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『Dr.STONE』小林裕介×古川慎 対談|舞台は全人類石化から約3,700年後の、原始に戻った時代!?

全人類石化から約3,700年後の、原始に戻った時代が舞台!? 衝撃のアニメ『Dr.STONE』千空役・小林裕介さん×大木大樹役・古川 慎さんが語る作品の魅力

全人類が謎の光によって突然、石化! 復活したのは約3,700年後。あなたならどうする?

壮大な設定と展開のなか、高校生の千空たちが様々な困難と闘いながらゼロから文明を築き上げていく衝撃作「Dr.STONE」(『週刊少年ジャンプ』連載中)が遂にTVアニメ化!

2019年7月5日から始まるオンエアを控え、千空役の小林裕介さんと大木大樹役の古川 慎さんが作品の魅力と見どころを熱く語ってくれました!

壮大な設定と絵力、先の読めない展開と疾走感にワクワク

――まず「Dr.STONE」の印象を教えてください。

千空役 小林裕介さん(以下、小林):全世界が突然、石化してしまうという設定も壮大だなと思いましたが、3,700年後、何もないところから自力で文明を築いていく様子や一歩ずつ生きていこうとする生き様、仲間との絆が印象深い作品だなと思いました。

大樹役 古川 慎さん(以下、古川):まず絵力があって、見たこともないすごい設定で。様々な謎を抱えたまま、物語がどんどん進行していって。

いろいろな伏線があり、新しい人物も続々と登場することで、先の展開がまったく読めないけど、疾走していく、そこにワクワク感やおもしろさを感じました。

また個性豊かな登場人物たちそれぞれの行動原理やアクションにとても惹かれて。それを追っていくだけでも楽しいし、実際に演じるなかでパワーをわけてもらえる作品だなと思っています。

過去の偉人たちに感謝! 頭脳の千空と体力の大樹の名コンビで突き進む

――3,700年後という原始時代のような状況の中で、千空がいろいろなものを創造していくわけですが、ちゃんと科学的な裏付けが描かれているので納得できます。

小林:劇中に「科学史200万年を駆け上がる」という千空の台詞があります。過去の偉人たちはすべてを調べ尽くして次のステップに進んでいたんだなと、偉人たちのすごさを改めて感じました。

古川:身近なものが過去の偉人たちの積み重ねによって作られたということは普段なかなか意識しないことですけど、千空がそれを体現してくれることで改めて理解できました。

完全に文明がなくなった世界を、千空の知恵で力強く切り開いていく姿が「Dr.STONE」の見どころの1つだと思います。

――千空がたったひとりだけ復活して、そこから行動を起こしていくのはすごいエネルギーですよね。

小林:そうですね。

古川:でも頭脳だけでは成り立たないということで大樹がいて、労働力で千空をサポートするわけで、アイデアだけでなく、実行する人や手助けする人の大切も描かれているところが素晴らしいなと思います。

小林:そして、千空や大樹以外の人間が存在するのか、なども徐々に描かれていくので、そこも注目していただければ。


 

ズバ抜けた知識量でクールだけど人望もある千空

――ご自身が演じるキャラの印象をお聞かせください。まずは小林さんが演じる千空について。

小林:千空は登場キャラのなかで、一番の頭脳の持ち主であり、頭の中にあるものを具現化して、文明を発展させているわけですが、まずその知識量がすごくて、この作品一番のファンタジーだと思っています(笑)。

彼自身は自分ひとりいれば、何とかなるとは思っていなくて、自分に足りないものも自覚しています。体力や武力など足りないところはしっかり他の人に頼って、道を切り開いていくところがいいですね。

そういう面がなければ、ただのイヤミなヤツで終ってしまうかもしれないけど、仲間をちゃんと信頼することで、周りからも信頼されるんですよね。

今までの少年ジャンプ作品の主人公たちとはかなり離れていますが、人望と言う面では他の主人公とも通じるところがあるのかなと思います。

――頭の回転も速いですよね。洞察力も高くて、会話の中で相手の意図を読んで機転を効かせたり。

小林:科学に関してだけではない頭の回転の速さで、全般的に頭が良いキャラクターです。でも感情や優しさもちゃんとあるんです。

古川:決して利己的なわけではないから信頼されるんでしょうね。もし自分のことしか考えていなかったら絶対にしないような選択をするシーンもあって。

超人的な頭脳の持ち主だけど、根底には友情があって、少年ジャンプ作品の主人公らしさも持っている熱い男だなと思います。

大樹は情に厚く、信頼する千空を全力サポート

――では古川さんが演じる大樹についての印象をお聞かせください。

古川:千空が頭脳担当なら、大樹は体力担当でお互いに足りない部分を補い合えて、背中を預けられる素敵な関係だと思います。

彼も情に厚い男だけど、ちゃんと自分の役割をわきまえていて、千空を信頼しているからこそ、とれる行動がたくさんあって。自分の損得よりも大切な人、守らなきゃいけない人のために全力で行動できるキャラクターです。

小林:千空と大樹の出会いや関係性が深まっていく過程は細かく描かれていなくて、物語が始まった時点から既に信頼関係が築けているので、千空が多くを語らなくても「俺は千空を信じる」と言ってくれるし、千空も安心して任せられる。

その絆の強さがはっきりわかるように描かれているのがうれしいし、楽しいです。

――千空は大樹を、もはや名前で呼んでいませんよね。「おい、デカブツ」とか。

小林:確かにほぼ呼んでないですね。

古川:でも大事な場面では、ちゃんと呼んでくれるので、「ああ、よかった」って(笑)。

千空は主人公っぽくなく、大樹は本能&肉体面を意識!?

――それぞれのキャラを演じる時に心がけていることは?

小林:監督から最初に言われたのは「主人公っぽくしないでください」と。でも僕が思い描く千空像とおっしゃっていることは同じだと思ったので、それを守りつつ演じています。

またマッドサイエンティストや悪役っぽい方向に振ってもいいと言われましたが、完全に振ってしまうとちょっと違ってしまうので、善側だけどいかに悪っぽく見えるかを意識しています。

また勝手な印象ですが、科学者はどちらかというと冷静に話すイメージがあるので、ハキハキしゃべらないようにするなど、しゃべり口調や変なクセは意識しながら演じています。

心情的な部分とテクニカルな部分を5:5で混ぜながら演じている感じです。

古川:大樹は頭で考えるよりも先に行動するタイプで、本能に忠実な男なので、野生味を優先して演じています。

また体力担当でもあるので、肉体面に重きを置いた声も大事かなと思って、基本的に肺活量を使いつつ、音圧を強めにしています。

フィジカル的に優れていて、本能的かつ情に厚いところを立体的に見せられるように心がけながら演じています。

 

紅一点の杠(ゆずりは)は明るく、優しく、かわいく。千空たちと付き合える変わったところも

――他のキャラについても。紅一点であり、二人の友人である杠(ゆずりは)も個性的ですね。

小林:それはヘッドフォンの話ですか?(笑)
 
古川:千空みたいな主人公がいて、その親友に大樹ときたら、どんなキャラでもちょっとパワー不足になりますよね(笑)。若干、不思議な雰囲気がありつつ、明るく、優しく接してくれて、芯の部分ではしっかり折れないものがあって。

そしてただ守られるだけの女の子でないところも魅力的なキャラだなと。石の世界(ストーンワールド)を彩る花のような存在だし、純粋にかわいいと思います。

小林:まあ、千空と長い付き合いなわけですからふつうの人のはずがないですよね(笑)。千空が中学生の頃からヤバい実験をしている場にいたわけで。

千空も大樹も杠も価値観や見える景色が人とちょっと違うんでしょうね。それもすべて千空と友達になったせいだと勝手に思っています(笑)。

 

司は「霊長類最強の高校生」!? 彼の行動から目が離せない

――あとはやっぱり司ですね。「霊長類最強の高校生」の呼び名にふさわしく、人間離れした身体能力ですね。

古川:「霊長類最強」といえば、レスリングの吉田沙保里さんを思い出しますけど(笑)、司はすごくインパクトがあるパーソナリティの持ち主で、千空や大樹とは違う価値観だけど、彼には果たすべき目的があって。彼がどう行動するのか、気になるし、目を離せないと思います。

小林:そして頭もいいんですよね。きっと学校の成績も良かったのでは。千空の話にもついていけているし、先読みする能力も彼にひけをとらないくらいクレバーで。だからこそ、自分が思い描く、理想を実現したい、できるという想いが強いんでしょうね。

この作品のキャラたちは簡単に善や悪でカテゴライズすることはできなくて、それ故に袂を分かつこともあるし、社会ってこういうふうにできているんだなと考えさせられるのは司がいるからであり、象徴的なキャラだなと思います。


 

壮大な物語をアニメで見事に表現。美術や音楽も注目ポイント!

――PVなどで映像をご覧になった感想は?

小林:もうすごいというしかありません。この作品は、全人類が石化して約3,700年後の世界が、完全に自然に還ってしまっていたという設定が一番のポイントだと思っています。

壮大な自然のすごさ、例えば杠がいた樹も3,700年後にはこうなるのかと驚かされます。普段は見られない自然が見られるという意味でも、美術を見るだけでも楽しめると思います。

――1話の冒頭のシーンは、ハリウッド映画の大作のようなスペクタクル感があって。

古川:原作の絵の描き込みも圧倒的だけど、アニメも緻密ですごく絵力が強くて。石化した人々や、キャラそれぞれの表情なども素晴らしいです。

それは原作で作画を担当されているBoichi先生のお力も大きいと思います。その力のある原作の絵をアニメでも違和感なく、動きや雰囲気など再現されています。

そして音楽にも注目してほしいです。大自然がフィーチャーされるシーンでは壮大な大自然っぽい感じの曲になる一方で、科学を象徴するシーンになると音色が変わって、現代チックな音になるところがおもしろいなと。

石の世界(ストーンワールド)の中の科学を音楽でも楽しんでください。
 
▼本PV第1弾

 

アニメから石の世界(ストーンワールド)の入口へ! 科学のすごさ、キャラの名言の数々を楽しんでください

――最後に本作の魅力や見どころをお聞かせください。

古川:まず原作ファンの方には実際に動く「Dr.STONE」の世界を見て、肌で感じていただけたら。

この記事で初めて作品を知ったという方には、このアニメを石の世界(ストーンワールド)への入り口として見て、楽しんでいただきたいです。原作自体、パワーがある作品なので、我々もそのパワーに負けないように演じています。

そして皆さんにも力強く、末長く応援していただけたらうれしいです。
 
小林:科学のおもしろさ、科学のすごさを目の当たりにできる作品だと思います。文系の方は理系科目が苦手ということから「難しい話なのかな?」と思う方もいるでしょう。確かに難しいことも言っています。

でもそんなことがわからなくても、おもしろいと感じられるし、今、僕らが快適に過ごせているのは科学があるおかげなんだなと思えて、理系や科学に対しての見方が変わると思います。子供から大人まで幅広く楽しめる作品です。

あと「これは言いたい!」「聞きたい!」名言集が僕の中にたくさんあります。Boichi先生の画力もあって、「ここが印象的!」というシーンが皆さんの中にも絶対あると思います。

一つ一つのセリフを大切に演じているので、皆さんそれぞれの思い入れのあるシーンを楽しみにしていて欲しいです。

ちなみに今、YouTubeで随時配信されている「Dr.STONE科学部」ではメカ千空くんがいろいろな科学実験に挑戦しています。

僕が指令を出しているので、「ごめんね」という気持ちと「でも楽しいよ。これからも頑張れ!」と応援しています(笑)。科学の楽しさを、本編とは違う形で触れてみてください。

TVアニメ『Dr.STONE』作品概要

イントロダクション

全人類が、謎の現象により一瞬で石化して数千年――。

超人的な頭脳を持つ、根っからの科学少年・千空が目覚める。

「石器時代から現代文明まで、科学史200万年を駆け上がってやる!」。

絶体絶命の状況で、千空は仲間を探し、世界を取り戻すことを決意する!

放送情報

TOKYO MX 7月5日(金)22:00~22:30
KBS京都 7月5日(金)22:30~23:00
サンテレビ 7月5日(金)23:30~24:00
BS11 7月5日(金)23:30~24:00
TVQ九州放送 7月8日(月)26:00~26:30
テレビ愛知 7月8日(月)26:05~26:35
テレビ北海道 7月9日(火)26:35~27:05
TBC東北放送 日時未定

※放送開始日・日時は編成の都合などにより変更となる場合がございます。

配信情報

『dアニメストア』にて7月5日(金)より最速配信決定!
その他の配信プラットフォームでも続々配信予定!!

【最速配信】
dアニメストア 7月5日(金)24:00~

【見放題サービス】
AbemaTV
Amazon Prime Video(見放題)
dTV
FOD
GYAO!(各話期間限定無料)
Hulu
J:COMオンデマンド
milplus
NETFLIX
ひかりTV
ビデオパス
ふらっと動画 ほか

【都度課金サービス】
Amazon Prime Video(レンタル)
FOD
Google/YouTube
GYAO!ストア
HAPPY!動画
J:COMオンデマンド
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niconico
PlayStation(TM)Video
Rakuten TV
TSUTAYA TV
VIDEX
アクトビラ
ゲオTV
バンダイチャンネル
ひかりTV
ビデオパス
ビデオマーケット
ムービーフルPlus ほか

※配信開始日は配信サービスの都合などにより変更となる場合がございます。
 

STAFF

原作:稲垣理一郎・Boichi(集英社「週刊少年ジャンプ」連載)
監督:飯野慎也
シリーズ構成・脚本:木戸雄一郎
キャラクターデザイン:岩佐裕子
音楽:加藤達也、堤博明、YUKI KANESAKA
アニメーション制作:トムス・エンタテインメント
 

CAST

千空:小林裕介
大木大樹:古川慎
小川杠:市ノ瀬加那
獅子王司:中村悠一
クロム:佐藤元
コハク:沼倉愛美
金狼:前野智昭
銀狼:村瀬歩 ほか
 
公式サイト
公式Twitter(@STONE_anime_off)

(C)米スタジオ・Boichi/集英社・Dr.STONE製作委員会
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