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冬アニメ『宝石商リチャード氏の謎鑑定』櫻井孝宏&内田雄馬 対談

宝石を通して心の交流やそれぞれの人生を描くヒューマンドラマが魅力の“ジュエル・ミステリー”冬アニメ『宝石商リチャード氏の謎鑑定』櫻井孝宏&内田雄馬インタビュー

2020年1月9日(木)より放送のTVアニメ『宝石商リチャード氏の謎鑑定』。本作は、美貌の敏腕宝石商・リチャードと、彼が店主を務める宝石店「ジュエリー・エトランジェ」でアルバイトをすることになった正義感溢れる大学生・中田正義が、宝石店に持ち込まれる様々な“謎”を紐解いていくジュエル・ミステリーです。

そこで、リチャード・ラナシンハ・ドヴルピアン役の櫻井孝宏さんと、中田正義役の内田雄馬さんにインタビュー! 作品やキャラクターの印象、演じる上で意識したことなどを伺いました。

櫻井さんから見たリチャードは「すごくまぶしい人」!

――まず、出演が決まってのお気持ちや作品の第一印象、台本を読んでの感想をお聞かせください。

中田正義役の内田雄馬さん(以降、内田):そうですね……(考え込む)。

リチャード・ラナシンハ・ドヴルピアン役の櫻井孝宏さん(以降、櫻井):どうした? 口火を切ったから(先に話すのかと)……(笑)。

内田:(笑)。まず宝石商ということで、僕のこれまでの人生において、宝石に関わることがなかったので、「どのような話になるんだろう?」という期待がありました。

実際に台本を読ませていただいたら、宝石にまつわる人たちのお話、宝石を通して人の心を読み解いていくようなお話になっていて。

エトランジェを訪れるお客様一人ひとりの心情やストーリーもしっかり描かれているのが面白くて、楽しんで収録させていただいております。

櫻井:僕も同じです。そんなに宝石に触れる機会もないですし、「ダイヤモンドは高い」くらいの知識しかなかったんですが……(笑)。

“ジュエル・ミステリー”を標榜しているタイトルなので、いわゆるディテクティブ(刑事モノ、探偵モノ)的なものを連想される方もいると思いますが、そういうことではなくて。

迷路に迷い込んでいる人たちを出口まで送り届ける、みたいな宝石を通した人と人との心の交流のお話になっています。

訳ありの人たちがたくさん登場する作品で、正義やリチャードも実は秘密を抱えた人物だったりして、エピソードにほろ苦さや、切なさ、人の悲哀も感じられます。

その結末は両手を上げてハッピーエンドとは言えないかもしれないけれど、その先につながる道、扉を開けるような解決を見せてくれる、そんな作品なんだなと、台本を読んだ時に感じました。

――キャラクターを演じる上で意識したことや、お互いのキャラの印象はいかがですか?

櫻井:アフレコにはオーディションの時に組み立てたキャラクター(役作り)のまま臨んでいます。リチャードはとてもスペックが高く、非常に美しい、いつも正しくて、僕から見るとすごくまぶしい人です。

宝石の世界ではとても大きなお金が動きますし、何か国語も話せるように努力しながら、世界各国の人とやり取りをする中で今のリチャードの地位を築いてきたことを考えると、とんでもない人だなと思います。

この作品の冒頭で、正義と出会う、僕にとってのリチャードはそこからのスタートだと感じていて。

僕はリチャード役ですが、正義の視点からのリチャードも知ることができるので、それがアフレコでは役立っているというか。

正義がいるからこそ、リチャードだけを見ていてはわからないようなリチャードの心の動きが見えたり、彼も気づいていない彼自身の内側を拾いながらお芝居しています。

なので、正反対とも思える正義の存在というのは、バディ……ともちょっと違う気もしますし、うまく当てはまる言葉が未だもって見つかっていなくて(笑)。

内田:(賛同するように、うなずく)。

櫻井:バディ、相棒、友達、師弟関係、先生と生徒、仲間……何でしょうね。関係性を表す言葉はいっぱいあるんですけど、まだピタリと当てはまる言葉が見つからないです。

ただ、 正義の人間性、個性というか、彼に対してのリスペクトや、親しみなんかも徐々に見えてくるので、作品の形としてはやはりバディが近いのかなと思います。

内田さんが感じる“正義”を体現したようなキャラの魅力的なポイントとは?

――内田さんはいかがですか?

内田:そうですね、まさに「名は体を表す」なんて言葉がありますけど……。

櫻井:言い回しが笑点みたい(笑)。

内田:(笑)。まさに“正義”という名前の元に生まれて来ているんだなと思うくらい、自分の中で正しいと思ったことを、きちんとやる人。まっすぐ、自分の考える“正義”に基づいて相手のために動ける人です。

ベーシックな部分は、自分の中で考えて、自分で選んだ“正義”なので、たまには相手にとって良いことだけじゃなかったりするんですけど、間違いなく誰かのことを思った末に選択していることなので。

本気で誰かのことを考えてあげることができるという、良いまっすぐさを持っている人だなと思います。

でも、自分の中で決めたことがあるからと言って、完全に人のことをはねのけるのではなくて、相手の言葉も聞いた上で、自分の中で考えて判断するところ、誰かを思えるところに、相手のことをちゃんと感じたい、受け止めていきたいという部分もあって。

正義のそういうところが、本当に気持ちがいいなと、僕自身は感じています。

正義とリチャードは生まれた国も違いますし、正義にはない考え方や知識・経験をリチャードはたくさん持っていて。

リチャードから受け取ったものを、自分として何を選んでいくかを、自分の中で消化しようとしている姿に正義の素直さみたいなものも感じて。お互いに影響しあっているのではないかと思います。

――最後に、注目ポイントなど、ファンの方へメッセージをお願いします。

櫻井:僕らと同じように、宝石商がどんな日常を過ごしているかご存じない方もいれば、宝石が好きで馴染みやすいテーマだと感じていらっしゃる方も多いと思います。どのような視点からも楽しめる作品になっておりますので、是非、様々な観点で見ていただければと思います。

この作品に登場するキャラクターのように、自身と向き合い過ぎてしまうあまり、自分を卑下したり、マイナスの面ばかり見ようとしたりして、自分でも自分のことがわからなくなってしまう、そんな人って、結構多いなと思ったんですよね。

ただ、自分のことがわからなくなってしまったとしても、大切にしている物や、自分を投影しているような物が、自身を代弁してくれるなんてこともあって。この作品ではそれが宝石であり、キーアイテムになっていて。

宝石商のリチャードと正義が、宝石を介して出会う人たちの心に触れていき、光をもたらすような、解決に導いてくれるお話だと思います。

ファンタジックなストーリーというよりは、日常のいち場面として、皆さんにも親しみをもって見ていただけるのではないかなと思うので、しっとりとした時間を皆さん味わっていただければなと思います。

内田:本当に、櫻井さんがおっしゃられた通りで。

櫻井:いやいや(笑)。

内田:作中では、皆さんの日常生活の中でも感じるような身近な出来事や悩みが登場します。

エトランジェを訪れるお客様の相談を、宝石商という立場で紐解いていく中で、人によっては共感したり全然違うなと思ったり、いろいろな感想を持たれると思います。

物事にはいろいろな答えがあるということ、人間の多様性を教えてもらえるような物語です。宝石に込められた意味やパワー、宝石を通して出会う、いろいろな人物の人生を感じながら、作品を楽しんでいただければと思います。
 

関連情報

・ニコニコ生放送にてリバイバル配信決定!!
TVアニメ「宝石商リチャード氏の謎鑑定」放送直前特番“ジュエリー・エトランジェ” オープニングパーティー

日時:2020年1月9日(木) 22:30~
出演:櫻井孝宏(リチャード・ラナシンハ・ドヴルピアン役)

     内田雄馬(中田正義役)

   MC:天津向
視聴URL:https://live2.nicovideo.jp/watch/lv323536520

 

TVアニメ「宝石商リチャード氏の謎鑑定」

■放送情報
2020年1月9日(木)24時よりTOKYO MX、BS11、AT-X、WOWOWにて放送開始!!

TOKYO MX:1月9日(木)毎週木曜24:00~
BS11:1月9日(木)毎週木曜24:00~
AT-X:1月9日(木)毎週木曜23:30~ ※リピート放送あり
WOWOW 1月15日(水) 毎週水曜 24:30~ ※第1話は無料放送
※放送時間は都合により変更になる場合がございます

【配信情報】dTV、GYAO! 他にて配信予定

■イントロダクション
正義感の強い大学生・中田正義は、ある夜、酔っ払いに絡まれていた美貌の外国人・リチャードを助ける。彼が宝石商であることを知り、祖母が死ぬまで隠し持っていたいわくつきの指輪の鑑別を依頼した正義。リチャードの鑑別により明らかになったのは、彼女の過去、真実、そして想いだった。

それをきっかけに、正義はリチャードが店主を務める銀座の宝石店「ジュエリー・エトランジェ」でアルバイトとして働くことになる。

エトランジェに日々持ち込まれる様々な“謎”を紐解く中で、少しずつ変化していくリチャードと正義の関係性。 しかし2人には、それぞれ誰にも明かすことのない秘密があった―。

~美しき宝石商と正義感溢れる大学生が紡ぐジュエル・ミステリー、開幕~

■STAFF
原作:辻?村七子「宝石商リチャード氏の謎鑑定」(集英社オレンジ文庫)
監督:岩崎太郎   
構成/脚本:國澤真理子
キャラクター原案:雪広うたこ
キャラクターデザイン/総作画監督:近藤奈都子
リチャード監修:川添政和
美術:一色美緒
色彩設計:歌川律子
CGプロデューサー:神林憲和
宝石監修:工藤 直一(日本宝石特許鑑定協会)
撮影:塩川智幸
編集:今井大介
音響監督:本山哲
音楽:戸田信子
アニメーション制作:朱夏
ほか

■CAST
リチャード・ラナシンハ・ドヴルピアン CV.櫻井孝宏
谷本晶子 CV.花澤香菜
中田正義 CV.内田雄馬
下村晴良 CV.井口祐一
ほか

<OP>「宝石の生まれるとき」やなぎなぎ (2月19日発売)
<ED> 「Only for you」 Da-iCE
※17th シングル「BACK TO BACK」 に収録。好評発売中!!

原作情報

「宝石商リチャード氏の謎鑑定」辻村 七子 装画:雪広 うたこ
 第1巻~最新第9巻 集英社オレンジ文庫より大好評発売中!!

公式サイト
公式ツイッター(@jeweler_richard)

(C)辻?村七子/集英社・宝石商リチャード氏の謎鑑定製作委員会
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