クイズにゲームに朗読劇も！　広橋涼さん、小野大輔さんらメインキャストが勢ぞろいした「繰繰れ！コックリさん」春のモフモフ大感謝祭【昼の部】レポート

　2014年10月～12月まで放送されたTVアニメ『繰繰れ！コックリさん』。コックリさんをはじめとした人ならざる者たちと、主人公・市松こひなが織り成すドタバタコメディーが魅力の本作。そんな本作に出演する豪華声優陣が一堂に会したイベント「「繰繰れ！コックリさん」春のモフモフ大感謝祭」が2015年3月1日(日)、麻生市民館で行われた。

　イベントでは、声優陣による生アフレコやゲームコーナーが開催され、会場に集まったファンも大興奮に包まれた。本稿ではイベント昼の部の模様をレポートでお伝えしよう。なお、登壇者は以下のメンバーだ。

【登壇者】
・広橋涼さん(市松こひな役)
・小野大輔さん(コックリさん役)
・櫻井孝宏さん(狗神役)
・中田譲治さん(信楽役)
・ゆかなさん(タマ役)
・金元寿子さん(じめ子役)
・山本和臣さん(山本くん役)
・鳥海浩輔さん(天狗役)

・司会:大橋隆昌さん

●紅組、白組に分かれて勝負！

　「コックリさん、狗神さん、信楽さんお出でください」と市松の呼び声が暗転した会場に響き渡ると、ステージには広橋さんの姿が。その声に応えるように「呼んだか?」(小野さん)、「何でございましょう我が君」(櫻井さん)、「なんだい嬢ちゃん」(中田さん)とメインキャストが観客席から登場！　これには観客もビックリで、目を丸くしてしまう次第だ。もちろんその他のキャストも観客席から登場し、のっけから掴みはバッチリ。中田さんが信楽のコスプレをしていたり、鳥海さんが会場に流し目を送ったりと楽しげな開幕となった。

　登壇者が挨拶を済ませると、最初のコーナーが展開。ここからはチームに分かれての対抗戦が行われていく。広橋さん、小野さん、ゆかなさん、鳥海さんの紅組と、櫻井さん、中田さん、金元さん、山本さんの白組というチーム分けだ。勝利チームには豪華プレゼントが贈られる。まずは視聴者のアンケートをもとにした「繰繰れ！みんなの一番シーン!」のコーナーからスタート。今回は「突っ込みたくなるシーン」の上位5位が紹介され、その中で4位になったものを当てるという、なんとも難しい問題が繰り出される。

　その中で紅組が選んだのは「狗神 全般」、対する白組は「第2憑目 こひなの顔のパーツが取れるシーン」。「チーム内でスライドの並びが順位のままなんじゃないかという予想になりました(笑)」(小野さん)と紅組は回答していたが、正解は「第2憑目 こひなの顔のパーツが取れるシーン」で軍配は白組に上がった。

　続いての問題は「クイズ!この後どうした!?」。こちらはあるシーンの次の展開を答える問題なのだが、キャスト陣が自由奔放な回答を披露していく破目に……。「最近人形設定が疎かになっているこひなが、人形力を高めるための行った修行とは？」という問題では、「からくり人形のモノマネ」(小野さん)、「人形のまね」(ゆかなさん)、「こけしになる」(山本さん)、「こけしごっこ」(中田さん)など、こひならしい回答が出揃う中、櫻井さんと鳥海さんが怪しい絵を描いて会場を沸かす。

　その他の問題でも、山本さんが「カメハメ波をうつ」と回答したりと、最後まで笑いが巻き起こるコーナーとなった。

　クイズコーナーの後は、イベント限定の朗読劇が行われる。今回のストーリーは、みんなで商店街のタイムセールへと繰り出すお話だ。効率よく進めるためにコックリさんが2チームに分けて買い物をお願いしたのだが、自由に買い物を始める面々。こひながお肉コーナーで人間を肉と表現するブラックなネタが飛び出したり、人ごみを掻き分けるために小野さんが雄叫びを上げたり、朗読劇でもネタが満載であった。

●福笑いで抱腹絶倒！

　後半はアニメBD特典映像にも収録されていた「昭和クイズ」のコーナーからスタート。その名の通り、昭和に関する問題にチャレンジするコーナーだ。「明石家さんまが出演していた「幸せ～ってなんだっけ？」で始まるCMの商品名は何？」、「アサヒ玩具が「アメリカで大流行のおもちゃ」として発売したのがきっかけでヒット商品となった、二つのボールを結んだおもちゃは？」などなど、昭和世代にとっては懐かしい問題の数々が出題されていく。

　ここでは櫻井さんが日本万国博覧会のテーマソング「世界の国からこんにちは」を口ずさんでみたり、野球好きな鳥海さんが「KKコンビ」や東京ドームに関する問題に難なく解答するなど、キャストならではのシーンも垣間見えた。キャストが正解するたびに、観客も大きな拍手を贈る。

　会場が盛り上がる中、行われた次のコーナーは「巨大福笑い！」。こちらは狐モードになったコックリさんや狗モードになった狗神などのパーツを使って福笑いに挑戦するコーナーだ。紅組、白組から最初にチャレンジするのは鳥海さんと櫻井さん。お二人ともアイマスクをつけての挑戦ということもあり、「変なおじさんです！」と言って変なポーズを取って会場の笑いを誘う。

　チームメンバーの手助けをもとに櫻井さんは、ほぼ完璧な信楽を作り上げるも、鳥海さんはパーツを横に並べて変なタマを作り上げてしまう。しかし、「猫は四足歩行なので、こういう形をしているんです」と多少強引な持論で正解をもぎ取る鳥海さんであった……。その後に挑戦した小野さんと山本さんは、これぞ福笑いといった感じの滅茶苦茶な仕上がりに。キャラクターの顔ばかりを使ったり、胴体を2つ使ったりと、なんとも独特な仕上がりとなったのだった。

　ゲームコーナーの後は本編名シーンの生アフレコが開幕！　信楽の登場シーン、天狗のショタ好きが発覚するシーン、心温まる第1憑目のラストシーン、懇親の生アフレコを披露が披露されるたびに笑い声が巻きこったり、迫真の演技に聞きほれたり、イベントだからこそ感じられる空気感を観客だけでなく、キャストも楽しんでいる様子だった。

　ラストは朗読劇の第二幕へ。買い物を終えた面々はみんなで鍋を囲むことに。しかし、他のメンバーはコックリさんに言われたリストにはないカップ麺やお酒をこっそりと買っており、必死にばれないようにごまかしてく。料理上手なことを褒めたり、突如としてコントを始めたり、なんとか隠蔽を企てるが……。最後には、こひなが鍋のシメにカップ麺を大量投入してバレてしまうのであった。

　そんな中、早くもイベントも終了の時間。ここで紅白対抗戦の結果発表が行われ、見事白組の勝利が決定！　白組のみなさんには叙々苑のお食事券がプレゼントされた。そして最後にキャスト陣からのコメントが会場に贈られてイベントが締めくくられた。最後の広橋さんは「お家に帰るまでがイベントです！　足元気をつけてお帰りください！」と元気のいい挨拶をし、大盛り上がりのステージの幕が閉じられた。

　イベントも大盛り上がりだった『繰繰れ！コックリさん』は、現在BD&DVDが絶賛発売中だ。キャスト陣が出演している映像特典『戯れるのです？』も収録されているので、こちらも合わせてチェックしていただきたい。

■テレビアニメ『繰繰れ！コックリさん』

【STAFF】
原作：遠藤ミドリ（掲載 月刊「ガンガンJOKER」スクウェア・エニックス刊）
監督・脚本：平池芳正
キャラクターデザイン・総作画監督：大島美和
美術監督：松本浩樹
色彩設計：鈴木依里
撮影監督：塩川智幸
編集：坪根健太郎
音響監督：鶴岡陽太
音楽：百石元
音楽制作：KADOKAWA メディアファクトリー
アニメーション制作：トムス・エンタテインメント

【CAST】
市松こひな：広橋涼
コックリさん：小野大輔
狗神：櫻井孝宏
信楽：中田譲治
タマ：ゆかな
じめ子：金元寿子
山本くん：山本和臣
ナレーション：田村ゆかり
ほか

【INTRODUCTION】
コックリさん
コックリさん
おいでください……
それは禁じられた遊戯(あそび)
けっして一人でやってはいけない
コックリさんがやってきてあなたに取り憑いてしまうから―――
自称「人形」の市松こひなが、あやしげな術で狐の物の怪"コックリさん"を呼び出した！しかしコックリさんがどんな「質問」にも答えられたのは昔の話。今は某検索エンジンに頼るも実はデジタルが苦手。取り憑くはずが一人ぼっちのこひなを心配して献身的に家事をこなす姿はまるでオカン。おまけにこひなを溺愛する犬の物の怪"狗神"とダメオヤジな化け狸"信楽"も棲み憑いて、コックリさんの苦労は3倍に!?
デンパ少女とときにイケメンたまにモフーンなアニマルたちが織りなす、非日常系モフモフコメディー!!


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