【『ポケモン』サトシ優勝応援企画】カキ対グラジオ戦が決着! サトシ対グズマ戦はどうなる!?【「燃え上がる炎!ライバルはひとりじゃない!!」振り返り】
放送中のTVアニメ『ポケットモンスター サン&ムーン』では現在、アローラ地方一のポケモントレーナーを決める大会・アローラポケモンリーグが開催されています。
現在は、決勝トーナメントの準決勝が行われている真っ最中。ここまで勝ち上がっているのは、カキ(CV.石川界人さん)、グズマ(CV.加瀬康之さん)、グラジオ(CV.岡本信彦さん)、そしてサトシ(CV.松本梨香さん)の4人です。
8月25日(日)に放送された「燃え上がる炎!ライバルはひとりじゃない!!」では、カキとグラジオのバトルが決着! 続けてグズマとサトシのバトルが始まりました。
本記事では、バトルの内容を振り返りつつ今後の展開を予想していきます。
※放送内容のネタバレを大いに含みますので、まだ放送をご覧になっていない方はご注意ください。
こちらの記事もチェック!
◆TVアニメ『ポケモン』サトシがアローラポケモンリーグで優勝するかもしれない3つの理由
炎よりもアツい大熱戦が決着! 一足早く決勝戦に進んだのは……?
前回から行われていたカキとグラジオの準決勝第一試合は、カキがバクガメス、グラジオがシルヴァディのみを残した状態から再開。
シルヴァディの“ブレイククロー”を、バクガメスが“からをやぶる”によって素早さを上昇させ回避。その隙を突いてカキとバクガメスがZワザ“ダイナミックフルフレイム”を発動させ、勝負を決めに行きます。
“ブレイククロー”をかわされた際に爪が地面に突き刺さってしまったシルヴァディは動くことができずにこれを食らってしまいます。
しかし、直前にグラジオがファイヤーメモリをシルヴァディに投げ渡しており、間一髪でほのおタイプへ変化。“ダイナミックフルフレイム”のダメージを抑えることに成功し、なんとか攻撃を耐えきります。
すでに体力をかなり消耗していたうえに、Zワザを放った直後のバクガメスはまともに動けず、シルヴァディの反撃を受けてしまいます。
これが決定打となり、バクガメスは戦闘不能。よってグラジオの勝利となりました。
負けたカキの「今からお前も、俺のライバルだ! 次は負けない!」というセリフも最高だし、それを受けてグラジオが笑顔で「楽しみだ」と返しているのも、もうエモエモのエモすぎて!!
さて、この結果グラジオが決勝戦へ駒を進めました。つまりはサトシの優勝予想記事(記事リンク)でも書いた、サトシとグラジオのルガルガン対決がかなり現実味を帯びてきたということです!
ところで、この試合でグラジオが選出したポケモンはルガルガンとシルヴァディ。グラジオの手持ちは、ブラッキーとゾロアークが残っています。
ブラッキーは1回戦でリーリエのシロン(アローラロコン)と戦いましたが、ゾロアークはまだ1度も出てきていません。
ゾロアークはもともと、グラジオのお父さんであるモーンの手持ちだったポケモン。グラジオにとっても思い入れの強いポケモンですから、決勝戦ではゾロアークの活躍が見られる可能性が高いと思います!
サトシはグズマのグソクムシャに勝てるのか!?
準決勝第二試合は、いよいよサトシとグズマの対決です。サトシとグズマは、「破壊の帝王グズマ!」で1度戦っています。そのときは、グズマのグソクムシャにサトシのピカチュウが大苦戦。
敗色濃厚だったものの、突然グソクムシャが特性の“ききかいひ”でボールに戻ってしまい、試合は中断となりました。あのグソクムシャをサトシはどう攻略するのか、ここがグズマ戦における最大の不安要素です。
そして迎えた準決勝、グズマの出したポケモンはハッサム。対してサトシはニャヒートです。むし・はがねタイプのハッサムにほのおタイプのニャヒートは超有利! いきなり幸先のいい展開です。
ところが、グズマは即座に“とんぼがえり”を指示。ハッサムはニャヒートに攻撃を仕掛けながらボールへと戻り、代わりにグソクムシャが出てきます。グソクムシャは、むし・みずタイプ。今度はニャヒートが不利になってしまいました。
イリマ戦でのメガガルーラ対策やスイレン戦で見せたアシレーヌ対策の“じごくづき”など、グズマの戦いっぷりはかなりスマート。スカル団のボスとしての印象や技の見た目で損な評価を受けているところがありますが、トレーナーとしての腕はかなり高いです。
“とんぼがえり”によって作った有利をうまく活かし、ニャヒートに着々とダメージを与えていくグソクムシャ。しかし、サトシのポケモンバトルはタイプ相性だけでは語れません。ニャヒートも闘志を燃やし、必死にグソクムシャに食らいつきます。
そして、事件が起こります。ニャヒートが“だいもんじ”を放った瞬間、その気迫に圧されたのか、グソクムシャが“ききかいひ”によってボールへと戻ってしまったのです。そのタイミングがよくありませんでした……。
突然バトルフィールドに戻されたハッサムが状況を把握する前に、ニャヒートが放っていた“だいもんじ”が直撃してしまいます。効果抜群の大技、それも想定外の1撃を食らってしまったハッサムは戦闘不能に。それまで有利を保っていたグズマが、突如崖っぷちに立たされました。
これにはグズマも激しく動揺し、グソクムシャを怒鳴りつけます。なんとか冷静さを取り戻したグズマは「もう、負けはないぞ」とグソクムシャに釘を刺し、グソクムシャも覚悟を決めたように頷きました。
ここでこの週の放送は終了。サトシ対グズマ戦の決着は、次回の放送までお預けとなってしまいました。
まずは試合展開ですが、棚ぼたとはいえサトシが大きく有利になったのは間違いありません。決勝進出に王手をかけたと言ってもいいでしょう。
グソクムシャは少なからずニャヒートから受けたダメージがあります。ニャヒートもダメージを受けているとはいえ、サトシにはまだ無傷のポケモンが1匹残っています。
ですが、このまますんなり勝てるかというと……そううまくもいかない気がします。グソクムシャとニャヒートは相性的にもグソクムシャが有利ですし、仮にあと1匹がピカチュウだったとして、以前のバトルではグソクムシャに圧倒されています。
結局はグソクムシャに勝てるかどうか、そこがカギになるのは変わりありません。
また、個人的にはグズマが抱える問題がどうなるのかも気になります。ククイに対する因縁や無敗伝説、そしてグソクムシャとの信頼関係。今回、グズマがグソクムシャを怒鳴りつけたことは、とくにゲームファンのあいだで物議をかもしました。
というのも、ゲームでのグズマはバトルに負けると自分を猛烈に責め、ポケモンたちを責めることは決してしなかったためです。
アニメとゲームでは設定が異なる場合がある、というのもそうですが、そもそもアニメではまだ決着がついていません。
バトルが終わった際にグズマがどんな言葉をかけるのか、はたまたかけないのか、筆者としてはそこに注目したいです。
そんな注目の「無敗の帝王グズマ!」は9月1日(日)に放送! グズマの無敗伝説にサトシは打ち勝てるのか!? そしてプルメリが漏らしていたグズマの無敗伝説に隠された秘密とは……? 来週もぜひ、アニメ本編を見てから本企画記事も読みにきてください!
###おまけ
[文/竹内白州]
『ポケットモンスター サン&ムーン』概要
毎週日曜ゆうがた6時~テレビ東京系列にて好評放送中!
※一部地域では放送日時が異なります。
(C)Nintendo・Creatures・GAME FREAK・TV Tokyo・ShoPro・JR Kikaku (C)Pokemon