
等身大の姿がここに! 小野賢章1st DVD完成披露特別上映会レポート
2015年6月25日(木)、東京・ユナイテッド・シネマ豊洲にて、小野賢章1st DVD「Kensho Ono First Live & Documentary Film“ Touch my Style”」の完成披露特別上映会が開催された。上映後には小野賢章さんが登壇し、トークショーを開催。DVDの制作秘話や現在の自分についてなど、いろいろと語った。

●初のワンマンライブを巨大スクリーンで鑑賞
幼少期から俳優として、映画、舞台、ドラマと幅広く活動してきた小野賢章さん。映画『ハリー・ポッター』シリーズの吹き替え(ハリー役)をきっかけに、声優としての活動を開始。以後、『黒子のバスケ』の黒子テツヤ役など、多くのアニメ話題作に出演し、2014年には歌手デビューも果たした。DVD「Kensho Ono First Live & Documentary Film“ Touch my Style”」は、そんな小野さんが2014年8月2日にTSUTAYA O‐EASTで行なった初のワンマンライブと仕事風景やプライベートに密着したドキュメンタリー映像を収録。ライブ映像ではハードなロックテイストの曲から、メロディアスなラブソングといったバラエティに富んだ楽曲を披露。臨場感あふれるカメラワークで、ライブのかっこいい姿だけでなく、MCタイムでの水分補給シーンや歌唱後の息を切らしながらも見せる賢章スマイルなど、細かい表情までしっかりと見ることができた。
●トークショーでは、作品に込められた想いを語るシーンも
上映後のトークショーでは、小野賢章さんと司会進行を務めるAIJさんが登壇。さっそくDVDを観た感想について聞かれると、小野さんが「今日も後ろでずっと観ていて、いろんな面があるなと……。多重人格なんじゃないの?と、自分で思いました」と笑いながら話した。さらに、改めて大きなスクリーンで観たことについて、小野さんは「ライブの時のテンションって、すごい上がっているじゃないですか。やばいしか言ってないし……(笑)。もうちょっと語彙力を増やそうっていう反省点はあるんですけど、あのテンションを今のテンションで、しかも超大画面で観ると、やっぱり恥ずかしいですね」とはにかんだ様子も。
また、今回のドキュメンタリー映像に関しては「普段見られない部分や裏側を知ってもらいたいなというか……。社会科見学じゃないけど、僕のパーソナルな部分を見てもらえたら、嬉しいなというのもありまして……。学生になって親の仕事場に行くと、親がかっこよく見えるみたいなのってあるじゃないですか。ドキュメンタリーの部分は、そんな感覚に近くなったらいいなと、そういう想いで作りました。だいたいの小野賢章が見られるというトリセツ(取扱説明書)ですね!」と語った。
●過去、現在、未来の小野賢章の姿――お兄ちゃんになりたい!
ドキュメンタリー映像には俳優、歌手、声優として活動する小野さんが演じる役柄や楽曲と真剣に向き合い、葛藤するシーンも収録されている。トークショーでは、そんな小野さんが影響を受けた人物として、ジャスティン・ティンバーレイクの名をあげ、「ダンスもできて、歌もうまくて、ギターもピアノも弾けて…。すごい衝撃を受けたのは覚えていますね」と10代の頃を振り返った。その後、近況を聞かれた小野さんは「今、ジム(スポーツジム)に通っていて、肩幅広くして、もうちょっとTシャツが似合うガタイになりたいなって思って……。そうそう、こないだプロテインを買ったんですよ。人生初! それで飲んで2日目かな…。棚からプロテインが落ちて、僕のプロテインを掃除機が食べましたね……」と笑いながら話し、客席の笑いを誘った。
さらに、「僕も今年26歳で、20代も後半になってきて、現場に年下もいっぱいいるような年齢になってきたんですよ。今までずっと一番年下で、年上の先輩にかわいがられていた立場だったのが、年下も年上もいるという真ん中ラインにきて、下もいるっていう自覚をちゃんと持った人間になりたいなっていうのは、最近すごく思いますね。そう、お兄ちゃんになりたい! お兄ちゃんになって、ご飯とかおごりたいです(笑)。後輩に賢章くんって呼ばれたいです!」と冷静に現在の状況を把握しながら、今後のなりたい自分像についても熱いトークを繰り広げた。
最後に、来場したファンへ感謝の言葉を伝えた後、小野さんが「このDVDは23、24、25歳までの小野賢章の記録だなと思っています。その時考えていたことをすごくいっぱいしゃべっていて、10年後とかに見た時に、自分の考え方が変わっていたら変わっていたで、それはいいと思うし、ただ、この時はこういうことを考えながら仕事をしていたんだなとか、僕にとってもすごくいい記念のDVDになりました。もちろんライブもすごいかっこいいですしね! みなさんも何回も観て楽しんでいただけたらなと思います!」とあいさつして、イベントを締めくくった。
[取材・文:宋 莉淑]
>>小野賢章-ランティス公式サイト


























































