【ネタバレあり】「平成仮面ライダー」の集大成でまさかのレジェンドキャストが!?『仮面ライダー平成ジェネレーションズFOREVER』見どころまとめ
2018年12月22日(土)より公開となった、『平成仮面ライダー20作記念 仮面ライダー平成ジェネレーションズFOREVER』。本作には、9月より好評放送中の『仮面ライダージオウ』の主人公・常磐ソウゴに加えて、前作『仮面ライダービルド』(2017年)の主人公・桐生戦兎や相棒の万丈龍我が登場。
『仮面ライダーW』(2009年)、『仮面ライダー電王』(2007年)、そして『仮面ライダークウガ』(2000年)といった歴代「平成仮面ライダー」との奇跡の共闘が描かれるなど、平成仮面ライダー20作を記念するに相応しい豪華な映画となっています。
そして、「平成仮面ライダー」の歴史の最後にレジェンド級のサプライズを叩きつけるべく、超不幸体質な“あの人”も登場!? 1時間50分、最初から最後までクライマックスな本作の見どころをご紹介します!
※下記の内容、「ネタバレあり」となっております。映画を純粋に楽しみたい方はご注意ください。
1)現実を守るため、虚構となった仮面ライダーたちが立ち上がる
『平成仮面ライダー20作記念 仮面ライダー平成ジェネレーションズFOREVER』では、仮面ライダーは虚構の存在とされています。『仮面ライダージオウ』がTVで放送されている、一種のメタフィクションのような物語となっています。
作中には仮面ライダーのフィギュアや変身ベルトの玩具、ポスターなどが登場。敵との戦いになっても、町の人達はヒーローショーを見ているかのような雰囲気で応援してきたりと、この映画ならでは異質さがたくさん描かれています。
また、奥野壮さん演じる常磐ソウゴ(仮面ライダージオウ)が、自分たちが虚構(フィクション)の存在だと突きつけられ同様してしまう場面も……。それでも、現実を守るために立ち上がる、仮面ライダーたちの勇姿は心に響きます!
2)仮面ライダーの怪人としての可能性、アナザーライダーがジオウとビルドに襲いかかる
スーパータイムジャッカーのティード(演:大東駿介さん)の手先として、電王とWの力を宿した2体のアナザーライダーが登場。アナザー電王もアナザーWも、TVシリーズに登場したアナザーライダーに負けず劣らず醜悪な姿となっています。
アナザー電王の顔からは巨大な2本角が伸びていて、まさしく凶悪な“赤鬼”そのもの※1。アナザーWは“2人が1人※2”に無理やり縫い合わされているなど、元の仮面ライダーのコンセプトを大きく歪ませたデザインが印象的です。
さらに、終盤にはクウガの力を宿したアナザークウガが登場。桁違いの体躯をほこり、さらに空を自在に飛び回るなど、他のアナザーライダーを凌駕する力を持った強敵です。さらに、アナザークウガには驚きの秘密が隠されていて……。ジオウとビルドがどのようにこの強敵に挑むのか、注目です。
※1 アナザー電王は、「仮面ライダー電王 ソードフォーム」がモチーフであり、「電王 ソードフォーム」は、赤鬼のような外見のモモタロスが野上良太郎に憑依し、変身した姿
※2 仮面ライダーWは、左翔太郎とフィリップの二人が、一人の仮面ライダーとして変身した姿。
3)ジオウの新たなる力! Wとクウガの力を継承して強敵に挑む
「平成仮面ライダー」の力を受け継ぎ自分の力に出来るのがジオウの力。アナザーライダーたちを倒すため、ジオウは「Wアーマー」、「クウガアーマー」という2つの新たな姿へと
変身します。
変身には、それぞれの仮面ライダーの力を宿したライドウォッチと呼ばれるアイテムが必要になります。TVシリーズでは、歴代のレジェンドキャラクターから託されることが多かったライドウォッチを、本作ではどういった経緯で手に入れるのか……。
4)主題歌は浅倉大介さんによる歴代OPスペシャルリミックス
本作の主題歌は、『仮面ライダービルド』の主題歌で小室哲也さんとユニット・PANDORAを組んだ浅倉大介さんが編集した「仮面ライダー平成ジェネレーションズFOREVERメドレー D.A. RE-BUILD MIX」。
Youtube東映映画チャンネルでは、この楽曲を使用したスペシャル映像が公開されていて、歴代「平成仮面ライダー」主題歌の印象的なフレーズやテレビシリーズのオープニング映像、そして劇場版での活躍が収められた、心が躍る内容になっています。劇場版のエンドロールでは、この楽曲にどのような映像が付くことになるのか。最後の1秒まで、席を立つわけにはいきません!
5)『クウガ』から『ジオウ』まで、歴代「平成仮面ライダー」が集結する超クライマックス
人々の声援に答えるように、仮面ライダーたちが1人、また1人と戦いの場に姿を現します。20人の歴代「平成仮面ライダー」が集結し、クライマックスのバトルを大いに盛り上げます。
細かい仕草や戦い方などから、オリジナルの個性がしっかりと反映されています。速さ自慢のライダーたちによる時間を置き去りにした高速戦闘、エクストリームマーシャルアーツをふんだんに取り入れたウィザードの華麗な動き、トライチェイサーを手足のように操りトリックをキメるクウガなどなど、各ライダーを象徴するアクションが満載。
龍をモチーフとした作品同士だったり、「和」と「洋」の真逆コンセプトの作品同士だったり、その並びに意味を感じずにはいられない組み合わせが、ひとつの画面に収まっているのもポイントです。
6)僕らは未来で彼に出会える
詳しくは書きませんが、登場する仮面ライダーのなかで「いつか、未来で……」と約束し終わる物語が存在します。多くのファンはその約束を信じ、彼との再開を待っていました。約束を待つファンと、約束に間に合う最後の平成仮面ライダー映画……。
今作は、仮面ライダーファンにとって、奇跡の瞬間が含まれています。
ファンの中には彼との再開を熱望されている方も多いはず。ぜひ、劇場で彼の有志を見届けれてもらえればと思います。
[文・原直輝]
関連リンク
インタビュー
□ 「平成最後の冬、劇場で心温めませんか?」奥野壮さん×渡邊圭祐さんインタビュー□ 「大人になった時にもう一度見て欲しい」押田岳さん×大幡しえりさんインタビュー
ライダー解説連載
□ 『仮面ライダークウガ』仮面ライダーと警察が戦闘種族に挑む!□ 『仮面ライダー電王』最後までクライマックス!
□ 『仮面ライダーW』「風都」を守る2人で1人の仮面ライダー!
□ 『仮面ライダービルド』ベストマッチな奴らが新世界を創る!
□ 『仮面ライダージオウ』全ライダーの力を受け継ぐ時の王者の誕生を!
作品情報
『平成仮面ライダー20作記念 仮面ライダー平成ジェネレーションズ FOREVER』
12月22日(土) ROADSHOW出演者
奥野 壮 犬飼貴丈押田 岳 大幡しえり 渡邊圭祐/赤楚衛二 高田夏帆 武田航平 水上剣星
福崎那由他 斎藤汰鷹/大東駿介
声の出演
滝藤賢一 関 俊彦 遊佐浩二 てらそままさき 鈴村健一石丸謙二郎/生瀬勝久
平成仮面ライダー 劇場版18作品のディレクターズカット版 配信中
2001年公開の「仮面ライダーアギト PROJECT G4」から2012年公開の「仮面ライダー×仮面ライダー ウィザード&フォーゼ MOVIE大戦 アルティメイタム」まで18作品の“ディレクターズカット版”は、公開時に惜しくもカットされた未公開シーンやアクションシーンを追加・再編集した貴重な作品。今回は、初配信の10作品を含む18作品がラインアップ。劇場では観られないライダー達の勇姿を振り返り、劇場版をより楽しんでいただけます。期間:2019年6月10日(月)まで配信中
対象:ビデオパス見放題会員
「仮面ライダー平成ジェネレーションズ FOREVER」公式サイト
平成仮面ライダー20作品記念公式ツイッター(@HKR20_official)
「仮面ライダージオウ」公式ツイッター(@toei_rider_zio)
「仮面ライダービルド」公式ツイッター(@toei_riderBUILD)
「ジオウ&ビルド」製作委員会 (c)石森プロ・テレビ朝日・ADK・東映