音楽
お披露目公演に向けて、本格的にレッスンがスタート!『アル劇』ショートストーリー連載第17回

お披露目公演に向けて、本格的にレッスンスタート! ツキノ芸能プロダクション」所属『劇団アルタイル』ショートストーリー連載第17回!

2.5次元芸能プロダクション「ツキノ芸能プロダクション」に設立されたバラエティタレントユニット『劇団アルタイル』。歌もダンスもお芝居も……というマルチなタレント活動をする彼らの日々を、ショートストーリーと挿絵でお届けする連載です。

新メンバーのお披露目ミニ公演が決まり、メンバーはさっそくレッスンを始めました。ダンスに歌にお芝居に……と、彼らはどんな稽古を重ねていくのでしょうか。まずはダンスレッスンの模様からご覧ください!

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劇団アルタイル『ストップ・アンド・ゴー』
【あらすじ】
新メンバーのお披露目公演に向けて、本格的にレッスンを始めたメンバーたち。ダンスレッスンでは早速、ノブアキ、タイキ、カズキへの檄が飛ぶが……。

【ストーリー】
「――よし、そこまで!」
 パンパン、と手を叩く音とイズモの声に、メンバーは動きを止めて息をついた。
 今日はメンバー合同、自由参加の自主練だ。公演に向けて、すでに振り付け済みの1パートを合わせるために集まった。
「現時点で誰がどんくらい踊れるのか、だいたいわかった。時間もったいねーからサクサク総評行くぞー。まず、ノブアキ」
「えっ、なになに? イズモに誉めてもらえるなんて嬉しいなー!」
「まだなんも言ってねえ! ってか、オマエはまずひとの指示通り踊れアホ!」
「えっ、けど、かっこよかったよね?」
「オマエの耳は開店休業かボケ。話を聞けっつってんだろ!」
「イタタタ! 痛いって! 耳、引っ張んな耳っ!」
「ひとりで踊ってどーすんだ。いくらオマエがよくたって、そんなもんはカカシ以下だってよーく覚えとけ!」
「あっ、そうか……! 俺ひとりで目立ちすぎちゃったか!」
「俺のほうが目立ってるに決まってんだろ寝ぼけんじゃねー!!」
「イズモ、ノブアキ。ケンカはダメだよ」
 ヒートアップしていくふたりの言い合いにほかのメンバーが圧倒されるなか、リツが仲裁に入ったが、
「ケンカじゃないよ?」
「ケンカじゃねーよ!」
 真逆の表情で、息ぴったりの反論がふたつ飛んでくる。
「はは……でもホント、ノブアキさんすごいです。基礎がしっかり出来てて」
「あっ、リンタロウいいヤツ! だろー? 俺、オーディション受けるって決めてから個人レッスン入れて、がんばってたんだよね」
「わあ、努力家だなあ」
「リン、いちいち煽てんな。調子に乗るから」
「煽ててないですってば!」
「ん。ノブアキ上手」
「お、リツもありがとな! 俺、褒められて伸びる子だから――いてっ!」
 ノブアキを軽く小突いて、イズモは「次」と言って視線を移す。
「タイキ。そつなく踊れてんのはわかったけど、妙なアピールはいらねえ」
「妙?」
 ちょこんと小首を傾げるタイキに「そーゆーとこだよ」とため息交じりに肩をすくめるイズモ。
「基礎のステップをもうちょい詰めろ。おい、トウマ。ちょっと付き合ってやれ」
「は? なんで俺!?」
「オマエ教えんの得意だろうが」
「……こーゆーときばっか、なんで褒めるのかなぁ。いっつもツンデレなのにさあ」
「なんか言ったか」
「なんでもないでーす!」
 トウマのあからさまな渋面を気にも留めず、タイキは「よろしくね、トウマくん♪」と笑った。
「……意外だなー。トウマくん、こういうとこだと猫被らないんだ。アル劇のみんなにはすっかり心を許しちゃった、って感じ?」
「は……?」
 ギョッとしたトウマに、タイキは目を細めてにっこりと笑む。
「ふふ。こっちの話。センパイが得意な可愛いステップ、たくさん教えてね」
「……先輩とか、そういうのいらないってタツヒコさんが話したでしょ。だいたい、あんたのほうが年上じゃん」
「えー。でも、センパイだもん」
「オイ、どいつもこいつも耳が悪ぃな……可愛いステップとかいらねえから基礎やってこい基礎」
「はーい、イズモセンパーイ」
「……次。カズキ。お前、踊ってる間リンのこと見過ぎ」
「え!? お、俺?」
 カズキより先に、リンタロウが驚きの声を上げた。
「まだ自信持てねーのはしょーがねえし、動きを参考にしたい気持ちもわかる。けど、一方向ばっか見て踊るな」
「はい、すみません」
「そもそも、リンとお前は体格も雰囲気も違うし、真似するにも向いてねえ。
 ついでに、お前もステップもたついてんぞ、ちんちくりん。新しいメンバー混ざってるからって変に緊張すんな」
「ご、ごめんなさいっ!」
 慌てて頭を下げてから、リンタロウはカズキに向き直った。
「カズキくんもごめんね。イズモさんの言うとおり、俺、ちょっと緊張してて……はは」
 カズキが「いや」ときっぱり言い切った。
「リンタロウさ……リンタロウくんの一生懸命なダンス、俺は好きです。俺のほうこそ、つい気を取られてしまってすみま……ごめん」
「えっ、いえ、そんなこと!」
「イズモさんの言う通りだ。自信が持てないからといって、ただ真似をしても仕方がない……から」
「まあ、具体的なイメージがゼロよりは全然いい。今日来てねえけど、イメージ的にはマキが参考にしやすいかもな」
「あ、そうかもしれませんね!」
「リンの隣で踊るのも慣れてっから、ちょっと聞いてみな」
「はい、アドバイスありがとうございます」
「おーし。そんじゃ、いま言ったこと踏まえて各自30分間、自主練な!」
 まだまだ不揃いで、できないこともたくさんある。だけど、
(楽しい)
 この気持ちを、ありったけダンスに乗せてファンへ届けられるように。
「見直し終わったらもっかい全員で行くぞ!」
「よろしくお願いしまーす!」

今回登場した人物をご紹介!
◆市ヶ谷リンタロウ(CV:井上雄貴)
マネージャー職を希望していた、素直で明るく人懐こい、常識的な考え&視点を持つ一般人代表。

◆大崎イズモ (CV:古畑恵介)
子役出身で芸歴が長く、目立つことが大好き。口も態度も悪いが、実は面倒見がいいという噂も…?

◆神谷トウマ(CV:糸川耀士郎)
良家の御曹司で、何でもソツなくこなせる天才肌。明るく社交的で人懐こい性格なのだが、たまに冷めた目をすることが…?

◆千川リツ(CV:筆村栄心)
素直で純粋。体が弱く、やや天然なところもある。イズモとは子役時代からの長い付き合い。

◆麻布ノブアキ(CV:岡延明)
利発で裏表がなく、はっきりとものを言うタイプ。自信家で負けず嫌いだが、自分に非がある場合はすぐに謝ることのできる素直さを持つ。

◆蔵前カズキ(CV:寺下知輝)
外見・内面ともに大人びており、真面目で芯の強い性格。口数が少なく、感情表現も苦手だが、そのぶんストレートな言動をとる。

◆駒込タイキ(CV:熊谷大樹)
天真爛漫で、誰からも愛される天使……というイメージは、完璧な計算と徹底的なセルフプロデュースによって支えられている。ゆるふわ猫かぶり系男子。

(C)ALTAIR
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