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『浦島坂田船の日常』浦島坂田船メンバーインタビュー

浦島坂田船の4人がアニメキャラ&自身で演じた『浦島坂田船の日常』のDVDが2020年2月に発売! メンバーのうらたぬきさん、志麻さん、となりの坂田さん。、センラさんにインタビュー!!

2013年結成、動画サイト中心に活動し、2016年にメジャーデビュー後、3rdアルバム『V-enus』でオリコン1位を獲得。その後、アニメタイアップ曲を担当したり、ライブ活動も精力的に行っている浦島坂田船。そのメンバー4人がアニメキャラになり、声優も自身で担当したショートアニメ『浦島坂田船の日常』が2019年10月に放送! 

SDキャラ化した4人が転校生部を結成し、楽しくもバカバカしい学園生活する姿を描いた日常系アニメ。増岡 弘さん、松岡禎丞さん、代永 翼さん、杉田智和さん、下野紘さん、など豪華キャストも話題になったアニメが2020年2月26日にDVD化!

浦島坂田船のうらたぬきさん、志麻さん、となりの坂田さん。、センラさんにアニメ化の感想やお気に入りのシーン、気になるDVDに収録される未放送分13話についてお話ししていただきました!

アニメ化オファーにショートアニメ&学園ものでとオーダー

――『浦島坂田船の日常』はどのような経緯でアニメ化&制作が決まったのでしょうか?

うらたぬきさん(以下、うらたぬき):オファーは「やらないか?」くらいの軽いテンションでしたね。僕らもおもしろいからやってみましょうとOKしたけど、元々の原作が存在しないので、『血液型くん!』みたいなショートアニメでやらせていただければと。

センラさん(以下、センラ):いつもCDリリースの時にボイスドラマも併せて作らせていただいていますが、その脚本を書いてくださっている内田(裕基)さんにお任せしたら間違いないかなと。こちらからは「学園もので」とだけお伝えして、丸投げした感があります。

――そしてアニメ制作が決まった時の感想は?

うらたぬき:「あっ、マジでやるんだ」と。原作がない中でどうするのかなと思っていたので正直、驚きのほうが多かったですね。

志麻さん(以下、志麻):普段はインターネット配信が主な活動ですが、視覚的に楽しめるアニメになることで今までにない体験ができるなというワクワク感もあったけど、「本当に形になるんだろうか?」と不安のほうが大きかったです。そして完成した映像を見た時、「アニメになったんだな」と実感が湧きました。

となりの坂田さん。(以下、となりの坂田。):決まった時、僕は「正気ですか?」と思ったし、ファンの方からの反応も「正気ですか?」でした(笑)。僕らが結果的に目指しているところは皆さんと楽しいことを共有したいので、その1つとして楽しみながらやれたらいいなと思いました。

センラ:志麻君と一緒で不安でした。僕らはいろいろなことをやらせていただいているけど、ノリとしては舞台は変わっても普段の自分たちを見せているだけなので、アニメになった時、果たして受け入れてもらえるのだろうか? と。もしかしたら打ち上げ花火みたいに終わってしまうかもしれないと。ですが、皆さんには2019年の夏のツアーのパシフィコ横浜公演の最後に発表したんですけど、歓声がすごくて。

となりの坂田。:特報みたいな感じで、絵もちょっと見せて。

センラ:その瞬間、ちょっと安心しました。

SDキャラでより4人が身近に。プロの仕事に感動!

――皆さんが男子高校生になって、何気ないけど、おもしろい学生生活の日常がかわいく、おもしろく描かれていて誰でも楽しめるアニメでした。

うらたぬき:等身大で動かすよりもSDのほうがお子さんや広い層の方にも触れてもらいやすい気がして、いいなと思いました。

志麻:かわいくて、スピード感もあって、家で笑っちゃうくらい、おもしろかったです。

となりの坂田。:全然、俺と顔が違うなと(笑)。僕自身、アニメが一週間の楽しみになっていました。

センラ:僕はこれまで手作りで作ってきたので、プロの方が作るとこんなに素晴らしいものになるんだと感動したし、うれしかったです。

――4人が転校生部を作って、活動するという斬新な設定もおもしろかったです。

うらたぬき:ある意味、テキトーですね。

センラ:ほとんど学校内で4人だけのシーンだったので、今度は体育祭や文化祭などもやってみたいねと4人で話していたので、もしまたアニメの話があれば。
となりの坂田。:学校あるあるもまだまだあるし。

――TV放送の最終回(12話)はきれいな終わり方だったので、いい青春アニメを見ていたかのような錯覚に陥りそうになりました。

センラ:「俺達の青春の瞬きは、これからも絶えることはない」というモノローグ的なナレーションで。

うらたぬき:突然締め出した感がありますよね。打ち切りマンガやアニメみたいな(笑)。

――今回のDVDには放送された12話に加え、新作1話も収録されるそうですね。

うらたぬき:幻の13話はとてもコメントしにくい内容になっております。ネタバレうんぬんではなく。

センラ:黙って見ているのもしんどいな。

うらたぬき:もし上映会があって、13話を皆さんと一緒に見てくださいと言われたら真顔で見るしかないよね。

となりの坂田。:何かしゃべらないと間がもたなさそう。

志麻:見てもらえばわかります。

センラ:とりあえずは不思議な回ということだけお伝えしておきます。

アニメのお気に入りのシーンとは

――アニメのお気に入りのシーンを教えてください。

うらたぬき:やまだぬきがしゃべったところですね。やまだぬきは僕の相棒として肩にのせていましたが、せっかくのアニメだし、しゃべらせてほしいなと思っていました。そして8話で実現して、声を代永 翼さんにお願いしましたが、自分の子供がしゃべったくらいのうれしさで、お気に入りのシーンになりました。

志麻:電気ショックも使ってたよね。

うらたぬき:ピカチュ○的な存在と言っておきます(笑)。

となりの坂田。:僕が憧れていた声優の杉田智和さんが番長役で出演してくださって、ご一緒できたのが夢のようでした。

志麻:校長先生が登場した朝礼のエピソードが好きです。4人の掛け合いのテンポがすごくよくて、『笑っていい○も』をオマージュした「そうですね」のくだりもおもしろくて、何度も見直してしまいました。校長先生役を増岡 弘さんが演じてくださったんですけど、ネット上の反響もすごくて。

となりの坂田。:幼稚園の頃から『それいけ!アンパンマン』を見ていましたが、ジャムおじさんを演じている方と共演できるなんてとんでもないことですよね。人生何があるか、わからないものですね(笑)。

センラ:サブキャラを演じたり、ゲストで出演してくださった声優さんが豪華でありがたかったですね。僕と志麻君が他の2人にドッキリを仕掛けた7話は、志麻君と漫才チックな感じでテンポよく会話が続くのが楽しかったです。

――収録時の印象的なエピソードを教えてください。

うらたぬき:放送尺が短かったので、早口でちゃんと言っているセリフの意味がわかるようにするというのが難しかったです。特に難しかったのは1話でしたが、3話くらいからみんなもテンポ感に慣れてきて。1話は登場回で、自分が一番しゃべったから印象深いです。

志麻:セリフ量とタイムを合わせるのが難しかったです。ボイスドラマは何度か経験していますが、あまり時間を気にせず、自分の間でしゃべることができたし、うらたさん以外の3人は画面を見ながらタイムに合わせてセリフを言うという作業自体が初めてで。早口でセリフを言うのは難しかったけど、テンポ感にもつながっていてよかったなと。あとガヤが楽しかったです。

うらたぬき:と言いつつも僕らだけだと4人しかいなかったので、杉田さんと(古文の先生役の)松岡(禎丞)さんに協力していただいてガヤを録らせていただきました。

となりの坂田。:収録時にはマイクが4本しかないので、出演者が5人以上いる時、セリフがない時はすっと抜けて、空いているマイクに入るマイクワークが難しかったです。緊張感もあってまったく余裕がなくて、セリフの後もずっとそこに残っていたら、センラと杉田さんが一生懸命入れ替わっていて、センラがめっちゃ頑張っていて。

うらたぬき:一番右のマイクだけグルグルしてて。

センラ:アニメは初めてで、段取りを説明されても「何でマイクを人数分用意しないんだろう?」と思っていたくらいなのに、4人以外の方もいると初めてのマイクワークをしなくてはいけないし。杉田さんという大御所がいるにも関わらず、坂田が全然動かなくて。汗ぶわ~とかきながら。

となりの坂田。:申し訳ないなと思いつつ、ちょっとおもしろいなと思ってました(笑)。

――声優としても活動しているうらたぬきさんにとっては4本もあればやりやすいのでは?

うらたぬき:めちゃめちゃやりやすかったです。普通の作品だと20名以上なんて当たり前だし。

となりの坂田。:え~っ!?

志麻:マイク20本とか用意すればいいじゃん。

センラ:何で?

うらたぬき:予算! 予算!

OP曲「カレンダーリマインダー」は学生生活を冒険に例え、青春時代の大切さを歌ったさわやかな曲

――ちなみにOP曲「カレンダーリマインダー」も歌われています。ラップ風の言葉の速射砲がテンポよく、歌舞伎っぽさや和風なテイストもあるけど、楽しくさわやかな楽曲ですね。

うらたぬき:「今を大事に生きろ」のフレーズが好きです。アニメのOP映像では学園生活が描かれているけど、歌詞の中ではそれを冒険に例えられていて。ある有名RPGでも「いのちだいじに」という作戦名がありますが、楽しかった想い出でも年齢を重ねると記憶が薄れたり、忘れてしまうこともあって。だから今、10代や20代の青春期を過ごしている人には青春の1ページ、今しかない時間なんだと意識して精一杯過ごしてほしいというメッセージも込められているので、歌詞もじっくり聴いてもらえたら。

志麻:浦島坂田船にはたくさんのオリジナル曲がありますが、この曲は今までで一番レコーディングが難しかったなと。アニメ本編に似てテンポが速かったり、ラップパートも早口で、しかも歌詞のパート分けもかなり細分化されているので、「自分は今どこを歌っているんだろう?」と見失いそうになることが多々あって。でも4人の声がそろって完成した時、また伝説の曲が誕生したと実感できたし、お気に入りの1曲になりました。

となりの坂田。:疾走感があって、明るい曲なのに子供の頃に感じたノスタルジックな空気感もあって。大人になるにつれて子供の時代の大切なことを1つずつ忘れてしまっている気がしますが、そんな子供時代のことを少し思い出させてくれる曲だなと思うし、「今を大事に生きる」ってそういうことかなって思います。

センラ:今流行りの異世界転生ものに登場するような言葉が並んでいて。「放課後はトレジャー」とか。それくらい青春は短く、貴重なものだし、僕らの音楽を聴いてくれる方は学生の人が多いので、今しかできないことを大切にしてほしいというメッセージが込められています。今、ニコニコ動画やYouTubeでは既にフルバージョンが公開されています。アニメのOPとは違う映像ですが、ぜひ一度聴いてみて、青春の輝きや素晴らしさをかみしながら素敵な日々を過ごしてもらえたらいいなと願っています。

オーディオコメンタリーも収録で2度おいしい!

――改めてここを見てほしいという点やオススメの楽しみ方のご紹介をお願いします。

うらたぬき:まずは全話見ろ(笑)。あとオーディオコメンタリーが付いているので、本放送でご覧になった方はオーディオコメンタリーを聞きながら見るのもいいのでは?

志麻:僕らが地獄のようにベラベラしゃべっているのも聞けて二度おいしいと。

――ショートアニメなので毎回時間が短いからコメンタリーも早足になりそう。

センラ:1つのことについてずっと話していないので、場面に追いつけないという。

となりの坂田。:ただ僕らが楽しく話しているだけです。

――あとDVDだと映像を止めてじっくり見られるので新たな発見も。

となりの坂田。:改めて見てもらうならセンラのあのシーンでモザイクがかかっていたやつが消えているか、くらいかな。

センラ:ないない! より薄くなってるとかもないから。

――もし今後、アニメの第2期があるとしたらどんな世界観や設定のものがいいですか?

となりの坂田。:ぶっちゃけ学校じゃなくてもいいのかなと。ファンタジー世界や、「○○の呼吸」や「○○の実」を使う世界とか。

うらたぬき:サスペンスドラマや、ちょっとホロっとくる『の○太の結婚前夜』とか。

志麻:4人の?

となりの坂田。:それだと4人のおばあちゃんも出てくるやんか。

志麻:外に出てみたいですね。動物園とか海に行ったり、異世界もいいですね。でもあのテンポ感はそのままで、別の場所でおもしろいことをしてみたいです。

センラ:僕らはライブもしているので、転校生部でライブをしようという題材にして、音楽を作ったりする描写があって、最後にライブを成功させるというお話もおもしろそうだなと思います。

アニメとして動く4人と仲良しぶりが見られるのが魅力。2月23日からはツアーもスタート!

――改めてTVアニメ『浦島坂田船の日常』の魅力とは?

うらたぬき:1話では出会いということもあり、そこまで仲良くなかったキャラたちが2話からすっかり仲良しになっていて。いつも生配信等でも僕らの仲良しぶりを見ていただいていますが、アニメでも見られるところでしょうか。

志麻:僕もアニメからもにじみ出る仲の良さ感が魅力かなと思います。

となりの坂田。:アニメで僕らが動いているところ。それに尽きます。

センラ:ライブをしているアーティストをそのまま1クールのアニメ化することって、たぶん初めてだと思うんです。それに加えて、アニメがおもしろい。大きな挑戦をして、それが成功したことがすごいことだと思うし、支えてくれたファンの皆さんもすごいと思います。

――今後の予定を教えてください。

センラ:2月23日から約3カ月に渡る全国ツアーが始まります。全13カ所15公演で、今まで行ったことがない地域を中心にまわります。ネットでは見ているけど、生では見られないというファンの方たちに会いに行こうと。

となりの坂田。:皆さんが会いに来るのではなく、浦島坂田船が勝手に会いに行く、みたいな。それくらいの距離感で楽しんでいただけたら。

うらたぬき:そのツアー中にいいお知らせが皆さんに届けられればいいなと思っていますが……。

志麻:さて……。

アニメが終わっても浦島坂田船の活動は続く。今後もみんなと一緒に楽しいことを!

――皆さんへメッセージをお願いします。

うらたぬき:アニメは1クールで一旦終了となりましたが、僕ら4人の活動は続いているし、春ツアーも盛り上げたいし、もっとみんなと会える機会を作りたいなと思っているので、これからもよろしくお願いします。DVD買ってね。

志麻:台本上だとみんなのセリフの後に☆が付いていましたが、映像では見えません。だからこのセリフに☆が付いているんだろうなと想像しながらDVDを見てください。いつも応援してくれてありがとう。DVD買ってね。

となりの坂田。:いくらサントラCDも収録された初回限定版が2,500円と安くてもみんなにはムダ遣いしてほしくなくて。僕が言いたいのは「DVD買ってください」。

センラ:アーティストの方で「新しいことをやっていきたい」という人はたくさんいるけど、そういう人に限ってやっている人って少ないなと。やったとしてもよくあることだったり。そういう意味でも『浦島坂田船の日常』は斬新な挑戦だったと思います。そんな挑戦を支えてくださった皆さんにも感謝です。これからも新しいこと、楽しいことを一緒にやっていきましょう!

作品情報

TVアニメ『浦島坂田船の日常』

▼アニメイト通販でのご購入はこちら

2020年2月26日発売
初回限定版(DVD+特典CD) 2,500円(税別)
通常版(DVD) 2,000円(通常版)
発売:NBCUniversal Entertainment

イントロダクション

学校生活ーーそれは誰もが一度は経験するかけがえのない日々。
クラスの人気者になれば誰もが羨むハイスクールデイズを送れると相場は決まっていた。
転入生であるうらたは高校デビューを華麗に決めようと
どきどきしながら教室の扉を開こうとしたーーその時だった。
立ち塞がったのは同じく高校生の志麻、坂田、センラ!
彼らは敵か味方か、それとも一体……!?
わくわくどきどきな転校”青春”ストーリーが今、幕を開けるーー!

スタッフ

原作:浦島坂田船
キャラクター原案:月森フユカ
シリーズ構成・脚本:内田裕基
アニメキャラクターデザイン・作画監督:横山紗弓(あにめあーる)
音響監督:飯田里樹
音楽:高田雅史
監督・美術監督:池内翔
アニメーション制作 GAINAX京都

キャスト

うらた CV:うらたぬき
志麻 CV:志麻
坂田 CV:となりの坂田。
センラ CV:センラ

「浦島坂田船の日常」公式サイト
浦島坂田船 公式ツイッター(@USSS_info)

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