浅沼晋太郎さん、鈴村健一さん、森久保祥太郎さんがAD-LIVE力を見せつけた「AD-LIVE ZERO」千葉公演4日目（昼・夜公演）をレポート

2019年9月に、4日間8公演が行われた鈴村健一総合プロデュースによる即興舞台「AD-LIVE ZERO」。

同年10月に悪天候の事情により、「AD-LIVE ZEROソト★アソビ」が開催中止となってしまいましたが、「3人でのAD-LIVEが観たい！」という多くのファンからの声に応える形で、2020年1月18日に、幕張国際研修センターにて浅沼晋太郎さん、鈴村健一さん、森久保祥太郎さんによる特別公演が上演されました。

キャラ設定や舞台設定など、すべてをくじで決める「AD-LIVE ZERO」のフォーマットのまま、メインキャスト3人で挑む公演は昨秋の興奮をよみがえらせました。

※以下、【】内はくじで決まった設定やアドリブワードです。

“引きの良さ”と“機転”で濃密な物語に

約3か月ぶりの復活となった昼公演。鈴村さんは【ネガティブの塊】で【記憶喪失】になっている全身緑の男・光、森久保さんは【寝ることが大好き】で【すぐ忘れちゃう】・ひろし、浅沼さんは【無職】で【1度死んで蘇った】浮世離れした出で立ちの男・ピリオドとして登場しました。

物語の舞台となったのは【1年に1つだけ望みを叶える店】。ここで寝ていたひろしと、床に倒れていた光は、ピリオドの登場によりハッキリと目を覚ましました。

しかし、2人とも記憶が曖昧。ピリオドが「（さっきまで）闘ってたじゃん！」と声をかけますが、ひろしは「そうだっけ？」と頭をかくばかり。光も記憶喪失ゆえにぜんぜん心当たりがなさそうです。

ともあれ、会話を交わしていくうちに光の記憶は断片的に想い出されていきました。不思議なポーズをとったり、「レッド、ブルー、パープル……」とつぶやいたりと、どれも意味深です。

すると、ピリオドは光に向かってこう言います。

「君はヒーローだったんだ」

なんと光は、5人くらいの仲間とともに悪に立ち向かうヒーローだったのだとか。

そのため、悪者だというピリオドと闘っていたそうです。次々と出てくるファンタジー要素に、ひろしは頭が混乱します。

すると、そんなひろしにさらなる事実が突きつけられました。

「この世は、隕石の追突・スターバーストギャラクシーによりもうすぐ滅亡する」と……。

特別公演の初回は、なんともスリリングな導入となりました。くじには、このお店にやってきた理由を決めるものもあるのですが、くじとは思えない設定の妙に感嘆！

【世界滅亡のを危機を救う】ためにやってきたヒーロー光に対し、ピリオドは【ヒーローを倒すために】という理由があり、ヒーローともども地球を滅亡させたい考え。

さらに、ひろしは【自分の人生を終わらせるため】に店に来ておりピリオドに賛成します。願い事が1つしか叶わないのに意見がまっぷたつに分かれてしまいました。果たして結末は…？

エンディングトークで3人は「終わらないかと思った……」と何度も言っていましたが、森久保さんが機転を利かせ軌道修正し物語に厚みがある壮大な物語に！即興劇の醍醐味を堪能できる展開でした。

「よっしゃー!!」で華麗に幕を引いた千秋楽

夜公演は、【日本代表選考会の会場】が舞台。

浅沼さんは【異世界に憧れている】【自称人気YouTuber】のマッカー、鈴村さんは【偏差値が測定不能なほどのお馬鹿】で【元ヤン】のツネ、森久保さんは【いっつも焦っている】【ドジっ子】のかずまとして、選考会場へとやってきました。

マッカー曰く、霊能力者の日本代表選考会が行われるらしいのですが、彼はそれを撮影するために潜入しただけ。日本代表候補となっているのは、ツネとかずまのようです。

ツネは設定通りにとにかくお馬鹿。「YouTube」や「動画配信」について説明しても理解できないうえ、ミカちゃんぽんという女性芸能人と付き合うために日本代表候補となったミーハーな男でもありました。

対するかずまは、マッカーの友人でありながら重度のドジ。事あるごとにスナック菓子をぶちまけたり、お茶をこぼしたりして2人をハラハラさせました。こんなツネとかずまが、本当に霊能力を持っているのでしょうか？

そんな疑問が頭をよぎりましたが、ここで主催者が現れマッカーにこう言います。「十分資格があると思いますけどねぇ」。

どうやら、マッカーは自分にも霊能力があることを隠していたよう。その能力とは、ある一定の時間、対象人物の映像を見続けていると背後にその人の前世の姿が見えるというものでーー？

キャラクターの性格を決めるくじの結果により、マッカーは「痛い」、ツネは「バカ」、かずまは「ドジ」とそれぞれに強い個性を身につけましたが、話が進むにつれそれだけではない人物像が見えてきて物語に奥行きを生み出していました。

60分のなかで見ごたえのあるシーンが盛り沢山です。

また、くじで決まったラストの行動と、物語の方向性【最後の最後に大ドンデン返しが待っている】も見事に回収！　観客からはひときわ大きな拍手がおくられました。

「3人がちゃんと（物語を）繋いでいたね」と、アフタートークの鈴村さん。

「疲れたけど楽しかった！」と晴れやかな笑顔を見せたかと思えば、大千秋楽恒例、アドリブワードを使って総括をするフィナーレも【よっしゃー!!】という気持ちのいいワードで締めくくりました。

2時間前にならないと世界観もキャラ設定もわからず、事前準備がほぼできない「AD-LIVE ZERO」。

高いアドリブ性を追い求めると、話が破綻するリスクも高まるものですが、5日間10公演で11人のキャストが出来ることを証明してくれました。「AD-LIVE ZERO」の第2弾にも期待したいところですね！

「AD-LIVE ZERO」Blu-ray&DVD商品情報

2月26日より順次、公演のBlu-ray&DVDの発売も決定！！詳細は公式HPをチェック！！
　
■2020年2月26日（水）発売
第1巻（梶裕貴×前野智昭)
第2巻（吉野裕行×鈴村健一)

■2020年3月25日（水）発売
第3巻（仲村宗悟×森久保祥太郎)
第4巻（寺島拓篤×豊永利行)

■2020年5月27日（水）発売
第5巻（浅沼晋太郎×鈴村健一×森久保祥太郎)

【通常版】
仕様：本編ディスク2枚組
価格：各7,500円＋税（Blu-ray/DVD共通価格）
特製ブックレット／オリジナルステッカー（各公演ロゴ使用）／BACK STAGE（約30分収録）：各公演の本番前のくじ引きの様子や本番中の演出部の様子などをまとめたバックステージ映像 ※本編のネタバレを含みますのでご注意ください／オーディオコメンタリー(夜公演)／特典映像(CM、PV)※各巻共通

▼アニメイト通販での購入はこちら

【アニメイト限定セット】
仕様：通常版＋AD-LIVE ZERO Animate Special Disc

AD-LIVE ZERO Animate Special Disc 収録内容
｢CAST AFTER TALK」
各公演終了直後の出演者による対談映像

｢DIRECTORS AFTER TALK」
演出部3名が各公演を振り返るトーク映像！
出演：鈴村健一／森久保祥太郎／川尻恵太

価格：各8,000円＋税（Blu-ray/DVD共通価格）

　


　

　

　

　

　

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第1巻：Blu-ray：ANSX-10161～ANSX10162／DVD：ANSB-10161～ANSB10162
第2巻：Blu-ray：ANSX-10163～ANSX10164／DVD：ANSB-10163～ANSB10164
第3巻：Blu-ray：ANSX-10165～ANSX10166／DVD：ANSB-10165～ANSB10166
第4巻：Blu-ray：ANSB-10167～ANSB10168／DVD：ANSB-10167～ANSB10168
第5巻：Blu-ray：ANSX-10177～ANSX-10178／DVD：ANSB-10177～ANSB-10178

※商品の仕様は予告なく変更になる場合がございます。／パッケージジャケットは後日公開致します。

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