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TVアニメ『ネコぱら』M・A・O×立花慎之介 対談VOL.2【連載】

【連載】TVアニメ『ネコぱら』水無月時雨役 M・A・Oさん×水無月嘉祥役 立花慎之介さん対談VOL.2|「愛」を感じられた時雨メイン回の第8話

好評放送中のTVアニメ『ネコぱら』。パティスリー「ラ・ソレイユ」を舞台に、個性豊かな人型ネコたちが織りなすハートフルストーリーは、毎回見る人を笑顔にしています。

アニメイトタイムズでは、メインキャラクターを演じるキャストやスタッフへのインタビューを毎週掲載。第8回は前回に引き続き、ネコたちの飼い主である水無月時雨役のM・A・Oさん、そして時雨の兄でありパティスリーソレイユの店長兼パティシエ・水無月嘉祥役の立花慎之介さんにお話をうかがいました。


 

根本にあるテーマは愛!

――第8話は時雨のメイン回でした。

M・A・Oさん(以下、M・A・O):本当に愛を感じられる回でしたね。ネコちゃんたちみんなが元気のない時雨ちゃんを心配して、落ち込む要素を探しては解決しようとしてくれて。時雨ちゃんのことを想って奮闘するネコちゃんたちの愛が伝わってきて、とても幸せでした。

――立花さんはどうでしたか?

立花慎之介さん(以下、立花):普段しっかりしている時雨が何かおかしくなって、それをみんなで解き明かしていく謎解きサスペンスみたいな感じがありました。そして、今回のテーマの根本には「愛」があったと思います。ネコたちの時雨に対する愛と、時雨のネコたちに対する愛があって、その暴走した結果がこの8話なんじゃないかなと。

個人的に印象的だったのは、最後にネコに囲まれて時雨が寝るシーンがあるんですけど、そこでM・A・Oちゃんがアドリブで、こそっと寝ぼけた感じに「よいではありませんか」って言ったことですね。これが良かったんですよ。

M・A・O:崖から落ちる時も「よいではありませんか! よいではありませんかあああ!」と言っているので、入れてみようと思いました(笑)。

――時雨のテンション感は1話の中ですごく変わりますよね。そこを演じる上で気をつけた点などはありますか?

M・A・O:心配されるぐらい沈んでいても、冷たくはならないように気をつけました。今はそういう気分になれなくて……という態度でも、決してネコちゃんたちを嫌いになったわけではないので、突き放す感じにならないようにと心掛けました。

あと、兄妹の会話シーンでは、今まで言葉にしてこなかった想いが溢れていて、すごく素敵だなと思いましたね。

――兄妹の会話シーンもそうですし、嘉祥は本当に優しいなと感じますよね。

立花:基本的に、嘉祥は頼まれたらやらなきゃと思う面倒見の良さや優しさがあるんですよね。ネコからの頼みもそうですし、時雨からの頼みもそうで。

――今回、兄と妹を演じているおふたりですが、メイン役で共演したのはTVアニメ「DD北斗の拳」(2013年に第1期、2015年に第2期を放送)以来だと思います。久しぶりの共演で、何か印象は変わりましたか?

立花:当時からM・A・Oちゃんは落ち着いた感じの子だなとは思っていたんですけど、年月が経つことによって大物女優感というか(笑)。

M・A・O:そんな(笑)。

立花:違う違う違う(笑)。会う前は、名前のインパクトもあってすごく我の強い子なのかなって印象もあったんですよ。でも、会ってみたらとても落ち着いた感じの子で。そこから年月を経て、役者としていろいろな現場を踏んできたことで、より落ち着いてきたなと思って。

M・A・O:ありがとうございます!

――M・A・Oさんはその当時はまだ声優としてのキャリアが浅かったですからね。立花さんの当時の印象はどうでしたか?

M・A・O:自分の世界を持っておられる方、という印象がありました。すごくミステリアスな雰囲気があって。あ、あと、カードゲームがお強いという印象も(笑)。

立花:正解です(笑)。

――ショコラ役の八木侑紀さんとバニラ役の佐伯伊織さんは、立花さんがすごく優しくいろんな話を聞いてくれると話していました。とてもいい先輩だと。

立花:この作品は若い子が多くて、男性が僕以外はほぼいないというちょっと特殊な現場なんですが、現場の空気作りは考えました。やっぱり現場の空気をしっかり作った方が、若い子たちも芝居をしやすいだろうと思って。なので、なるべく話しかけたり、いろいろ対応したりと意識的にやっていますね。

昔はそういうことを全然考えなかったんですけど(笑)。今では経験を積んだこともあって、意識的にやろうと思うようになりました。メインの2人は年齢的にも経験的にも浅くて、この2人が楽しくやってくれないと現場はうまくいかないですから。

――そういう先輩がいてくれるのは素敵ですね。若い人たちが安心して演技に集中できるでしょうし。

立花:若い時は、自分のことで手一杯ですからね。自分がどうやって目立とうとか、そういうことばっかり考えていました(笑)。それが年を取ると、いい作品ってみんなで出来上がるんだとより感じるようになるので、その一環かなと思います。

(C)NEKO WORKs/ネコぱら製作委員会
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