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『planetarian~ちいさなほしのゆめ~』先行上映会レポ

12年前の感動がプラネタリウムで蘇る――すずきけいこさん、小野大輔さんらが登場した『planetarian~ちいさなほしのゆめ~』先行上映会をレポート

 2016年7月1日(金)、配信版アニメ『planetarian~ちいさなほしのゆめ~』の舞台挨拶&特別先行上映会が、コニカミノルタプラネタリウム“天空”in 東京スカイツリータウン(R)で行われました。舞台挨拶には、主演・ほしのゆめみ役のすずきけいこさん、屑屋役の小野大輔さん、監督の津田尚克さんが登壇。アニメイトタイムズでは、同日東京アニメ・声優専門学校で行われた高校生限定の先行試写会と、プラネタリウムでの先行上映会にお邪魔してきました!

『planetarian~ちいさなほしのゆめ~』は、『AIR』『CLANNAD』『Angel Beats!』など多くの泣ける名作を世に送り続けているKey(VisualArt's)のゲームが原作。最初のダウンロード版販売から12年を経て、2016年7月7日(木)から配信版アニメ『planetarian~ちいさなほしのゆめ~』が、そして9月3日(土)から劇場版アニメ『planetarian~星の人~』の公開が決定! ゲーム版と同じく、ほしのゆめみ役ですずきけいこさんが、屑屋役で小野大輔さんが出演されます。また、Keyの熱烈なファンでもあり、「ジョジョの奇妙な冒険」シリーズなどを手掛ける津田尚克さんが監督を、同じく「ジョジョの奇妙な冒険」シリーズで名高いdavid productionが制作を手掛けます。

 配信版アニメ『planetarian~ちいさなほしのゆめ~』は、全5話で7月7日(木)からニコニコ動画ほかで配信。さらに9月3日(土)公開の劇場版『planetarian~星の人~』へとつながって完結するとのこと。今回の先行上映では配信版の1~3話が上映されました。


■ 高校生限定! 東京アニメ・声優専門学校先行試写会

 一般の先行上映会前に、高校生限定の先行試写会が東京アニメ・声優専門学校で行われました。集まったのは、アニメ制作や声優に興味のある高校生150名。声優のすずきけいこさん、小野大輔さん、監督の津田尚克さんが登壇されるとあって、興奮の面持ちで試写会を迎えていました。

 すずきさんが「ほしのゆめみです」とキャラクターボイスで挨拶すると拍手が、つづいて小野さんが「やれやれだぜ」と屑屋とは違うボイスで挨拶をすると会場からは歓声があがりました。「唐突に違うのきたね」とつっこむ津田監督に「でも屑屋も言うもん」「ありましたね」と小野さんとすずきさんの様子に会場からは笑い声が聞こえました。

 司会のアスミック・エース青井宏之さんから「原作ゲームの発売が12年前。キャストのお二人はゲームでもご出演されていましたが、アニメ化と聞いていかがですか」と最初の質問があると、すずきさんは自身にとって恐らく初ヒロインの仕事だったのではないかと12年前に思いを馳せていました。また、12年前に世に出たものがアニメ化されるのはめったにないことだと感激の様子を見せ、「ご褒美的な感覚」がしたという小野さんは「技術もそうだけど思いも全部込めていいよ」と言われている気がしたのだそう。すずきさんも「すべてにおいてできることが増えた」と語っていました。

 12年前には制作進行の仕事をしていたという津田監督の話から、制作進行の仕事の大変さにも話が飛び、「それでもやりたくなってしまう仕事」と思いを打ち明けます。これには、会場に集まった高校生たちも感銘を受けていた様子でした。

 続いては、津田監督からのディレクションの話から、アニメ制作への思いの話に。「アニメに楽しませていただいた恩返しみたいなところがあって。今度は僕が、若い子たちやアニメを好きな人たちに対して精一杯の恩返しをしなきゃいけないかな、残せたらいいかなと思っているんですよね」と津田監督が話すと、すずきさんが「12年前、ゲームの収録時に、同じ話を原作の涼元悠一さんとしました」と驚きの情報が飛び出し「この話は、いつか自分に子どもができたときに見て欲しい作品になりましたよね」と涼元さんがおっしゃっていたとの話に、会場からは感動の嘆息が漏れ聞こえていました。

 さらに、見どころについて聞かれたすずきさんは「ゲームもしてみたくなる作品」として、声優の仕事としての観点からゲームの時とアニメの時とでの声の違いを説明。小野さんも「アニメは会話が生きてくることを感じられる」といっしょにアフレコをするアニメと1人で収録するゲームとの違いをレクチャー。会場は大きくうなずきながら真剣に聞き入っていました。津田監督は「偽物の星空と、そこにいる本物の人ではないゆめみちゃん。でも偽物との中にも関係性を描けるし、その先も想像できる。そういうテーマの隠れたお話」と作品を表現していました。

 最後に、将来アニメ制作に携わりたい高校生へのメッセージを問われると、すずきさんは「1人じゃないとわかった瞬間にものすごく仕事が楽しくなります」と始め、誰かと一緒だとできることはすごく増えるんだと心に留めておいて欲しいとコメント。

 小野さんも、自身の経験を交えながら「人と一緒にものをつくらないといいものにならない」と人とのつながりやコミュニケーションが大事だと語ります。また、師匠である納谷六朗さんの言葉を引用しながら「声優はのどじゃない、耳のいい人。聞かないと人といっしょにものがつくれない。人の言葉をよく聞くこと、そして人といっしょにものをつくること。それが大事」と声援を送りました。

 津田監督は監督に必要な資質には技術だけでなく「人との調整能力だったり、みんながどこを向けばいいのかを示すこと」が必要だと話し、また、「努力には2種類ある。やっても無駄な努力とやることによって確実に効果が出る努力。身になる努力を常に考えながら自分の夢に進んで欲しい」と締めくくりました。


■「プラネタリウムはいかがでしょう」で始まる世界

 会場を移動して、コニカミノルタプラネタリウム“天空”in 東京スカイツリータウン(R)での舞台挨拶&先行上映会も開催。作品にちなんでプラネタリウムで行われたこの舞台挨拶は、「planetarian~ちいさなほしのゆめ~舞台挨拶inプラネタリウム」としてニコニコ生放送でも同時配信されました。

 「プラネタリウムはいかがでしょう。どんな時も決して消えることのない、美しい無窮のきらめき……。満天の星々がみなさまをお待ちしています」という、ほしのゆめみの声でイベントが開始されました。

 自身も出演している『Rewrite』の第1話先行上映会舞台挨拶を見たというすずきさんは、「ほしのゆめみ役、カレーライスでーす!」と挨拶。その振りを受けた小野さんが「やれやれ……屑屋役のラーメンセット!」と自身主演の『AIR』国崎往人に絡めて挨拶。さらに津田監督も「監督役の牛丼大盛りつゆだくです」と挨拶され、イベントは大きな笑いと盛大な拍手に包まれてスタートしました。

 「なぜ今なのかな」とも考えたというすずきさんは、配信版のアニメ全5話を見て「ああ、今でしかできないこともあるんだな」と演技、映像、12年前にはなかったスカイツリータウン内のプラネタリウムでの上映会など、今だからこそ叶ったアニメ化について感慨深い様子。さらに津田監督が12年前の自分に「お前、Keyタイトルの監督やちゃうぜ」と言いたいと話し、小野さんは津田監督とともに作品を作れることを嬉しく思っているとしてお互いに「縁がある」「運命的」と感じたエピソードを明かしました。

 すずきさん、小野さん、津田監督は、それぞれKey作品に縁の深い方々であることが紹介され、Key作品ではいつも誰かから思いを受け取って見送る側の役だという小野さんが「Key作品は語り継いでいくもの」だと感じていると話すと、津田監督は「音楽が突き刺さる上にストーリーが心の中に居座り続ける」とKey作品への熱い思いを語っていらっしゃいました。

 さらに、先に配信版全5話を見た感想を訊ねられると、収録時の監督のディレクションを振り返りながら、配信版を見ると「監督のやりたいことはこれだったんだ」とわかったことがたくさんあったとすずきさん。小野さんが、特に雨の表現が好きだと語ると、津田監督も「あんなにきれいになるとは」とスタッフを賞賛するとともに自信をのぞかせました。原作の涼元悠一さんからの感想も紹介され、プラネタリウム投影シーンに特に感動された様子でした。

 最後に、登壇者から会場へメッセージが。

●すずきさん
「これでお別れなのは残念ですが、これからもplanetarianの世界は今年どんどん続いていきますので、これからもよろしくお願いいたします」

●小野さん
「俺たちの好きなKeyがここにある。ぜひ見届けてください」

●津田さん
「星が見えなくなった世界で、本物の星ではないプラネタリウムと本物の人ではないロボットのゆめみ、それらと人間の屑屋の対比。人間関係と自分の好きなものとの関係を掘り下げていきたいと思いながらつくりました。そういったことを考えながら楽しんでいただけたら」

 この後会場では1~3話がプラネタリウムの天井に映し出され、盛大な拍手でイベントは幕を閉じました。

 配信版アニメ『planetarian~ちいさなほしのゆめ~』は、7月7日(木)から配信開始。完結編となる劇場版『planetarian~星の人~』は9月3日(土)から上映が開始されますのでお見逃しなく!


■ アニメ『planetarian』作品情報

配信版アニメ『planetarian~ちいさなほしのゆめ~』
7月7日(木)よりニコニコ動画ほか動画配信サイトにて配信開始

劇場版アニメ『planetarian~星の人~』
9月3日(土)よりTOHOシネマズ新宿ほか全国順次公開

原作:Key「planetarian~ちいさなほしのゆめ~」
監督:津田尚克
脚本:ヤスカワショウゴ・津田尚克
シリーズディレクター:中山勝一・町谷俊輔
原作協力:Key/ビジュアルアーツ
アニメーション制作:david production
製作:planetarian project

『planetarian~ちいさなほしのゆめ~』
エンディング・テーマ「Twinkle Starlight」佐咲紗花
イメージソング「Worlds Pain」Ceui
『planetarian~星の人~』
主題歌「星の舟」Lia

◆CAST
ほしのゆめみ:すずきけいこ
屑屋:小野大輔 ほか

◆STORY
 世界大戦後の降りやまない雨の世界。細菌兵器の影響で、人々に見捨てられた最も危険な街【封印都市】。その、デパートのプラネタリウムに、ロボットの少女がいた。彼女の名前は“ほしのゆめみ”。彼女はプラネタリウムの解説員で、1年間にたった7日間しか稼働することができない壊れかけのロボットだった。そこで彼女は、30年間いつか誰かが訪れることを信じて、1人誰もいないこの世界で待ち続けた。そして、30年目の目覚めたその日に、彼女の前に1人の男が現れた。
「おめでとうございますっ! あなたはちょうど、250万人目のお客様です!」
 突如現れたロボットに警戒する男・“屑屋”。貴重物資を回収することを生業とする彼は、【封印都市】に潜入中、都市を徘徊する戦闘機械(メンシェン・イェーガー)の襲撃にあい、このプラネタリウムに迷い込んだのだった。
「プラネタリウムはいかがでしょう。どんな時も決して消えることのない、美しい無窮のきらめき……。満天の星々がみなさまをお待ちしています」
 星すら見えなくなった滅びゆくこの世界で、彼はそこで何を見るのか。1年で7日間しか稼働できないロボットの少女が、目覚めたまさにその日に訪れた偶然。そこで起こった奇跡とは――。


>>アニメ『planetarian』公式サイト
>>アニメ『planetarian』公式Twitter

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