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『直感×アルゴリズム♪(2期)』制作発表会レポート

まるで日中アニメ交流会!? 福原慶匡さんと声優・岩井映美里さん、シャオ・ウーさん他が登場した『直感×アルゴリズム♪(2期)』制作発表会レポート

6月28日、上海(中国)にて開催された携帯関連業界の展示会「Mobile WorldCongress Shanghai 2018(MWCS 18)」にて、アニメ『直感×アルゴリズム♪(2期)』の制作発表が行われた。登壇者は本作のプロデューサーの福原慶匡さんと、前作で「Xi(シー)」を演じた声優・岩井映美里さん。そして「Xi」の歌唱担当のアーティスト小五(シャオ・ウー)さんなど。

そもそも、『直感×アルゴリズム♪(2期)』の発表が、なぜアニメイベントではなくMWCS 18で行われたのか? アニメファンなら誰もが疑問を感じるだろう。その理由は、『直感×アルゴリズム♪』の制作はNTTドコモと中国のチャイナモバイルの共同プロジェクトだからだ。日本と中国の通信業者最大手の合作プロジェクトなので、携帯端末業界のイベントで発表会が行われたというワケ。今回の記事では、MWCS 18で開かれた制作発表会の様子をレポートします。

 

岩井映美里さんの中国語スキルがすごい! 中国のアニメファンとダイレクトに交流

制作発表会イベントが行われるのは、MWCS 18会場内の「ミグ動漫」ブース。ミグ動漫はチャイナモバイルの関連企業のひとつで、中国にてアニメの配信を行っている。日本で例えると、「dアニメストア」のようなサービスを行っている企業だ。

11時のイベント開始時刻が近づくと、ブースには中国のアニメファンが続々と集結してきた。彼らはアニメTシャツを着たりアニメグッズを身に着けているため、日本のアニメファンとなにも変わらない。いまから始まる発表会を楽しみにしている笑顔も、万国共通だった。

そしてイベント開始時刻の11時になると、司会者が登場。簡単な挨拶と『直感×アルゴリズム♪』の説明をした後、さっそく中国語が堪能な声優・岩井映美里さんをステージに呼び込む。岩井さんは中国のファンたちの盛大な拍手で迎えられた。そして岩井さんは得意の中国語でスラスラとトークを行い、通訳を介さず来場したファンとの交流を楽しんだ。

▲声優・岩井映美里さん(シー役・声担当)

▲声優・岩井映美里さん(シー役・声担当)


 

『けもフレ』の福原Pの言葉に耳を傾ける中国のアニメファンたち

岩井さんのトークコーナーに続き、いよいよ本作のプロデューサーを務める福原慶匡さんが登場。このとき司会者が来場者に「『けものフレンズ』を見た人はいますか?」と問うと、大勢のファンが手を上げてアピールしていた。中国でも『けもフレ』は人気のようだった。

▲プロデューサー・福原慶匡さん

▲プロデューサー・福原慶匡さん

福原さんは制作発表会ということで、まずは『直感×アルゴリズム♪(2期)』の概要を紹介。放送予定日は2018年秋ごろで、放送形態は前作同様に日中同時放送の「生アニメ」。反対に前作との違いについて司会者から問われると、福原さんは「視聴者がより一層ライブ感を感じられるような、さまざまな施策を用意している」と返答した。福原さんがトークをしている最中、来場者の目は真剣そのものだった。言葉ひとつ聞き逃すまいと、福原さんの言葉に耳を立てて聞き入っていた。

▲『直感×アルゴリズム♪(2期)』キービジュアル

▲『直感×アルゴリズム♪(2期)』キービジュアル

また、作品紹介の途中でキービジュアルが公開された。そのイラストは3DCGではなく手描きのイラスト。場内のスクリーンにイラストが映し出されると、客席のあちこちから日本語で「カワイイ! カワイイ!!」と声があがっていたのが印象的だった。

ここで福原さんのトークコーナーが終わると思いきや、今度は福原さんから中国のアニメファンへ質問が投げかけられた。福原さんは「好きなアニメはなに?」や「毎クール何本くらいアニメを見る?」、「どんなイベントに参加したい?」など、中国のアニメファンの生の声を調査。福原さんが質問をするたびに、場内のファンはペンライトを大きく掲げて大声で返答。この光景は、まるで日本のアニメPと中国のファンたちによる交流会のようなアットホームな雰囲気だった。質問コーナーは短い時間ではあったが、福原プロデューサーと中国のアニメファンにとって有益な時間だったに違いない。

 

NTTドコモとミグ動漫が『直アル2』にかける想いは大きい

福原さんのトークコーナーが終わると、続いてNTTドコモの相原朋子さんと、中国のミグ動漫の寥智勇さんによる挨拶。両社が『直感×アルゴリズム2』を制作する意図と、その目的が紹介された。

両者のコメントを要約すると、NTTドコモは「きたる5G世代に向けて、まだ誰も味わったことのないサービスを提供すること」、ミグ動漫は「魅力的でファンに愛されるIPを創出したい」という内容だった。両社が『直感×アルゴリズム♪(2期)』にかける想いは、とても大きいように感じた。

 

シャオ・ウーさんのミニライブで場内大盛り上がり!

制作陣によるトークコーナーがすべて終わると、前作で「Xi(シー)」の歌唱を担当した中国人アーティストのシャオ・ウー(小五)さんが登場。シャオ・ウーさんは『直感×アルゴリズム』を代表する名曲『ニイハオ/你好』をフルコーラスで披露した。この曲は日中交流をテーマに作られた楽曲で、歌詞の1番が日本語、2番が中国語というユニークな曲。

曲のイントロが始まると、ファンはそれぞれが持参したペンライトを一斉に点灯させた。ペンライトのサイズや色はバラバラだが、イントロと同時に光の海が広がる様子は、日本のアニソンライブイベントとまったく同じ。しかも、曲中もシャオ・ウーさんの歌にあわせて、ペンライトを振ったりコールをしたり、アニメ文化の楽しみ方は日本のイベント会場となにも変わらない。アニメカルチャーの現場では、着実に日中交流が進んでいるような雰囲気だった。

▲シャオ・ウー(小五)さん(シー役・歌担当)

▲シャオ・ウー(小五)さん(シー役・歌担当)



 

登壇者から日中のアニメファンにメッセージ

ミニライブでひとしきり盛り上がった後、イベントはいよいよ終盤。最後の最後に登壇者とファンと一緒に記念撮影をして、『直感×アルゴリズム♪(2期)』の制作発表会は終了した。具体的な放送開始日や詳しいストーリーなど、詳細についてはまだ明かされなかったが、今後の展開を期待させるには十分すぎる内容だった。最後に登壇者から来場者に向けて送られたコメントを紹介します。

 

声優・岩井映美里さん(シー役・声担当)

また、こうやって(シーちゃんとして)中国にこられて嬉しいです。たくさんの人が来てくれて、歌やダンスも盛り上がってくれたのも嬉しいです。このアニメがきっかけで、日中の交流がより進んだらと覆っています。ぜひ期待してください。

 

プロデューサー・福原慶匡さん

今回の作品は、歌がテーマになっていますので、ライブも考えています。また、すごくチャレンジのある、世界中で誰もやったことのない作品になります。たくさん失敗もあるかもしれませんが、ぜひ温かい目で見守ってください。

日本のアニメは、中国のファンの方にも愛される事で市場を大きくできる可能性があります。『直感×アルゴリズム♪(2期)』は、中国の方にも喜んでもらえるような作品をつくりますので、宜しくお願いします。

 

作品情報

「生放送アニメ 直感xアルゴリズム♪」(2ndシーズン)

●スタッフ
企画:中国移動・NTTドコモ・ミグ文化 総合プロデュース:ジャスト プロ
技術協力:DMM.futureworkshttp://dmm-futureworks.com/
アニメーション制作:ダブトゥーンスタジオhttps://w-toonstudio.com/
インタラクティブ・配信協力:ドワンゴhttp://dwango.co.jp/
配信:2018年秋(予定)日本・中国

番組公式サイト【日本語サイト】
番組公式サイト【中国語サイト】

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