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TVアニメ『僕のヒーローアカデミア』第29話の先行場面カット到着

TVアニメ『僕のヒーローアカデミア』第29話の先行場面カットが到着! 飯田天哉役・石川界人さんのインタビューも公開!

「週刊少年ジャンプ」(集英社刊)で連載中の、堀越耕平氏による大人気コミック『僕のヒーローアカデミア』、通称“ヒロアカ”。7月22日(土)に放送となる第29話「ヒーロー殺しステインVS雄英生徒」の先行場面カットが到着しました! 兄の仇であるステインに憎悪を燃やす飯田天哉、そして緑谷出久と轟焦凍が協力し、ヒーロー殺しステインと戦う、原作の中でも高い人気を誇っているエピソードとなっています。

 そんな飯田を演じる声優・石川界人さんが「ヒーロー殺しステインVS雄英生徒」の放送に向けての見どころや、作品への想いを熱く語ってくれたインタビューも到着しましたので、ご紹介します。

第29話「ヒーロー殺しステインVS雄英生徒」
 死柄木が放った脳無が暴れ、保須市の街は大混乱に! そんな中で飯田はついに兄の仇ステインを発見、憎悪に燃える! そして出久は飯田の危険を感じ、現場へと急ぐが…!VSステイン、開戦!

飯田天哉役・石川界人さんのインタビューが到着!
――「ヒーロー殺し編」の飯田はこれまでと様子が一変しますよね。演じるうえで心がけたことはなんでしょうか?

石川界人さん(以下、石川):これまでの飯田くんは、「兄のような、皆を導くヒーローになる」という前向きな熱意を持っていて、それとどちらかというとコミカルなシーンも多かったと思います。この「VSヒーロー殺し編」からは、兄さんを再起不能され、怒りに燃えている飯田くんの新しい面が出てきます。でも、それは飯田くんがもともと内に持ち合わせていたものであると思うので、それをどうやって表現するかを考えました。

――ただ兄の仇をとろうと憎悪に燃える飯田ですね。

石川:これまで品行方正であり、どちらかというとコメディ色の強かった飯田くんが、一気にシリアスなキャラクターに変わる。そこがすごく難しいと感じました。昨年出演させていただいたトークショーで、僕は「飯田くんは、出久や爆豪たちの中でいちばん子どもです」という話をしました。そして第1期や雄英体育祭で、彼がじつは持っていた攻撃性というか、そういったものも見え隠れしていたんです。そこをどう増幅させていくか、すごく悩みました。

――飯田のキャラクターとしての振り幅の広さですね。

石川:ゼロか100かくらいの幅があります。体育祭では、「ヒーローになる」という真っ直ぐな想い、上向きで前向きな想いで演じていました。そこから急に後ろ向き下向きになって、いきなり逆方向に負荷をかけられているような感覚です。ただ、兄さんを傷つけられた飯田くんとしては目の前にその負荷があるのであって、そんな彼を僕自身悩みながら演じていくことがいいんだろうと思っていました。

――悩みながら演じていた、ということですが、感想としてはいかがですか?

石川:超楽しかったです! それこそ今までにないくらい現場でディレクションを受けました。もし僕の大切な人間が殺されかけたら、その相手を殺すなんてことは思わなくて、まず「悲しい」という気持ちになるんです。「なんてことをするんだよ」って。でも、悲しみが先に来る僕と違い、飯田のセリフはまず怒りに起因してくるんです。でも、彼の中には怒りだけじゃなくて悲しみもある。そのバランスは僕と同じくらいだと思うんですが、でも悲しみが先に来るか、怒りが先に来るかで、表現が大きく違ってくる。すごく難しかったし悩んだんですけど、その飯田の演技を一緒に擦り合わせていく作業だったり、「そういう表現の仕方があるのか!」っていう新しい発見があったりで、本当に楽しかったです。「あ~、今、役作ってる…!」って(笑)。

――「VSヒーロー殺し編」は、「ヒーローとは何か?」という問いかけがテーマでもあります。

石川:ステインは悪役ですがただの悪役ではありません。他者のために善を為すのか、自分のために善を為すのか。前者は「善」であって、後者は「偽善」なんです。ステインは「善」の思想や正義感を追い求めていて、一方飯田は自分の憎悪だけで動く「偽善」と言えます。でも、純粋な「善」をまっとうできる人間っていないと思うんです。答えの出ない、永遠に追い続けなきゃいけないかもしれないテーマですよね。

――ステイン演じる井上剛さんとの演技はどうでしたか?

石川:井上さんはステインのような悪役を演じるのは珍しいと思いますが、僕は別の作品で1対1で戦うことがありまして(笑)、「戦う」という点については自然に入ることができました。ステインの声のイメージって難しいなと思っていたんです。すごい理念を持っているけど、青臭い理想家でもある。ただ、先ほどもお話しましたが、ステインは悪役ですがただの悪役ではなくて、自分なりの正義感を持っているんです。井上さんが演じるステインの声には「正義がある」ことが乗っている、そういう感覚がありました。だから、演じている最中、そして演じ終えた後はステインは井上さんしかあり得なかったと思います。

――最後に、視聴者の皆さんにメッセージをお願いします。
石川:今後、飯田くんは皆さんのイメージとはかけ離れた行動に出ますが、このエピソードは、彼のキャラクター性が切り拓かれていくものになります。その中で、先ほどお話したような「善」や「偽善」の概念について考えてくださったり、「自分はどうだろう?」って自身を見つめ直すきっかけに少しでもなってくれると、嬉しく思います。飯田くんにとって、とても重要なこのエピソードをぜひ楽しみにご覧ください。

石川界人さんプロフィール

10月13日生まれ、東京都出身。
主な出演作:
『ハイキュー!!』影山飛雄役、
『終わりのセラフ』君月士方役、
『双星の陰陽師』斑鳩士門役

作品情報
アニメ『僕のヒーローアカデミア』
読売テレビ・日本テレビ系全国29局ネットで毎週土曜夕方5時30分放送中!
※一部地域を除く


『僕のヒーローアカデミア』は、週刊少年ジャンプ(集英社刊)で連載中の堀越耕平によるコミックス累計発行部数が1000万部超の人気コミックを原作としたTVアニメ。舞台は総人口の約8割が何らかの超常能力“個性”を持つ世界。事故や災害、そして“個性”を悪用する犯罪者・敵<ヴィラン>から人々と社会を守る職業・ヒーローになることを目指して、ヒーロー輩出の名門・雄英高校に通う少年・緑谷出久の成長、戦い、友情のストーリーが繰り広げられていく。そんな本作は『ドラゴンボール』『ONE PIECE ワンピース』『NARUTO-ナルト-』といった「友情・努力・勝利」の系譜を継ぐ、“新世代”ジャンプ王道。ヒーローを目指す少年たちの熱いドラマが繰り広げられている!


 ある事件をきっかけにNo.1ヒーローのオールマイトと出会った“無個性”の少年・緑谷出久は、その内に秘めるヒーローの資質を見出され、オールマイトから“個性”ワン・フォー・オールを受け継いだ。出久はオールマイトの厳しい訓練を経て雄英高校に見事入学し、爆豪勝己や麗日お茶子らヒーロー科1年A組のクラスメイトたちと互いを高め合う切磋琢磨の毎日を過ごしていた。そんな中、日本全国から注目されるビッグイベント「雄英高校体育祭」の開催が迫る!

 ただトップだけを見据える爆豪、家族を想って強い意志で挑むお茶子と飯田天哉、そして、ある男を“否定する”ために優勝を狙う轟焦凍。さらにヒーロー科1-Bをはじめとする新たな顔ぶれも……。雄英生徒の全員が闘志を燃やす中、出久も決意を新たにする。「僕も本気で獲りに行く!」最高のヒーローを目指す彼らの“個性”と力、そしてプライドがぶつかり合う戦いが始まる!


原作:堀越耕平(集英社「週刊少年ジャンプ」連載)
監督:長崎健司
シリーズ構成:黒田洋介(スタジオオルフェ)
キャラクターデザイン・総作画監督:馬越嘉彦
音楽:林ゆうき
アニメーション制作:ボンズ

オープニングテーマ:「ピースサイン」米津玄師(ソニー・ミュージックレコーズ)
エンディングテーマ:Little Glee Monster「だから、ひとりじゃない」(ソニー・ミュージックレコーズ)


緑谷出久:山下大輝
オールマイト:三宅健太
爆豪勝己:岡本信彦
麗日お茶子:佐倉綾音
飯田天哉:石川界人
轟焦凍:梶裕貴
蛙吹梅雨:悠木碧
峰田実:広橋涼
八百万百:井上麻里奈
常闇踏陰:細谷佳正
切島鋭児郎:増田俊樹
上鳴電気:畠中祐
相澤消太:諏訪部順一
プレゼント・マイク:吉野裕行
死柄木弔:内山昂輝

>>TVアニメ「僕のヒーローアカデミア」公式サイト
>>TVアニメ「僕のヒーローアカデミア」公式Twitter(@heroaca_anime)
>>TVアニメ「僕のヒーローアカデミア」公式Instagram

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(C)堀越耕平/集英社・僕のヒーローアカデミア製作委員会
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