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『ポケモン サン&ムーン』岡本信彦がサトシとのリーグ決勝戦をガチでシミュレーション

『ポケットモンスター サン&ムーン』グラジオ役・岡本信彦さんがサトシとのアローラポケモンリーグ決勝戦をガチでシミュレーション/インタビュー

サトシとピカチュウの、アローラ地方での新たな冒険を描いたTVアニメ『ポケットモンスター サン&ムーン』。

2019年9月8日、アローラ地方最強のポケモントレーナーを決める、アローラポケモンリーグの決勝戦を描いた回が放送されます。

決勝の組み合わせは主人公サトシと、サトシが通うポケモンスクールのクラスメイトであるリーリエの兄・グラジオ。サトシとグラジオは、ときに熱いバトルを繰り広げ、ときに協力して困難を乗り越えてきたライバルどうしでもあります。

そんな激アツの決勝戦を前に、グラジオ役を演じる声優の岡本信彦さんにインタビューを敢行。ポケモン大好き声優としても有名な岡本さんの、『ポケットモンスター』との出会いや思い出、グラジオ役にかける想い、そしてもちろんサトシとの決勝戦についてもお話を伺いました。

なんと、サトシとのバトルを岡本さんなりにシミュレーションしてもらえましたので、ぜひ最後までご覧ください。

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どうしてもミュウツーを倒したい! 悔しさをバネにポケモンバトルに没頭

――『ポケットモンスター』との出会いを教えてください。

グラジオ役・岡本信彦さん(以下、岡本):小学校2年生のときに、ゲームソフト『ポケットモンスター 緑』を買ったのが最初です。当時の我が家では、ゲームは1週間に1時間しか遊んではいけないというかなり厳しい決まりがあったんです。

――1日ではなく1週間に1時間ですか!?

岡本:そうなんです。なので、流行りのRPGを買っても、みんながストーリーをクリアしたころに僕はまだ序盤までしか進んでいないような状況でした。これでは据え置き機でRPGを遊ぶのは無理だと諦めました。

そのころ、ちょうど『ポケットモンスター 赤・緑』が発売されるんです。それを買ってもらってからは、親の目を盗んでずっと遊んでいました。当時、午後9時には寝床についていたのですが、そこから深夜0時くらいまで布団の中でライトを付けながらやっていました(笑)。

――布団にもぐって『ポケモン』を遊ぶのは当時の小学生あるあるですよね(笑)。

岡本:やっぱりみんなやりますよね。当時、ポケモンは小学校でも大ブームになっていて、友だちどうしで通信対戦をして遊ぶこともありました。記念すべき初バトルのとき、僕の手持ちでいちばん強いポケモンはレベル80くらいのニドキングだったのですが、相手はレベル100のミュウツーを6匹も持っていたんです! もちろんボコボコにされて悔しかったのですが、同時に絶対勝ちたいという強い思いも生まれました。僕のポケモンライフはここから始まったんだと思っています。

――負けた悔しさがバネになったと。

岡本:はい。どうしてもミュウツーを使わずに相手のミュウツーを倒してやりたくて、いろいろ試行錯誤をしました。まずはミュウツーのサイコキネシスを耐えられるスリーパーで“さいみんじゅつ”&“ゆめくい”のコンボを試したのですが、すぐに相手は“みがわり”で“さいみんじゅつ”を対策してきました。

――あれ、小学生ですよね? いきなりレベルが高くてビックリです(笑)。

岡本:お互いムキになっていたんだと思います(笑)。つぎに僕が編み出したのは、“ちいさくなる”を使うラッキーでした。どれだけ強い攻撃も当たらなければどうということはないと。

――またクセのあるわざを……(笑)。ここでようやく勝利を掴むのでしょうか?

岡本:……そこまでやっても勝てませんでした(笑)。“ちいさくなる”を使う前に“どくどく”を使われてしまって、じわじわと倒されてしまいました。そこからも、もうどく状態を回復するために“ねむる”を使ったり、ラッキーで“ちいさくなる”を使う前に、マルマインで“でんじは”を使ってミュウツーをまひ状態にしておいたりとか、いろいろ工夫はしていたのですが……。レベル100のミュウツーを6匹は倒しきれませんでした。

――ところで、相手も小学生ですよね……? 伝説のポケモンであるミュウツーを6匹もよく揃えましたね。

岡本:そうですよね(笑)。そんな周りの環境もあってか、小学生のときはかなり真剣にポケモンバトルと向き合っていました。中学高校のころは、ストーリーをクリアするまではプレイしていたのですが、その後バトルまではなかなかやらなくなってしまいました。そして、大学生になってまたポケモンバトルへの情熱が復活するんです。

――そのころはソフトは何が出ていましたか?

岡本:『ポケットモンスター ダイヤモンド・パール』です。まさに寝食を忘れてポケモンを育成していました。この頃からはより本格的にバトルを楽しむようになり、ガブリアスを中心に強いポケモンをたくさん育てました。

『ポケットモンスター X・Y』でメガシンカが登場してからは、メガガルーラをバトルに連れて行くことが多くなりました。“グロウパンチ”で攻撃力をあげて戦うメガガルーラが本当に強かったです。

――7月14日に放送された「マオとスイレン!友情のゼンリョクバトル!!」で、イリマがグロウパンチ型のメガガルーラを使っていましたよね。

岡本:そうなんです! さすがイリマは“わかって”います(笑)。

――グズマのハッサムもよくあの攻撃を耐えられたなと(笑)。

岡本:グズマの作戦が功を奏して持ちこたえていました。ゲームではできませんが、アニメではトレーナーの指示で相手の攻撃を避けることもできますし。

――「かわせ!」はこの世界に生きる全ポケモントレーナーたちの夢です……。さて、アニメのお話もお伺いしていこうと思います。最初にTVアニメを観たのはいつでしたか?

岡本:それも小学生のころで、毎週必ず観ていました。いま思うと、現在放送中の『ポケットモンスター サン&ムーン』は和気あいあいとした雰囲気ですが、当時放送されていた『ポケットモンスター』は思わず涙してしまうような、感動するお話が多かったイメージがあります。

中でもオニスズメたちに襲われたとき、サトシが体を張ってピカチュウを守ろうとするシーンはかなり感動しました。最初は言うことを聞いてくれなかったピカチュウですが、これを機に絆が芽生えるんです。ほかにも、バタフリーとのお別れの話とか、挙げ始めるとキリがなくなってしまいます。

 

アニメ『ポケットモンスター』は、一切の妥協を許さない厳しい現場

――そんな大好きなアニメ『ポケットモンスター』に、グラジオ役として出演することが決まったときはどんな心境でしたか?

岡本:とにかくすごく嬉しかったです。「サトシ」と呼びかけるセリフを言ったとき、子どものころから見ているサトシと会話をしているんだと実感して、胸が震えました。初収録を控えた前日はすごく緊張してしまったので、うなぎを食べて精をつけました。

――緊張したときはうなぎを食べるんですか(笑)?

岡本:普段は焼き肉を食べるんですけど、初めてのポケモンの収録ということもあって、より特別感を出すためにうなぎにしました(笑)。

――緊張はほぐれましたか?

岡本:やっぱり緊張しました(笑)。当然ですが、現場にはレジェンドクラスの声優さんたちがいらっしゃって、しかも皆さん向上心の塊のような方々なんです。僕がこれまでに経験したどの現場よりも厳しい現場で、新人は勉強のために見学した方がいいと思うくらいです。

――具体的にはどのような現場なのですか?

岡本:普通、ポケモンのように長年続いているような番組だと、「松本梨香さんの演じるサトシが正解」になりがちだと思うんです。それがポケモンの現場にはまったくありません。松本さんの演技に対してディレクションがガンガン入れられて、松本さんもそれを受けて演技をブラッシュアップしていくんです。

もちろんそれはサトシだけでなくピカチュウやロケット団の方々も同じで、20年以上やっているレギュラーメンバーの方々がここまでの向上心を持ち続けているということに、圧倒されました。中でもひとつ、「僕はとんでもない現場に来てしまった」と確信した出来事がありまして……。

――何があったのですか?

岡本:とある場面でピカチュウ役の大谷育江さんが「ピカチュウは人間の言葉を理解していないはずだから、この言葉に対して笑顔になるのはおかしくないですか?」と仰ったのです。

僕なら、「もうピカチュウも分かっているんだろうな」と都合よく解釈してしまうだろう場面でした。でも、そこに一切の妥協を許さずに理詰めでひとつひとつ考えている、そんな大先輩の姿を見て大きな刺激を受けたことを覚えています。

僕が演じるグラジオはクールなキャラクターですが、「どうしてクールになったのだろう」と突き詰めるようになりました。

――具体的にどんなことを考えられたのですか?

岡本:グラジオは、バトル中にリアルタイムで分析をしているんです。「つぎに相手があの技を使ったら、こちらはこの技で返そう」というように、ずっと考え続けています。だから口数が少なくなるし、冷静にバトルを俯瞰で見ているから熱くもなりません。ゆえに、グラジオはクールなのです。

――なるほど! 確かにすごく説得力があります。「なぜ?」を突き詰めることでキャラクター像がより明確になっていくのですね。物語が進むにつれて、そうしたキャラクター像が変化することもあるのでしょうか?

岡本:リーリエやルザミーネたち家族の話になったとき、初めてグラジオの子どもらしい姿が見られた気がしました。とくにお母さんであるルザミーネと会話をするときには素の部分が出ることもあるのかなと思っていて、そのときはクールをわざと取っ払うようにしています。

一方、サトシとバトルをするときは、グラジオの方が年上なので、お兄さんとして上から教えてあげるような気持ちを意識して演じています。

――サトシに教えてあげる、というのはいろいろプレッシャーがありそうです(笑)。

岡本:もう岡本信彦としての記憶を消し去りたくなってしまいます。僕の中ではやはり、サトシはもの凄い経験値を蓄えてきたすごい人ですから。でも、あくまで『ポケットモンスター サン&ムーン』でのサトシは未熟で、バトル経験もグラジオの方が豊富なんです。

最初はサトシに胸を借りるような気持ちで臨んでしまって、「グラジオの方がお兄さんだから、もっと余裕をもって」とディレクションを受けたこともありました。

――岡本さんの記憶ということで言うと、ゲームにおけるグラジオの記憶を持ったまま演じるのも大変なのではないかなと思ってしまいます。

岡本:大変でした(笑)。なので、ゲームとは世界線をずらして考えるようにしています。ゲームでのグラジオはスカル団に所属していましたが、アニメでは所属していないという違いもありますし、その切り替えはスムーズにできました。

家族との関係性もけっこう違います。ゲームでは怖い一面があるルザミーネも、アニメでは優しいお母さんですから。

――優しいお母さんで本当によかったです!

岡本:イメージが変わったという意味では、リーリエもそうです。これは人によるかもしれないのですが、ゲームでのリーリエにはすこしあざとさを感じてしまうことがあったんです。

――あぁー、純粋にかわいいので忘れていましたが、言われてみれば言動はあざとかったかもしれません(笑)。

岡本:僕も物語を進めるうちにいつの間にかリーリエの魅力にハマっていったのですが、アニメでは最初からいっさいあざとさを感じないんです。真堂圭さん(リーリエ役)のおかげかもしれませんが。

**プロデューサー:++じつは、演出面でも工夫をしました。“がんばリーリエ(※)”も、最初は自分で言わず、マオに言ってもらうようにしたのです。

※がんばリーリエ……リーリエがゼンリョクをだすときの姿。髪型と服装が変化する。

――そんな工夫があったのですね。確かに、自分で言うのと人が言うのとでは印象がかなり変わります。リーリエと言えば、Zワザを使うときのセリフが完全にグラジオの影響を受けて……。

岡本:中二病になっていました(笑)。リーリエ、お前もか! と思わず笑ってしまいました。

プロデューサー:あのシーンはわれわれプロデューサー陣もずっと温め続けてきました(笑)。

――グラジオは最初からあのセリフを言い続けていますが、演じるときはどういう気持ちなんですか?

岡本:「これはどういう気持ちで演じましょうか?」ということは初期のころにディレクターさんとお話をしました。先ほどもお話した通り、ただ格好いいからだけでは許されない現場ですので、論理的な理由を定めないといけませんでした。

結論を言うと、あれは自分を鼓舞するためのルーティーンなのです。あのセリフを発することでパワーが上がるような願掛けをしています。

――そう考えると、サトシやカキも同じようにお決まりの台詞があります。グラジオほど特殊ではありませんが(笑)。

岡本:そうですね。それにしてもよくもあんなにセリフが出てくるなとは思います。使うZワザによってセリフも変化しますから(笑)。

 

ゾロアークのイリュージョンがカギ。岡本さんならサトシとどう戦う!?

――さて、いよいよグラジオとサトシの決勝戦が始まります。どんな展開になるのかワクワクしますが、もし岡本さん自身がグラジオのポケモンを使ってサトシと戦うなら、どんな戦いかたをしますか?

岡本:確実にピカチュウが出てくるので、シルヴァディに“グラウンドメモリ”を持たせてじめんタイプにします。そのうえで、初手はブラッキーを出して様子見です。ブラッキーには“ラムのみ”を持たせて、技構成は【のろい、しっぺがえし、ねむる、でんこうせっか】とかにしましょう。

――様子見と言いつつ、そのまま勝負を決め切りそうな技構成ですが(笑)。

岡本:サトシの最初のポケモンによってはいけそうです。ただ、幻のポケモン・メルメタルは防御がものすごく高いので、倒しきれるかどうか……。グラジオはあまり特殊攻撃が強いポケモンを持っていないので、メルメタルを倒すのには苦労しそうです。

――かなりゲーム寄りの視点で語っていただきました。今度は、アニメの世界観だとどうなると思いますか?

岡本:ゾロアークの特性“イリュージョン”をどう使うかがカギになる気がします。相手の攻撃に当たるとイリュージョンが解けてしまうので、そこは「かわせ!」を駆使して(笑)。ブラッキーに化けて、“あくのはどう”を使っていればずっと騙しながら戦えそうです。

――“あくのはどう”はゾロアークとブラッキーが共通して覚える技ですし、なかなか見破られなさそうです。

岡本:後は、アニメだとシルヴァディのメモリをバトル中に投げ渡してタイプを変えられるんです。相手のポケモンに合わせてタイプが変えられるなんて、理論上最強だと思います。

それでもサトシのルガルガンには苦戦しそうです。ルガルガンは“カウンター”を覚えていますが、ゲームでは耐えられないような攻撃もアニメでは気合で耐えることがあるので、その後の“カウンター”には警戒しないといけません。

――“カウンター”はグラジオのルガルガンも覚えていますから、熱いカウンター合戦が行われるかもしれませんね(笑)。それでは、最後にサトシとグラジオの決勝戦を楽しみにしている皆さんにメッセージをお願いします。

岡本:決勝戦は、いままで育ててきたポケモンたちの集大成を見せる場でもあるので、珍しく熱くなっているグラジオが見られると思います。

また、バトルするポケモンたちみんなにドラマがあるんです。とくにお互いの最後のポケモンは、これまでに経験したすべてが詰まっているような、まさに集大成にふさわしい組み合わせでのバトルになります。ぜひ、この熱いバトルを楽しんでください!

〔取材・文 竹内白州〕
 

『ポケットモンスター サン&ムーン』概要

毎週日曜ゆうがた6時~テレビ東京系列にて好評放送中!
※一部地域では放送日時が異なります。

ポケモンリーグ勝敗予想キャンペーン実施中!

(C)Nintendo・Creatures・GAME FREAK・TV Tokyo・ShoPro・JR Kikaku (C)Pokémon
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