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山田涼介さん主演の映画『鋼の錬金術師』見どころまとめ!ハガレン原作やアニメも振り返ろう

公開間近! 山田涼介さん主演の映画『鋼の錬金術師』見どころまとめ!ハガレン原作やアニメも振り返ろう

12月1日に公開が迫る映画『鋼の錬金術師』(以下、ハガレン)。映画公開記念として行われている原作者・荒川弘先生の原画展「鋼の錬金術師展」東京・大阪会場では、エドワード・エルリックを演じた山田涼介さんやキャストのみなさんが着用した衣装の展示があり、多くの来場者が見入っていました。さらに等身大アルフォンスの大きさに、驚いた方も多かったのでは?

アニメイトタイムズでは、映画公開にあたり実写映画『鋼の錬金術師』の見どころをご紹介。「あのシーンって、どうなるの?」と気になる原作・アニメからのファンはもちろん、はじめてハガレンに触れる方も、ぜひ予習としてご覧ください。

 

シリーズ累計7000万部越え・2度のアニメ化も大ヒットの『鋼の錬金術師』をおさらい
『鋼の錬金術師』は、月刊「少年ガンガン」(スクウェア・エニックス)にて2001年から2010年の間に連載されていたマンガ作品です。

ハガレンは、錬金術という技術が使われる世界が舞台。エドワード・エルリックとアルフォンス・エルリック(以下、エドとアル)という幼い兄弟の過ちから物語は始まります。亡くなった母親に会いたいと、禁止されている人体の錬成を行った2人。錬成は失敗し、エドは右腕と左足を失い、アルは肉体そのものを失って魂を鎧に結びつけた姿に。兄弟の失われた体を取り戻すため、賢者の石を探す旅に出るというストーリーです。

【コミック】鋼の錬金術師 (1)
【アニメイトオンライン】【コミック】鋼の錬金術師 (1)


作者は、現在『銀の匙 Silver Spoon』(小学館「週刊少年サンデー」)の連載や『アルスラーン戦記』(講談社「別冊少年マガジン」)のコミカライズを担当する荒川弘先生。初の連載作品となったハガレンは海外でも人気が高く、2017年には全世界でシリーズ累計7000万部を突破しました。

ハガレンは、連載中に2度のテレビアニメ化と2つのアニメ映画作品が制作されました。すべてのアニメ作品のエドを朴璐美さん、アルを釘宮理恵さんが担当しています。


▲エド役・朴璐美さん(右)とアル役・釘宮理恵さん(左)

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曽利文彦監督に山田涼介さん、本田翼さんと実写版ハガレンの製作には原作ファンが集まる
今回公開される『鋼の錬金術師』は、実写版『ピンポン』などを手がけた曽利文彦監督が指揮。CGやVFXの技術を得意とする曽利監督は、10年も前からハガレンの実写化構想を持っていたそう。脚本の段階から、原作サイドとの話し合いを重ね、原作やアニメファンの気持ちを大切にしながら製作を進めてきました。

そしてキャスティングにも、原作ファンという方たちが集まりました。エドを演じる山田涼介さん、ウィンリィ役の本田翼さん、エンヴィー役の本郷奏多さんとハガレンに魅せられた役者のみなさんがそろっています。

山田さんはエド役のオファーがあったことについて「好きな作品だからこそ、エドを演じることに迷いました。でも、僕以外の人にやらせたくないという気持ちが強かったのです」とインタビューで答えるほど。そのひたむきな役作りの姿勢には、アニメでエドを演じた朴璐美さんも絶賛しています。

二人のエド役の対談記事はこちらです。

>>実写映画『鋼の錬金術師』山田涼介、朴璐美対談!エド役二人がハガレンへの愛と絆を語る

 
実写版ハガレンはどんなストーリー?登場キャラクターから見る、ストーリーのみどころを紹介
気になる実写映画『鋼の錬金術師』のストーリーは、どんな内容となっているのでしょうか。ヒントは、登場キャラクターにあります。

エドたちが探す賢者の石に、深く関わってくるホムンクルスは3人。ラスト(松雪泰子さん)、エンヴィー(本郷奏多さん)、グラトニー(内山信二さん)です。そして、原作ファンの間でも衝撃的と言われるエピソードを生み出す、ショウ・タッカー(大泉洋さん)。賢者の石の秘密を握る、ドクター・マルコー(國村隼さん)も登場。なんとなく、原作のあのストーリーが含まれているのかなとイメージが浮かびますね。

▲左より、グラトニー(演:内山信二)、ラスト(演:松雪泰子)、エンヴィー(演:本郷奏多)

▲左より、グラトニー(演:内山信二)、ラスト(演:松雪泰子)、エンヴィー(演:本郷奏多)

原作を知っているからこそ「あっ」と驚く展開も、たくさん散りばめられています。こんなストーリーだったよねと見ているところへ、ハシゴを外される瞬間は鳥肌モノ!なかでも舞台であるアメストリス国の軍部が関わるシーンは、どれも目が離せません。

アメストリス国軍からは、マスタング大佐(ディーン・フジオカさん)、ヒューズ中佐(佐藤隆太さん)。そしてホークアイ中尉(蓮佛美沙子さん)とロス少尉(夏菜さん)に、ハクロ将軍(小日向文世さん)の5人が登場しますが、どうもそれぞれが不穏な雰囲気を隠し持っているのです。劇中で起こる「とある事件」の真犯人は誰なのか?サスペンス的な展開に、軍人たちの一挙一動をお見逃しなく。原作にない、あるキャラ同士の共闘シーンも必見です。

▲左より、マスタング大佐(演:ディーン・フジオカ)、ヒューズ中佐(演:佐藤隆太)

▲左より、マスタング大佐(演:ディーン・フジオカ)、ヒューズ中佐(演:佐藤隆太)

 

フルCGで描かれるアルフォンス。本物すぎる映像技術に引き込まれる
鎧の姿となったアルは、フルCGで描かれています。2メートルを超えるアルの素早い動き、歩くときのカシャン、カシャンとした音。硬そうな鎧など、まるで本当にアルが目の前にいるような存在感です。これを特に感じるのは、エドとアルのケンカシーン。山田さんも撮影を一番頑張ったと話す場面です。

アルのCG制作のために、モーションキャプチャーとして撮影に参加していたのは、俳優の水石亜飛夢さん。これまでもミュージカル『テニスの王子様 2nd season』などに出演し、注目されていた水石さんですが、アルの声も担当しています。

▲アル(CV:水石亜飛夢)

▲アル(CV:水石亜飛夢)

他にも、映画館の大スクリーンで楽しめる見どころの映像はいっぱい。海外ロケとなったイタリアの街並みの中で繰り広げられる、エドとコーネロ(石丸謙二郎さん)の錬金術対決。人造人間と呼ばれるホムンクルスたちの人にあらざる姿や、焔の錬金術師マスタングが錬成する炎。熱さや痛み、重さなどが直接伝わってくるようです。

クライマックスでは、リアリティさにゾクゾクとするシーンも惜しみなく表現。ダークファンタジーと呼ばれるハガレンのアクション、かっこよさ、そして恐ろしさが迫ってきます。曽利監督が実写化で表現したかったものは、これなのだと納得。全編を通し、原作の良さをさらにパワーアップさせた映像技術のスゴさを感じてください!

 
原作・アニメ・実写映画と広がる、ハガレンを好きな人たちの絆
実写映画化にあたり、荒川先生は「原作が子供なら、そこから派生した作品は可愛い孫のようなもの」とコメントしました。また朴璐美さんと釘宮理恵さんも、懐かしさを感じつつ新たなハガレンワールドにエールを送っています。そして映画を通して感じるのは、原作を好きな人たちが愛を込めて製作されたのだなということ。

曽利監督の「伝えたい絆がありました」という言葉には、映画の軸となるエドとアルの絆以外にも、たくさんの意味が込められているのではないでしょうか。そこには原作やアニメが終わったあとも、ハガレンをずっと応援していたファンや新しくハガレンに触れる方のことも含まれていると、試写を見て思いました。
ぜひ連載当時一緒にハマっていたお友達やハガレンの良さを伝えたい相手を誘って、懐かしさと新しさを感じる『鋼の錬金術師』をお楽しみください。



(文・マチコマキ)

 

■ 作品情報

映画『鋼の錬金術師』
12月1日(金)ロードショー!


●概要
本作は、月刊「少年ガンガン」(スクウェア・エニックス刊)で2001年~2010年に渡り連載された、荒川弘氏による大人気コミック『鋼の錬金術師』(略称:ハガレン)の実写化作品。エドワード・エルリック役の山田涼介さん(『映画 暗殺教室』(2015))、ウィンリィ役の本田翼さんら豪華キャストが集結。監督はジェームズ・キャメロン監督の下『タイタニック』(1997)のCGを手掛け、『ピンポン』(2002)で日本映画の新たな扉を開いた曽利文彦氏です。

●STORY
全世界待望のファンタジー超大作、兄弟の絆を懸けた冒険が始まる!
運命に挑む兄弟エドとアル。幼き日に最愛の母を生き返らせようと、禁断の術を犯したエドは手脚を失い、アルは魂だけの鎧の身体になった。必ず弟の身体を取り戻す――そう決心し、鋼の義肢、オートメイル(機械鎧)を身に着けたエドは、やがて“鋼の錬金術師”と呼ばれる存在となる。
身体を取り戻す唯一の手がかりは、謎に包まれた「賢者の石」。「賢者の石」を求めて旅をする兄弟の前に立ちふさがる美しき最強の敵、ホムンクルス。それはやがて国家を揺るがす強大な陰謀に巻き込まれていく…。壮大な旅の果てに、待ち受ける驚愕の真実とは? 兄弟の絆を懸けた、感動の冒険が、いま始まる!
<錬金術――それは、あらゆる物質を新たなものに作り変える魔法のような科学>


●キャスト
山田涼介 本田 翼 ディーン・フジオカ
蓮佛美沙子 本郷奏多/國村 隼
石丸謙二郎 原田夏希 内山信二 夏菜
大泉 洋(特別出演) 佐藤隆太/小日向文世/松雪泰子

●スタッフ
原作:「鋼の錬金術師」荒川 弘(「ガンガンコミックス」スクウェア・エニックス刊)
監督:曽利文彦
脚本:曽利文彦 宮本武史
音楽:北里玲二
主題歌:MISIA「君のそばにいるよ」(アリオラジャパン)
製作:映画「鋼の錬金術師」製作委員会
制作プロダクション:OXYBOT
配給:ワーナー・ブラザース映画

>>映画『鋼の錬金術師』公式サイト
>>映画『鋼の錬金術師』公式ツイッター(@hagarenmovie)
#ハガレン

(C)2017 荒川弘/SQUARE ENIX (C)2017映画「鋼の錬金術師」製作委員会
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