声優
新谷良子 音楽活動15周年記念インタビュー(前編)

新谷良子さん音楽活動15周年ベストアルバム『BEST BAMBI BOX 2』発売記念2媒体連動企画! インタビュー&全曲紹介(前編)

2018年、音楽活動15周年を迎えた新谷良子さんが記念ベストアルバム『BEST BAMBI BOX 2』を10月10日にリリース&10月21日に記念ライブを開催! それを祝して『アニメイトタイムズ』と『マイナビニュース』の2つのWEBサイトでの連動インタビュー企画を敢行!

『BEST BAMBI BOX 2』は2枚組全27曲を収録していますが、当サイトでは前編としてDisc1の13曲紹介、後編の『マイナビ』でDisc2の14曲紹介していきます。当サイトでは15周年を振り返った感想やライブへの意気込みも語っていただきました!

あっという間の15年。印象的なCDとライブは?

――音楽活動15周年おめでとうございます。15周年を迎えた感想は?

新谷良子さん(以下 新谷):あっという間だなって思います。あまり実感がなくて、もう15年も経っていたんだなという驚きのほうが大きいかもしれません。まだ信じられない感じです。

リリースしたCDを見たり、聴き返せば、それぞれの記憶があるし、ちゃんと15年分の歴史はあるけど。CDを出したり、ライブをしたり、これだけ長く音楽活動をさせていただけて本当にありがたいし、支えてくれたり、聴いてくださった皆さんに感謝の気持ちでいっぱいです。

――ここまでの音楽活動の中で印象深かったことは?

新谷:アルバムで言えば『空にとける虹と君の声』を制作した時はいろいろな想いがあり過ぎて、今も鮮明に記憶に残っています。サウンド的に大きかったのはその後の『Wonderful World』かな。

ライブなら『新谷良子Live Tour 2009 はっぴぃ・はっぴぃ・すまいる'09 chu→lip☆Toy Parade』です。自分史上最大の13カ所14公演をやらせていただいたことですごく成長できた気がするし、確実にターニングポイントになったと思います。

2枚目のベスト盤は2009年11月発売の「Piece of Love」から現在までのシングルとアルバムから新谷さんがセレクトした2枚組!

――今回、2枚目のベストアルバムとなる『BEST BAMBI BOX2』をリリースすることになったのは節目だからですか?

新谷:最初は15周年のCDを出したいねというところから始まって。実は2011年に『BEST BAMBI BOX』を出した時は声優生活の10周年で、今回の15周年とちょっとした時空の歪みがありますけど(笑)、そのおかげで意外と曲数もあったので、ベストアルバムでいけるんじゃないかと。そして『BEST BAMBI BOX』に収録したシングル「ReTIME」以降の曲を入れようということになりました。

――今回、2枚組ですが、ここまでの曲がリリース順に曲が並んでいますね。

新谷:前回はファン投票でしたが、今回は私とスタッフさんで選曲しましたが、時系列順で、アルバムからピックアップする時は数曲を曲順でという感じでまとめました。コンセプト的にも『BEST BAMB BOX』と同じで、写真の成長アルバムみたいにと思って。

――「Piece of Love」からのシングル曲とカップリング曲はすべて収録されています。

新谷:私のその時々の気持ちが詰まっているのがシングルだと思うので、入れておきたいと思いました。アルバムの曲はさすがに全部は無理なので、数曲選んで。収録曲を見ると一番古い「Piece of Love」でさえ、最近の曲に思えて。

『BEST BAMBI BOX』の時はデビュー曲から入っていたので、私の声に差があったけど、今回は「Piece of Love」も新曲の「Best Wishes!」も歌い方や声の出し方がそんなに変わってない気がします。

今作の収録曲で印象深い曲とは

――いい意味で安定感が出たのかなと。高速ラップとか数々のムチャ振りを乗り越えてきたり、ライブ経験を重ねるとでスキルも上がった証明でもあると思います。

新谷:初期の頃よりは、余裕というか楽しみ方みたいなものは見つけられたのかもしれません。

――あと作家陣も前作以上にバラエティに富んでいますね。

新谷:そうですね。初めましての方も多かったし、バンドメンバーも曲を作ってくれたりして。

――今回のアルバムの中で印象深い曲を挙げるとすると?

新谷:難しい! 収録曲も悩んだのに。「AUTOMATIC SENSATION」のMV撮影は楽しかったです。元学校だった場所で、バンドメンバーみんなが制服っぽく衣装を着てくれると思わなかったけど、結構似合ってて。楽曲も明るく、アッパーな感じだったので撮っていて楽しかったことを覚えてます。

お昼ご飯がピザで、教室でみんなで食べているのが不思議な感覚で。休憩中に制服姿でタバコを吸っている姿が妙に怖くて(笑)。あと「Euphoric Prayer」も10周年絡みで制作して。コンセプトとして歌詞にもあったように、鍵を使って扉を開けて新しい世界へ行こうと言っていたけど、私は今、扉の先のどの辺にいるのかなとふと考えることがあります。

新曲「Best Wishes!」は新谷さんの15年を知るR・O・Nさんと宮崎誠さんの共作! 過去曲の要素がいっぱい

――そして新曲「Best Wishes!」も収録されます。デビュー時から楽曲提供されているR・O・Nさんと初ライブからバンドメンバーとして支えてきた宮崎誠さんの共作です。

新谷:15周年を記念してベスト盤を作っていただくので、アニバーサリーソングみたいなものがあったらいいなと。そこで私のバンビポップを支えてきてくれたのはR・O・N君とまこっちゃんの力が大きいなと思うし、どちらか1人選ぶのも難しいからダメ元で「2人でお願いできませんか?」と聞いてみたら「大丈夫じゃない?」とさらっと言われて(笑)。

――新谷さんの楽曲ではこのコンビの共作は初めて?

新谷:はい。R・O・N君が作るバンビポップとまこっちゃんが作るバンビポップは違うんですよね。それぞれの良さがあって。そんな2人が一緒に作ったらどうなるかな? と楽しみにしていたら「なるほどな」という曲が上がってきて。そしてニヤニヤして(笑)。レコーディングよりもかなり前に曲をいただいていたので、毎日聴きながらテンションを上げてました。

また仮歌はR・O・N君が作ったパートはR・O・N君が、まこっちゃんが作ったところはまこっちゃんが歌っているのもおもしろくて。どちらかの家で一緒にやるのかなと思ってたんですけど、Aメロを作ったら送って、それを受け取ったほうがBメロを作って、また返すというやり方だったみたいです。

――歌詞にはこれまでの曲名などが詰め込まれていて。

新谷:歌詞については特にオーダーはしてなくて。バンビポップといえば、みんなが笑顔になるイメージがあるから楽しい感じの曲がいいなと言ったくらいで。だからこれまでの曲名やフレーズが使われていて、ビックリしました。

――曲名の由来は?

新谷:まずライブタイトルを考えるところから始まって。10周年の時のツアータイトルが「CHEERS!」だったし、気取ってない感じでお祝い感がある言葉がないかなと調べていたら「おめでとう」の意味でこの言葉を見つけて。何気ない時に使えるフレーズだと書いてあって、背中を押してあげている感じのニュアンスに近いらしくて、これかなと。私が自分におめでとうと言ってあげるのでもいいし、皆さんが言ってくれるのもうれしいし、逆に私からちゅーりっぷ王国の王国民のみんなに言ってあげることもできるなって思って。

でもこの曲名に決まったのは曲を発注した、ちょっと後で。制作が進んでいる時にライブタイトルを決めたら、「じゃあ歌詞に入れますか?」とディレクターに言われて、それが2人に伝わって、サビの最後に入って、最終的に曲名になりました。「Wishes」だから一見、お願いごとに見えがちだけど、それだけでなく「おめでとう」と気軽に使える言葉らしいです。

幅広い音楽性とギミックは音楽ファンも魅了! 元気で笑顔になれるのがバンビポップ!!

――2枚を通して聴いてみると、代名詞ともいえるアッパーでかわいくて楽しいロックチューンからゴシック、スチームパンクに、ハロウィン曲など様々な曲に歌ったり、挑戦してきたんだなと。

新谷:そう思います。私自身の音楽の引き出しは割と貧困で、曲を発注する時も「楽しい」「悲しい」「カッコイイ」くらいしか言えないけど(笑)、私が「今こういうことを思っていてこういうやつでお願いします」というオーダーから毎回新しい感じの曲が上がってくるので、作家陣の人達、そして音楽ってすごいなって。だから15年やっても飽きないんですよね。

 そして最近になってやっと自分の曲を客観的に聴けるようになりましたが、私も自分の曲で元気をもらったりして。それがバンビポップの一番の推しポイントなのかなと思います。

――そしてR・O・Nさんや宮崎さんは凝り性なのか、細かいギミックや仕掛けもいっぱいあって。ヘッドフォンで聴いていて、偶然気が付くこともあります。音楽的にも実は高度なことをやっているから音楽フリークの人にも聴かれているのでは?

新谷:音楽に詳しくないので、取材などで「すごいことしてますね」と言われてもピンと来なくて。でも「バンドスコアを出してくれませんか?」という要望があったり、ストアイベントをやると楽器を担いでくる人が来たり、「初めてアニメショップに来ました」という人もいて。「どこで私のことを知ってくれたの?」って(笑)。でもそれは私の音楽を作ってくれる人や演奏してくれている人のおかげなので感謝してます。

――でも凝った楽曲ゆえにスキルを求められることも多いはずなのに、それを歌ったり、ステージ上で表現できている新谷さんもすごいと思います。

新谷:確かに何とか早口のラップをクリアしたと思ったら、またハードルが(笑)。でもそのおかげでちょっとでも成長できたと思うので、結果的には良かったのかな?(笑)

全曲紹介 Disc1

1.Piece of Love[2009/11/25発売:13thシングル]
選曲のため、改めて聴き直してみたらすごく幸せな曲だなと。作詞の春和 文さんとは初めてで、初めての方にお願いする時は「あまり抽象的な歌詞にはしないでください」と。私はあくまでストレートな言葉でやりたくて。この時も同じようにお願いしたら本当にストレートな歌詞が届いて。「Happy Happy 咲きました」と臆面もなく、歌えたあの頃がうらやましかったし、そう思えたからベスト盤の1曲目にふさわしいなって。

まるでベスト盤のために作られたかのような。歌ってても楽しいし、以前ライブでやった時もめちゃめちゃ楽しくて。あんまりハッピーじゃない時に歌うと幸福感をもらえて、有無を言わさずに引っ張り上げてくれる曲です。MVは珍しく晴れて。いつもは外ロケをみんなが止めにかかるくらい雨女なのに(笑)。レフ板を持っている人が嫌いになりそうなほどまぶしくて。
 
2.ココロ off time[2009/11/25発売:13thシングル・カップリング]
Pink Bambi BANDでベースを弾いてくれているみっちゃん(川島弘光)が作ってくれた曲です。正直、こんなにおもしろい歌詞を書いてくる人だとは思ってなくて(笑)。作曲はこれまでもあったけど、作詞と編曲もとすべてやってもらったのは初めてだったと思うんですけど。みっちゃんがバンビポップを想って、私の声を想定しながら書くとこういう世界観になるんだと。

かわいいくせになんか音が重くて、off timeなのに(笑)。でもそのバランス感も絶妙で、2番後のDメロも特徴的ですごいなと思います。この歌のテンポ感やメロディの転がり方がすごく好きで、ライブのセットリスト打ち合わせではいつもそっと入れて……そっと抜かれることもありますけど(笑)。みんなと一緒に歌いたいと思う曲です。
 
3.Magic Spell[2010/3/24発売:14thシングル]
オンラインゲーム『トリックスター』のイメージソングで、ファンタジーの世界に冒険に行く時のワクワク感や、未知の世界へ行ったり、戦う怖さなどが詰め込まれていて。歌詞もファンタジーだけど、これまでのシングルやタイトル曲では選ばないようなワードで。すごくOP曲らしいなと思ったし、実際のオンラインゲームのログイン画面でこの曲が流れてきたら鳥肌が立つくらい、ピッタリだなと。

たぶん私の音楽のテーマである「等身大のバンビポップ」とは毛色が違うものになっているけど、自分の声が聴こえてきて冒険に出かけられるのって「すごいな」「うれしいな」と思った記憶があります。ジャケット撮影の時、ウィッグを付けたんです。今の髪型のボブくらいの。当時は髪が長かったので。そのイメージチェンジぶりが楽しくて、珍しく鏡に映った自分を自撮りしたりしました。
 
4.The One[2010/3/24発売:14thシングル・カップリング]
作詞の大森祥子さんとも初めましてで、初めての方に書いていただくととても新鮮で。とてもまこっちゃん曲なんですけど、歌詞のメロディへの乗せ方が違って、おもしろいなって。1つの音符に対して、入れる文字数がおもしろくて、歌っていても気持ちいいし、聴いても気持ちいいなって。また歌詞も深くて。いつもの作家陣と違って、長いカウンセリングをやってもらってないのに(笑)。何を見て新谷良子像を捉えてくださったんだろうと考えるのも楽しくて。私がこう見られているのがうれしいし、この新谷良子像を守りたいなと思いました。
 
5.HONEY TEE PARTY![2010/10/6発売:15thシングル]
三重野瞳ちゃんに作詞してもらった曲で、「いたげる」以来だと思うんですけど「いたげる」の言葉選びや瞳ちゃんにしか見えていない私が書かれていたのを気に入って。瞳ちゃんが知っている、表に出ている新谷良子がたぶんこういうことなんだろうなって。私も自由に書いてほしいと思っていたし。新谷のキャラソンみたいでかわいいなって思いました。譜割も独特で、「TEE」が「TEA(お茶)」じゃないところとか、三重野節ですよね。

MVは子供がたくさんいて、ママ達を見て、こういう人達が子供をスターに育てているんだなと思った記憶があります。またうらやましくもあって。芸能界は早く入ったほうがいいって言うじゃないですか!?(笑) 「crossingdays」の時も子役の子が1人いたけど、「みんなちゃんとしてるな」とか「子供なのに仕事か」とか考えたり(笑)。衣装は普段着ないようなドレッシーな感じで楽しかったです。MVの時はいくら等身大といえども、違う自分になれるから好きなんですよね。
 
6.black very pie[2010/10/6発売:15thシングル・カップリング]
「HONEY TEE PARTY!」のカップリング曲です。シングルが10月発売だったので、ハロウィンの曲が欲しいとお願いして作ってもらいました。只野菜摘さんなら私が好きなハロウィンの世界を書いてくれるんじゃないかなとお願いしたら予想通りの素敵な歌詞が届いて。私にとってのハロウィンってかぼちゃやオレンジよりもゴシックやホラーのイメージのほうが好きなので、サウンドもその方向でお願いして。サウンドがそうだったら例え只野さんがかわいい系の歌詞を書いてきても私が好きなハロウィンになるかなと思ってましたが、言葉選びはかわいいけど、結構なゴシック要素を入れてくれたのがうれしくて。たまにこうやって振り切った曲をカップリングで歌いたくなるんですよね。バレンタインの時期なら「Gift」とか。
 
7.What's our name?[2011/6/22発売:6thアルバム『UNLOCKER!』収録]
始まりの曲の印象があります。たぶんライブでそういう風にしたからだと思うけど、勢いがとても好きで。これもみっちゃんのバランス感覚で、「この勢いで行ったら空回りしない?というところで攻めてくるくせに、大事なところはしっかり押さえてくるんですよね。

歌ってて気持ちいいし、こだまさおりさんの歌詞のおかげもあって、めちゃめちゃ前を向ける曲になっているなと思います。サビが特に好きなんです。みっちゃんの曲は割とサビ以外が好きなのに(笑)。メロディと言葉の乗っかり感が良くて、ライブでやってすごく楽しかったんですよね。
 
8.スロウ・モーション[2011/6/22発売:6thアルバム『UNLOCKER!』収録]
「What's our name?」と同じみっちゃんとこだまさんコンビで、『BAMBI BOX』に収録の「雨のスリーコード」と同じイメージの曲が欲しいなと思ってお願いしました。また女の子に女の子の気持ちを書いてほしいと思って、こだまさんに。だいたいそんな時はこだまさんにお願いしてますね。

この時ももどかしさなどをジメっとせずに、でもしっとりな感じで書いてもらって、かわいい曲になったなと思います。たぶんこの恋をしている時の微妙な感じは男性には書けないんじゃないかな? 
 
9.Blanc/Noir[2011/6/22発売:6thアルバム『UNLOCKER!』収録]
実は刺激された他の楽曲があって、「私もこういう曲やってみたいな。バンビポップでやったらどうなるんだろう?」という好奇心からまこっちゃんにすぐ「あの曲知ってる? アレを私っぽくして」とお願いして作ってもらいました。そんなきっかけから生まれた曲は初めてで、デモが上がってきた時、「ありがとう! まこっちゃん」ってすごく思って。

「私はこういうことがしたかったんだ」と思いつつ、「私の歌い方ひとつで変わるんだろうな」とも。また世界観的に強めの個性を出したかったので、只野さんにお願いしたらめちゃめちゃクセのある歌詞が上がってきました。曲に負けない詞、詞に負けない曲になったので、「私も負けるわけにはいかない」とレコーディングの時はすごいプレッシャーがあったし、必死に歌いました。
 
10.UNLOCKER![2011/6/22発売:6thアルバム『UNLOCKER!』収録]
好き過ぎて何から話せばいいのか? とてもR・O・N君っぽい曲だなって。スピード感や私の気持ちののせ方や引っ張ってくれる感じがうまいなと思ってレコーディングした記憶があります。R・O・N君の曲は文字量が多かったり、半音パートが多かったりして割とレコーディングに時間がかかるんですけど、意外と本線を録るのは早いんです。むしろそれ以外のかけ声などのおまけを録るので時間がかかるんですけど。この時も意外に早く終わって、もっと歌いたいという気分になりました。

歌詞は10周年のコンセプトとしての「鍵」があった時期だからこのタイトルや内容で書いてもらいました。MVは初めましての撮影チームだったけど、撮影方法がとても楽しくて。錯覚を多用したセットで、私自身もあとで、モニターで見たら「何か不思議な世界にいる!?」と一つひとつに驚いたり、感心してました。ちなみに今のバンドメンバーで、ギター担当の(大内)慶君と撮影で初めて会いました。
 
11.おやすみのほし[2011/6/22発売:6thアルバム『UNLOCKER!』収録]
私、自分をほめることはあまりないんですけど、この時の私グッジョブと思ったのは歌い方のトーンがすごく優しくて。もの悲しいけど声のトーンのおかげでほっこりできるから、「このバランスの取り方、うまい! よくやった!」と今にして思います(笑)。自分の曲を鼻歌で歌うことが多くて、この曲も多くて、例えば仕事の行き帰りに思い浮かべたり、聴きながら歩いているともの悲しくなってくるけど、「私、いい声してるな」って珍しく感じる曲です(笑)。

私の楽曲の中でも珍しいタイプで、たまにここまで落とした曲をやりたくなるんですよね。でも今じゃないかなとなくなったりすることもあるけど、この時はアルバムだったからいろいろな曲を入れたくて作ってもらって……いい曲です(笑)。
 
12.Euphoric Prayer[2011/10/26発売:16thシングル]
MVがすごく印象に残っていて。撮影した時に「どう見えるのかな?」って思っていたら感性映像がカッコよくて。カッコよさを全面に出したMVってどうしたらいいか、わからななくなっちゃって。でもメンバーがカッコいいことをしてくれるから助けられてるんですけど、そして私が何もできていないのがごまかしきれなくなっているんですけど(笑)。

スタッフが「メンバーさんカッコいいですよ」と言われているのに私だけ何も言われなくて。私は割と形から入るというか、セットに入って、カッコよくしているメンバーを見ると世界に入れて。曲の持つ強さに助けられて撮影できたと思ってます。曲自体は10周年があって、鍵を開けて、次の世界へ私はまだまだ進むんだというものを、カッコよく出したいとオーダーして作ってもらいました。その中にもちょっとしたせつなさがメロディで入ってくるのがR・O・N君だなって思って歌ってました。
 
13.ソリティア[2011/10/26発売:16thシングル・カップリング]
この曲に関しては「かわいい方向にはっちゃけたいです」と伝えて、こだまさんがここまでかわいい歌詞を書いてくれました。サウンドもみっちゃんがかわいく作ってくれたけど、それだけじゃなヘビーで。でもそのおかげでこだまさんのかわいい歌詞をバンビポップに落とし込めたのかなと。ソリティアとファンタジーを結びつける発想もおもしろいですね。私はソリティアをやらないんですけど(笑)。

またブラスアレンジは私が大好きなまーちゃん(飯塚雅弓さん)の楽曲を手掛けている長谷川智樹さんがやってくれて。ブラスが入ると強さも出せるし、いいですね。

10月21日のライブはアゲアゲのセットリスト! 今後もみんなが帰ってこれる場所になりたいです

――BOXのデザインは前回のようなロゴに、色は黒からピンクになって。ブックレット写真のイメージは?

新谷:アーティスト15周年を前面に出したくて、バンビポップ=音楽なんだよとヘッドフォンのコードで名前を描いて。また前のベスト盤ではそれぞれの楽曲のモチーフを画面上に並べて、割とごちゃっとした感じで、私も強めのピンクのイメージでしたが、15年やってきたのでシンプルめでも間が持つかなと。でも象徴的なピンクと黒は大切にして。大人っぽく見えて気に入ってます。

――10月21日には15周年記念ライブが行われます。

新谷:ツアーじゃなく、1回きりなので、日替わり曲もないため、セットリストを決めるのが大変で。15年かけて作ったバンビポップってこれだよねという1回で出そうとするとアゲアゲなセットリストになって。ひたすら楽しくて、あっという間に終わるんだろうな。だから私も体力をつけないと。私、バンドメンバー、みんな、誰が1番疲れるか? 疲れたもん勝ちみたいなライブになりそうだなと思います。

――最後にメッセージをお願いします。

新谷:15年ずっと応援してくれた方や途中で抜けた方、最近入ってくれた人もいると思うけど、誰が欠けてもやってこれなかったと思うんです。ファンの皆さんもメンバー、スタッフもそうだし。出会いや別れの1つひとつがあっての15年なので、これからもそれを大事にしていきたいです。

15周年だから久しぶりに聴いてみるかと思った時に帰りやすい場所でありたいし、初めての人も来やすい場所でありたいし、バンビポップってそういう場所だと思うので、これからも続けていけたら。皆さんのおかげで15年やってこれたので、そのお返しを今後もしていきたいなと思っています。15周年の歴史を『BEST BAMBI BOX2』で感じてもらって、ライブにも遊びに来てくれたらうれしいです。

WEB2媒体連動企画『BEST BAMBI BOX 2』全曲紹介
後編は『マイナビニュース』へ:https://news.mynavi.jp/

関連情報

◆CD情報 新谷良子『BEST BAMBI BOX 2』
2018年10月10日発売
2CD 4,000円(税別)
発売:バンダイナムコアーツ

 
◆イベント情報『Ryoko Shintani 15th Anniversary Live はっぴぃ・はっぴぃ・すまいる'18 chu→lip☆BEST Wishes』
2018年10月21日(日)17:00開場 18:00開演 Zepp Tokyo
1F立見 6,800円(税込・入場者プレゼント付き・整理番号付き・ドリンク代別途必要)
イープラス、ローソンチケット、チケットぴあ、楽天チケットにて発売中!

新谷良子ランティス公式サイト
新谷良子公式ブログ『はぴすま☆だいありー』

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