『殺戮の天使』AnimeJapan スペシャルステージが開催！　ザック役岡本信彦さんらが作品を語る！【アニメジャパン2018】

2018年3月24日（土）、3月25日（日）に東京ビッグサイトにて開催された「AnimeJapan 2018」。24日（土）のKADOKAWAブースにて、「『殺戮の天使』AnimeJapan スペシャルステージ」が実施されました。

イベントには、メインキャストの岡本信彦さん（ザック役）に加え、松倉プロデューサー（J.C.STAFF）、石上プロデューサー（KADOKAWA）が登壇。2018年7月にTVアニメの放送を控えた『殺戮の天使』についてトークが繰り広げられました。

▲左から、岡本信彦さん、松倉プロデューサー（J.C.STAFF）

キャスト＆スタッフがアニメ制作の裏側を語る

『殺戮の天使』は、星屑KRNKRN（真田まこと）氏によって制作された探索型ホラーゲーム。ニコニコゲームマガジンにて連載されており（完結済み）、月刊コミックジーンにてコミカライズ、KADOKAWA/エンターブレインにて『殺戮の天使 UNTIL DEATH DO THEM PART』として小説の発売もされており、小・中学生からも注目を集めている作品です。

ステージに登壇した岡本さんは、コスパから発売されているザックパーカー（血糊なしVer.）を着用し、特注の大鎌を装備。男のロマンが詰まった鎌を手にしているためか、興奮した様子でした。

岡本さん、松倉さん、石上さんがステージ上に揃い、本作のPV第1弾が上映されます。怪しいビルで目を覚ましたレイチェルと、大釜を振るって狂ったように笑うザック。殺してもらう、という“イカれた約束”で結ばれた2人の奇妙な関係が詰め込まれたPVを一通り見た後、ステージはアニメ制作の裏側に迫るトークに移っていきます。

スタッフ一同こだわり抜いたと語るPVの制作。音と声の入ったPVを作りたいということで、本編の収録よりも早い段階で収録が行われたのだとか。岡本さんはかなり苦労したようで、笑い声だけでも数パターン収録していたことが明かされました。最終的に採用されたのは、岡本さんの持ち味ともいえる“あの”笑い声。クローン人間を万単位で殺した経験が役に立ったそうです。

また、今回ステージへの參加が叶わなかったレイチェル役・千菅春香さんにも言及。松倉さん曰く、キャスティングには千菅さん内に秘めた闇を見出したことにあったのだとか。本編の収録で、よりその闇が垣間見えることに期待している様子でした。

映像面でも苦労が多く、松倉さんはフリーゲームが原作のアニメ化は経験がなく、『殺戮の天使』の世界観を作り出すのは無理だと上司に相談したエピソードが明かされました。

スタッフに加え、原作者である星屑KRNKRN（真田まこと）さんにも意見を出してもらいながら、少しずつ形にしていったというTVアニメ『殺戮の天使』。KADOKAWAの石上さんは、今後の発表にも期待してほしいと締めくくりました。

TVアニメ『殺戮の天使』作品情報

　
＜放送時期＞
2018年7月放送

＜INTRODUCTION＞
ビルの地下の最下層で目を覚ました13歳の少女、レイチェル。
彼女は記憶を失い、自分がどうしてここにいるかさえ分からずにいた。
地上を目指し、ビルの中をさまよう彼女の前に現れたのは、顔を包帯で覆い、死神のような鎌を持った殺人鬼ザック。
「お願いがあるの...お願い、私を殺して」
「一緒にここから出る手助けをしてくれよ。そしたらお前を、殺してやるよ」
二人の奇妙な絆は、その"誓い"をキッカケに深まっていく。
果たして、ここはどこなのか。二人は何の目的で閉じこめられたのか。
彼らを待ち受ける運命とは。密閉されたビルから脱出する二人の決死行がはじまった......!

＜STAFF＞
原作:真田まこと (電ファミニコゲームマガジン)
監督:鈴木健太郎
シリーズ構成:藤岡美暢
キャラクターデザイン・総作画監督:松元美季
プロップデザイン:松元美季
美術監督:魏斯曼(スタジオちゅーりっぷ)
色彩設計:田辺香奈
撮影監督:高橋昭裕
編集:近藤勇二(Real-T)
音響監督:岩浪美和
音響効果:小山恭正
音楽:ノイジークローク
音楽制作:ランティス
アニメーション制作:J.C.STAFF
製作:「殺戮の天使」製作委員会

＜CAST＞
レイチェル：千菅春香
ザック：岡本信彦