼び込みでメインキャストが登場。早速、最初のコーナーが行われた。はじめのコーナーは、アニメの名シーンを見ながらの振り返りトークだ。

 第7話「先輩の気持ち。」より、沖縄で海人とイチカが二人きりになるシーンでは、当時のアフレコを思い出話を語っていくキャスト陣。「告白のような台詞があって、イチカ先輩を追いかけたいという気持ちで演じてみたんですけど、監督や音響監督から淡々と言ってほしいとディレクションされたのを覚えています。恋をする海人の気持ちに気づいていくイチカ先輩の様子をどんな風に演じました?」との島﨑さんからの質問に「難しい質問ですねー。そんなに深くは考えずに、流れのままにみなさんと合わせたり、海人くんの台詞を聞いてみて演技が変わったりしましたね。私も台本を読んでワクワクしながら展開を楽しみにしていましたし、最初から海人くんに対する気持ちは他のみんなより頭一つ抜き出たところはありました」と、回答する戸松さん。

 日高さんオススメの第9話「せんぱい」の海人へ告白が失敗し、泣きじゃくる柑菜を哲朗がなぐさめるシーンでは「なんで哲朗はいつもいいところにいるんですかね?(笑) でも、このシーンは柑菜ちゃんの気持ちもこもっていてグッと来ました」とコメントする日高さん。「海人はその後、5回目のキスしちゃったりして、現場ではいろいろ言われました……」と、島﨑さんもある意味心に残っているシーンでもあるそうだ。

●超難解はクイズが続々登場

 続いては叙々苑の豪華お食事券を懸けたコーナー「なつまちキャラクタークイズ」が行われた。このコーナーでは、各キャラクターに関する問題を演じたキャストが出題し、最終的にポイントが多い人が優勝となる。問題は昼の部よりも難しくなっているそうなのだが、果たして勝利は誰の手に!?

 第1問は「海人の姉・七海がボリビア出張で買ってきた人形の名前は何でしょう?」(答え:エケコ人形)。昼の部で荻原さんがこの話題を出していたこともあり、「これはシンキングタイムもいらないでしょう」と出題者の島﨑さんも余裕の表情だ。だが、それとは裏腹に阿澄さんの回答をカンニングする田村さんと日高さん。これには島﨑さんも「先輩だから何も言えねぇ!」と困り果ててしまう。さらに戸松さんと石原さんもみなさんの回答を見て書き直したり、初っ端からドタバタの展開になってしまうのだった……。

 「柑菜の好きな食べ物を3つ挙げてください」(答え:酢こんぶ、おやき、野沢菜)という問題では、「私もはじめて知りました(笑)」と演じた石原さんも知らないような難題が飛び出し、かなり苦戦するみなさん。その他にも、「第2話で、海人とイチカのふたりで服を見に行った最初のお店の名前は何というでしょう?」(答え:H&P)に「ファッションセンターしまむら」と島﨑さんが回答したり、「哲朗の姉、真奈美の結婚後の苗字は?」(答え:小倉)に「これはわかります。お兄さんの名前もわかりますよ」と自信満々の阿澄さんが「小川」と間違えたり、終始笑い声が上がっていった。

 そして最終問題「りのんがMIBで与えられている役職はなんでしょう?」(答え:特別顧問)を終えると、いよいよ結果発表へ。ファンからもうなり声が上がっていたクイズコーナーだが、結果は4ポイントをゲットした田村さんが見事優勝! 「確実にわかった問題って何個ありました?」と阿澄に質問されると、「最初以外!(笑)」(田村さん)と、ちょっと不正疑惑な感じもするが、叙々苑の豪華お食事券は田村さんへと贈られた。残念ながら0ポイントだった島﨑さんは「想いは点数とかじゃないと思うんですよね」と熱いコメントをしていた。

●今度の舞台はオンラインゲーム!?

 ここからは、会場だけの特別ストーリーが繰り広げられる朗読劇「あの夏で逢ってた」が行われた。高校を卒業し、様々な進路へと旅立っていった6人。海人が映像の専門学校に通っていたり、柑菜が留学していたり、今まで明かされていなかった未来が垣間見え、ファンにとってもたまらないものになっていた。

 しかし今回は、メンバーがオンラインRPGゲームで再開するという、一味違ったストーリーが展開。最初はほのぼのとゲームをしていたはずが、哲朗が暴走したり、檸檬の差し金で巨大りのんと戦う羽目になってしまったり、爆笑必至のシナリオとキャスト陣の生のアフレコには会場も笑い声が絶えなかった。

 朗読劇の後は、ライブコーナーの時間へ。まず登場したのは、OP曲を歌うRayさんだ。もちろん歌うのは「sign」と「季節のシャッター」。Rayさんの青い衣装に合わせるように会場も青いペンライトの光で包まれていく。

 続いて登場したのは、ED曲を担当するやなぎなぎさん。アニメED映像とともに「ビードロ模様」、「point at infinity」の2曲を披露。やなぎさんに合わせ会場全体での手拍子は独特の一体感を見せてくれた。イベントの終盤は登壇者全員のコメントが会場へ贈られた。最後にこちらをまとめてご紹介しよう。

□やなぎさん
 私は「ビードロ模様」がソロデビューの作品です。2年越しにイベントができるのは『あの夏で待ってる』がみなさんに愛されている証拠だと思いますし、今日この場で歌わせていただいてうれしく思っています。また、こうやってみなさんとお会いできることを楽しみにしています。

□Rayさん
 『あの夏で待ってる』は私のソロデビューの作品でもあり、「sign」という曲ははじめてお店にCDが並んだ曲でもあります。『あの夏で待ってる』は、私に大事なはじめてをくれた作品です。多くのかたがお越しくださって、本当に愛されている作品なんだなということを実感しました。またみなさんに会える日を楽しみにしています。

□日高さん
 放送が終了して2年経ちますが、みなさんが集まってくださって本当に愛されている作品なんだなと伝わってきて、すごくうれしく思っています。また、ここに立っているみなさんと一緒に、今日お越しくださったみなさんとお会いして、声を届ける機会があったらうれしいなと思っています。

□田村さん
 今日はみなさんがにこやかでうれしそうで、よかったなと思いました。ありがとうございました。

□阿澄さん
  三年後にこんなにたくさんの方に集まっていただいてまた一緒に作品のお話をできるだなんて、収録当初は考えもしなかったと思います。おもしろい組み合わせのメンバーですし、以前イベントをやったときのことなんかも思い出して懐かしくなりました。この作品は曲も素晴らしいので、ライブで曲を聴けたのもうれしかったです。私も大好きな作品なので、みなさんにも好きだと言ってもらえるのがとても幸せです。またどこかでお会いしましょう!

□荻原さん
 みなさんの笑顔を見て、楽しんでいただけたんだなと感じています。ぶっちゃけて言うと、僕はこのメンバーの中でダントツで年齢が上なんですよ。しかも設定が高校生で、好きな子が柑菜ちゃんで……(石原さんを見ながら)。本当に申し訳ありません!(笑) 収録やイベントでみんなの中に溶け込んでいけたらなと思いながらやってきて、楽しく輪の中に入れたんじゃないかなと思っています。放送から2年経って、こうやってメインキャストやアーティスト全員が集まってイベントができたことは、みなさんの応援やスタッフのおかげでできたことなんじゃないかなと思っています。この作品で映像化されていないところや裏の部分をいつか見てみたいです。そういったものがみなさんに届くように、これからも応援よろしくお願いします。

□石原さん
 今日、キャストのみなさんやアーティストのお二人に会って、収録していたときのことをすごく思い出しました。当時はアフレコにもなれていなかったし、人見知りで緊張もしていましたが、2年ぶりにみなさんに会ったら逆にほっとするような、楽しい一日が過ごせたように思います。ここに戻ってこれてよかったなと感じました。

□戸松さん
 昼に引き続き、クイズはボロボロでした……(笑)。ですが、とっても楽しいひと時でした。『あの夏で待ってる』という作品は、私にとっても特別で大切な作品です。こんなに情熱的な恋愛を演じる役というのは私の中でも珍しくて、大人のお芝居をやってみたり、挑戦することが多い役でもありました。収録現場も温かくて、楽しい、いい思い出がたくさん詰まった作品です。こうやってメインキャストのみなさんとアーティストのお二人とステージに立てることは本当に幸せなことだなと思います。こういう機会があって、みなさんが集まってくれることは、作品が愛されている証拠なんだなと実感しました。なにより、みなさんの応援があってこその今日のイベントだと思うので、これからも応援よろしくお願いします。

□島﨑さん
 いじられたり、いろいろなことがありましたが楽しいイベントになったなと感じています。『あの夏で待ってる』は収録の開始からすると、3年間も関わらせていただいています。この作品は、演じているキャストや主題歌を歌うアーティストさん、作品を作るスタッフさん、応援してくださるファンのみなさん、全ての人の情熱や愛が凝縮されている作品です。『あの夏で待ってる』に関わらせていただいてから、作品や仕事に対してみんなで作っているんだという意識をより強く持つようになりました。それは、はじめて主人公として作品に関わらせていただいたからというのもあるし、何より作品に関わる全ての人が愛に溢れていたからだと思っています。霧島海人役として、、またみなさんにお会いできてすごくうれしかったです。今後とも『あの夏で待ってる』をよろしくお願いします!


■『あの夏で待ってる』

【スタッフ】
原作:I*Chi*Ka
監督:長井龍雪
脚本:黒田洋介
キャラクター原案:羽音たらく
キャラクターデザイン:田中将賀
メカデザイン:海老川兼武
美術監督:川本亜夕
美術設定:須江信人
色彩設計:村永麻耶
撮影監督:大河内喜夫
編集:西山茂
音響監督:明田川仁
音響制作:マジックカプセル
音楽:I‘ve sound/井内舞子
音楽制作:NBCユニバーサル・エンターテイメント ジャパン
オープニング:Ray
エンディング:やなぎなぎ
プロデュース:GENCO
アニメーション制作:J.C.STAFF
製作:なつまち製作委員会

【キャスト】
貴月イチカ:戸松遥
霧島海人:島﨑信長
谷川柑菜:石原夏織
石垣哲朗:荻原秀樹
北原美桜:阿澄佳奈
山乃檸檬:田村ゆかり
りのん:日高里菜

<リリース情報>
■『OVA あの夏で待ってる 特別編 』

発売日:11月27日(木) 初回限定生産
価格:[Blu-ray] 4,800円(税抜) / [DVD] 3,800円(税抜)

[仕様]
・羽音たらく描き下ろしスリーブケース
・田中将賀イラスト特殊パッケージ仕様


>>『あの夏で待ってる』公式サイト
>>『あの夏で待ってる』公式Twitter【推奨ハッシュタグ:#natsumachi】

(C)I*Chi*Ka/なつまち製作委員会
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