豪華声優陣がゲームでガチ対戦！『ファミ通ゲーマーズDX　～LEVEL3～』イベントレポートをお届け！

2015年3月1日、東京・ディファ有明にて、ニコニコ生放送のゲームバラエティ番組『ファミ通ゲーマーズDX』のステージイベント『ファミ通ゲーマーズDX　LEVEL3』が開催された。

ゲームバラエティ番組『ファミ通ゲーマーズDX』のステージイベント。今回は、パーソナリティである鈴村健一さんと前野智昭さんに加え、スペシャルゲストとして岡本信彦さん、柿原徹也さん、梶裕貴さん、立花慎之介さんら総勢6名もの人気声優陣が登場。懐かしのレトロゲームからあの人気作まで、さまざまなゲーム対決で大盛り上がりとなったイベントの模様をお届けしよう。

■ ゲームダービーDX対決！　一戦目は、鈴村さんの存在証明ともいえるタイトル！

最初に行われたのは、「ゲームダービーDX」のコーナー。これはお題となる様々なゲームに2人のゲストが挑戦して対決し、その結果を全員で予想するというもの。ゲストにはそれぞれ予想として賭けることのできるポイント200点分が与えられ、予想があたれば、ゲスト陣の腕前に合わせて変動するオッズに応じた得点を獲得できる。4人のうち対決する2人は自分の勝利にしか賭けられないが、何点を賭けるかは自由に決められる。負けそうだと思えば賭けポイントを少なくすることで被害を抑え、他の人の勝敗を予想することで取り返すことが可能という、「ゲームに勝つ＝優勝」ではないという面白いルールだ。

まず第1戦目の題材となったのは、メガドライブ用の名作ソフト「レッスルボール」。鈴村さんが、（当時、友人と）命をかけてプレイした思い入れの深いタイトルで、今この場に生きているということは、その対決に勝利したということなのだとか。このゲームで対戦するのは、ゲームが大好きな立花さんと、それなりにプレイするが得意な方ではないという梶さん。

立花さん、梶さん共に本作は未プレイということで、立花さんが3倍、梶さんが2倍という、ほぼ同程度オッズということもあり、梶さん以外の3人は全員立花さんの勝利を予想。だが当の立花さん自身は、予想した中で一番賭けポイントの低い20Pと控えめで、未プレイのタイトルでは普段「ゲームのプロ」を自称するほど強気な立花さんをもってしても、やや自信をもちきれていない様子だった。

だが試合がスタートすると、ブラジルチームを選択していた立花さんが有利な展開が続く。本作のルールはラグビーとサッカー、アメフトを掛け合わせたようなスポーツとなっており、相手のゴールラインを越えることで得点、ラグビーでいうタッチダウンを行うことで3点を獲得できるというもの。ファールが存在せず相手を狙って攻撃して気絶させることもできるのも特徴で、2人も最初は戸惑うものの、一足早くコツを掴んだ立花さんが2点を先制。だが少しずつゲームに慣れてきた梶さんも猛追をかけ、なんと2-2の同点に追いついて最終クォーターを迎えることとなった。

だがここで立花さんが見事にタッチダウンを決め、5-3とスコアを一気に引き離す。梶さんも負けじとカウンターで攻め、タッチダウンまであと僅かまで迫るものの残念ながら時間切れで、ゲーム終了。第1戦は立花さんの勝利となり、梶さん以外の全員がポイントを獲得した。

　
■ 梶さんからの応援に、柿原さんひとこと、「君のために頑張る」

続く2戦目では、柿原さんと岡本さんによる、大人気対戦型パズルゲーム「ぷよぷよテトリス」による対決に。ぷよぷよテトリスはその名前の通り、誰もが知る「ぷよぷよ」と「テトリス」という2大落ちものパズルゲームが1つになったという贅沢な作品。今回使用したルールは、交互にぷよぷよとテトリスの画面が切り変わり、別のパズルをプレイすることになる「スワップ」だ。ゲームはあまりやらない柿原さん。そんな、柿原さんでも、さすがにテトリスくらいはプレイしたこともあるだろうと鈴村さんが確認すると、あのテトリスすらもほんの少し触ったことがあるだけ、ということが判明。

これではさすがにゲーム慣れしている岡本さんが有利ということで、岡本さんが2倍、柿原さんが5倍というオッズとなったのだが、ここで立花さんが持ち点の半分にあたる100Ｐを一気に岡本さんに賭けるという大勝負に出る。一方、この時点で唯一獲得ポイントのない梶さんは逆転を狙い柿原さんに賭けると、これに柿原さんが「君のために頑張る」との意気込みで応え、会場からの黄色い歓声を浴びるという一幕も。

ところがいざ蓋を開けてみると、次々とテトリスでブロックを消していく柿原さんに対し、延々とブロックが積み上がっていくばかりという岡本さんという対象的な状況に。柿原さんはぷよぷよでも大きな連鎖を狙うような初心者とは思えない配置を披露し、これは番狂わせが起こるかと思われたものの、地道に送り込んでいたお邪魔ぷよ達がじわじわと妨害をしている内に、先に大連鎖を起こした岡本さんが逆転勝利を決め、200ポイントを獲得した立花さんが一気にトップへと躍り出る。

■ 高橋名人に憧れていた鈴村さんの連射のテクニックはいかに!?

3戦目では、ゲストは全員予想へと回り、鈴村さん・前野さんによる連射測定器「シュウォッチ」を使った対決が行われた。ルールは単純明快、10秒間の内に連射できた数が多い方の勝利で、連射ブーム直撃世代であり、子供の頃は高橋名人にも憧れていたという鈴村さん有利と思われるも、ゲスト陣は全員オッズが4倍の前野さんに賭けるというまさかの展開。この逆境に逆に燃え上がる鈴村さんだったが、試合終了後には何故かバツの悪そうな微妙な表情を浮かべることに。

▲鈴村さん、前野さんの手元にあるのが、連射測定器「シュウォッチ」

実は開始数秒間、連射するボタンを間違えてしまっていたことが判明し、記録も92回とやや寂しい数字になってしまった。一方の前野さんは140回を越える好成績を叩き出して完勝し、結果これまで0ポイントだった梶さんが一気に320ポイントを稼ぎ、トップを走っていた立花さんに並ぶという大金星を挙げていた。

4戦目の岡本さんと立花さんによる名作STG「スーパーダライアス」による対決は、立花さんが当時アーケードでプレイしていたという素晴らしいプレイングを披露し、プロの腕前を見せつけるという形で圧勝。

最初のステージをハイスコアでクリアした方が勝者となるルールだったのだが、非常に難易度が高いことでも知られる本作、案の定スタート直後に速攻で2回撃墜されてしまう岡本さんは、当然クリアすることができずゲームオーバーになってしまう。そんな岡本さんに鈴村さんからは賞賛のコメントが飛び出し、会場の笑いを誘っていた。

■ 「お前のタイミングは分かっていた」と同期がゲームの流れをズバリ大予想！

その結果、立花さん・柿原さん・梶さんの3人が全員350ポイント前後という混戦状態のまま最終戦へと突入。

最後の対決となったのは、誰もが知っているアナログゲーム「黒ひげ危機一発」の残り穴を5本になるまで埋めたものだ。前野さんが順番に剣を刺していき、それが何回目で黒ヒゲを飛ばしてしまうかを予想するという形式で行われる。

唯一200点台と他の3人にやや差をつけられていた岡本さんはオッズがもっとも高い1本目を予想するも、残念ながら1本目では黒ひげくん人形の様子はぴくりともしない。声優界の早撃ちマックと呼ばれているらしい前野さんだが、2本、3本目と何も起こらない状況が続き、いよいよ迎えた4本目もまさかの外れ。すなわち、最後に残った5本目が当たりということになり、ラスト1本を予想していた柿原さんが120ポイントを獲得し単独トップに！

同期である前野さんのことを知り尽くしている柿原さんが優勝の座に輝き、豪華賞品であるNewニンテンドー3DSをゲットしていた。

■ 番外編の試合では、前野さんが強烈なシュートをお見舞い！

その後には、会場のお客さんから出演者のペアとなる助っ人を募集し、2人1組で一緒にエアホッケーをプレイするという「助っ人エアホッケーマッチ」のコーナーも実施された。

ペアの相手となる助っ人はくじ引きでランダムに決定したのだが、試合終了後に尋ねてみると、殆どの助っ人は応援しに来ていた出演者とは別の相手とペアになっていたことが判明するなどのハプニング（？）もありつつ、試合は大いに白熱。決勝戦の前野さん vs 立花さんのチームによる対決では、何度もパックがテーブル外へと飛び出してしまうほどの熱戦が繰り広げられ、最後は4－4のお互いマッチポイントで迎えた緊迫の場面で、前野さんの放った強烈なシュートがゴールへと突き刺さり、見事な優勝を決めた。

そうして大盛り上がりのイベントもいよいよ大詰めに。ゲスト陣からそれぞれ本日の感想が語られると、みんな口を揃えて次回への参加に向けてゲームの腕前を更に磨いておくことを語っており、今回のイベントを心から楽しんでいた様子。

最後はパーソナリティである前野さんと鈴村さんが、ゲームの楽しさを改めて再確認できたとしながらリスナーへの感謝のメッセージを送り、ステージを締めくくった。

今回のイベントでは、これまではあまり取り上げてこなかった、アナログゲームという新しい可能性も見せてくれた『ファミ通ゲーマーズDX』。いずれ行われるであろう今後の開催でも、また熱い戦いを見せてくれそうだ。