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『ワンダーグラビティ』村瀬歩&山口勝平インタビュー

『ワンダーグラビティ』村瀬歩さん&山口勝平さんインタビュー|ポップで可愛いビジュアルは前フリ!? “嘘”が導く重力冒険活劇に期待が高まる!

スマートフォン向けRPG『ワンダーグラビティ ~ピノと重力使い~』(以下、『ワンダーグラビティ』)。

村瀬歩さん、内山昂輝さん、佐藤利奈さん、悠木碧さん、大谷育江さん、山口勝平さんといった豪華声優陣がキャラクターボイスを担当。脚本原案を『仮面ライダー電王』、『進撃の巨人』(アニメ)などを手がけた小林靖子さんが担当することでも話題を呼んでいます。

行方不明の父親を探す「重力使いのヒューゴ」と、病に侵された幼馴染を救おうとする「小さき種族 ピノのニール」が、未知のチカラを持つといわれる世界の底「エンドロール」を目指すRPGである本作。この度、アニメイトタイムズではヒューゴ役の村瀬歩さん、ラヴェル役の山口勝平さんにインタビューを実施!

本作のストーリーについての話はもちろん、お二人が担当されるキャラクター、さらには収録時の意外なエピソードまで飛び出すといった、本作のリリースを楽しみにしているファンにとってたまらないインタビューとなりました。

▲左から村瀬歩さん、山口勝平さん

▲左から村瀬歩さん、山口勝平さん

製作陣の強いこだわりが分かるエピソードが明らかに

――収録を終えた感想をお願いします。

山口勝平さん(以下、山口):僕が担当しているラヴェルはとても明るいキャラクターなので、楽しみながら演じることができました。アポロとラヴェルが出てくるシーンのセリフで、この物語の立ち位置が分かるような登場の仕方をしています。収録も順調で、すごく楽しい時間でした。

村瀬歩さん(以下、村瀬):冒頭から印象的なシーンの連続で、ユーザーさん的にも「物語がどういう風に展開していくんだろう?」と興味を引くようなイントロができていると思っています。僕自身この作品が一体どこへ向かっていくのか、すごく気になっていますね。

――お二人が演じられているキャラクターについて教えてください。

村瀬:ヒューゴはかなりマイペースというか、気づいたことにすごく夢中になれる子だという印象ですね。同時に、自分の中でしっかりとした正義を持っている子だとも思います。

山口:ラヴェルくんは泣き虫でヘタレというか、内弁慶的な部分がある子です。相棒のアポロのことが大好きで、アポロのことになると一生懸命頑張れる、愛嬌のある子でもあります。物語の中でムードメーカー的な役割もあるキャラクターですね。

――収録中にディレクションはありましたか?

村瀬:実は冒頭のシーンを2回収録をしておりまして。1回目の時と台本が変わったこともあり、自分の中でアプローチを変えています。今まで完成したものを新しく作り直すというのは無かったので、なかなか挑戦的というか、制作陣の作品に対する強いこだわりを感じました。

山口:ラヴェルは細かい言い回しやニュアンスだけで、大きくは変わっていません。ユーザーさんに、より親しみが湧きやすいように工夫された印象でした。

――収録中にアドリブだったり、アレンジを加えたシーンはありましたか?

村瀬:それこそラヴェルは遊び心満載な気がしますけど……(笑)。

山口:(笑)。セリフに関しては台本通りですね。この手のゲームはテキストが出るので、あまり自由にアドリブができないんですよ。アドリブに合わせてテキストを直してくれるパターンもありますけど、冒頭のシーンはキャラクターを作っている段階なので。

ドラマCDやアニメの形になるとキャラクターが完成してくるので、自由度が上がってくると思います。とりあえず、最初はしっかりとキャラ付けをする段階なのかなという感じですね。

ピノは激しいのがお好き!? お二人が衝撃を受けたゲーム設定とは

――ラヴェルに関しては、相棒のアポロのことも気になります。ゲーム中にはどのような会話シーンが収録されるのでしょうか?

山口:セリフの端々で、とにかくアポロのことを言っています(笑)。そこでアポロとの仲や関連性が語られるわけではなく、もうすでに意思疎通ができているような感じですね。

――他に収録中に印象的だったセリフや、内容はありましたか?

村瀬:ヒューゴが戦闘中、ニールから渡されたりんごを食べて契約を結ぶシーンがあって。彼は敵のことなんかそっちのけで、能力を持てたことに喜ぶんです。自分の興味がもったことに夢中になれるところに、彼らしさを感じました。

――序盤からキャラクターの個性がしっかりと出ていますね。

村瀬:最初から個性がだいぶ強調されていて、そこが軸だと思いながら演技をしていました。展開が急すぎると自分が気持ち的についていけなかったりして難しいので、2回目の収録の方が僕はやりやすかったですね(笑)。

――山口さんは作品のムードメーカーというか、可愛いマスコット的なキャラクターを演じる機会が多いと思うんですけども……。

山口:人間をなかなか演じる機会がないですね。最近は人間からどんどん遠ざかってきていて(笑)。

――(笑)。そういったマスコット的なキャラクターを演じる際に、意識をされているところはありますか?

山口:「どうしたらこの子がユーザーさんに愛してもらえるかな?」というのはすごく考えますね。どこか憎めないポイントを作るというか、そうすることで気持ちを持ってきてもらえれば嬉しいというのはあります。

――人に好きになってもらえるキャラクターを演じるというのは、すごく難しいように思えるのですが。

山口:そうですね。昭和のアニメに出てくるキャラクターに近いイメージを持ちながら演じるとか、キャラクターの中に当てはめるというか、そういった作業を自然としているんだと思います。

子どもの頃に慣れ親しんだ漫画やアニメの強い印象があって、それを自分なりにどう表現しようかという。なので、ついつい等身が下がると声が高くなってしまうんです(笑)。無意識ながら、昔の“お約束”を演じているのかもしれないですね。

脚本家・小林靖子さんならではの、一筋縄ではいかないストーリーに期待!

――本作の脚本を小林靖子さんが手掛けています。小林さんは過去に『烈車戦隊トッキュウジャー』の脚本も担当していますが、山口さんもチケット役として出演されていましたよね。今回小林さんがゲームの脚本をされるという話を聞いて、最初は驚かれたのではないでしょうか?

山口:小林さんが脚本で関わっているという時点で、あらかた勝ちは決まったようなものですけど(笑)。安心して任せられた上で、また何か仕掛けてくるんだろうという期待があります(笑)。

絵柄がこれだけポップで可愛いだけに、小林さんの話がどういう風に絡んでくるんだろうというのが楽しみですよね。終盤で、どんでん返しな展開があるのかなと。きっと一筋縄ではいかないストーリーが待っているんだろうと思っています。

――この可愛さはフリなのかなと疑っちゃいますよね。

山口:『トッキュウジャー』の時は関根勤さんの肩についているパペットの猿の人形の役(チケット)だったんですけど、正体は最後まで明かされないままでしたからね。関根さんの腹話術かと思ったら、実はそうじゃなくて。肩から外されると喋らなくなるんだけど、正体は何なのか分からない。

村瀬:深い闇がありそうで怖い(笑)。というか、その時も猿だったんですね(笑)。猿に縁がある勝平さん。

山口:言われてみればそうだね(笑)。

――ありがとうございます(笑)。本作では空の世界を舞台に旅をするということで、様々な場所を放浪する物語にもなると思うのですが……。ちなみに、お二人は旅行がお好きだったりしますか?

村瀬:好きですね。友達が沖縄好きで旅の話をしてもらえるので、僕も行きたいなと思ったり。

山口:俺、この前宮古島に行ってきたよ(笑)。

村瀬:えぇ~!? いいな~!(笑)写真を見て想像を膨らませるんですけど……。海の中に足を入れてみたいとか、サンゴがどんな感じなのかとか。

山口:宮古島は良いよ~! 夜になると綺麗な天の川が見れるからね! 旅行は国内が好きなの?

村瀬:国内の方がいいですね。小さい時に海外旅行する機会が多かったから、今はあんまり興味がなくて。毎年シンガポール・マレーシア・オーストラリア・オーストリア……。

山口:めちゃめちゃ行ってるな!(笑)。小さい頃からそういう経験があったら、世界観変わるだろうね。

村瀬:20代になってから飛行機に長い間乗るというのがしんどくなっちゃって。10代の時だったら映画観たりとか楽しいんですけど、20代になってから暇の潰し方が全然なくなっちゃって。最終的には紙に数字とか書いて過ごすみたいな(笑)。

山口:なにそれ!? どうやるの!?

村瀬:素数だけを数えていくとか、ひたすら時間を潰すためだけの遊びです(笑)。

――(笑)。山口さんも旅行はお好きなんですか?

山口:色んな所に連れて行ってもらえるようになったのは、仕事するようになってからですね。それこそ飛行機に乗ったのも仕事を始めてからだし。海外とかも、アニメのイベントで呼んでもらえるうちに行っておこうみたいな。いろいろ見ておくのも良いと思ったりして。

でも、だんだん年とともに国内の方がいいなと思ったり(笑)。子どもの頃は京都とか行っても全然面白くなかったんですよ。大人になると、なんであんなに京都が楽しいんだろう(笑)。

村瀬:(笑)。日本のオススメスポットはどこですか?

山口:僕は今、滋賀県長浜市の観光大使をしているので、長浜を推さないといけない(笑)。秀吉が最初に城持ち大名になったのが滋賀県の長浜で、僕自身豊臣秀吉の大ファンなんですよ。そういった縁があって、今は長浜の『ひでよしくん』のキャラクターボイスも担当しているんです。

村瀬:秀吉というと……、それも猿!(笑)

山口:確かに(笑)。本作でラヴェル役をやらせていただけているのも、運命だったのかもしれないですね(笑)。

ゲーム中では村瀬さんを女装させることだって可能!?

――本作は1万パターン超の3Dアバターバリエーションがあり、服だけでなく、性別も自由に設定することができるそうですね。お二人はどのようなキャラクターを作ってみたいですか?

村瀬:実はこのインタビュー前、実際にキャラクターを作らせていただく機会があったんです。僕は上を魔女みたいな服装にして、下をプリーツスカートにして、髪型を坊主にして……。

※キャラクター再現できそうならば画像希望

山口:病んでるよ! 絶対バランスがおかしい!

――(笑)。何かテーマはあったんですか?

村瀬:かっこいい感じの衣装を探していたら、アンバランスな感じも面白いと思って。最終的にハゲにしたら面白いと(笑)。

――(笑)。髪型まで変えられるんですね。

村瀬:そうなんですよ。ローランドさんみたいな髪型もあったので、サングラスを実装して欲しいんですよね。今はアクセサリー枠を実装している最中だそうで。メガネやサングラス、ヒゲ、しっぽ、背中につけるものとか、そういったアクセサリーもこれから実装していく予定とのことでした。

――1万パターンの組み合わせができるとのことでしたが、可能性がさらに広がりそうですね。

山口:いろんな人の性癖が網羅できる(笑)。

村瀬:(笑)。SNOWみたいな感じの鼻タブも欲しいですよね。

山口:歩くんを女装させたい。

村瀬:僕じゃないです、ヒューゴです!(笑) 声も僕だけじゃなくて他の人にも変えられるので。

山口:俺は変えないよ! その声のままで女装させてやります。名前も歩にします。

村瀬:うわー、怖い! じゃあ僕は名前を勝平さんにしますよ。お猿さんっぽいアバターを作ります。

――(笑)。お二人はゲームをけっこうプレイされる方なんですか?

村瀬:僕はゲーム好きで、楽屋でもめちゃめちゃゲームするんですよ。最近はもっぱらアプリゲームですね。

山口:アプリゲームは人気だよね。歩君はさっきもウチのマネージャーさんとゲームの話で盛り上がっていたりとか(笑)。

村瀬:そうなんですよ(笑)。ゲームの話は世代を超えて繋がれるから良いですね。

――確かに、垣根なく話せるのは良いですよね。それでは最後に、本作を楽しみに待っているファンの皆様にメッセージをお願いいたします。

村瀬:本作はスタッフさんの熱意もかなり伝わってきますし、最初のイントロから皆さんを掴んで離さない、骨太なストーリーになっています。着せ替え機能も面白いので、ぜひ皆さんにも触っていただければと思います。よろしくお願いします!

山口:世界観もさることながら、キャラクターもいろんなタイプのキャラクターがいるので。きっと気に入ってもらえるキャラクターが見つかると思います。

着せ替え機能もあり、村瀬歩くんを女装させたりハゲにしてみたり色々できるので、歩くんをみんなで愛でてもらって(笑)。あなただけの村瀬歩を、ぜひぜひよろしくお願いします!(笑)。

――(笑)。インタビューは以上になります。ありがとうございました!

[写真/相澤宏諒、取材・文/島中一郎]

ワンダーグラビティ ~ピノと重力使い~ 概要

※キービジュアル希望
名称:ワンダーグラビティ ~ピノと重力使い~
ジャンル:RPG
配信機種:iOS / Android
価格:基本無料(アイテム課金)
メーカー:セガゲームス

公式サイト
公式Twitter

(C)SEGA / f4samurai
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