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生身の人間が演じるからこそ生まれる『東京喰種』の世界を観た!

舞台版『東京喰種』で喰種と人の葛藤再び! 生身の人間が演じるからこそ生まれる喰種の世界を観た!

原作は「週刊ヤングジャンプ」連載の石田スイ先生による人気コミック。現在、同誌にて『東京喰種トーキョーグール:re』が展開中。7月2日より、舞台『東京喰種トーキョーグール』が決定して大きな話題となった。ということで、アニメイトTVが、初回公演前に行われた、報道陣・関係者向けのゲネプロ公演&囲み取材に潜入! 現場の模様をレポート致します!

 

■ 東京喰種の世界観はプロジェクションマッピングで表現

“東京喰種の世界観を舞台上でどう表現するのか?”その疑問をかき消したのはプロジェクションマッピング。鮮やかな映像が原作のディテールやキャラクターの感情を、シリアスかつドラマティックに再現。出演者は佇まいや仕草、しゃべり方などキャラクターを忠実に再現しつつ、登場人物らが抱える苦悩や葛藤、恐怖を体当たりで演じた。
 

■ 第一幕、逃れようのない運命と金木の苦悩が痛いほど伝わる

小越勇輝さん(金木役)が、普通の大学生だった金木が、半喰種になった悲劇・孤独を熱演。飢えにもがき、這いずり回る姿は、観る側もともに苦しみ、嘆くほど迫真だった。情感たっぷりの浜田由梨さん(リゼ役)の演技が、金木の苦悩をさらに際立たせる。村田充さん(ウタ役)、吉田友一さん(四方役)の過去を背負いながらも、淡々とした演技も見どころ。シリアスな場面にほっとした安らぎをもたらす、宮崎秋人さん(英良役)と小越さんの絡みにも注目したい。

 
■ 第二幕、狂気をはらんだ演技から目が離せない!

2幕では、有馬自由さん(真戸役)の醸し出す不気味な雰囲気と、君沢ユウキさん(亜門役)の強い信念が、喰種を追い詰める。二人のタッグは、原作を彷彿とさせるほど息がぴったり。また、物語の重要人物となる鈴木勝吾さん(錦役)の、狂気をはらんだ演技は、緊迫へと引きずり込まれるだろう。ゲネプロを観たマスコミ陣や関係者からは、「原作を忠実に再現している」「身体を張った演技に息を飲む」と高い評価を得ている。この衝撃は実際に観て、体感しないとわからない! ぜひ、劇場へ足を運んで頂きたい。

 
 

■ ゲネプロ! キャストインタビュー

小越勇輝さん(金木研役)、田畑亜弥さん(霧嶋董香役)ら、メインキャストが登壇した囲み取材をリポート。マジかで見るキャスト陣の再現度の高さにマスコミ陣から感嘆の声が上がりました!

――公演に向けた意気込みと見どころを教えてください。

小越勇輝さん(金木研役):金木くんの、普段の大学生の姿と、喰種になってしまった後の悲劇をお届けできたらと思っています。2.5次元のミュージカルや舞台はたくさんありますが、他と違った形の作品をお届けできたら。最後まで頑張りますので、よろしくお願い致します。

田畑亜弥さん(霧嶋董香役):人気作品なのでプレッシャーがありましたが、私たちが汗や涙やよだれや血、色々なものを流しながら(笑)発するエネルギーや匂い、息遣いを体感していただき、共有できるのは舞台ならではと思っています。生身の人間でしかできない、新しい『東京喰種トーキョーグール』をお届けできるように精一杯がんばります。

鈴木勝吾さん(西尾 錦役):稽古が始まるときに、演出の茅野(イサム)さんから「2.5次元の作品はたくさんあるが、2.5次元関係なく、生身の人間がやる『東京喰種トーキョーグール』を届けたい」という思いをキャスト全員で受け取りました。舞台上で起こっている、色々なことを力に変えて、おどろおどろしい世界観を皆さんに届けたいと思います。

宮崎秋人さん(永近英良役):永近英良として金木研の居場所になれればと思います。この作品では、それ1本に絞りたいと思います。

浜田由梨さん(神代利世役):稽古中に「色気の“い”の字もない」と言われてしまったのですが(笑)、リゼはそこがすごく重要なポイントだと思うので、リゼらしく、自由に強く、色気を出していきたいと思います。

村田充さん(ウタ役):話題作で人気作、かつ人気キャラクターということで、プレッシャーしかありませんが、非常に繊細かつエネルギッシュなキャスト陣の演技と斬新な演出によって、革新的な作品になっていると思います。自信を持って初日の幕が開けられるように準備して、最後までがんばります。よろしくお願いします。

君沢ユウキさん(亜門鋼太朗役):喰種にとって脅威になるのが亜門や真戸さんです。喰種でも切なさやドラマがあるし、人間だって喰われてしまえば困る。喰種と人間、両者の切ないドラマがぶつかり合う作品だと思います。個人的に亜門になりきるために、毎日生卵を6個飲みました(笑)。

――本作を楽しみにしている皆さんへ、メッセージをお願いいたします。

君沢ユウキさん(亜門鋼太朗役):これから観ていただくのは、いままでに体感したことのない世界だと思います。せっかくですからどっぷりつかって観ていただけるように、ぜひお客様も精神統一していらしてください。

村田充さん(ウタ役):1ヵ月少しかけてみんなで作り上げた、「作品」と呼べるものだと思います。事故、ケガなく最後まで走りきっていきたいと思います。

浜田由梨さん(神代利世役):人間も喰種も、複雑な過去や感情を持った人が集まっている作品で、舞台としてストレートなものになっていると思います。「身近に喰種がいたらどうなるんだろう」と想像して観ていただけたらうれしいです。

宮崎秋人さん(永近英良役):幕が開いたら濃い時間が流れます。1分1秒逃さず、すべてを目に焼き付けてほしいです。

鈴木勝吾さん(西尾 錦役):僕も原作ものは何本もやらせていただいていますが、毎回思うのは、もともと原作を愛している方にも好きになっていただきたいし、役者や舞台のファンの方にも、『東京喰種トーキョーグール』を愛していただきたい。いろいろなコンテンツをつないでいける存在でいたいと思いますので、すべての人に何かひとつ、持って帰っていただけたらと思っています。

田畑亜弥さん(霧嶋董香役):私自身初めての経験がたくさんある作品で、毎日いろいろな感情が湧いています。そんな熱い舞台を、皆様といっしょに体感できたらと思っています。

小越勇輝さん(金木研役):原作のおもしろさもたくさん詰まっていますし、僕たちが生身の人間でやる舞台のおもしろさもたくさん詰まっているので、楽しんでいただけたらうれしいです。


«公演情報»

■公演概要
◆タイトル:舞台『東京喰種トーキョーグール』
◆原作:石田スイ『東京喰種トーキョーグール』(集英社「週刊ヤングジャンプ」連載)
◆公演日程・劇場:
東京公演/7月2日(木)~8日(水)AiiA 2.5 Theater Tokyo
京都公演/7月18日(土)~20日(月・祝)京都劇場
◆出演:金木研役 小越勇輝 霧嶋董香役 田畑亜弥/
西尾錦役 鈴木勝吾 永近英良役 宮崎秋人 神代利世役 浜田由梨/
ウタ役 村田充 四方蓮示役 吉田友一 ヤモリ役 山神佳誉 笛口アサキ役 奥野正明/
亜門鋼太朗役 君沢ユウキ 真戸呉緒役 有馬自由 芳村役 加藤忠可 ほか
◆演出:茅野イサム
◆脚本:御笠ノ忠次
◆音楽:坂部剛
◆殺陣:清水大輔
◆舞台映像:石田肇 横山翼
◆協力:一般社団法人2.5次元ミュージカル協会
◆主催:舞台『東京喰種トーキョーグール』製作委員会(マーベラス、ぴえろ)

>>舞台『東京喰種トーキョーグール』シアター情報サイト
>>舞台『東京喰種トーキョーグール』公式サイト

(C)石田スイ/集英社 (C)舞台『東京喰種トーキョーグール』製作委員会
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