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『異世界魔王』芹澤 優が思わず観返してしまった魅力的なシーン

『異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術』シェラ役・芹澤 優さんが思わず観返してしまった魅力的なシーンとは

好評放送中のTVアニメ『異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術』。アニメイトタイムズでは、この作品の魅力を伝えるべく、スタッフ&キャストのインタビュー連載記事を毎週放送後に掲載しています。10話の放送後となる今回はシェラ・L・グリーンウッドを演じる芹澤 優さんが登場! 本当はチームワークのいいメインキャスト3人のお話や、この作品に対する思いを聞くことができました。


 

話数を重ねた声優陣の距離感は……

――シェラの印象で変わっていったところはありますか?

芹澤 優さん(以下、芹澤):一番最初にシェラを演じるってなったときの印象は、あざとかわいいなって。どうしても外見の感じで、かわいくてエルフでって、あまり深いイメージはなかったんです。しかも1話の時点では、何も考えてない、頭空っぽなイメージで演じてくださいと言われていたんです。

だから本能のままに生きているような感じで演じていたんですけど、演じていくうちに、安心できる場所をこの子は見つけたんだなっていう感じがしました。

レムとディアヴロと一緒に過ごす中で、今までは一人の冒険者をしてたし、お兄ちゃんとの複雑な関係もあったりしたところから、「初めてできた仲間だからだよ」ってレムに言った6話あたりから、大切にしているものが自分自身だったのが、レムやディアヴロを大事にしたいとか、安心できる場所を大切にしたいっていう気持ちになっていったんだなって思いました。


――6話から7話って、シェラに感動するんですよね。

芹澤:シェラが魔法をかけられて、お兄ちゃんに洗脳されているときも、レムが助けに行かないのかってディアヴロの背中を押してくれて。それをシェラは知らないから演じる上では関係ないんですけど、自分としてはこの3人の絆が固まってきたことで、安心できる場所がある強さみたいなものが、シェラに生まれてきてるんじゃないかなって思いました。

――レムとシェラの関係って、1話から積み重なっていってる気がします。それをどう考えて演技していたんですか?

芹澤:私が意識していたのは、シェラから見えているレムの表情が変わっているのかなって。シェラは誰に対してもあまり変わらないんですけど、レムって最初目を見てくれなかったり、笑顔を見せてくれなかったりするんです。

でもレムが笑っているっていうのをシェラがちゃんと見れるようになってきたら、シェラも自然ともっと近づきたいと思うし、安心するんです。

レムの変化をシェラが感じて嬉しくなっているというのはすごく感じていました。和氣(あず未)ちゃんが自然と出してくれたものを、いま距離が縮まっている気がする!って芝居をしながら思うと、その気持ちがシェラに乗る、みたいな。

――すごくわかる気がします。前回水中さんが、芹澤さんのコミュニケーション能力が高いとおっしゃっていたのですが、たぶん芹澤さん自身が人との距離を測るのがうまいから、演技でもそれができるんじゃないかなって思いました。

芹澤:あぁ、でも測るほうかも。私結構それが好きなのかもしれない。演技を考える上でも自分でああしようというよりは、相手はどんな距離感で自分に来てくれるんだろうみたいなのを意識するほうが、ナチュラルにできる気がします。芹澤優本人も、距離を測ってるからこそ、よりそれをぶっ壊したくなるんですよ。社長とかにもタメ口を使いたくなる、みたいな(笑)。いま距離をとってるな? 壊しちゃお~、みたいな気持ちになります(笑)。

――でも、和氣さんとはすぐに仲良くなったみたいですね。

芹澤:和氣ちゃんは最初から距離がなくて、珍しい!と思いました。声優さんって一人で戦う仕事でもあるので、距離を縮めるのに苦労することもあるんですけど、和氣ちゃんは異例の近さでした。壁がない感じ。たぶんそれは私にだけではなく、いろんな人に壁を作らないタイプなのかな? 私だけだったら嬉しいですけど~(笑)。

――タイプが同じってわけではなさそうなのに。

芹澤:そう! 全然違うんですよ。真逆だからいいのかな。すっごくバランスはいいと思いました。気も使わないし。

――ちなみに和氣さんのお芝居はどうでしたか?

芹澤:同い年として、力の抜け方が本当に羨ましいんです。自分にプレッシャーをかけないというか。私は自分に対して「もっとできるだろ、お前!」ってなっちゃうんだけど、和氣ちゃんはすごくニュートラルというか。リラックスしてるからこそ、ものすごく広い振り幅で演じられるんだと思います。

ラジオでなりきりでインフォメーションを読むコーナーがあるんですけど、「この子すごいな!」って毎回思ってます。飄々とやるんですよ。台本にかじりついてるイメージはないのに、おうちで組み立ててきているのか、本番だとパッとやっているので、同い年でもカッコいいなと、尊敬してます。

――ちなみに、ディアヴロの水中さんはどうですか?

芹澤:水中さんは逆にずっと台本にかじりついてますね。でも、アフレコをしているときは、ディアヴロとシェラとして自然と掛け合っていたんですけど、オンエアを見て、そのすごさに気づきました。

やっぱり『異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術』の主役はディアヴロだし、水中さんの芝居が、この番組を面白くしていると思いました。切り替えとかツッコミとか、肌色要素が来てもいやらしくないんですよ。水中さんの芝居の塩梅で、私がイメージしてたより爽やかにエロ!なんです。ぶっちゃけめっちゃ支えられてるな、やっぱり座長だなって思いました。

――本人には絶対に言わなそうなことを、今言っていますね?

芹澤:はい!(笑顔で)

――ラジオでは、一度水中さんがゲストに来ましたけど、距離は縮まりました?

芹澤:あのあと2回でアフレコが終わっちゃったんですよね……。でも打ち上げで、私たちより他の方と仲良くしてたんですよ! 嫉妬しましたねぇ。私と話してるより、他の女性と話してるほうが楽しそうで、はぁ?って思いました(怒)。

――私はシェラだぞと。

芹澤:毎週アフレコ後の飲み会で距離が縮まっていたのかもしれないですけど、私たちはアフレコ終わりに番組を撮ってたんですよ! こっちは仕事してたんだけどなぁって、距離の差を感じました(怒)。まぁ、作品の中では一番距離が近い存在でいたい。中の人は別!

 

6話・7話には印象的なシーンが多数

――では、ここまでで印象的なシーンはありますか?

芹澤:やっぱり6話でレムちゃんと夢を語るシーンは、アニメを見終わったあとにもう一回見ました。自分の気に入っているシーンを何回も見る癖があるので。やっぱり自分でこう演じようというよりは、レムちゃんの芝居を聞いてという感じでした。

レムちゃんよりシェラのほうがしゃべってるんですけど、それを聞いてるレムの表情がかわいいんです。見てくれて、ちゃんと聞いてくれて、ちゃんと横にいてくれる安心感みたいなものが声に乗っていたかなと思って、あのシーンは好きです。

それ以外だと7話で、ディアヴロがポーションを作っているシーン。おっぱいを見てるとポーションができるシーンのディアヴロの作画がめっちゃかわいいんですよ! このあたりから、ディアヴロではなく拓真っぽいところがシェラたちの前でも出るようになるんです。

このときシェラの前で、「こんな時間がずっと続けばいいなと思ってな」って言って赤くなるシーンがあって、そこはキュンとしちゃいました。ここは言い方もかなり拓真に近いんです。


あとは7話の最後に、シェラがお兄ちゃんに操られてるところで、「聞かせてくれ、お前の本当の気持を」と言われる、シェラが泣く直前の声のかけ方も拓真っぽいんです! 魔王ロープレが入ってない感じなんで、ディアヴロが一瞬拓真になっているところが、めっちゃ好きです!

そのあとにシェラが「仲間があたしの、いちばん大事なものなんだから!」って叫ぶところは、友達と見ていて、私っぽくないねと言ってくれたんです。確かに、今までのシェラとしての演技をまたちょっと超えた感じでできたので、あのひと言は自分でも気に入ってます。
――シェラだと7話がやっぱりすごく良かったですよね。拓真のトラウマの話も挟んでて。それでいうと、シェラが操られてるのくらいわかるだろうと思ったんですけど、実際に見ると拓真がもしかしたらまた裏切られたのかも?と思い出しちゃうギリギリのラインで演じてたなぁって。

芹澤:そう! あそこはやり直しました。操られ方もAパートとBパートで変えてて、監督にもAパートは視聴者も騙していきたいからと言われたんです。Bパートは操られているシェラの感じでお願いしますと言われて、それは見てる人が感じ取ってくれたらいいなって思いました。

――あと、7話はキイラが最高でしたね。

芹澤:何も言えないって思いました。石田彰さんから出ている芝居に入っているよオーラを感じて、それに乗っかっていく感じでした。すごかったです!

――大塚明夫さんなど、大御所の先輩方も多い現場でした。

芹澤:緊張しましたー。緊張したけど、(加藤)英美里さんや(原)由実さんは、大塚さんに名前で呼ばれてたりして、いいな~~みたいな。すごくて近づけない人と話している先輩を見ると羨ましいなって。いつか水中さんが上り詰めて、「お~水中(すいちゅう)さん」って声をかけているのを見て、「いいな~芹澤さん」って若い子が思ってくれたらいいんですけどね(笑)。

――出世してねと。

芹澤:水中さんはすごく力がありますから。でも、大塚さんが初めて来たときに水中さんに言ってたんですよ。「良い芝居だね」って。「今褒められてたじゃないですか~」って言ったら、「いやいや、優しさですよ。気を使ってくれたんだよ」って。いやいや、今大塚さんが気を使う理由ないから!って。はい、会話終わりましたー!っていう(笑)。

――さっきから褒めてるんだか、けなしているんだか(笑)。他のキャラクターではどうですか? レムとか。

芹澤:レムは10話以降になるんですよ~! この先の、みんなが見れていないレムちゃんはすっごくかわいいし、ヒロインだな!って思いました。楽しみにしててほしいです!

 

10話は種崎敦美さん演じるクルムが愛らしくてたまらない!

――10話後掲載になりますが、10話はいかがでしたか?

芹澤:クルムちゃんの登場回なので、マジでかわいかったです。クルムちゃんは自分も受けていたんですけど、種崎敦美さんのクルムちゃんは、全ロリコンが涙を流すのではないのかと思う! たまらないロリ感なんですよ! めっちゃトロけちゃう。

演技しているのを後ろで見ててニヤニヤしちゃうんです。だから10話はクルムちゃんのかわいさですね! かわいいってよくある言葉なので本当にもったいないんだけど、でも本当にかわいいの! 何かいい言葉ないかな~って感じです。



――11話以降の見どころは?

芹澤:11話以降は完全にレム回で、そこにアリシアさんの話もある感じですね。でもこの作品は、本当にキャラを使い捨ててなくて好きです。

女の子がいっぱい出てくるものって、掘り下げられるのってせいぜい2人くらいだと思うんですけど、アリシアにも向き合うし、クルムちゃんもいいシーンがあるし、みんなのいいシーンがあるので、どのキャラクター好きも最後の最後まで楽しめると思います!

――収録を終えて、どうでした?(※芹澤さんのみ、アフレコを終えての取材になりました)

芹澤:シェラちゃんとしても仲間ができて、大切なものができて、最後にレムの問題にも向き合って、シェラの心的にもすごく充実した12話だったなって思いました。今まで肌色的なシーンにちゃんと向き合ったことがなかったから、本当に初めて向き合ったんです。

でも、まだまだ奥が深いなと思いました。やっぱり見てて恥ずかしいけど、何か楽しいんですよね。実際、自分で演じてても最初は恥ずかしかったんですよ。向き合ってはいたけど、家でアフレコの練習しているのもなんか照れるなって。

オンエアを見て、もっともっと突き詰められたなと思ったんです。恥ずかしいシーンもお芝居としてもっと組み立てたら、もっと良いお芝居ができたのかもなって。これは女の子芹澤優というか、役者としてちゃんと向き合って、もっとドキドキさせられるような演技ができたらいいなって思いました。

最初、自分としても、エロはちょっと……というのもあったんですけど、この作品を通して、ひとつのエンターテイメントとして成り立っているし、お客さんのことを大切に思って作っているし、スタッフさんの愛がそこにあると思ったんですよね。

――本当に監督が素晴らしかったですよね。お色気があっても、必ず良いシーンに繋がっているし、そのバランスが良かった。監督から何か言われたりしました?

芹澤:全部終わってお花をもらうときに、芹澤さん本人の持っている明るさとかムードメーカー的なところが、そのままシェラにも乗って、この作品を華やかにしてくれましたって言われて。

もっともっといろんな声優さんがいる中で私にシェラを任せてくれて、そう言ってもらったことはすごくありがたいなと思ったし、私がやったからこそのシェラちゃんと思っていただけていたなら、良かったなと思いました。

――今回はエンディングも歌いましたから、大切な作品になりましたね。

芹澤:いやぁ、本当に全部終わって思うことは、この作品をやれたことを誇りに思うっていうことです。恥ずかしいとか全然ないです。でも、パパに一度だけ言ったんですよ。

実家に帰ったときに「セクシーなのやってるんだよね」って言ったら、「お仕事、頑張ってる」と言ってくれて。アニメは見てないとは思うんですけど、ちゃんと芝居を頑張ってると思ってくれて、娘ではなく役者として親も見てくれてるんだなと思って、すごく嬉しかったです。


[取材・文/塚越淳一]
(C)むらさきゆきや・講談社/異世界魔王製作委員会
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