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『アクアマン』吹き替え声優・安元洋貴さん&田中理恵さんインタビュー!

海中バトルエンタメ『アクアマン』安元洋貴さん&田中理恵さんインタビュー|監督らしいアクションのスパイスが効いた、実は骨太な人間ドラマ!

アクション超大作『ワイルド・スピード SKY MISSION』を手掛けたジェームズ・ワン監督による、絶賛公開中の最新作『アクアマン』。先行公開された全米では3週連続No.1、世界68ヶ国でも軒並みNo.1を獲得し、多くの注目を集めています。

ちょっと強面だが、仲間と家族のためなら危険をもいとわない最高に熱いハートを持つアクアマン(ジェイソン・モモア)。海を時速160キロで泳ぎ、人間の150倍ものパワーや、あらゆる海洋生物を操る力を持ち、その能力は規格外。海底帝国アトランティスの地上征服を阻止するべく、水を自在に操る力を持った海底国ゼベルの王女・メラ(アンバー・ハード)と共に、世界を股にかけた戦いに身を投じることに。

アクアマンの弟で、海底帝国アトランティスの王でもあるオームとの対立から浮かび上がる家族の絆、人間と海底人の関係性といった人間ドラマだけでなく、美しい海底の描写やワン監督ならではの超絶アクションなど、見どころ満載の本作。

そこで、吹き替えを担当したアクアマン[アーサー・カリー]役の安元洋貴さんと、メラ役の田中理恵さんに、演じられての感想や、キャラクター、作品の魅力などについて伺いました。

自分の信念に突き進むメラを受け止める、フラフラしているようで実は頼れる男・アクアマン!

――まず、出演されての感想を教えてください。

アクアマン[アーサー・カリー]役・安元洋貴さん(以降、安元):ビジュアルなどの第一印象は、ただただ、タフな男なのかなと思って台本を開いて、いざチェックを始めてみると、人間くさくて、チャーミングな男で。日本で一番最初に、彼のギャップにやられたのは、俺じゃないかなと(笑)。それくらい、一気に彼を好きになったので、そんなキャラクターを演じられたのはうれしくて、大好きですね。

メラ役・田中理恵さん(以降、田中):前作の『ジャスティス・リーグ』では、メラの戦っているシーンがあまりなかったこともあり、今回、こんなに強い女性なんだと思いました。海底の王女様ということで、水を自在に操る能力を持ち、海をかき分けちゃうようなシーンもあって、本当にアクアマンと対等な力を持っているんだなという“強さを持った女性”のイメージで。自分の信念を貫き通そうとする凛とした、女性としてすごくカッコイイなと思えるキャラクターです。

王女様というと、家来に助けてもらって……みたいな王女様をイメージすると思いますが、そうではなくて。あまり泣き言を言わないタイプなので、最初はどういう風に演じようかなと思いましたが、自分で決めて自分で動くみたいなところが、(私に)すごく合っていると思います。

――ジェームズ・ワン監督や、アクアマン役のジェイソン・モモア、メラ役のアンバー・ハードの、それぞれキャラクターと重なる部分があるというコメントを拝見して、お2人も、キャラクターもしくは、俳優さんと似ている部分があるんじゃないかと思ったのですが、いかがですか?

安元:そんなことないです。僕は、(ジェイソン・モモアと似ているとしたら)ラーメンが好きなところだけじゃないですか(笑)。

田中:私も、どこも似てないです(笑)。あえて挙げるなら、(メラの)自分の信念に則って突き進むというところでしょうか。

――「『アクアマン』公開直前!女性限定 最速応援試写会」では、田中さんがアンバーの声の高さについて触れていましたが、演じる際に意識したポイントはありますか?

安元:原音というか、モモアさんの声はとてもハスキーなので、僕はそこまで深く意識はしなかったです。

僕とモモアさんとは、多少(声の)ギャップがあるかもしれないからこそ、寄せるというよりも、無理をすることもなく、僕なりに一番自然体で人間らしく。でも、ヒーロー然としているところはヒーロー然として、そんな中にも、おどけてみたり……といった、バランスを考えていましたね。

田中:そうですね、私は普通に話していると、声が高くなっちゃうタイプで。逆にアンバーさんは低かったり、ハスキーだったりするところがあるので、そこの原音に限りなく近づけるよう、できるだけ意識して、低く気をつけていました。

安元:僕は全然違う声で、寄せようがあんまりなくて。キャラを守る事に必死でした(笑)。

田中:そんなことなかった、一番ピッタリだったよ! 全然、違和感なかったです。

私は、普段しゃべっていると高い声だから、絶対自分のキャラクターには合わないだろうと思ったので、もう「低くしなきゃ」と思って。不自然にならないように気をつけつつ、頑張って合わせにいきました。

――俳優さんの声があり、キャラクター性もあり、どちらも大事にしながら演じるとなると、シーンによって違う一面が見えたりという変化は、演じるのが難しそうに思いますが。

安元:見得を切るところは、当然こういう映画なのであるわけで。そういうところはカッコよくなきゃいけないと思いましたし、おどけるところは、ちゃんとかわいくなきゃいけないしという、メリハリは気をつけていました。

田中:メラは、アクアマンとのやりとりと、王家の人たちとのやりとりでは、緊張感が違うんです。

安元:(うなずきながら)はいはい。

田中:アクアマンには、結構なんでもかんでも上から目線で、少しヒドイなと。一応、好意を寄せてる相手ならもう少し持ち上げようよ、と思ったんですけど、ちょっとバカにした感じで全部落とすんですよ。でも、最終的には「素敵!」と、自分から好きになっちゃう感じになるんですけどね(苦笑)。

対して、お父様や(海底帝国アトランティスの王で)婚約者のオームと話すシーンは全然違って。そこは、意識してメリハリをつけました。

――そんな、お互いのキャラクターの魅力を感じるシーンなどがあれば、教えてください。

安元:メラは、放っておいちゃダメなんですよね。自分の信念があって、実際その信念は間違えてはいないんですけど、それに対してガンガン突き進んでいってしまう。それを後ろから見ているのが、実はアクアマンで。最初は特にそうで、「しょうがねえな、しょうがねえな」と付き合っていたのが……。

田中:(思い出したように、笑顔で)うんうん。

安元:途中からアクアマンも自分の使命に目覚めて、それに対してメラが協力してくれるみたいな。力関係というか、お互いのポジションみたいなものがスムーズに入れ替わっていて、そこら辺の関係性はどちらも面白いと思います。

田中:言われると、そうかもしれない。メラは、本当は違っていたとしても、自分がこうだと思ったら突き進んじゃうので、アクアマンはフラ~フラ~ッとしつつも、そこを「ちょっ、危ない危ない」と受け止めてくれるところがあったり、ナチュラルにエスコートしてくれていたりしたんだなと。今、そう思えるところがたくさんあって、やっぱり「モモア最高!」「アーサー最高!」と、頼りがいがドンドン出てきますね。

ヒューマンドラマの中にも、ジェームズ・ワン監督らしいアクションのスパイス☆

――ファンだという田中さんから、“モモア愛”がすごく伝わってきます。では、キャラクターについて伺ってきましたが、それ以外で気になったシーンなどはありますか?

安元:ヒューマンドラマとしては当然すごく面白いんですけど、海中の戦闘もすさまじく、地上や潜水艦での戦闘もあり、本当にアクションがうまい監督なので、ワン監督が撮ったら海はこうなるし、潜水艦はこうなる、イタリアはこうなると、「これでもか!」というくらい“ジェームズ・ワン監督節”みたいなシーンが、山ほど入っています。

ヒューマンドラマの部分は先ほども言いましたけど、コミュニケーションを取ることによって、アクアマンとメラの関係性が成熟していくところとか、2人のために大勢の人が最終的に動いてくれるとか。ヒューマンドラマの方が骨太になるんですけど、アクションの部分もワン監督がスパイスを効かせてくれているので、全部を見ていただけるといいなと思います。(田中さんの方を伺って)言うことなくなったでしょう?(笑)

田中:本当ですよ、もう(笑)。アクアマンが最初の試練を越えてから先の話になりますが、彼が子供の頃から持っている、海洋生物と対話できる能力が最後のキーなんです。

安元:あー、なるほど。

田中:そこは本当にカッコよくて、とにかく“自分もああなりたい”と思うシーンがあって、すごく見どころではありますね。(対話できる能力があって)いいなあと思いました(笑)。きっと、子供も憧れると思いますし、水族館で手をかざして対話しようと真似する子が出てくると思います。

――予告映像を見ているだけでも、海底の美しさやアクションシーンの迫力に引き込まれてしまうので、お2人の場合だと事前チェックで見入ってしまったり、誰よりも早く見られる役得感もあったりするのかなと。

田中:最初は見ちゃいました。シーン毎にあるので、全部見てから次に進むんですけど、普通に映画を見ているみたいになっちゃいます。

安元:部分だけ見ているわけではないので、当然通して見るんですけど、一番最初に触れられてうれしかったのと同様に、面白かったこそのプレッシャーもあるし、頑張らないとなと。

田中:(プレッシャーは)ありました。自分にどれだけできるんだろう、頑張ろうと思いました。

安元:結果的には本当に面白かったので、関わらせていただいて、うれしいという気持ちが一番ですかね。

田中:そうですね。なので、たくさんの人に見ていただきたいです!

――重ねてになってしまいますが、最後に、見どころ・聴きどころなどメッセージをお願いします。

安元:構えて見ても、皆さんの期待を絶対に超えてくる作品だと、僕自身は思いましたし、何も考えずに見ても、ものすごく爽快感が残る映画だと思います。テンションがギンギンに高まっている人でも絶対楽しめるし、なんとなく見てみようかなという人でも絶対楽しめるので。全ての人に見てほしいと思います。

田中:陸より海が好きという人は、本当にいろいろな見どころがあると思います。「海での戦いはこうなるのか」というところもすごいですが、スピードもすごく早くて、どこで誰が戦っているかとか見逃しちゃうところもあるんじゃないかと思います。

なので、1回と限らず、2回3回と見に行っていただいて、「あ、こんなシーンがあったんだ」みたいに、新たな楽しみを見つけていただけるといいなと思いつつ、吹き替え版をよろしくお願いします(笑)。

映画『アクアマン』

大ヒット上映中!

ド派手なカーアクションの次にジェームズ・ワンが選んだ、誰も見たことがない海中のド迫力アクション!『マッドマックス怒りのデス・ロード』のスタントチームとタッグを組み、海の中で縦横無尽に展開する海中バトル・エンタテーテイメントがここに誕生した!!

【ストーリー】
海底の奥深くから、人類の征服を目論む未知の世界が攻めてくる! 未知の文明と最狂の巨大海底モンスターたちを携えたアトランティス帝国の王に立ち向かえるのはただひとり。海の生物すべてを味方にできる男、アクアマン。人間として育てられながらも海底帝国の血を引くこの男は、規格外の能力を秘めていた。人類を襲う未曽有の脅威と、どう戦うのか!?

【スタッフ・キャスト】
監督:ジェームズ・ワン(『ワイルド・スピード SKY MISSION』)
キャスト:ジェイソン・モモア、アンバー・ハード、ニコール・キッドマン、パトリック・ウィルソン、ウィレム・デフォー、ドルフ・ラングレン

配給:ワーナー・ブラザース映画
映画『アクアマン』オフィシャルサイト

(C) 2018 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved” “TM & cDC Comics”
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