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『ダリフラ』TVアニメ第13話 PlayBack

『ダーリン・イン・ザ・フランキス』TVアニメ第13話 Play Back:これまでの伏線が回収されたゼロツーとヒロの過去編

2018年1月より放送中のTRIGGER×A-1 Pictures 共同制作によるオリジナル TV アニメーション『ダーリン・イン・ザ・フランキス』(ダリフラ)。本稿では、ヒロとゼロツーの幼少期の出会いを中心に描かれた第13話「まものと王子様」本編の内容を筆者が感じた印象と共に振り返っていきます。

 
ガーデンのラボで幼少期を過ごしていたゼロツーとヒロの邂逅
ゼロツーとヒロのモノローグから始まった13話。1話からここまで積み上げて積み上げて積み上げてきたものが、この話でひとつのピークを迎えた。その大事な話の絵コンテを担当したのが、高雄統子さん。高雄さんは5話「キミの棘、ボクのしるし」でもヒロとゼロツーにとって大事な話数を担当している。ストレリチアに3度乗れたという6話はひとつのクライマックスであったが、そこに導くためにキャラクターの繊細な心の揺れ動きをしっかり見せないといけない。今回も同じような役割と言えるだろう。

12話で、ヒロとゼロツーが幼少期に出会っていたかもしれないというインサートがあったし、言ってしまえば1話からその可能性はだいぶ匂わせていたのだが、それが一体どんなものだったのかはわからなかったし、多くの人が知りたかったところ。

それぞれガーデンで幼少期を過ごしていたゼロツーとヒロ。ただとても対照的で、囚われて希望も見えない真っ暗な生活を送っていたゼロツー。パラサイトの10番代として、オトナからもコドモからも一目置かれていたヒロ。いろんなことに疑問を持ってしまう感受性豊かな性格のヒロが、ゼロツーに出会ったのはラボでのこと。

そこで、あらゆる人体実験を受けて痛みに耐え続けるゼロツーを見てしまう。実験が終わっても冷たい部屋に閉じ込められ、以前母親代わりの誰かにもらった美しい絵本を大事そうに抱えながら、一人の時を過ごすゼロツー。その仕草や表情に、心が動かない視聴者はいないだろう。

 
幼少期のヒロとゼロツー、束の間の幸せなひと時
彼女を助けたいと思う人がいない世界で、ヒロだけはそれを行動に移した。紛れもなくゼロツーにとってヒロはヒーローだった。囚われていた部屋からゼロツーを連れ出し、2人で行く宛もない逃亡を開始するのだが、ここでのゼロツーの声、表情、動き……すべてが愛しすぎた。ここでは歌入りBGMが流れるなど、束の間の幸せな時間が流れる。

コドモ2人での逃避行が長く続くわけもない。ヤドリギの下で体を休める2人。ここで弱ったゼロツーがヒロに見せたニッと歯を見せる笑顔は、4話で「ストレリチアに乗せてくれ」とヒロに言われたときとか、1話での笑い方に似ているのも細かい演出だ。

だがそういう細かいことの積み重ねで心に響くフィルムができあがっているのだなと感じた。つまりゼロツーのこれまでの行動は、わりとここでのヒロとの体験が元になっているんだなぁと知ることができた感動ということなのだけど。

しかし、ずっと一緒にいようと約束をした直後に捕まり、離れ離れになってしまう2人。そしてその記憶を消されてしまう。ヒロがミツルとの大事な約束を忘れてしまった理由でもある。だがゼロツーはいつまでもそれを忘れずに、ニンゲンになって、またあの子と一緒になりたいと願い続けていた。

 
悲しい結末の絵本が暗示するヒロとゼロツーの未来の行方
すべてを思い出したヒロが発した「君があのときの絵本の女の子だったんだね」という言葉に、自分が探していた子がヒロだと分かりゼロツーの泣いている表情。ここの表情も本当に素晴らしかった。そしてその後ろで流れるのはゼロツーの声で歌われる特別EDテーマの「ひとり」も、このために作られたような曲であり歌詞だった。ここまでの積み上げてきたものがあったからこそ「良かったね、ゼロツー」という気持ちがこみ上げてきた。

だが、特別EDにはゼロツーが大事に抱えていた絵本『まものと王子様』のページが記されていた。それが見事なまでのバッドエンドなので、これがすべてのページではなく、どうかハッピーエンドの続きがあってくれと願うしかないのだが、いずれにしてもゼロツーのこれからが不安でならない。

13話でやっと気持ちが通じ合えたヒロとゼロツー。ちょうど1クール分になるので、ここで解決したと思っている人も多いと思うが、ヒロとゼロツーの話はまだ少し続く。この話の最後でもゼロツーに対する情報を9’αに吹き込まれたイチゴが、ヒロを守ろうと必死になるところがあった。

次回14話は、13部隊のコドモたちとゼロツーの話になっていく。高雄統子さん(代表作:アイドルマスター シンデレラガールズ[監督]、アニメ映画  聖☆おにいさん[監督])のバトンを受け取った絵コンテの担当が誰なのかにも注目して見てほしい!



[文/塚越淳一]

(C)ダーリン・イン・ザ・フランキス製作委員会
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