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映画『ペット』宮野真守さん、梶裕貴さんインタビュー

梶さんを食べたくて仕方ない気持ちで宮野さんがアフレコに挑戦!? 映画『ペット』宮野真守さん、梶裕貴さんインタビュー

 映画『ミニオンズ』でお馴染みのイルミネーション・エンターテインメントが贈る最新作『ペット』が、2016年8月11日(木・祝)より全国ロードショー! 本作は飼い主が留守にしている間、ペットが何をしているのかをテーマにした作品として、幅広い年齢層から注目されている作品です。吹き替え版には主演のバナナマン・設楽統さん、日村勇紀さんをはじめ、沢城みゆきさんや中尾隆聖さん、銀河万丈さんら豪華声優陣が起用され、話題を呼んでいます。

 そしてこの度、鷹のタイベリアスを演じる宮野真守さんと、モルモットのノーマンを演じる梶裕貴さんにインタビューを実施! 作品の見どころはもちろん、過去に飼っていたペットの思い出話など、動物にまつわるエピソードが飛び出したインタビューをお届けします。

宮野真守さん、梶裕貴さん

宮野さんが鷹を演じる上でチャレンジした“あること”とは

最初にオファーを受けたときのお気持ちを教えてください。
タイベリアス役・宮野真守さん(以下、宮野):実はオファーが来る前、トレーラーが公開されたときから気になっていました。イルミネーション・エンターテインメントの作品は過去に『ロラックスおじさんの秘密の種』、『怪盗グルーのミニオン危機一発』、『ミニオンズ』で出演させていただいたこともあり「面白い作品が始まるぞ!」と思っていました。作品もペットたちが主人の居ない間に何をしているのかという可愛い設定で、トレーラーの中にも電動ミキサーでお腹と背中をかかれて気持よくなっちゃうダックスフントがいたりとか、ワクワクする内容ばかりでした。だからその後、出演のお話をいただいたときは非常に嬉しかったです。

ノーマン役・梶裕貴さん(以下、梶):過去に『ミニオンズ』を拝見させていただいたことがあるのですが、いち視聴者として純粋に楽しんでいました。なので、そんなイルミネーション・エンターテインメントさんの作品に出演が決まったと聞いたときは、とても嬉しかったですね。役者として、キャラクターの1人として作品世界に入り込めるという喜びもありましたし、幅広い年齢層の方に楽しんでいただける作品に関われるということも嬉しかったです。それと皆さんもご存知かもしれませんが、オファーの際には宮野さんからのサプライズもあって……(笑)。

宮野:ビックリした?(笑)

梶:ビックリしました(笑)。でも、なおさら嬉しかったですね。宮野さんと一緒に出演できることはもちろん、こういったプロモーション活動をさせていただけることも、とても嬉しく思います。


本作で印象的なシーンやセリフを教えてください。
宮野:今回は自分でもチャレンジした役だと思うんですよね。本国のタイベリアスの声優さんはナイスミドルな方が演じられているので、最初にリハーサルとして音資料を録るときに、音響監督さんと年齢感を話し合ったんです。すると「宮野君の演じやすいところで楽しく演じた方がいいと思う」と言われ、収録した音資料を本国に送りました。後日、本編と台本をいただいて映像を観たとき「これはチャレンジしてもいいかもしれない」と思ったところがあったんです。

そもそもタイベリアスって滅茶苦茶カッコいいやつなんですよ。年の功で話すところが的を射ていたり、ともすれば孤独を抱えていたりとか。そこから出てくる彼の言葉がカッコ良く、そのまま演じるよりもフックを入れた方がいいなと思い「自分なりに齢を重ねた声で試してみてもいいですか?」と提案して、(吹き替え版の)タイベリアスというキャラクターが出来上がりました。だから今回は、年齢感を高く設定して挑んだので、そこに注目してほしいと思います。

梶:僕も以前に犬やハムスターを飼っていたことがあるので分かりますが、本作は「動物ってこういう動きするよね!」という“ペットあるある”がたくさん盛り込まれているんです。それを見てシンプルに面白いなと思いますし、この作品のために研究されつくした動物たちの動きを、本当にリアルなCGで再現しているのがとにかくスゴいなと思いました。特に、ペットを飼った経験がある方々は、物語以外のそういった部分も楽しんでいただけると思います。

今回、宮野さんは鷹、梶さんはモルモットを演じられましたが、動物を演じる上で工夫された点はありますか?
宮野:タイベリアスが他の動物を食べようとする気持ちに駆られて「仕方ないだろ猛禽類なんだから!」と言う場面がありますが、それは人間と違う衝動じゃないですか。もちろん感情や年齢感は自分の経験上の引き出しから導き出されるわけですが、そこに鷹という要素が加わると、人間では思い付かないような衝動にも感情が生まれます。だから、そういったところを演じるのは楽しかったですね。(他の動物を)食べたくてしょうがない衝動とか、屋上で飼われているため孤独を感じている姿とか、そういう部分を鷹ならではの扱いで描かれたキャラクター性が面白くて。でもそれは人間でも感じられる感情でもあるんです。寂しくて友達がいないとか、梶くんのことを食べたくてしょうがないとか(笑)。

梶:ノーマンですよね(笑)。

宮野:そういった部分はもちろん自分の感情を使っているので、共感しつつ楽しく演じさせていただきました。

梶:ノーマンはモルモットなので、小動物らしく、動きや喋るスピードが早いんです。でも彼の設定に「物忘れが激しく、おっとりしている」というのがあるので、その対極にあるものを同時に表現するのが難しいなと感じました。どちらかを立てようとすると、もう一方が伝わりにくくなってしまうので。

またオリジナル版では監督自らがノーマンの声優を務めており、声を加工することでモルモット感を演出しています。そのため、僕も声にエフェクトが掛かることを前提にノーマンの声質を考えなければならない。キャラを見たままを演じようとすると、加工したときにどうしても声が高くなり過ぎてしまうんです。なので、加工によってコミカルな声音になったにも関わらず、そこにプラスして、ノーマンらしいどこか抜けているような雰囲気も意識しながら演じなければならないのが難しかったですね。とにかく、ご覧になる方に楽しんでいただければと思い、試行錯誤しつつお芝居させていただきました。

そう言えば梶さんは別作品でもネズミの役を演じられていましたよね。やっぱりご自身でも小動物っぽいと思うところはありますか?
梶:擬人化の逆と言いますか……擬“動物”化するとネズミになるのかなと思います(笑)。

宮野:今もね、ほっぺの袋に溜めてるもんね。

梶:そうですね、ひまわりの種を溜めてて……もう出してもいいですか?

一同:(爆笑)

梶:と言われてしまうほどの顔をしているので(笑)。撮影の写真チェックをしていても、自分でも何か入れていたんじゃないかと思うくらいのほっぺたのボリュームで…共感と言いますか、ネズミたちに対しての仲間意識はありますね!

では、宮野さんは周りの方から動物で例えられることはありますか?
宮野:ついこの前、リャマにはなりましたけど……(笑)。

梶:どういうことですか!?

宮野:『紙兎ロペ』という作品でリャマとして自分のキャラクターを作ってもらったんだけど、そっくりだったんだよね(笑)。

梶:でもリャマって言われると……リャマに見えてきました(笑)。顔がシャープで、物を食べてるときの口の動きがそっくりかも!

宮野:じゃあリャマで(笑)。

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