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TVアニメ『ネコぱら』八木侑紀×佐伯伊織 対談VOL.2【連載】

【連載】TVアニメ『ネコぱら』ショコラ役・八木侑紀さん×バニラ役・佐伯伊織さん対談VOL.2|第一印象からお互いにキュンキュン

好評放送中のTVアニメ「ネコぱら」。パティスリー「ラ・ソレイユ」を舞台に、個性豊かな人型ネコたちが織りなすハートフルストーリーは、今期注目作のひとつです。

アニメイトタイムズでは、メインキャラクターを演じるキャストやスタッフへのインタビューを毎週掲載。第2回は、前回に引き続きショコラ役の八木侑紀さんとバニラ役の佐伯伊織さんにお話をうかがいました。

《連載バックナンバー》
□第1回:八木侑紀×佐伯伊織 対談VOL.1
□第2回:八木侑紀×佐伯伊織 対談VOL.2
□第3回:八木侑紀×佐伯伊織×森嶋優花対談VOL.1
□第4回:八木侑紀×佐伯伊織×森嶋優花対談VOL.2

現場で作り上げる物語はこんなにも輝くものだと実感

――第2話の感想をお願いします。

八木侑紀さん(以下、八木):第2話の前半は「ショコラのスパイ大作戦」だと思っていて(笑)。童心に帰れるというか、ショコラに「一緒に遊ぼう」と言われているような気持ちで楽しく演じていました。

あと、第2話ではバニラがポン酢の歌を歌ってくれたんですよ。第1話で私が勝手に鼻歌で創作したポン酢の歌を、バニラが歌ってくれてちょっと嬉しかったです。

――あれは八木さんが作った歌だったのですね。

八木:適当メロディはアドリブだったんですよ(笑)。「カツオのたたきにポン酢が一番?♪」と、お使いの時に適当に歌ったのを受け継いでくれて。メロディーが合っていたので驚きました。

佐伯伊織さん(以下、佐伯):フィーリングです(笑)。すごくテンポが良かったので。第2話はショコラとバニラの掛け合いがいっぱいあって、デレデレバニラになっていたり、ショコラが尻尾で???ちゃんを隠すのがめっちゃ可愛かったです。

八木:いろいろあったけど結局は2人がベッドで寝ているシーンで終わるので、やっぱりこの2人は仲良しなんだなって思いました。

――アフレコでのディレクションや印象深いエピソードはありますか?

佐伯:最初に作っていったバニラは、もっと感情が台詞にのっていたんですよ。でも、ディレクションで「バニラはショコラにはすごく甘いけど、ショコラ以外には普通に自己完結することがあって、あまり人に言葉をかけない」という風に言われて。ショコラとショコラ以外の人との間に差をつけるように意識しました。

八木:自分で作ったものと現場との違いは私もすごく感じます。自分で作ったのはどうしても「自分の中のショコラ」であり、それが自分の中のバニラたちと対話するような練習になってしまって。

でも現場では、皆さんが実際に発した言葉での空気の流れを肌で感じるんです。それこそ、バニラは自分が思っていた以上にめちゃめちゃショコラのことが好きだったので、「じゃあ(ショコラも)もっとこうしなきゃ!」とか。練習とみんなで作り上げていく物語とではこんなにも違うし、こんなにも輝くお話になるんだと実感しました。

佐伯:現場ならではだよね。

八木:反射神経で返したら練習とは全然違うものが出たのに、それが一番良かったりして。それをテストで初めて気づいて、本番はこれでいこうとなったことも結構ありましたね。

佐伯:それから、立花さん(水無月嘉祥役の立花慎之介さん)にはすごくお世話になりました。立花さんはOVAの時から嘉祥さんをやられていたので、「OVAでのバニラはこうだったよ」「こうするともっとバニラっぽくなるんじゃない?」とすごく親切に教えてくださって。山本(靖貴)監督とも一緒に詰めていった感じです。

――そんなショコラとバニラと同じように、2人もアフレコ現場で仲良く?

八木:それが、第1話の時はなんとなく隣に座りづらくて。緊張していたし、端っこがいいなと思って(笑)。

佐伯:主人公なのに端っこに座っているんですよ(笑)。そこは私の席!って。

――いや、それも違う気が。2人とも真ん中あたりでいいのではと思いますよ。

八木:それで、最初はひとつ席をあけて座っていて、ちょっと喋っているうちに「と、と、隣座ります?」という感じになって。のちのち隣に座るようになりました。その絶妙な距離感も今ではいい思い出です(笑)。

――いつから隣になったのですか?

八木:写真撮影をやらせていただいた後に一緒にご飯食べに行ったんですよ。そこでいろいろ喋ってからですね。

 

第一印象からお互いにキュンキュンしていました

――2人は本作で初対面だったとのことですが、第一印象はいかがでしたか?

八木:「可愛い!」と思いました。

佐伯:(同時に)「ちっちゃい!」と思いました。

八木・佐伯:(笑)

八木:失礼な言い方かもしれないんですけど、「顔が好きなんです」って言っちゃったんです。

佐伯:いや~、嬉しいですよ。侑紀ちゃんも顔がいいのはもちろんなんだけど、ちっちゃくて可愛いなと思って。私153cmなのに、私よりも全然ちっちゃくて。

八木:そんなに変わらないですよ。147cmですから! 私からしたらだいたい一緒です(笑)。(佐伯さんは)目が大きくてくりっとしていて、ネコちゃんみたいだなとも思いました。

佐伯:ツリ目だからね(笑)。それと、初対面でご挨拶した時に、すごく丁寧な方だなと思って。

八木:私もすごく真面目な方だなって。本当に1話1話すごく真剣に取り組んでいるんですよ。アフレコの時間が変更になった時も、1時間遅く来てもいいと言われたのに、心配だから1時間前に行きたいと言っていたぐらいで。

佐伯:いやいやいや。それで言うなら、侑紀ちゃんは包容力があるし、こんな可愛い声で「おはようございます。八木侑紀です」って言われたら、もうね。

八木:それは言うよ!(笑)

佐伯:キュン!ってなりました。

八木:お互いにキュンキュンしていましたね(笑)。

――そのキュンキュンしている感じが、演技にもにじみ出てきているかもしれないですね。

佐伯:確かに。仲の良さがいい感じに演技にのると嬉しいですね。

八木:第1話の時に、監督も「この作品はとにかく可愛くほのぼのしていて、見ている方にも優しい気持ちが伝わるようにしたいので、役者さん同士も和やかにいきましょう」と言ってくださって。仲良くできてよかったなと思います。

――ちなみに、佐伯さんは歌手として活動する時の名前が「NU-KO」ですよね。これはネコと関係あるのですか?

佐伯:もともとネコが大好きだったので、NU-KOという名前にしたんですよ(笑)。ゲームをやる時はずっとこの名前を使っていて。だから、今回ネコの役ができたことに運命を感じるというか、ご縁があるなと思いました。

八木:すご~い!

――では最後に、第3話の見どころをお聞かせ下さい。

八木:ショコラは喜怒哀楽がはっきりしている子なんですけど、???ちゃんに対するピュアな気持ちがすごく出ていて、優しいなって感じました。そして、そんなショコラをバニラが心配していて。第3話は思いやりにあふれた、ショコラに母性が芽生える瞬間というか、母性を感じる回だと思います。

佐伯:それこそアニメならではのところだと思いますので、ぜひ楽しみにしていただきたいです。

[文・千葉研一]
 

 

作品情報

TVアニメ『ネコぱら』

2020年1月9日(木)より放送開始
TOKYOMX 22:00-
BS11 24:30-
AT-X 21:00- ※リピート放送あり
※放送時間は変更の可能性がございます

STAFF

原作:NEKO WORKs
監督:山本靖貴
シリーズ構成:雑破業
キャラクターデザイン:平野勇一
音楽:立山秋航
アニメーション制作:FelixFilm

CAST

ショコラ:八木侑紀
バニラ:佐伯伊織
アズキ:井澤詩織
メイプル:伊藤美来
シナモン:のぐちゆり
ココナツ:水谷麻鈴
水無月時雨:M・A・O
水無月嘉祥:立花慎之介
???:森嶋優花(※アニメ新キャラ)

公式サイト
公式ツイッター(@nekopara_anime)

(C)NEKO WORKs/ネコぱら製作委員会
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