声優
『WUG FINAL TOUR - HOME - ~ PART Ⅰ Start It Up, ~』レポ

「希望、常に前進」『Wake Up, Girls! FINAL TOUR - HOME - ~ PART Ⅰ Start It Up, ~』レポ

「『ワグナー』お前たちもみんな“家族”だー!!本当に『Green Leaves Fes』がひらけてよかったです。今日はありがとうございました!」

これは、『Wake Up, Girls!(以下、WUG)』のリーダー・青山吉能さんが2018年5月12日(土)に幕張メッセで行われた「Green Leaves Fes」で発したメッセージだ。

それから62日が過ぎ、“赤・藍・黄・青・紫・緑・オレンジ”の7色が舞い踊る熱い季節がやってきた。

『Wake Up, Girls! FINAL TOUR - HOME -』。ファイナルツアーの冠には「HOME」というシンプルなメッセージが付けられた。

ここで、過去のライブツアーのタイトルを振り返ってみよう。

■Wake Up, Girls!!1st Live Tour 素人臭くてごめんね!
■Wake Up, Girls!!2nd Live Tour 行ったり来たりしてごめんね!
■Wake Up, Girls! 3rd LIVE TOUR あっちこっち行くけどごめんね!
■Wake Up, Girls! 4th LIVE TOUR ごめんねばっかり言ってごめんね!

こうして並べてみると、これまでのツアーには全て「ごめんね」のメッセージが並んでいることに気づく。ツアーを開催するたびにワグナー(ファン)へ向けて感謝の辞と、まだまだ成長発展なこの声優ユニットを見届けて欲しいという意味を込めて「ごめんね」という言葉が選ばれていたのではないだろうか。

「HOME」という言葉には、生活の場としての家という意味が浮かぶが、実際には「家庭、家庭生活、生まれ故郷」などの意味も含まれている。

もはや、この時点で良い予感しか湧いてこない。『Wake Up, Girls! FINAL TOUR - HOME - ~ PART Ⅰ Start It Up, ~』に彼女たちはどんなメッセージを込めて、どんなパフォーマンスを魅せたのか。

本稿では7月14日に開催された千葉・市原市市民会館 大ホール昼公演の感想を届けたい。

【Wake Up, Girls!メンバー】
吉岡茉祐さん
永野愛さん
田中美海さん
青山吉能さん
山井七海さん
奥野香耶さん
高木美佑さん

今年の夏も灰になる準備ができた

まずは、本ライブの結果から。ワグナーが並ぶ観客席でのパフォーマンスやリーディングライブ(朗読劇)、初披露曲など非常にエンターテイメントな時間となった。まぁ、これが今の『WUG』の実力であるし、集まったワグナーの熱量を限界以上に引き上げる魅力について異論を唱えるものも少ないだろう。事実、単独ではないフェスやイベントで彼女たち7人のパフォーマンスを見て興味を持った方も多いはずだ。

ステージ上での阿吽の呼吸、さりげないアドリブへの反応。さらに磨きが掛かった印象あるダンス・コーラスワーク。ただフリが揃っているだけでなく、何か物語性を感じさせられる。声優ユニット『WUG』の魅力とはこういった点ではないだろうか。


また、会場となった千葉・市原市市民会館 大ホールも素晴らしかった。照明や映像、音響。これまでにない空間を作り上げることに一役二役買っていたように思う。

そうだ。ここが「HOME」なのだ

『Wake Up, Girls! FINAL TOUR - HOME - ~ PART Ⅰ Start It Up, ~』がはじまり『恋?で愛?で暴君です!』、『地下鉄ラビリンス』のパフォーマンスを見ていて気づいたことがあった。それは、これまでのツアー初日となんだか雰囲気が違うことだ。

いくらデビュー以降多くのステージを踏んできた彼女たちとは言ってもツアー初日ともなれば、少々雰囲気が異なるもの。山下七海さんも以前のインタビューでこう語っている。

「ツアーの場合は、公演ごとにエンジンが上がっていく感覚というか。歌声を含めたパフォーマンスにも更に磨きを掛けていく感じなのですが、イベント出演はその1回のステージが全てですよね。なので、本番前にはメンバーとも心を1つにして、今日歌う、1曲・2曲に集中しよう!って頑張っています」

ツアーは公演毎にクオリティが上がっていく。これは毎回の公演で100%を超えていくということを意味しているのだと思う。

だからこそ、いい意味での違和感を感じてしまった。『Wake Up, Girls! FINAL TOUR - HOME - ~ PART Ⅰ Start It Up, ~』はなんだか昨年に開催された『Wake Up, Girls! 4th LIVE TOUR ごめんねばっかり言ってごめんね!』の千秋楽の続きをそのまま見ているような感覚があったのだ。


非常にリラックスした雰囲気でイキイキとした表情。変に気負うことなく、集まったワグナーとの時間をとことん楽しむ。それは『君とプログレス』、『シャツとブラウス』を歌い終えた後の彼女たちのMCからも感じ取れた。

「(曲の)立ち位置に付いた時に見たことがないとザワザワってするよね?」(高木さん)

「このフォーメーションは・・・?」(青山さん)

「私たち大好きなんだよね。いつもありがとうございます!」(吉岡さん)

ライブ中にこういった話しをするのも珍しい気がした。そうだ、このツアーは彼女たちの「HOME」なのだ。

again and again

『WUG』が毎年開催していたツアーの風物詩と言えば山下さんに贈るサプライズバースデイだろう。

「ツアーを開催するということで、来年の3月まで続いていくんですけれども、一公演、一公演『again and again』ですよ。もう一度、もう一度って衣装を着る度に、みんなの顔を思い出してステージに立つことを約束します」(山下さん)

サプライズの影響か思わず阿波弁に戻ってしまっている。これも「HOME」ということだろう。17歳の少女が23歳の大人の女性に成長した。ただし、大切にしているものは変わらない。「これまでも、これからもななみんを応援し続ける」という気持ちを強くしたワグナーも多かったのではないだろうか。そんな時間を作ってくれたスタッフや彼女の両親にも感謝したい。

青葉から花へ

満を持して迎えた『Wake Up, Girls! FINAL TOUR - HOME -』の初日は見事と言える結果を残した。前述した通り、同ツアーは全三部構成となっており、2018→2019年にかけて行われる。

ただし、このツアーは序・破・急で例えると『序』。まだまだ、“起動”というフェーズだ。続いて2018年10月からは『Wake Up, Girls! FINAL TOUR - HOME - ~ PART Ⅱ FANTASIA ~』も控えている。

次のテーマは幻想。まだまだ『Wake Up, Girls! FINAL TOUR - HOME - ~ PART Ⅰ Start It Up, ~』もはじまったばかりであるが、あれやこれやと想像するこれから贅沢な時間を過ごすことになりそうだ。

これからハジマル2019年3月までの時間。その最高のスタートを切ったと言っても過言ではない。いや、最高のスタートを切った。

青葉から花となる。その瞬間を楽しみに待ちたい。

[文 / 川野優希]

● イベントタイトル
Wake Up, Girls! FINAL TOUR - HOME -

● 日程&会場
【partⅠ】
7月14日(土)千葉:市原市市民会館
7月28日(土)〜29日(日)神奈川:ハーモニーホール座間
8月4日(土)埼玉:大宮ソニックシティ

【partⅡ】
10月6日(土)〜7日(日)大阪:岸和田市立波切ホール
12月9日(日)岩手:岩手県民会館
12月22日(土)神奈川:横須賀芸術劇場

【partⅢ】
Coming Soon

● 出演者
Wake Up, Girls!
吉岡茉祐、永野愛理、田中美海、青山吉能、山井七海、奥野香耶、高木美佑

● イベント内容
Wake Up, Girls!による5回目となるライブツアーイベント。

主催
エイベックス・ピクチャーズ株式会社

Wake Up, Girls!公式HP
Wake Up, Girls!公式Twitter(@wakeupgirls_PR)

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