この記事をかいた人

- 石橋悠
- 1989年福岡県生まれ。アニメとゲームと某王国とHip Hopと自炊を愛するアニメイトタイムズの中堅編集者。

――夏の長編アニメについてもお聞きしてよいでしょうか?
茂木:この記事っていつ頃に出るものでしたっけ?
――3月の後半です。
茂木:スタッフやキービジュアルが解禁される「特報ティザー」が3月末に予定されているので、それ以降の記事になれば、書いていただいて大丈夫だと思います。
アニメ化についてはたくさんの人が絡んでいるものなので、あまり気安く見えるのもアレなんですが、僕個人としてはとても楽しく、アニメスタッフの皆さんとやっています。
自分の予想以上に、深く制作に携われるポジションにおいていただいて、おお大変だなぁと思う反面、とてもやりがいを感じています。
※新型コロナウィルスの影響で上記の掲載タイミング、特報ティザー情報がこの時期に変更となっています。
――今回のアニメでも深く監修されているということでしょうか。
茂木:今回発表された原案・脚本・音楽プロデューサー以外にも、予想以上にたくさん監修させていただいています。というかプリプロ部分で言えば、すべて監修させていただきました。こういうものにしましょう、というアニメ作品としてのコンセプトもやらせていただきました。音楽を担当される出羽世彰さんへも、こちらからオファーをさせていただきました。
これは東映アニメーションさんが根本的に、ナナシスのファンの皆さんを裏切りたくない、という気持ちを強く持って企画を持ち込んできてくださったためです。僕個人としては、状況が状況なら監修さえも入らなくてよい、と思っていたのですが、東映アニメーションさんの希望でそうはなりませんでした。そして監督・副監督・総作監の皆さんをはじめ、制作スタジオであるランドックスタジオさんも同じ気持ちでやっていただいています。
――そのコンセプトというのをお聞きしてもよろしいでしょうか?
茂木:「物語と音楽」を使って、ナナシスのファンの皆さんも、そうじゃない初めての人も楽しめる作品にする、というものです。「物語と音楽」に関しては、自分が担当する部分でもありますし、そこから逃げても何も残りませんから。
――打ち合わせやスタッフの皆さんとはどうでしょうか?
茂木:どう言えばいいのか、わからないですけど、良い出会いをいただいたと日々感じています。実は、監督・副監督・総作監のお三方とはほぼ同じ年なんですよ(笑)。それもあって雑談含めて、打ち合わせは楽しいです。もちろん仕事は常に真剣ですが。
でも、世代が同じだからとかいう以前に、クリエイティブとは、作品作りとは、世に作品を出す意味とは……みたいなものを皆さんしっかりとお持ちになっている。「言っても、それ商品だから」みたいなことを言われたとしても「そんなことは分かってんだよ!で、どうするのかだけど」みたいなイメージというか(笑)。話のスタートがそこからなのがすごくいいなと思って。こういう方たちと出会うことができて幸せですし、東映アニメーションさんには感謝の気持ちしかありません。
――ストーリーはどのようなものになるのでしょう?
茂木:もうタイトルである『-僕らは青空になる-』も出ているので、話せるところだけですが、ストーリーは完全新作となります。しかし、世界観と時系列はしっかりと原作ストーリーに乗っかっています。パラレルワールドではない、ということです。なんとなく自分のポケットに取っておいたストーリーなんです。いつか使うかもしれないと思って。取っておいてよかった(笑)。
――それは期待ですね! 最後に、気になる今後のライブやデビューですが……。
茂木:どちらも明言できなくて申し訳ないのですが、とはいえ、ライブについては引き続き開催を目指して進めています。
また、デビューについては、すでにご理解いただいている皆さんもいるとは思いますが、 制作・運営側だけで決められるものではないんです。時期やタイミングも含めて、関わるすべての人の了承が必要になる。もちろん、最大限の努力はしていきますが、必ずすべてのご期待・ご要望に制作・運営側だけでお応えすることはできないことは、皆さんにご理解いただけると幸いです。
――聞いてしまい、すみません! !
茂木:いえいえ、なにより今は『6.0』と長編アニメを皆さんにお披露目できる日を心待ちにしています。頑張って制作していますので、楽しみにしていてください。
――ちなみに非常に興味が湧いてしまったので、お聞きします。『6.0』が終わった時、ご自身はどんな心境になると思いますか?
茂木:うーん(しばらく考えて)……解夏、ですかね。たぶんそんな感じです(笑)。でもとにかくまた夏がくるので、少しでも良いものになるよう、頑張ります。
[インタビュー/石橋悠]
※このインタビューは2020年2月20日に行われ、3月下旬に公開予定でしたが、新型コロナウィルスの影響により公開を2020年4月29日へ延期しました。

1989年(平成元年)生まれ、福岡県出身。アニメとゲームと某王国とHip Hopと自炊を愛するアニメイトタイムズの中堅編集者兼ナイスガイ。アニメイトタイムズで連載中の『BL塾』の書籍版をライターの阿部裕華さんと執筆など、ジャンルを問わずに活躍中。座右の銘は「明日死ぬか、100年後に死ぬか」。好きな言葉は「俺の意見より嫁の機嫌」。

アイドル戦国時代と呼ばれる現代とは対照的に、アイドルがいなくなった時代<西暦2034年>を舞台にした新世代アイドルコンテンツ制作プロジェクト『Project-7th』(プロジェクトセブンス)から発信するアイドル育成ゲームです。
若く新しい才能によって描かれる魅力的なキャラクターたち。女の子一人一人との出会いと成長を丁寧に描いたストーリー。kz (livetune)氏、ヒゲドライバー氏やJunky氏など、新進気鋭の若手アーティストたちによって制作されたオリジナル楽曲をプレイできるリズムゲーム。
CDのリリースやLive公演以外にも、コミックマーケット、マチ★アソビ等へイベント出展するなど、アイドルコンテンツが氾濫する現代に一石を投じるべく、新世代の才能により制作された本作は、多彩なメディアミックスコンテンツを目指すプロジェクト全容の第一弾です。
配信形式:スマートフォン(iOS、Android)向けアプリ
ジャンル:アイドル育成リズム&アドベンチャーゲーム
対応OS:iOS 8.0以降 (一部機種を除く)/Android OS 4.1以降
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