TVアニメ『PSO2 エピソード・オラクル』よりキャラクターソングCDが発売！　発売記念インタビュー第3回はクラリスクレイス役・悠木碧さん＆ダークファルス【双子】役・釘宮理恵さん！

ダークファルス【双子】役・釘宮理恵さん「素直な気持ちで聞いたら明るい台詞も、この双子が言うと怖いなと感じる」

――収録はいかがでしたか？

ダークファルス【双子】役・釘宮理恵さん（以下、釘宮）：楽しかったです！

――【双子】ということでそれぞれに歌いやすさの違いなどはあったのでしょうか？

釘宮：どちらも同じくらい難しかったです。男の子の役で歌うことはあまりなかったので、どのような声の出し方がいいのか探り探り相談させてもらいながら、キーも調整していきました。

仮歌では淡々と歌っている印象だったので、子どもが学校の歌のように淡々と歌い上げるのも、逆に不気味で怖いのかなと思っていました。でもやはり、少し狂気も含んだほうがいいのかなと悩んだりして、どんな出来上がりを思い浮かべて演じていけばいいのか考えながら収録していくのは楽しかったです。

――ひとりで男女のデュエットをやるのは初めてのことだと思います。男の子、女の子それぞれの歌い分けなどは意識されましたか？

釘宮：そうですね。ひとりでデュエットは初めてだと思います。

アニメやゲームでの演じ分けでいうと、男の子のほうは無邪気さのなかにすべてを秘めているイメージ。悪い感じを全然出さないで、すべてを楽しんでいる、悪いことをしても罪悪感がないというふうに演じました。

女の子のほうは、痛めつけることに喜びを持っているというか、意識を持った悪というイメージです。

なので、歌においても、男の子はカラッとしていて、女の子はニチャっとしている感じというか。そういった雰囲気になっていればいいなと思いながら収録しました。

――どのような楽曲なのでしょうか？

釘宮：正しいキャラクターソングという感じです。キャラクターの精神性、作品での立ち位置などのなにもかもが楽曲に反映されていて、非常に秀逸だと思います。

メロディーは明るいんですけど、全体に怪しさと不気味さも漂っていて。終始マイナーなトーンになっていて、よくできているなと思いました。

――お気に入りのフレーズなどはありますか？

釘宮：難しいですね。本当に全部の台詞が彼らの言いそうなことばかりで。やはり「永遠に楽しもうよ　動かなくなるまで」ですかね。

――確かに【双子】っぽさが全面に表れている歌詞ですよね。

釘宮：そうですね。どの台詞も“ぽさ”が溢れているので好きです。あとは「ようこそ絶望の庭へ」もいいんですよね。

素直な気持ちで聞いたら明るい台詞も、この双子が言うと怖いなと感じてしまうものがいっぱい詰まっています。

――ありがとうございます。では、最後に『PSO2』ファンのみなさまへ向けてメッセージをお願いします。

釘宮：ゲームのときから応援してくださっている方はもちろん、アニメで知ってくださった方にも、「歌でキャラクターを表現するとこんなふうになるんだ」と感じてもらえると思います。

もともとあるキャラクター像をさらに豊かに、増幅してくれるような素敵なキャラソンを歌わせていただきましたので、ゲーム、アニメの世界と合わせて“歌”の世界でもキャラクターに触れて楽しんでいただけたら嬉しいです。

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— アニメイトタイムズ公式 (@animatetimes) May 29, 2020