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『ウマ娘』トレーナー役・沖野晃司が語る収録秘話

アニメ『ウマ娘』:トレーナー役の沖野晃司さんが語るアフレコ収録秘話|連続インタビュー企画第1弾

伝説の競走馬の名を冠するウマ娘たちが、熱いレースや青春ドラマを展開する『ウマ娘 プリティーダービー』。事前登録中のアプリゲームからドラマCDやキャラソン、そしてアニメも好評放送中!

SNSなどでも話題沸騰中のアニメも遂に後半に突入!! そこで出演キャストへの連続インタビュー企画をお届けします。第1弾はスペシャルウィークなどを率いるチーム<スピカ>のトレーナー役・沖野晃司さんです。

 

作品がキッカケで競走馬に興味津々!

――この作品に関わる前に競馬に触れたことや関心はありましたか?

トレーナー役・沖野晃司さん(以下、沖野):競馬には触れたことはほとんどありませんでした。ただJRA(日本中央競馬会)さんのCMに出演されている俳優さんと共演したことがあったくらいで。あとは小学生の時に、友達のオグリ君がオグリキャップというあだ名でした(笑)。

当時は競走馬だということは知っていたけれど、今回、この作品に参加するにあたって、調べてみたらすごい馬だったんだとわかって。時代劇のお仕事をしていたことがあったので、馬にも乗ったことがあるのですが、競走馬は全然違いますね。

競走馬のレースは迫力があるし、レース場の熱気もすごくて。皆さんがそれぞれ想いを持って、応援する気持ちもわかります。競馬場に行ってみたいと思ったし、もっともっと詳しくなりたいという気持ちが強くなりました。人生で一度くらいは勝ってみたいなと思います。

 

予想外の発想とスタッフさん達の愛情の深さに驚き!

――『ウマ娘 プリティーダービー』についての印象は?

沖野:オーディションを受ける前、タイトルを見て、競走馬を応援する女の子達のお話なのかなと。でも台本を読んでみたら、競走馬の名前がついた女の子がレース場を走るお話で、ビジュアルもそれぞれのキャラに耳が生えていて。擬人化する作品はいろいろあるけど、競走馬を女の子に置き換えるという発想にビックリしつつもおもしろいなって思ったし、「どんなストーリーになるんだろう?」と興味が湧きました。

そして自分がトレーナー役で出演し、オンエアも見てみると、純粋に誰が見てもおもしろいし、個性豊かなキャラクターがたくさんいて、誰でも応援したいキャラが見つかるだろうなと。収録を重ね、スタッフさん達とお話ししていくにつれ、競走馬への愛と敬意のすごさを感じました。実際の馬や史実についてとても詳しく調べたうえで、作品に反映させているので、どれだけ愛情を注いで制作してくださっているかが伝わっているだろうなって。だからこそ、僕も作品にのめり込んで収録に臨んでいるし、作品愛も深くなりました。

 

トレーナーはウマ娘達と一緒に迷いながら成長するキャラ

――演じるトレーナーについての印象と似ている点、演じる際に心がけていることは?

沖野:トレーナーやコーチが出てくる作品でよく描かれる、厳しいけど熱いキャラを想像していたんですけど、最初の収録で、コンテンツプロデューサーでシリーズ構成のCygames・石原章弘さんから「このキャラも成長するんだよ」と言っていただいて。

ウマ娘達にべったりついているのかと言えば違うし、冷静に俯瞰で見ているわけでもなく、彼女達の痛みや苦しみを理解しながらどうやって引っ張っていこうかと試行錯誤しながらやっている感じがします。僕も人にはズバっと言えないタイプで、ちょっと含みを持って言ってしまうことがよくあるんですよね。

トレーナーも一見、本気で考えているのかなと思ったりするけど、裏ではいろいろな感情や想いがあって。ウマ娘達に何かがあった時、悲しいのに隠すようにおちゃらけて見せたり、人間味あふれる彼が迷いながらもウマ娘達を導いていこうとしているので、僕も台本をいただくたび、ここは本当はどんな感情なんだろうと考えるようにしています。

――最初の登場シーンでは、いきなりスペシャルウィークの脚に触って「太ましいな」とつぶやいて、ヤバいヤツかなと思いました(笑)。

沖野:そうですよね(笑)。彼はウマ娘達の好きなように走ることが一番という信条ですが、そのためには頑丈な心身じゃないといけない!と一生懸命であるがゆえの行動なんです。なのに、蹴られるのはちょっとかわいそうですよね…(笑)。

 

気になるライバルチームのトレーナー・ハナとの関係

――髪型や口調などチャラそうに見えるところで損をしているのかも。話が進んでいくとまじめで頼りになるのがわかって。

沖野:そのギャップが魅力でもあって。トレーナーが悩み、考えているシーンでは「もうちょっと」というオーダーをいただいたり。初登場時の印象ではただのセクハラおじさんかと思ったけど、素敵な人間だなと。でもレース入賞後に出演することができるウイニングライブのレッスンをスペシャルウィークにまったくしてなかったり、抜けているところもありますけど(笑)。

――あとトレーナー率いる<スピカ>のライバル、<リギル>のトレーナーの(東条)ハナとも何かあるんだろうなと。スペシャルウィークとタイキシャトルの模擬戦の申し出を受け入れたり、バーで飲んだり。

沖野:少し大人な感じですよね。おハナさんとのシーンはやりやすいんですよね。トレーナー同士で対等だし、昔からの知り合いみたいだし、大人だし。あの2人の関係は気になりますね。ハナ役の豊口めぐみさんと、よくお話ししてるんですよ。「ハナはトレーナーの前だと女になるよね。絶対何かあったでしょう」と(笑)。これから先、2人のエピソードも描かれるといいな。

 

印象的だったスペシャルウィークとセリフがシンクロしたシーンとサイレンススズカの故障

――ここまで演じたなかで印象に残るシーンやセリフを教えてください。

沖野:5話でスペシャルウィークが日本ダービーに挑むんですけど、エルコンドルパサーを追っているスペシャルウィークとトレーナーの「限界を超えろ!」とセリフがシンクロするところがあって。1話の初めての会話で「日本一のウマ娘になる」という目標を話したスペシャルウィークを笑うことなく、彼女がくじけそうな時に「お前は日本一のウマ娘になるんだろう」と随所に言って励ましながら2人3脚でやってきたので、5話の台本でこのシーンを読んだ時、すごく鳥肌がたちました。

これってラストシーンなんじゃないかと思うくらい限界を超えた場面だったので、「この後、どうするの?」と更なる興味にもつながっていいシーンだったと思うし、スペシャルウィークだけでなく、トレーナーにとっても1つの節目になったシーンだと思います。

――7話でサイレンススズカが故障したシーンも衝撃的でしたね。

沖野:史実を参考にしながら作られた作品なので、いつか来るとは思っていたけど、台本を読んだ瞬間、ショック過ぎちゃって。スズカ(サイレンススズカ)は元々、感情をあまり出さない子だったけど、<リギル>から<スピカ>に移ってきてから打ち解けて、順調に成長してきて、このレースで勝って、世界へと思っていた矢先で悲しかったです。(トレーナーが)病室でスズカと話すシーンで、はやる気持ちをいさめながらも、困惑している様子も垣間見えて、人間くさいなと。

 

個人的に育成したいウマ娘は? また競走馬の名前を付けるとしたら?

――本作ではたくさんのウマ娘やキャラが登場しますが、個人的に育成したいウマ娘は?

沖野:シンボリルドルフですね。<スピカ>の子達には申し訳ないですが(笑)。トレセン学園の生徒会長で、凛々しくてカッコいいんですよね。育てるなんておこがましい。あの口調でなにか言われたら「そうですね。お好きにどうぞ」と言うことを聞いてしまいそうだけど(笑)、あえて育成に挑戦してみたいですね。

――自分が考えたウマ娘を登場させられるとしたら、どんな名前、どんな属性のウマ娘にしたいですか?

沖野:ウサインボルト…だとマズいからウサンクサイボルトで(笑)。逃げでダートだったら無敵じゃないですか? 

スタッフ:実際にウマインボルトという馬がいるんですけどね。タイキシャトルの子供で。

沖野:考えることは一緒ですね。まず速いイメージの人を考えましたから。あとはフェラーリくらいしか思い浮かびません。跳ね馬だし(笑)。

 

和気あいあいとした収録現場。収録でのマル秘エピソードは?

――収録現場での雰囲気やおもしろかったエピソードを教えてください。

沖野:和気あいあいと楽しく収録しています。皆さんはもともとドラマCDやゲームの収録をされていたので、チーム感ができていてうらやましかったです。最初の頃はまるで女子校に赴任してきたおじさん教師みたいな(笑)。

女性ばかりなので、最初の頃はたまに来てくださる男性がうれしかったけど、今は皆さんとも話せるようになったし、ツッコミを入れてみたり、良い意味で気を遣わせなくなったかなと思っています。僕個人の感想ですけど(笑)。

おもしろかったことというと、ウマ娘の名前はすべてカタカナなのでよくかんでしまうんです。それも変なところで。「サイレンシュシュズカ」とか。だから実況のシーンはすごいですね。またレース中のウマ娘達の息遣いも臨場感たっぷりなので、そこも感心しています。

 

レースに青春ドラマを楽しんだり、ウマ娘達の史実を調べたり、様々な楽しみ方ができる作品

――作品の魅力と今後の見どころを教えてください。

沖野:ここまででスペシャルウィークやサイレンススズカはじめ、それぞれのウマ娘にドラマがあって、しかも更にドラマが待っているという。ぜひ1話から見てウマ娘達の成長具合や過程を再確認してほしいです。トレーナーも最初はあんなに胡散臭かったのに、今では頼もしくなりましたし(笑)。レースの勝敗も興味深いけれど、ドラマや成長を一番見ていただけたらなと思います。

そして史実をご存じの方もそうでない方も、壁にぶち当たったスペシャルウィークやサイレンススズカがどうなるのか? 知っているからこそ先が気になるし、もちろん知らないからこそ応援したくもなるし、自由に想像を膨らませていただけたら。

――では皆さんへメッセージを御願いします。

沖野:競馬に詳しくない・触れたことがない方でも、レースに青春をかける成長ドラマを純粋に楽しめますし、もちろん興味が湧いたら調べていただいて、リアルな競馬も見てみたくなるような、そんな楽しみのループがある作品です。ウマ娘達がかわいいので男性ファンの皆さんもすぐにハマると思いますが、女性の皆さんはトレーナーに注目してみてはいかがでしょうか? どんどんカッコよくなりますので(笑)。ウマ娘達の頑張る姿をぜひ最終コーナーまで見守ってください。

 
作品情報
TVアニメ『ウマ娘 プリティーダービー』

<放送&配信情報>
TOKYO MX、関西テレビ、サガテレビ、BS11、AT-X、AbemaTVほかにて放送中!
・TOKYO MX、BS11:毎週日曜日24:00~
・関西テレビ:毎週日曜日25:55~
・サガテレビ:毎週月曜日25:25~
・AT-X:毎週月曜日23:30~
リピート放送:毎週水曜日15:00~/毎週土曜日7:00~
・AbemaTV:毎週火曜日23:00~
※放送時間は変更になる場合がございます。詳しくはアニメ公式サイトをご確認ください。

<STAFF>
原作:Cygames
監督:及川啓
副監督:太田知章
シリーズ構成:石原章弘(Cygames)・杉浦理史
キャラクターデザイン・総作画監督:椛島洋介
美術監督:伊藤弘
撮影監督:並木智
色彩設計:中野尚美
3D監督:市川元成
編集:高橋歩
音楽:UTAMARO movement
音楽プロデュース:岩代太郎
音楽制作:ランティス
音響監督:森田祐一
音響制作:HALF H・P STUDIO
アニメーション制作:P.A.WORKS

OP主題歌「Make debut!」
ED主題歌「グロウアップ・シャイン!」

<CAST>
スペシャルウィーク:和氣あず未
サイレンススズカ:高野麻里佳
トウカイテイオー:Machico
ウオッカ:大橋彩香
ダイワスカーレット:木村千咲
ゴールドシップ:上田瞳
メジロマックイーン:大西沙織
エルコンドルパサー:高橋未奈美
グラスワンダー:前田玲奈
セイウンスカイ:鬼頭明里
ハルウララ:首藤志奈
駿川たづな:藤井ゆきよ
トレーナー:沖野晃司
東条ハナ:豊口めぐみ ほか

<ゲーム概要>
タイトル:ウマ娘 プリティーダービー
配信開始時期:2018年予定
開発・運営:株式会社Cygames
対応機種:iOS/Android
公式サイト
公式Twitter
*iOSは、Cisco の米国及びその他の国における商標または登録商標です。
*Android及びGoogle Playは、Google LLCの商標または登録商標です。

TVアニメ「ウマ娘 プリティーダービー」公式サイト
TVアニメ「ウマ娘 プリティーダービー」公式ツイッター(@uma_musu_anime)

(C)2018 アニメ「ウマ娘 プリティーダービー」製作委員会
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