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『聖闘士星矢 セインティア翔』佐橋俊彦のインタビューを特別公開

『聖闘士星矢 セインティア翔』オリジナル・サウンドトラック発売! 収録される佐橋俊彦さんのインタビューの一部を特別公開

2018年12月より、Amazon Prime Videoチャンネル (スカパー!アニメセット for Prime Video)での最速配信がスタート! さらに、12月24日(月)からはアニマックスでの放送が開始される『聖闘士星矢 セインティア翔』。

12月26日(月)には、本作の主題歌CDとオリジナルサウンドトラックが発売! このたび、オリジナルサウンドトラックに収録される、作曲を担当した佐橋俊彦さんのインタビューの一部を、アニメイトタイムズ限定で特別にお届けします!

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プロフェッショナルな女性像を描きたい

――『聖闘士星矢Ω』(2012)、『聖闘士星矢 黄金魂 -soul of gold-』(2015)に続いてアニメ版『聖闘士星矢』シリーズの音楽を担当されるわけですが、『聖闘士星矢 セインティア翔』(以下、『セインティア翔』と表記)のお話が来たときの印象は?

佐橋:『聖闘士星矢』シリーズの次はなんだろうな?と思っていたんです。そしたら、女性たちの物語だと聞いて、これはちょっと新しいなと。聖闘士星矢の世界にどのように女性たちを活躍させるのかと興味がわきました。原作を読ませていただいて、アテナの侍女であり、身辺を守る少女であるとわかり、そうか、その手があったかと。

――佐橋さんのとらえた『セインティア翔』のイメージは?

佐橋:『セインティア翔』って、「女性」ということを前面に出してないんですよ。これまで戦う女性ものというと、戦うんだけれど可愛いというアイドル性を持ったものが多かったと思うんです。だけど、聖闘少女(セインティア)は基本は戦士であって、アイドル的な可愛さはアピールしていない。そこが違いで、それを頭に叩き込んでからでないと作曲できないなと思いました。

――もともと『聖闘士星矢』の世界では女性の聖闘士が登場すると「女性」を捨てるために仮面をかぶっているという設定があったんですけれど、聖闘少女(セインティア)はアテナに仕える特別な女性聖闘士なので素顔を出している。

佐橋:そこもこれまでと違うんですよね。彼女たちは女性を捨てているかというとそうでもない。『セインティア翔』って、現代的な女性像の提案だと思うんです。今は働いている女性もたくさんいて、第一線で活躍している女性も多い。その人たちはアイドル的な感覚ではないはずで、一人のプロフェッショナルとして働いているわけでしょう。そちらの方の女性像を描きたいと思いました。それが現代にマッチするはずだと。

聖闘少女(セインティア)を表現するサウンドは

――音楽打ち合せではどのようなお話を?

佐橋:脚本をいただいて、全部読んでから打ち合せに臨みました。ただ、『聖闘士星矢』のアニメは3作目ですから、背景となる世界観などは共有できているんですよ。シリーズディレクターの玉川真人監督は前作『聖闘士星矢 黄金魂 -soul of gold-』の路線でいいとおっしゃっていたので、音楽のスケール感や編成は前作を踏襲すればいいと考えました。

音響監督の高寺たけしさんからの要望としては、長い曲にしてほしいと。「音楽を長く使いたいので、ある程度の長さがあって、ドラマ性がある曲でお願いします」ということでした。

――過去の『聖闘士星矢』シリーズとの差別化は考えられましたか?

佐橋:さっきお話しした、第一線で活躍する女性像をどう表現するかというところですね。音楽的な話をすると、これまでの『聖闘士星矢』では、主要なテーマは金管楽器で表現しているんです。今回はそれをやめて、弦楽器で表現しようと考えました。もちろん、すべてを弦でというわけではないんだけれど、心がまえとして。

『聖闘士星矢』の勇士たちというと、どうしても金管のイメージがあって、『セインティア翔』の中でも黄金聖闘士の曲は金管がメインなんです。だけど、聖闘少女(セインティア)たちは違うサウンドにしようと。弦楽器だって、ぜんぜん弱い楽器ではないし、弦ならではの張りのある強さを打ち出してみようと思いました。そこは今までとは違う試みですね。

現代のアニメにふさわしい音楽を

――『聖闘士星矢』のシリーズを通して、音楽的に引き継いでいることはありますか?

佐橋:誤解を恐れずにいえば、「新しいことをしていない」ということだと思います。最初の『聖闘士星矢』(1986)でも、音楽を担当された横山菁児さんはクラシカルな世界観を守っていらした。だから、ぼくもクラシカルな路線からははずれないようにしようと考えました。

技法的には、バロック音楽などを核にした古典的な西洋音楽の要素と『聖闘士星矢』に不可欠な壮大さ。その2つを大きなテーマとして大事にしています。ぼくにとって『聖闘士星矢』は、自分が持っているいろいろな音楽体験の中で、そういうクラシカルな部分を刺激して、よりやる気にさせてくれる作品です。

――音楽の原点回帰みたいな。

佐橋:ただ、横山先生の音楽も、ロックや現代音楽の要素が入っていたり、完全にクラシカルではない部分もあるんです。逆に、今の『聖闘士星矢』の方が、横山先生の頃よりもゴシックな感じがするんですよ。

それを感じたのが『聖闘士星矢Ω』のときで、神殿の絵が空間の広がりや空気感をよりリアルに3次元的に伝えていると感じたんです。アニメはCGを取り入れることによって、どんどん新しくなっている。そういうアニメの進化に合わせて、音楽も3次元的なアプローチをしてみたいと思って、生のオーケストラの中にシンセサイザーの空間的なPAD音を入れたりしています。

クラシカルな世界を守りつつ、現代の技術を取り入れてアップデートしていく。そういうところが、ぼくが『聖闘士星矢』シリーズの音楽を作っていく上でずっと考えていることなんです。より現代のアニメにふさわしい音楽を作っていきたいなと。

わかる人にはわかるというのもあっていい

――佐橋さんにとって『聖闘士星矢』とはどういう存在でしょう?

佐橋:そもそも、ぼくが『聖闘士星矢』にはじめて関わったのは1991年のミュージカル版なんです。当時はアニメは観てなかったので、そのとき初めて「あ、『聖闘士星矢』ってこういう作品だったのか」と思いました。ほかのロボットアニメなどとは、明らかに違う。もっとスケールの大きな、ワーグナーなんかに近い世界観があって、音楽的に何をやっても許される。そういう楽しさがある作品です。本当はロンドンで録音したいくらい。フルオケで、パイプオルガンのあるホールでね。

――サウンドトラックの聴きどころは?

佐橋:作品の物語とテーマに合わせて、音楽的にある「しかけ」をしています。それを観る人が見つけてくれるといいですね。きちんとすべてのテーマを聴かないとわからないかもしれないけれど、わかる人にはわかるというのも、サントラにあっていいと思うんです。サントラは絵に合わせることも大切だけど、本当の目的はその奥にあるテーマを表現することだと思うから。

複雑なテーマを簡潔な音楽では描けないでしょう。ワーグナーはそういうことがすごく上手で、男女のどろどろしたものを描いているうちに調性から外れていったりする。音楽的には少し難しくなってしまうけれど、そういうこともサントラには必要だと思うんですよ。この作品はそれがふさわしい作品だし、それを今回はやってみようと思いました。

[Interview & Text by 腹巻猫(劇伴倶楽部)]

佐橋俊彦さん プロフィール

1959年、東京都出身。東京藝術大学音楽学部作曲科卒業。数々の映画・テレビ・舞台等の音楽で活躍中。

代表作に、映画『39 刑法第三十九条』(1999)、『プリンセス トヨトミ』(2011)、テレビドラマ『ウルトラマンガイア』(1998)、『仮面ライダー電王』(2007)、『実験刑事トトリ』(2012)、『仮面ライダージオウ』(2018)、テレビアニメ『機動戦士ガンダムSEED』(2002)、『家庭教師ヒットマンREBORN!』(2006)ほか。2018年、作曲を手がけたオペラ『赤毛のアン』が宮崎県で世界初演された。

CD情報

◆『聖闘士星矢 セインティア翔』オリジナルサウンドトラック
【発売日】2018年12月26日
【価格】3,500円+税
【品番】COCX-40605~6
【音楽担当】佐橋俊彦
アニメイトオンラインショップでの購入はこちら

 
◆『聖闘士星矢 セインティア翔』主題歌
【発売日】2018年12月26日
【価格】1,200円+税
【品番】COCC-17545
アニメイトオンラインショップでの購入はこちら

【収録】
1.The Beautiful Brave
 歌/翔子(CV:鈴木愛奈)、響子(CV:M・A・O)、沙織(CV:水瀬いのり)、美衣(CV:中島愛)/オープニング主題歌
2.微笑みのレゾナンス
 歌/翔子(CV:鈴木愛奈)、響子(CV:M・A・O)/エンディング主題歌
3.争い死にゆく者たちに祝福を
 歌/邪神エリス(CV:M・A・O)/キャラクターソング
4.The Beautiful Brave
 (off vocal)
5.微笑みのレゾナンス
 (off vocal)
6.争い死にゆく者たちに祝福を
 (off vocal)

『聖闘士星矢 セインティア翔』作品情報


 
<ストーリー>
主人公・翔子は流星学園中等部に通う中学生。仲良しだった姉・響子は、5年前に海外留学してから一切の連絡を絶っていた。

そんなある日、得体のしれない何者かが突然翔子を襲う。襲ってきたのは、かつて女神アテナが封じ込めた邪神エリスの手下・邪精霊(ドリアード)たちだった。

そこで翔子はアテナや聖闘士、聖闘少女(セインティア)の存在を知り、同時に自身と姉の残酷な宿命を知ることになる。魂を封じられた邪神エリスの復活を目前に控え活発化する邪精霊たち。

星矢たちが銀河戦争や十二宮での死闘を繰り広げている裏側で、沙織や聖闘少女は、黄金聖闘士の力を借り、邪精霊とも壮絶な戦いを繰り広げる!
 
<放送・配信情報>
●Amazon Prime Video チャンネル (スカパー!アニメセット for Prime Video)
12月10日(月)19:00 毎週月曜更新 ※最速
●ANIMAX on PlayStation(PS4)
12月10日(月)19:00 毎週月曜更新
(※サービス終了に伴い第1話~第3話のみ無料配信)

●アニマックス(BS/CS・CATV・IPTV)
12月24日(月・祝)19:00~20:00 第1話~第2話プレミア放送
※第3話以降1月7日~毎週月曜19:00放送開始
●dアニマックス(dTVチャンネル) 1月5日(土)配信開始
※配信等の予定は予告なく変更になる場合がございますのでご了承ください。
 
<スタッフ>
原作:車田正美
漫画:久織ちまき(秋田書店 チャンピオン RED 連載)
シリーズディレクター:玉川真人
シリーズ構成:高橋郁子
キャラクターデザイン:市川慶一 / 西野文那
音楽:佐橋俊彦
アニメーション制作:GONZO
企画・製作:東映アニメーション
 
オフィシャルサイト

(C)車田正美・久織ちまき(秋田書店)/東映アニメーション

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