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TVアニメ『悪偶 -天才人形-』声優インタビュー第5弾 羅正役・高木渉編

7月放送TVアニメ『悪偶 -天才人形-』声優インタビュー第5弾 羅正役・高木渉さん! 物語の鍵を握る謎の老人・羅正について、そして本作の見どころとは?

中国で10億ビューを超える人気コミック『悪偶 -天才人形-』(一淳さん作)がアニメ化し、2018年7月9日より放送開始!

本作は『霊剣山』シリーズのテンセントとスタジオディーンによる日中合同の第2弾アニメプロジェクトで、“悪偶”と呼ばれるアイテムで偽りの天才となったものと、暗躍する“裁縫師”、彼らを追いかける“救済者”による壮大なミステリー&アクション作品です。

放送を控え、当サイトでは出演する声優陣へリレーインタビュー企画をお送りしています。第5回目となる今回ご登場いただくのは、羅正を演じる高木渉さんです。作品の印象と羅正についての紹介、見どころなどについて語っていただきました。


 

怪しい雰囲気があって怖そうだけど興味をそそられる作品

羅正役・高木渉さん(以下 高木):レギュラー出演をする作品で原作があるものはいつも読んでいるんですけど、この作品は読めなくて。典ちゃん(愛役・芝崎典子さん)が読んでいたのを見たけど、あれは中国語のコミックなのかな?

スタッフ:あれは日本語版です。横書きで綴じが反対なんですけど。

高木:そんなのあったんですね! 今度読んでみたいな…。だから台本を毎回いただいて、一生懸命演じて、その先を想像する、の繰り返しです。だから僕にとっては毎回がミステリーです(笑)。

――視聴者の方と同じように先のストーリーを知らないまま演じられていたんですか?

高木:そうです。資料などを見て、絵のタッチが独特で、怪しい雰囲気があって怖いけど、ちょっと興味があって、おもしろそうという印象でした。主人公の愛ちゃんはかわいいけど、裁縫師の人達は異様な感じで、そのギャップにも驚かされました。

そして実際に演じていく中で、裁縫師と救済者がどう戦っていくのか、羅正や愛ちゃんにどんなことが待ち受けているのかとどんどん楽しみになっていきました。


 

――演じる羅正についての印象は?

高木:オーディションを受けた時に原稿を読んだり、絵を見て「何で僕がおじいちゃんなの?」って思いました(笑)。設定上でも1話の前に放送した特別番組でも説明が謎の老人扱いだし、1話ではなぜか自作の本を売っていたりして、最初はどんな人なのか、よくわからない方も多いと思います。


不思議なキャラですけど、確実に物語の鍵を握りそうな人物なのは感じていただけるかなと。愛ちゃんとはひょんなことから巡り会ったけど、そこから行動を共にするようになって……。運命的なもの、縁があったんでしょうね。

ちなみに普段、スタジオに行くと誰かしら知っている人がいるものですが、今回は初めての人ばかりで。典ちゃんも町役の松井恵理子ちゃん、羅布役の柴崎哲志君も。これも縁だなと思いました。

――出番や見せ場が多くて、もう一人の主人公と言ってもいいのでは?

高木:何も知らない愛ちゃん達に説明をする役割もありますからね。セリフが多い分には、僕もいっぱいしゃべるのは好きなので(笑)。でも語りだけでなく、戦うシーンもあって。術を言い放つことも結構あるんですけど、しわがれた感じで言うのは難しいですね。

――演じる時に心がけていることは?

高木:自分がおじいちゃん役に挑戦するにあたって、できるだけ自然な芝居をしたいなと。
 

愛は純粋で友達想い、町の冷たさの演技の理由は後々明らかに!

――主人公の愛が平凡なバレリーナという設定もおもしろいですね。

高木:でもバレリーナっていい設定だと思いますよ。プリマドンナと呼ばれる高みに上がれるのは一握りの人だけだし、天才という存在を表現するのにはピッタリかなと思います。

――愛や、彼女の親友の町についてはどう思われますか?

高木:愛ちゃんは純粋で、友達も大切する好感が持てる子ですね。町は第一声を聴いた時、「随分、冷たくでてきたな」と(笑)。天才ってこんなに冷たくなっちゃうかなと思ったし、恵理子ちゃんのお芝居には怖さやオーラもあって。話が進むと「だからあの芝居だったんだ!」と納得できたし、いいお芝居をするなぁと思いました。


僕が言うのもおこがましいけど、みんな上手いですね。典ちゃんは真っすぐなお芝居をやっているし、哲志も「いいから! お前ウザいよ」っていうくらいやんちゃな芝居で(笑)。収録現場もすごく楽しくて、みんなが芝居でぶつかり合って。いい作品になるんじゃないかと予感させてくれます。


 

若手の多い現場は楽しく、淡々と!?

――キャストの皆さんがおっしゃったのは高木さんのアドリブがおもしろ過ぎて大変だと(笑)。

高木:僕は常々、スタジオが楽しくなきゃという想いがあって。今でこそ純貞役の井上喜久子さんやエルバド役の安元洋貴君とか出ているけど、最初の頃は若手の子以外は僕しかいなかったので委縮してほしくなかったんです。だから僕がバカやったりすることで、スタジオの雰囲気がやわらかくなればいいなと思っていたので、典ちゃんから「高木さんがいてくれて緊張がほぐれました」と言ってもらえるのはうれしいですね。

――では収録は和やかな感じで?

高木:淡々と進んでいきますね。淡々と収録して、淡々とダメ出しがあって、直して、みたいな(笑)。音響監督の郷田ほづみさんもあまりしゃべらないし。でも飲むと変わるらしいから今度、一緒に飲みにいきましょうと誘っています。典ちゃん、恵理子ちゃん、哲志も違う顔が出てくるかもしれないし(笑)。楽しみにしています。
 

高木さんが悪偶を手にしてしたい意外なこととは?

――"悪偶"を持っている人物は誰でも天才になれるという設定がありますが、もし悪偶を手に入れて天才になれるとしたら、その才能をどのように使いたいですか?

高木:悪偶は人の犠牲の上に立った、不正なものなので、自分のために使いたいとは思わないですね。しいて挙げれば、悪偶を救済できる悪偶を手に入れて、すべての悪偶を救済したいですね。

――今までに天才と感じられるような人と出会ったことはありますか? その時のエピソードがあれば教えてください。

高木:そもそも天才って何なんでしょうね。天才は生まれながらにして才能があるわけで、そんな人に会ったことがあるかと問われたら……。人よりも秀でているものは「個性」だと思っていて。自分ができないことをできる人は素直にすごいと思うし、憧れの対象になります。
 

羅正の趣味は囲碁、高木さんの趣味は?

――羅正は囲碁が特技ですが、囲碁はできますか?

高木:囲碁はやりませんが、TVの囲碁対局をぼーっと見るのは好きです(笑)。囲碁や将棋は先を読む力が養われるし、昔の武将がよく囲碁をやっていたという話も聞くので少し興味があります。ただ、僕は裏をかくのが苦手で思ったことはそのまま口にしてしまうタイプだからなぁ。すぐ負けちゃうだろうな(笑)。熱中したらきっと1日があっという間に過ぎていくんでしょうね。

――では高木さんの趣味・特技とは?

高木:『真田丸』に出演した時、1年ほど乗馬の練習をしていたんです。乗っていると楽しいし、馬とふれ合っていると癒されるし。『真田丸』が終わってからしばらく行っていないんですけど、乗馬は趣味として続けたいですね。

――羅正は武当山の観光ポイントで小売店を営んでいますが、行きたい観光地は?

高木:行きたいところはいっぱいあります。どちらかと言うと山が好きなので、上高地などきれいな山々はいいですね。あまり人がいないところで、自然に囲まれていたいです。あとは星を見に行ったり。オーロラも見てみたいですね。神秘的だし、力をもらえそうだし、ちっぽけな悩みも吹き飛ばしてくれそうだから。
 

愛の力が必要になる時はくるのか? 濃い裁縫師の面々にも注目!

高木:羅正のアクションかな(笑)。最初は羅正が愛ちゃんを助けたり、導いているけど、そのうち彼女の力が必要になったり、助けられる場面もあるのか、注目してほしいですね。またいろいろなキャラがいるけど、みんな濃いんですよね。特に裁縫師の面々は狂気じみててすごいです(笑)。

それぞれ腹の中で何を考えているのか、わからないし、思惑がぶつかり合うので展開がまったく読めないと思います。原作の一淳さんの頭の中はどうなっているのかと思うくらい(笑)。また裁縫師達のボスやその目的は? 救済者と裁縫師の過去とかも気になるし、あとは悪偶の糸を見るためのメガネがなぜハート型なのかとか(笑)。この先がわからないので僕自身も楽しみなんです。
 
 

謎めいたミステリーと濃密なドラマを楽しんでください

――では最後に皆さんへメッセージをお願いします。

高木:日本の作品にはない独特のタッチの絵と個性的なキャラ、謎めいたミステリーとこれからどうなっていくのかワクワクどきどきするようなドラマを楽しんでいただきたいし、僕も演じながら楽しんでいきたいです。羅正は正体不明なキャラですが、いろいろと活躍していきますのでご期待ください(笑)。すごい話数の壮大な原作なので、長くやっていけたらいいなと思っています。ぜひご覧になっていただき、応援よろしくお願いします。
 
TVアニメ『悪偶』は7月9日よりTOKYO MX、サンテレビ、KBS京都、BS11にて放送開始!
 

『悪偶 -天才人形-』作品概要

放送情報

TOKYO MX:7月9日(月)24:00~
サンテレビ:7月9日(月)24:00~
KBS京都:7月9日(月)24:00~
BS11:7月9日(月)24:00~

配信情報

GYAO!、ニコニコチャンネル、dアニメストア他にて配信決定!

GYAO!:7月2日(月)25時30分~
ニコニコ生放送:7月4日(水)24時30分~
ニコニコチャンネル:7月4日(水)25時~
dアニメストア:7月10日(火)12時
バンダイチャンネル:7月11日(水)12時~
Hulu:日時未定
U-NEXT:7月3日(火)12時~
アニメ放題:7月3日(火)12時~
J:COMオンデマンド:7月3日(火)24時~
KDDIビデオパス:7月3日(火)24時~
milplus:7月3日(火)24時~
acTVila:7月11日(水)12時~
ビデオマーケット:7月2日(月)25時30分~
DMM.com:7月2日(月)25時30分~
music.jp:7月2日(月)25時30分~
Rakuten TV:7月2日(月)25時30分~


 

あらすじ

平凡な少女、愛はどこにでもいるダンサーである。親友である町とのダンサーとしての才能を見せつけられ落ち込む日々であったが、ある時彼女の才能の「秘密」を知ってしまう。それは、邪な術方により掌サイズまでされた天才たち「悪偶(あぐう)」の存在である。悪偶(あぐう)を持っているものは誰でも天才になれるのだ。悪偶を作る「裁縫師」となってしまった町を救うべく、愛は裁縫師と代々対立してきた「救済者」となる。

キャスト

愛(あい):芝崎典子
町(まち):松井恵理子
羅正(らしょう):高木渉
羅布(らふ):柴崎哲志
エルバト:安元洋貴
李純貞(りじゅんてい):井上喜久子
李白綿(りはくめん):M・A・O
黄鶯鶯(おういんいん):水野理紗
カルリチ:内田彩

スタッフ

原作:一淳(テンセントアニメ連載)
監督:ボブ白旗
キャラクターデザイン・総作画監督:河南正昭
シリーズ構成:加藤結子
プロップデザイン:あおきまほ
美術監督:三宅昌和
色彩設計:桂木今里
撮影監督:川口正幸
編集:内田恵
音響監督:郷田ほづみ
音楽:シバサキユウキ

OPテーマ:「prima dynamis」(プリマ デュナミス)
歌:電気式華憐音楽集団
EDテーマ:「ツギハギ」
歌:芝崎典子

総企画:邹正宇
企画:熊猫盖饭
総エグゼクティプロデューサー:李筱婷
エグゼクティプロデューサー:ASKASK、沉默的章鱼、水獭
プロデューサー:宮本逸雄
アニメーションプロデューサー:大野雅義
アニメーション制作:スタジオディーン
製作:腾讯动漫
 
TVアニメ『悪偶 -天才人形-』公式サイト
TVアニメ『悪偶 -天才人形-』公式Twitter(@aguu_anime)

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